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■春波(9)

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大きな通りの幅広い歩道を黒人の男女カップルが腕を組んで歩いていた。電話ボックスがあった。男は
「I'll making a call」
と言うと電話ボックスに入った。どこかで19時の時報が鳴った。
 
5分後、電話ボックスから黒人女性が出て来た。女性は待っていた女性と腕を組むと何事も無かったかのように一緒に立ち去った。
 

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ひとみはマラソン大会でスポーツブラを着けていたことで思いっきり走れたので母に頼んでスポーツブラを少し買い増ししてもらった。それで早朝ジョギングを始めた。マラソン大会で3位になって走るのが楽しくなった一方で自分の体力が一時より落ちている気もしたのである。ユウカちゃんが
「女子の運動能力は中学1年生がピークらしいよ」
なんて言ってたし。ぼくは女子ではないとは思うけど。
 

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高田舞花はこの春から青葉邸に下宿しているが、ここはほんとに運動をするのによい環境だと思った。地下1階に体育館、地下2階にプールがあって天気に関係無く24時間運動ができる。さすがオリンピックで二大会連続金メダルを取った選手の家である。ランニングマシンやエアロバイクもある。また夜中はウィングライナーの通行路をジョギングすることも可能である。
 
(体育館になっている地下1階は松本花子システムのアーカイブが保管されている地下室とは別でお互いに行き来できない)
 
青葉さんは言っていた。
「古い世代の人には、環境に恵まれてなくても根性があれば何とかなると思ってる人もいるけど、だったらアメリカとかの一流選手には根性が無いとでも思ってるのかね。オリンピックに来る人なんて、みんな物凄い根性の持ち主ばかりだよ。その先はやはりどういう環境で練習していたかで差が付くんだ」
 
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「金堂さんは仙台で全然まともな練習ができずにいた。一時は成績も低迷していた。それが、竹下リルに誘われてこちらに引っ越してきて思いっきり練習できるようになった。おかげでオリンピックで2大会連続でメダル3枚取った」
 
(金堂は東京五輪では金2銀1、パリでは銀1銅2を取った。青葉は東京では金2銅1、パリでは金3。竹下リルは東京では銅2、パリでは銀1銅1)
 
「チープな練習しかしてなかったらチープな成果しか得られない。大きな成果を得るには大きな投資が必要なんだよ」
 
そのあたりは春貴先生の考え方に近いなと思った。どっちみちそういう考え方は公立高校では理解してもらえなかったかも。私立への移動はある意味必然だ。あんな変な校長が来なくても数年以内にどこか別の高校に転勤させられてゼロからやり直すことを強いられていただろう。
 
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2024年9月11日(水)、立山煌は通常の“登山”シリーズとは離れたシングル『こだまの記憶』を
リリースした。
 
『こだまの記憶』(伊勢真珠作詞・桜蘭有好作曲)
『ヨーデル良う出る!』(弐輪恋娘作詞作曲)
『君に声を掛けたかった』(狩葉穣作詞・今仁美季作曲)
『スカーバラ・フェア』(イギリス古謡・未来居住超訳)
 
狩葉穣は礼音のペンネームのひとつ。
 
今仁美季(イマジンみき)は松本花子の新しいブランチで、一般的なポップスを生成する南海妃呂をベースにしているが音域が広く設定されていて、煌の広い音域を活かすように作られている。薬王みなみ用の加賀カノンとも近い。
 
通常の登山シリーズのリリース・サイクルから外れたタイミングでの発売だったが、ファンクラブには
「紅白にもしお呼ばれした時用」
と説明した。
 
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多くのファンの声
「きららちゃん、もちろん紅組に出るよね」
 
ランキングは狙ってないし、その内アルバムにも収録するから、無理して買わなくてもいいと呼びかけた。それでも8万枚ほど売れた。(普段は10万枚前後売れる)
 

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10月、きららは連続ドラマ『四季・水の流れ』に出演して、とうとう女声が出せることを明らかにしたが、その問題に関する記者会見をした翌週水曜日10月9日、今度は“立山きらら『こだまの記憶』”がリリースされた。これは先月出した“立山煌の『こだまの記憶』”と同じ楽曲構成だが、アルトボイスで歌っている。煌のアルト音源の公開はデビュー作以来である。
(当時は音源制作中に声変わりしたのでといって変声前/変声後の両方の音源を公開したと称した:本当は制作中に煌が男の子っぽい声の開発に成功したので元の声と両方収録しただけである)
 
ただし『スカーバラ・フェア』については次のようになっていた。
 
立山煌版
 
男:立山煌
女:三陸セレン
囃子言葉:山鹿クロム
 
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立山きらら版
 
男:立山煌
女:立山きらら
囃子言葉:セレン&クロム
 
また『君に声を掛けたかった』の歌詞が微妙に異なっており、作詞のクレジットも、“狩葉穣”ではなく"本城灯"(*5) になっていた。メロディーも歌詞に合わせて微妙に変えられていた。
 

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(*5)この名前問題については、セレンとクロムがブログで解説していた。元々この名前はどちらもセレン・クロムと煌が話し合って考えたものである。
 
●最初のセレン・クロムの提案
 
本名:広中礼音(れのん)
 
れのん→ジョン・レノン(名前の由来)→じょん→城
Hironaka → Hon Akari→本灯
 
組み合わせて本城灯(ほんじょう・あかり)。
 
●それでは女の子の名前みたいと言って礼音自身が考えたもの
 
れのん→ジョン・レノン(名前の由来)→じょん→穣
hironaka → karinoha →狩葉
 
組み合わせて、狩葉穣(かりのは・ゆずる)
 
元々“れのん”という名前はお父さんがジョン・レノンのファンだったので付けられたものである。作曲者名の“今仁”もジョン・レノンのヒット曲『Imagine』に由来する。
 
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このきらら版の音源は時間的に考えて記者会見の後から制作したとは思えなかった。最初から両方の音源を制作したかあるいはCDのプレスまでしていたものと思われた。
 
そしてこのきらら版『こだまの記憶』は煌にとって初のミリオンに到達するヒットとなったのである。『スカーバラ・フェア』の1人男女デュエットも評価が高かった。かなりFMで流してもらった。
 
これの影響で立山煌『こだまの記憶』まで再度売れそちらの累積売上も25万枚を超えてプラチナとなった。両者を聴き比べした人も多かったようである。
 
『ヨーデル良う出る』を書いた海浜ひまわりが「おかげで私まで印税どっさり」と書いていた。煌がヨーデルが上手いことは初期の頃から言われていた。
 
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10月下旬、煌は揚浜フラフラさんの番組で
「女の声が出せることを隠していた罪は重い」
と言われて“1人赤ずきん”をやらされた。
 
赤ずきんの衣裳の上に狼の着ぐるみを着たり脱いだりしながら
「お祖母さんのお耳はどうしてそんなに大きいの?」
「お前の声をよく聞くためさ」
などと1人で熱演した。
 
煌が間違って?赤ずきんの衣裳で男声を出したり狼の格好で女声を出したりしたので、共演している薬王みなみや大内小猫まで大笑いしていた。
 
凄い視聴率だったようである。
 

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また「きららちゃんの英語レッスン」のCMは女声で再撮影し、11月放送分から差し替えられた。もちろん「Are you a girl?」「Yes, I am」もやった。
 
11月はCM差し替えの撮影をかなりやった。ドライヤーやカラーリップにむろんナプキンのCMも女声でやった(またナプキン1箱もらった)。ももくりに任せて外れたはずの熊本観光CMまで再作成した。
 

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2024年10月版の“信濃町ガールズ人形焼き”のメンツが発表された。
 
これは22歳年度以下の§§ミュージック所属タレントで単純収入順Best24である
 
アクア・常滑真音・立山煌・薬王みなみ・今井葉月・鈴鹿あまめ・
東雲はるこ・町田朱美・白鳥リズム・夕波もえこ・恋珠ルビー・花貝パール・南田容子・坂田由里・三陸セレン・山鹿クロム・石川ポルカ・七尾ロマン・入瀬コルネ・入瀬ホルン・広瀬みづほ・古屋あらた・水谷雪花・水谷康恵
 
川泉パフェと月城たみよは収入は伸びているのにBest24に入れなかった。物凄い激戦である。麻生ルミナはまだ(メジャーからは)CDは出してないのにかなり伸びている。しかしBest24には届かなかった。東雲はること町田朱美、水谷姉妹はギャラを等分しているので端数処理による1円差である。
 
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アクアは年齢制限により最後のランクインになる。
 

H南高校では男子テニス部と女子テニス部が合同した。
 
男子テニス部の鳴海先生が入院してしばらく生徒のお世話ができないので、女子テニス部の天地先生にまとめて面倒を見てもらうことにしたのである。
「今度の新人戦、女子の部に出たい人はスコート穿いて制服も女子制服着てね」
「射水市の***クリニックに行くと2時間ほどで女の子に生まれ変われるらしいよ」
「いやだー」
「あそこの先生これまでに1000人以上の男の子を女の子に変えてあげたらしい」
「すごいね」
 
「渡辺君、君スコート似合いそうだよ。ちょっと穿いてみない?」
「遠慮します」
 

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でも女子部員たちに取り押さえられてズボンを脱がされスコートを穿かされた!ついでに足の毛もきれいに剃られた。
 
彼は元々色白なので、毛の無くなった足が美しい。本人もその足にぼーっと見取れていた(もうハマったね)。
 
彼のスコート姿を男子部員たちまで「可愛い」と称賛していた。
 
「いますぐ性転換手術受けなさい」
「え〜!?どうしよう」(迷うのか?)
 
(ほんとに新人戦で女子に出たりして)
 
「君の登録名は“和春”あらため“和世”にしよう」
「うちの姉ちゃんが着てた制服もらってきてあげるよ」
 
「今日からは女子トイレ使ってね」
「どっちみち手術終わったら男子トイレは使えなくなるけど」
「ぼくほんとに手術受けるの?」
「病院に連れてってあげるね」
 
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でもこの日は女子と一緒に練習した!
 
「これ癖になったらどうしよう?」
 
(きっと既に手遅れ)
 

毎度お弁当屋さん“アイゼン”のバイトさんたちの会話。
「氷見にさ、不思議な電話ボックスがあるんだって。男の子がその電話ボックスに夕方19時ジャストに入って、電話して出てくると女の子の身体に変わっているらしい」
「ふむふむ」
「おかげで近くの高校の男子テニス部は部員が全員女子に変わって女子テニス部に移籍したから、男子テニス部が消滅したらしい」
「ほほお」
「全員『スコート穿きたかった』と喜んでいるらしい」
「私もスコート穿きたい!」
 

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高岡P高校は受験生のために交通案内を発表した。推薦入試は1月上旬、一般入試は2月上旬におこなわれる。
 
・バス停は旧・市立高校前のバス停を100m南に移動し、これまでと同じ料金で利用できるようになっている。
 
・ウィングライナーのP高校前駅が新設予定。1月6日に開業するので、高岡駅または新高岡駅からP高校前行きに乗ると良い。料金は片道200円入れればよい。(富山・金沢から乗った場合は500円。他の区間は当校に問い合わせを)
 
ただしウィングライナーは遅れることもよくあるので早めに出ること。企業の内部用なので荷物の積み下ろしなどで遅れる。
(信号で遅れていたのは信号のある区間をかなり高架にしたことで改善された)
 
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昨年、H南高校女子バスケ部がインターハイ全国4位になったことから、富山県西部で、同校に行こうと思っていた中3女子の多くは、奥村先生が高岡P高校に移動したことで、高岡P高校を目指す子と、矢作先生の居る高岡C高校に進路を変更する子とに別れた。
 
高岡P高校は私立で学費がかかるが、インターハイ(或いは同等レベル以上の大会)県予選の選手になれたら、またはそのレベルの運動能力があると認定されたら学費が補助されるので、公立より安く就学することができる。あるいは国立大学を狙える程度の成績をあげていても学費が補助される。最大額の補助を受けると、授業料・設備使用料、教科書代・制服代などのみならず、ノートや筆記具などを買うお金までカバーされるので手厚い。
 
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