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■春波(11)

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12月7日(土)、礼音は長崎県の雲仙に行った。
 
前日、山村マネージャーと一緒に、最近煌の専用機に近くなっている黄色いホンダジェットで長崎空港に飛ぶ。雲仙温泉に車で移動し、地蔵旅館に泊まる。ここは千里さんが経営している旅館なのである。〒〒テレビ取材班の千里さん・明恵さん・希望さん及びアリスさんも来ていて、お茶を飲んだ。
 
お茶は長崎県内で採れる彼杵(そのぎ)茶だが、特別なウェルカムスイーツとして頂いた“つつじのかぜ”というお菓子が物凄く美味しかった。
 
最近では稀少なニホンミツバチの蜜を使っているということだった。日本蜜蜂は蜜の生産力が低いので、あまり多くは作れないため普及品には西洋蜜蜂の蜜を使っているらしい。その普及品もいただいたが、この普及品も特上品には及ばないもののかなり美味しいと思った。(ついでに箱でもらったので帰京してから信濃町ガールズたちに配った)。
 
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「普及品は菜の花蜂蜜とアカシヤ蜂蜜をまぜてそれに少量のマロン蜂蜜も加えている。西洋蜜蜂の蜜は蜜源とする木や草によってかなり味が変わるんだよ」
「へー」
「私はこのお菓子に関わったお陰で全国20箇所で養蜂園を経営することになったし、40箇所ほどの養蜂園と取引している」
「凄いですね」
 
それで鹿涙島に温室を作って蜜蜂を飼っているのである。温室は暖かくするためと、蜂が逃げて近隣の住民に被害を及ぼさないためである。
 
なお礼音が泊まった部屋は温泉付きのラグジユアリールームである。
 

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翌日は朝から旅館の送迎車で仁田峠(にたとうげ 1079m)に行く。ここからロープーウェイで妙見岳の頂上(1333m)まで登る。そしてここから、いつものメンバーで、国見岳(1347m)、普賢岳(1359m)と縦走した。但し今回は南田兄弟は来ていない。その代わりにアリスさんが加わっている。
 
なお雲仙の最高峰は1991年の噴火でできた平成新山(1483m)だが、登山禁止である。
 
それぞれの頂上で記念写真を撮った。下山した後は地蔵旅館に戻り、ゆっくりと部屋付きの温泉で身体を休めた。
 
翌日は雲仙の地獄などでも撮影をした。真知子岩で真知子巻きして記念撮影もした。
 
「これを真知子巻きというんですか」
「岸惠子さんが撮影の時に思いつきでやったのがその後流行したんだよ」
 
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12月8日(日)、父ちゃんが来たので、ひとみは母とも一緒に街に出て、音楽教室の今度のクリスマス会で着る衣裳を買ってもらった。父ちゃんは「センスに自信が無い」と言うので選ぶのはお母ちゃんである。(お父ちゃんの服は90%がしまむららしい!)
 
「ドレスでいいよね」
「まあそれでもいいかな」
 
選ぶ時、母はとても楽しそうであった。金色の丸いイヤリングと、エナメルのパンプスも買った。
 
「やはり女の子は可愛い服着せれるからいいわあ」
「ははは」
「あんた小さい頃はドレス着てくれたのに」
「当時は男の服とか女の服とか何も考えてなかったからね」
「やはり幼稚園の内に性転換手術を受けさせるべきだった」
「あはは」
「でもあんたいつの間に女の子になったんだっけ?」
「ぼくは男の子だけど」
「それはあり得ない」
 
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「この子が男の服を着た写真を私は持ってない」
とお父ちゃんは言っていた。
「生まれた時から女の子だったから、そんなものは無いよ。生まれてすぐちんちん切ったからね。臍の緒と一緒に」
 
そんな馬鹿な。
 
「こないだこんな写真が出てきたよ」
と言ってお父ちゃんは小さな女の子が白雪姫みたいなドレスを着ている写真を見せる。百日祝いか何かの写真かも。
「美甘の写真だっけ?とも思ったが、藍子が違うというから、たぶんひとみの写真だと思う」
「うん。これはひとみだよ」
「やはりな」
 
母はその写真を自分のスマホで撮影していた。ぼくこんな小さい頃から女の子の服着てたのか。
 

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12月9日、ひとみはまた生理が来たが無難にすごした。前日、実はお父ちゃんと会った頃から3日目まで女の子の身体になっていた。
 

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12月15日(日)、信濃町ガールズの本部生昇格試験がおこなわれ、下記4名が昇格した。
 
1.高田恵里 中3 小倉 三萩エスト
2.種田結梨 中3 山口 秋吉サント
3.桃田洋助 中2 福島 磐城弘樹
4.沢村明美 中3 埼玉 久保孝昭
 
沢村君はこれまで何度もドラマや映画に出ているし、煌のバックダンサーとして紅白にも出ているので
「なんで君が今更昇格試験とかに出てくるの?」
などと言われていた。これまで氷川チャイムや赤城ヤヨイ・石山ジュンなどといった強力なライバルに敗れてなかなか本戦に出てこられなかったのである。関東や北陸は激戦区である。
 
「君女子寮に入る?男子寮に入る?」
「できたら男子寮に」
「性転換手術受けてもいいよ」
「まだ父のお許しが出てないので」
 
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彼は充分女装が行ける容貌で、そのうち女の子になっちゃうかも知れないけど、当面は男の子でいきます、と本人は言っていた。
 
「女の子になりたい?」
「よく分かりません。周囲からはよく女の子になりなよとは言われてたけど。母もよくスカート買ってくれるし」
 
下着はほぼ女物でスカートもたくさん持っていると言っていた。彼はどうも
「男になっちゃうとかもったいないよ。女の子になりなよ」
とか言われると嬉しいタイプのようである。
 
「信濃町ガールズのユニフォームはスカート穿くよね?」
「パンツでもスカートでも行けると思います」
 
ゆりこは彼の部屋にはスカートのユニフォームのみを置いた。
 
「ほんとに女子寮にはいってもいいけど」
「なんか怖そうだから男子寮で」
 
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うん。女子寮に行くと解剖検査されるのは確実だね。
 
彼は男子寮で、何度も共演している三国舜の隣の部屋が割り当てられた。
「良かった。横川君が居た!女子制服着た人ばかりだから、ここ女子寮?と不安になった」
「女子制服で通学している人が多いからね、沢村君も女子制服で通学したかったら佐々木さんに言えばいいよ」
「どうしよう?」
 

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2023年4月以降の女子寮の部屋移動
 
●2023.6
A4階の4人をA5階(3室しか使われてなかった)に上げ、A3階の6人はA4階に上げる。これでA2,A3が完全に空く。
 
●2023.7-8
2023ビデオガールコンテストで入賞した子たちがA3階に入居
 
新男子寮が完成し、男子は旧寮から引越。セレン・クロムはカデットに移動。
 
●2024.01
品川ありさが結婚に伴い退去(夫のマンションに同居)
 
新宿駅からアルタに辿り着けない!ありさなので、専任のドライバーに加えて付き人も2人付けるなどありさの引越は大変であった!
 

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●2024.3
月城すずみ(松崎元紀)が司法修習を受けるため退去。
入瀬コルネが富山から引っ越してくる(妹のホルンの部屋に同居)
 
2023年12月の昇格試験に合格した子たちは暫定的にA2階に入れた。
 
斎藤・左倉は社員寮へ(煌のバックバンド入り)。
七尾ロマンと石川ポルカを5階に上げる。
ヴァンドオを4階に。太田・中村の女優組を4階に。
川泉姉妹・月城姉妹・広瀬姉妹を3階に。
入瀬姉妹を309(少し広い部屋)へ。
その隣に麻生ルミナを。
春野若菜・バニショコ・ももくりをC1階に。
 
立花紀子にフロアアップを打診したら、自分はいいから2人ずつ詰め込まれている子たちを個室にしてあげてと言うのでA8の4人はとうとう個室をもらった!
「すごーい!個室だ!」
「オナニーできる!」
と言ったとか!
 
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夏江・筒木・水巻・山口を5階から6階へ。
紺青・清水・鏡家・氷川(2022冬昇格組)を4階から5階へ。
生駒・加賀・赤城・伊達(2023VG1-4位)を3階から4階へ。
梅田・富山・鯛尾・金城(2023冬昇格組)を2階から3階へ。この子たちはA2に割り当てられてすぐA3に移動されたので遅く来た子は直接A3に入居した。
 
これでA2が空いた。
 
“トマト新聞”は鏡家トマトのフロアアップをトップで報じたらしい!
 
●2024.8
ビデオガールコンテスト入賞者をA2階に。
 
●2024.12
A2階の、上杉ユリアを4階、有磯ポルトを3階にあげ、昇格組の三萩と秋吉を空いたA2の部屋に。
 

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風谷リンゴが大学に進学すると言って今年いっぱいで退団し寮からも退去した。
 
風谷リンゴは2021年のビデオガールコンテストで立山煌が1位になったものの性別違いで失格したことにより繰り上げ優勝した子である。当時は煌を追い越して真の優勝者になると言って頑張っていたが、伸び悩み、むしろ煌に水を空けられて行った。花ちゃんやゆりこともかなり話し合ったものの、結局退団することになった。
 
彼女は都内の音楽大学に既に合格しており、音楽の先生を目指すと言う。
 
バニショコやももくりは
「あんなに歌うまいのにもったいない」
と言っていた。
 
しかし煌やリンゴと同期の薬王みなみは
「リンゴちゃんの歌って正確なんだけど、ただ正確に歌うのならボカロイドにもできるからね」
と彼女の最大の問題点を指摘していた。彼女は煌については
「きららは男らしくなくて女の子っぽいことをコンプレックスに思っていたんだけど、凄く女の子らしいことがバレてしまってかえって開き直りができたね」
と言っていた。
 
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煌のセクシャリティに関しては
「あの子は“女の子になりたい男の子”ではないですよ。スカートも穿くけど、彼にとってはズボン穿くのと同じでただのファッションなんだよね。可愛い服が似合うし本人も好きだから小さい頃からたくさん着せられてたみたい」
と言っていた。
 

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春貴は11月下旬に新しく建てた家に引っ越したのだが、12月、電気代の安さに驚いた。太陽光パネルが載っているので、大半の電気はそこから自給されるようである。
 
太陽光パネルは8枚(+1:予備)載っており、各々独立したバッテリーに繋がっている。この8系統につながるコンセントは、黄・緑・青・黒・白・菫・水色・橙の8色に色分けされている。応接室にはこの8系統全部のコンセントが揃っている。
 
ところで春貴は2022年に就職した時中古のパッソを買っていたのだが、その車検が近づいていた。この家には電気自動車の充電プラグも付いている。そこで春貴はPHVのアクアを買ってみることにした。この車は1月に受け取ることになる。
 
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また春貴はホットプレートを8個買った!
 

12月18日(金さだん)、高岡P高校の校舎竣工式がおこなわれたので、春貴も招待されて行って来た。一般教室棟は8月、特別教室も10月、図書館と視聴覚室の棟、武道館も11月にできていたが、この日までに完成したのは、メイン体育館である。神職さんが祝詞をあげ、テープカットが行われて、体育館内で簡単なパーティーが開かれた。この体育館は“ふくらぎ”(Little Yellow Tail) と命名された。
 
“出世魚”ぶりの北陸方面での若い時の名称である。北陸では、ぶりは
 
こぞくら→ふくらぎ→がんと→ぶり
 
と出世する。富山湾では冬のぶりは“寒鰤”といって名物になっている。
 
若者たちが伸びていくようにという願いから命名されたものである。体育館のフロアには能登産の“あて”(あすなろ)が使用されている。これも「明日はビッグになろう」という願いがこめられたものである。
 
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竣工式のあと、校内の様々な施設を見た。図書館はまだ本が全く無いが春までに5000冊揃えると言っていた。
 
バスケ部のトレーニングルームにマシンが並んでいるので野球部顧問内定者の津田先生が「野球部にもこういうのほしい」と言う。欲しいマシンと台数をあげてもらうことにした。
 
野球部用グラウンドでは上方が帆布で覆われているので質問が出る。
 
「あれは雨の日でも練習できるようにするための屋根ですか」
「いえ、屋根取付工事はこれからするんですが、その工事をするための仮の屋根だそうです」
 
女子テニス部顧問に内定している船木先生が言った。
「このレベルでいいからテニスコートにも屋根がほしい」
「検討します」
 
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それでテニスコートの全天候化も進められることになる。
 

つーちゃんは、千里に言った。
「前見せてくれた“藁で作った三尾の狐”、あれうちでも教えてくれんか」
「いいですよ」
 
それで、千里は緩菜を召喚して!菓子神社の小学生巫女さんたちに指導させた。この年は100体(くらい)限定で頒布されることになる。製作の手間賃は、小学生巫女たちの、いいお年玉になった。
 

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12月20日(金)の霊界探訪は、立山煌と行った雲仙、お正月準備に忙しい各神社の様子、ドイルの妊娠レポート(3ヶ月)、定点観測、などをレポートした。また“つつじのかぜ”の視聴者プレゼントもおこなった。“三尾の狐”のプレゼントもした。
 
定点観測の墓場巡礼の練習風景では正月公演予定の『正月はメイドの旅の一里塚』から、メイド衣裳の歌音の可愛いお姿も紹介した。(妻の)あきらが
「こういう衣裳着けると私より可愛くなるから嫉妬しちゃう」
とコメントしていた。
 

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ちなみに昨年2月に結婚した時、歌音はあきらに
「少なくとも5年は性転換しない」
と言い、あきらは、5年後くらいには性転換したいのだろうと解釈したのだが、2人は現在ほぼレスビアンな結婚生活をしている。
 
あきらは歌音の男物の服を全部捨ててしまった(まだ持っていたことに驚いた)。歌音は常時タックされており、ペニスを使用することはできない。セックスではいつもあきらが歌音に入れているらしい。
 
友人の広沢ラナが訊いた。
「入れるってどこに入れるんですか?」
「そりゃヴァギナに決まってる」
「うーん」
「もちろんアナルでは無い。アナルでは妊娠しないからね」
「え〜?」
「歌音に妊娠してもらうつもりだから」
 
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ちなみに歌音の精液は結婚前に冷凍保存したものがあるので、あきらはそれを使って(自分が)妊娠してもいいかなと思っている。歌音は妊娠する自信無いと言ってるし!歌音は結婚してすぐの頃、一度は膣内射精に成功したものの、その後勃起もできなくなったようである。
 
そもそもいつもタックされていて、ちんちん使用不能だし!
 

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