■春シン(9)

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2024年3月1日(金)、全国の多くの高校で卒業式が行われた。§§ミュージック関係でこの日高校を卒業したのは下記である。
 
常滑舞音→タレント活動に専念
町田朱美・東雲はるこ(ラピスラズリ)→タレント活動に専念
七尾ロマン→タレント活動に専念
坂田由里→女優活動に専念(舞音のスタッフ兼任)
水森ビーナ→タレント活動に専念
川泉スピン→タレント活動に専念
山本コリン・甲斐波津子→タレント活動に専念
今川ようこ・大空由衣子・左倉まみ→タレント活動に専念(立山煌のスタッフ兼任)
直江ヒカル→社員契約に切り替えてガールズたちの制作指導にあたる
 
町田朱美は婚約者はいるが、23歳くらいまでは結婚しないし、結婚までは妊娠しないよう気を付けますとコスモスと口約束をしている。
 
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ラピスラズリは朱美が結婚しても彼女の負担にならない範囲で活動継続する予定で、朱美の産休中は鹿野カリナに代役してもらうことにしている。鹿野カリナにはいつも朱美のパートを練習させている。
 
なお東雲はるこが主演していた『占い女子高生みつる』は、はるこが高校を卒業するのでこの3月で番組も終了する。4月からは蔵沢まいこちゃん主演で新番組『マジカル女子高生はなよ』が始まる。“螺旋大魔王”の木崎望夢、“司令室”の女子高生・“ゆりえ”の甲斐絵代子(エーヨ)は続投する。(水森ビーナは高校卒業するので番組も卒業する)
 
今川ようこ・大空由衣子・左倉まみの3人はわりと仕事があるが、どれもその本人でなければいけないような仕事では無い。いくらでも“代わりのきく”タレントである。ギャラが安いわりに機転がきくし、演技力があるので便利に使われている。テレビ局からは「信濃町ガールズの年長の“あの辺の子”」などと呼ばれている。
 
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コスモスはこれを機会に立山煌のバックバンドを作ることにした。仮称は“シャイニー”である。
 
まず、これまで煌の伴奏をしていた“ヨーホーズ”から斎藤恵梨香と左倉まみを取り込む。担当楽器は斎藤がキーボード、左倉がベースである。ギターは、同じヨーホーズの今川ようこも検討したのだが、今川本人と左倉が
「この子が上手いです」
と推薦した、彼女たちの同級生、小桜夕花が採用された。彼女は大学進学しようと思っていたが、本命も滑り止めも落ちて、親からは浪人はダメと言われて何かバイトでも探さねばと思っていたらしい。月20万円(暫定)の話に飛び付いた。
 
ドラムスには、1年前に解散したフルーツミックスのドラムスを打っていた横田歩(22)を起用した。バンドが解散してから、ここ1年は黒猫さんで働いていたらしい。柔道家ですか?と訊きたくなるような逞しい腕をしている。握力70で、重たい荷物も軽々と運んでいた。お客さんには男性と思われ「ちょっと、お兄ちゃん」とか呼ばれていた。
 
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フルーツミックス時代も普通に男とみなされ遠征で他の男性メンバーと同じ部屋に放り込まれていたが、みんなが男と思ってるから「事故」は起きたこと無いという。
 
あの子実は女だよという情報は田船姉からもたらされたが、コスモスは本人と話すまで性転換者かと思っていた!一応レズっ気は無いとは言っていたが、ホテルに泊める時は他のメンバーとは別室がいいだろうとコスモスは考えた。
 

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和栄のバス会社は3月4日(月)から高卒の新人ガイドが2人はいってきてスタッフ不足問題は一息付いた。ただし彼女たちは3月中は研修で来月から正社員になる。何度か先輩のガイドに付いて体験乗車はしてもらうが、正社員でないガイドのみでお客さんを乗せたバスを運行することは許されないので、人員不足の本当の解消は来月からである。
 
仕事のほうは、2月は自主催行旅行のみだったが、3月から大手旅行社の加賀地区へのツアーも再開され、仕事も増えた。和栄は3月は8回乗務した。
 

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2月24日(土)から富山県の高校バスケット新人戦が始まった。例によってH南高校女子はシードされているので最初の週は試合が無い。開会式に春貴と部長の河世だけで出席してきた。開会式では最初に地震の犠牲者に黙祷を捧げた。
 
今回選手登録はこのようにした。
 
4 原田河世(2) 166 C(キュー)
5 綾野美奈子(2) 158 SG(ビナ)
6 鶴野五月(2) 152 PG(メイ)
7 津田秋奈(2) 162 PF(タム)
8 水森彩(1) 162 SG(アヤ)
9 間鳥雅(1) 165 SF(マド)
10.金子百合(1) 170 PF(リリー)
11 中沢優(1) 162 PG(ナカ)
12.琵琶恵美(1) 167 PF(エミ)
13 藤永弘絵(2) 154 SF(イド)
14 竹下叶(1) 153 SF(カナ)
15 吉川日和(2) 148 SG(ヒヨ)
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-- 高田晃(2) 167 PF(ルミ)assistant coach
-- 村上美鈴(1) 158 (スズ)manager
 
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この大会は15人まで選手登録できるが、そんなに部員がいないので仕方無い。念のため男子に「あと3人枠があるから性転換するなら女子で選手登録するよ」
と声を掛けたが、性転換希望者は居なかった!
 
村上さんというのは、部員ではないのだが、頭数が足りないので今大会だけお願いした人である。本来はJRCの子。バスケットは体育の時間にやった程度でルールもよくは知らない。竹下叶などに教えてもらいながら観戦していた。彼女はスリーも知らなかった。
 

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3月2日(土)の3回戦には、河世・美奈子・五月を抜いたチームで出て行ったが快勝した。この試合では日和も2ゴール(4点)入れた。良い想い出になるだろう。
 
3月3日の準々決勝では河世たちも入れたチームで出て行き、40点差で勝った。彩はスリーを8本入れた。
 
日和はテレビに出なきゃと言って試合後すぐにヘリコプターで東京に行った。全く忙しい子だ。
 
地方に住んでいて東京でたくさんアイドルのお仕事をした人としては、Dream5などの先例もある。
 
3月9日の準決勝では高岡C高校と当たり30点差で勝った。しかし秋の大会よりは強くなっている気がした。
 
10日の決勝は準決勝で富山B高校を破った同じ富山のS高校とやったが20点差で勝った。ここは秋の大会でもベスト8に入っていたが、今度の2年生はかなり強いようである。
 
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なお、石川県の新人戦および北信越大会は中止になった。石川県の能登地区では学校ごと“疎開”したところもあった。とても大会どころではなかったようである。
 

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今回3回戦の後はブラックラーメンを食べた。準々決勝の後はお雛様なのでケーキを食べた。
 
準決勝の後は水車饅頭(回転焼き)、そして決勝の後はいつものように焼肉であった。交雑牛を3kgほど消費した。臨時マネージャーの美鈴ちゃんが「たくさん食べれて、いいクラブですね」と言っていた!彼女は表彰式でも選手と一緒に金メダルを掛けてもらい「え〜?私までいただけるんですか」と驚いていた。記念品のボールペンももらった。
「このまま正式に入部しない?」
「悩んじゃう」
「今年のインターハイは福岡だよ。もつ鍋、水炊き、めんたいこ、ラーメン」
「実は日本の餃子(ぎょうざ)発祥の地」
「玄界灘の海の幸」
「爆弾と呼ばれる食べ物がある」
「どんなのだろ」(巨大なおにぎりです)
「うどんも割りと有名」
「うなぎも美味しいらしいよ」
 
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吉川日和は、やはり東京の高校に転校することにしたということで、2年生の終了見込み証明書を書いてもらい、成績証明書と一緒に向こうの学校に提出したようである。それで、クラスと女子バスケ部で各々送別会を開いた。バスケ部の送別会はお寿司屋さんでおこなった。
 

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俊美の実家は2月中に建て直されたので、金沢から実家へは、希望が村山さんの知り合いの南田さんという女性と2人で両親を送っていってくれた。
 
それで俊美の父はいつもの年のように春の農作業を始めることができた。水道がまだ復旧していないが、千里さんの会社に10万円払って貯水タンクを設置してもらい、そこから農業用水も取れるようになったし、新しい家で洗濯もできて、お風呂も入れるようになった。この貯水タンクは圧力が掛けられているので、そこから取った水は水道のように勢いよく出る。本来はマンションとかに設置するものらしい。
 
貯水タンクは徹の実家にも設置してもらった。お陰で、徹の実家は洗濯ができて、お風呂も入れるようになった。俊美の実家も徹の実家も、御近所数軒でも貯水タンクを設置してもらった。ここから家の中の各蛇口に配管してもらったので、水道が復旧したら水道管をここにつないでもらえばいい。電気は使うが水道代は節約できるという話だった。
 
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俊美の実家の分は、津幡町で千里さんの妹の青葉さんが水利権を持っている川から取水し、徹の実家の分は七尾市内の“造水施設”から採取し、いづれも浄水したものらしい。
 
タンクは徹と俊美の新居にも設置してもらった。ここは電気も太陽光パネルで自給される。光熱費が軽減されるので結果的に住宅ローンの返済が楽になる。また徹のアクアにも太陽光パネルから充電できる。
 
でも“造水”ってどうやってるんだろ??空気中の水分を固定するとか???
 
 

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3月2日(土)、『ミュージシャンアルバム』の取材が行われた。今回青葉邸にお招きしたのはXANFUSの“6人”である。
 
「XANFUSの皆さんでーす」
「やっほー」
「確認しますが“XANFUSの6人”ということでいいんですよね」
「はい」
「デビューしたての頃、当時所属していた事務所にお金が無くて、しばしばボーカルの2人だけで遠征に行ってたんですよ。それでザンファスは2人組という誤解が生まれてしまったんですよね。本当は6人のバンドだったんです」
「それでボーカル以外の4人にパープルキャッツという名前まで付いた」
「ザンファスのリーダーって曖昧にされてたけど、実はmikeさんだったんですよね」
「それ知ってたのは、醍醐さんとかカリオンの美空ちゃんとか、ごく少数だったね」
「醍醐先生って何か色々なバンドに関わってますよね」
「ああ、醍醐さんは実は芸能界の陰のフィクサー」
「いやケイのほうがもっと凄い」
「まあケイと醍醐さんと大宮万葉さんは絶対に喧嘩売ってはいけないBIG3だね」
「なんか怖い話になってるような」
「もうひとり怖い人がいるけど名前を出してはいけない」
「聞かなかったことにしよう」
 
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むろん丸山アイのことである。
 

ネットの声
 
「芸能界のBIG3と言ったらスの付く人(∞∞プロの鈴木一朗社長)とマの付く人(○○プロの丸花茂行社長)とカの付く人(ζζプロの兼岩源蔵会長)かと思った」
「その3人もかなり怖い」
「渡辺ランラは愚かにもスの人に喧嘩売ったから潰された」(*6)
「その3人よりコスモスがもっと怖い」
「まじ?」
「忍者の集団を100人くらい抱えていてアクアや舞音やきららを守っている」
「きららの登山にはかならず忍者が数人付いてガードしている」
「ほほお」
「舞音のヌード流出騒動の時もアクアの“淫乱生活”事件の時も“陰の軍団”を動かして犯人を見つけ出した」
「そうだったのか」

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(*6) 昨年6月の事件。渡辺ランラの事務所はアクアを敵対視し、§§ミュージックの歌手が出る番組には渡辺ランラを出演させないと通告した。
 
コスモスは黙殺していたが、これに怒った∞∞ブロの鈴木一郎社長は「そんなワガママ言う奴には思い知らせてやる」と言って、渡辺ランラが所属する“レコード会社”の歌手が出演する“テレビ局”には7月以降、∞∞プロ系列のタレントは出演させないと逆通告。震え上がったレコード会社が事務所に共演拒否の撤回と謝罪をさせた。
 
しかし各テレビ局は渡辺ランラを使っているとまた事務所が変なことを言い出すかも知れん、と警戒し、番組改編のタイミングで渡辺ランラを全ての番組から降ろしてしまった。
 
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また、渡辺ランラは、年末に関東ドームでコンサートをすると発表していたものの、ドーム側の予定表には記載されていなかった。予定は全て他のアーティストやイベントで埋まっていた!
 
そのため週刊誌が“詐欺の疑いがある”と報道。警察も事務所社長から事情聴取、事務所は「年末のライブは中止になりました」と発表するに至った。
 
この事件を受けてレコード会社は「信頼関係が失われた」として、渡辺ランラとの契約を解除。渡辺ランラは次のCDさえ発売できない事態に陥った。テレビ局にも出してもらえずCDも出せないので渡辺ランラは活動不能になり、事務所も11月には倒産した。
 

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「CD BOX が出るそうですね」
と朱美は言った。
 
「はい」
「売れるとは思えないけど、XANFUS 15年の軌跡を5枚組のCDにまとめてみました」
「きっとケイ先生と醍醐先生は買いますよ」
「売上が2個だったら、そのふたりが買ったということだろな」
「君たちは買わないの〜?」
「1万円なんて金無いもん」
「大変ネ」
「チキン南蛮弁当と唐揚げ弁当のどちら買うかでいつも悩んでるから」
「マリちゃんなら迷わず両方買うな」
「あの子には悩みが無いんじゃないかと思うことあるね」
 

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3月3日(日)、煌は「CM撮るよー」と言われて信濃町ガールズの若手10人と一緒に都内のスタジオに連れて行かれた。白い豪華な?貫頭衣のようなものを着せられる。ガールズの子たちもシンプルな貫頭衣を着ている。
「何のCMですか」
「太陽光パネル。K製作所」
「それアクアさんがしていたのでは」
「だからこれ読んで」
と言ってメモを書いた紙を渡される。煌はそこに書かれていたメッセージを覚えると、カメラに向かって発言した。
「このCMはアクア多忙に付き代理の立山きららがお送りしております」
 
煌は訊いた。
「結局女役なんですか?」
「天照大神(あまてらすおおみかみ)の役だよ。もちろん男役」
「天照大神って女神様じゃないんですか〜?」
「男神だよ。奧さんが8人居たと言われるし」
 
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なんか騙されている気がした。きっとアクアさんも騙されていたんじゃないかなあ。
 
指導された舞いも艶やかで、女舞のように感じた。
 

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