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■青葉物語・コロナ関連変更(3)

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■気球旅行
春気(16) 撮影準備、撮影開始
http://femine.net/m/read.php/aoba/aoba9_72.htm
春気(17) 博多から湯田温泉
http://femine.net/m/read.php/aoba/aoba9_73.htm
春気(18) 津和野から生口島
http://femine.net/m/read.php/aoba/aoba9_74.htm
春気(19) 小浜から下呂温泉
http://femine.net/m/read.php/aoba/aoba9_75.htm
春気(20) 下呂温泉・東京
http://femine.net/m/read.php/aoba/aoba9_76.htm
 
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撮影は1月20-25日に気球が飛ばしやすく風景が比較的日本と似ているオーストラリアで撮影し、その後、1月27日から2月3日まで日本ロケをおこなう。
 
この時期、中国で新型コロナウィルスが猛威をふるっていることが報道され、他の国にも飛び火しないかと不安が高まっていた。そこで、観客であるが、オーストラリア又はニュージーランド“在住”の東アジア系の人で“昨年12月以降国外に出ていない”人を2000人以上、それ以外の人で、やはり国外に出ていない人4000人程度を希望者を募って招待し、無料公演をおこなった。
 
日本の8月の風景を描く映画を南半球で1-2月に撮影するというのは理にかなっている。
 
1.27(設定8.10)博多 出発点。
1.28(設定8.11)湯田温泉・津和野 120/160km
1.29(設定8.12)生口島 120km
1.30(設定8.13)小浜 270km
1.31(設定8.14)下呂温泉 140km
2.01(設定8.15)東京・所沢 220km
2.02-03予備
 
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そしてその夜は偶然その日行われた花火大会を見ることになる。この花火大会は、日本の花火職人集団をオーストラリアに連れていき、向こうで撮影したものである。花火玉は飛行機での運搬ができなかったので、11月の内に船便でオーストラリアに送っていた。しかしフランツ役のミハエルにしても、ヨゼフ役のリョーマにしても迫力ある花火大会を間近で見て、かなり感動していたようであった。この撮影では多数の一般見物客(という設定の東アジア系エキストラ)も写っている。浴衣を着たお嬢さんたちの姿は風情がある(オーストラリアは夏なので浴衣で撮影できた)。中に日本刀を腰に差した和服の男性も混じっている!
 
どんどん降下して、山の中に不時着してしまう。このシーンもオーストラリアでの撮影である。日本だと冬山になってしまう。
 
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この岐阜でのシーンは日本で撮影したものとオーストラリアで撮影したものがモザイクのように組み合わさっている。それで統一感を出せるのがハリウッド仕込みのこの撮影チームである。
 

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これで撮影は全完了したので念のため引き留めていた他の俳優さんたちが帰国することになる。ホテルのロビーで記念写真を撮った後、河村助監督が
 
「日本では今日は節分なので無病息災に豆を配りますね」
と言って、大豆の炒り豆の袋を配った。
 
「これ何?」
とミハエルが訊くのでアクアは
「無病息災のおまじない。えっと、Sound health and no desease かな」
「no dsease いいね!」
とミハエルも喜んでいった。リョーマが「Give me one more」と言うので美高鏡子さんが、豆のパックを4人(ミハエル・リョーマ・アクア・葉月)にもう2個ずつくれた。
 
ブラジルに帰るリョーマ、ドイツに帰るミハエルをアクアと葉月はまるで本当の兄たちと別れるような気分で成田で見送った。
 
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■クレールの感染症対策
春牛(18)
http://femine.net/m/read.php/aoba/aoba9_94.htm
春牛(19)
http://femine.net/m/read.php/aoba/aoba9_95.htm
 
感染症対策だが、クレール青葉通り店のビル自体のエントランスの所にアルコール消毒器を置いている。感応式で水道の蛇口みたいな仕組みで、手を差し出せばアルコールが噴出して手を消毒してくれる。またマスクをしていない客には無料でマスクを配布し、店内ではマスクを付けて過ごして欲しいということにした。実はマスク目的で来店している人も若干いるようだが、それは構わない。また入口に赤外線による体温チェックシステムを作り、熱のある人は入店拒否する(自動でゲートが閉まる)。このため、店の入口に警備員を立たせている。
 
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クレールの店内には強制換気システムを作り込んでウィルスが室内に漂っている状態にならないようにしている。この仕組みは若林店にも作り込み、若林店でもマスクの無料配布をしている。飲食の際はマスクはつけられないが、飲食が終わって歓談したり、お勉強やお仕事などする人はマスク付けておいてねと案内している。
 
クレールの店内は青葉通り店の場合、本来4人掛けのテーブル70個で定員280人なのだが、そもそもテーブルの数を約3分の1の24個に減らし、テーブルの間隔を大きく開ける。そして各テーブルは最大2名とし、3人以上が席に着くのを禁止した(幼児連れの客を除く)。そしてテーブルの周囲に透明ビニールで仕切りを作り、店内は強制換気でかなり強い空気の流れがある。排気はボイラーの中を通すようにし、ウィルスが絶対ビル外に出ないようにすることで、周囲のビルの理解も得ている。そしてこのクレールを絶対安全空間にすることで、他の店舗の安全性も確保する戦術を採ったのである。
 
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美容室トワイライト、§§グッズのお店、に関しては各々の店内で客を待たせないようにし、予約制とした上で、予約より少し前に来た人はクレール店内で待ってもらうことにする。そしてスマホで順番が来たことが表示されてから店内に入ってもらうことにした。美容室はセット席のある人数しか中に入れないし、§§グッズのお店も1度に店内に入れるのは1人だけとし(友人や恋人・家族は2人まで可)、買物は5分以内に済ませて次の人に譲ってもらうことにした。
 
パン屋さんも店内に1度に入るのは1人だけとして外で待つ人も5人以内(列は“横向き”に並んでもらい2mの間隔をあける:床にテープで位置表示)。それ以上待ち行列ができる場合はクレール店内で待ってもらう。そのため整理券発行機を設置し、クレール店内に順番が来た人の番号を表示するようにした。パンは全て個包装で、ガラスケースの中におき、番号を伝票またはスマホで指定して店員に伝える。
 
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クレールも、美容室・§§ショップも、パン屋さんも支払いは原則としてPayPay等のスマホ決済である。現金の受け渡しを無くすことで感染防止に努める。カードにしても客が自分で挿入あるいはタッチする方式で、店員は絶対にカードに触らない。
 
またクレール自身、パン屋さん、ムーランルージュも予約して先に商品を袋詰めしておき、来たらすぐ受け取れるようにするパターンを設定。繁忙時間帯以外ではデリバリーも積極的におこなう。クレールもテイクアウト用のランチセット、ティータイムセットなどを作った。カフェラテ自体、ミルクの注ぎ口を使用して模様を作るものだけとし、コーヒースティックでお絵描きするタイプは当面の間、使用しないことにした。
 
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そしてメイドさんの衣装だが、和実がいうところの“プラスチックスタイル”に進化させた。
 
プラスチックスタイルというのは、元々永野護『ファイブスター物語』に出てくる“ファティマ”(巨大戦闘ロボット“モーターヘッド”をその搭乗者が操縦する補助をする人造人間。多くは女性)が着る服のスタイルである。物語当初に多くのファティマが着ていたのはデカダンスタイルと言って、女学生のような可愛い感じの衣装だったが、ある時点で、人間を惑わすような可愛い服は禁止という法律ができて、代わりにファティマが着るようになったのがこれである。無機質で未来的なデザイン。ファンにも不評だったが、魅力的でない衣装という設定だから仕方ない。
 
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クレールで採用した“新メイド衣装”は、服の袖は、てのひらの途中までを覆い、シルクの手袋(実は内側はゴム)をしている。顔はフルフェイスヘルメット!だが、頭部はけっこうファッショナブルなデザインで、各メイドの好みで、王冠や動物・花・飛行機など様々な形が作られている。実は3Dプリンタで作ったものである。顔の部分は透明プラスチックになっており(それでプラスチックスタイルと称する)、普通のマスクよりはるかに感染防止効果が高い。外側と空気を遮断しても大丈夫なように実は服の中に空気ボンベが内蔵されている。いわば簡易宇宙服である!口元が見えるので、普通のマスクよりお客さんには好評だった。実は1着10万円製造費が掛かるのだが、若葉が「プレゼント」と言って、寄付してくれた。
 
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ボトムはスカートではなくパンツであり、とにかく一切肌が露出しないようになっている。ただしパンツの上に白いミニフレアースカートをオーバースカートしている(実はエプロンを兼ねていてこまめに交換・洗濯)。
 

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クレールのメイド以外のスタッフや、テナントのスタッフがしているマスク、また客に配布するマスクは、2月の段階では若葉がインドネシアに所有している工場で緊急に生産させたものを輸入していた。
 
実は“販売しない”のであれば衛生用品の輸入は手続きがとても簡単で関税も不要である。(輸入品を日本国内で“販売する”場合はかなり大変なので、その作業はしなかった。中国の友好企業からも頼まれてそちらには有料で大量にインドネシアから輸出したが、そちらも今回は特例で関税なしで輸出できた。その後もインドネシアの工場は交代制で24時間フル稼働させていると言っていた)
 
3月に自前のマスク工場(富山)が稼働すると、インドネシア分はインドネシア国内優先、一部をシンガポールなど困っている国向けの出荷に切り替えた(最終的には輸出を停止し、インドネシア国内専用になった)。若葉は富山の工場が稼働し始めた所で宮城県内にも(千里と共同出資で)第2マスク工場を建て始め、これは4月下旬に稼働開始した。富山工場と同様に副産物として、エタノールも生産する。
 
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青葉通り店のビルのトイレは基本どこにも触らずに使えるようにしている。トイレのドアは自動ドアである。個室ドアは手をかざすだけで開き、中に人がいれば自動的にロックされる。個室から出る時も手かざしである(便器に座っている最中は反応しないようにロックされている)。便座のふたは自動開閉。流すのも自動あるいは手かざし。便座除菌クリーナーを置いている。トイレット・ペーパーホルダーのカバーは全部取り外してペーパーだけが露出している状態にした。
 
これらの改造は若林店も含めて1000万円ほどかかったようだが、若葉が「大した金額じゃないから出しとくね」と言っていた。
 
清掃員の人たちには講習まで受けさせた上でマスクと手袋・ゴーグルの完全防備で2時間毎に全館清掃してもらっている。ビル内の店員さん、スタッフは全員毎朝検温の上、簡易検査キット(若葉が調達してきたが厚生労働省未承認!らしい)によるウィルス・チェックをしている。美容師さんやスタジオ技術者、スポーツ洋品店やパン売場の人達も全員マスク・手袋着用である。ビル内自体が、強制換気で常に換気扇が動いていてわりとうるさいのだが苦情は出ていない。
 
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若林店でも3月からこの体制にしている(若林店のトイレ改造は2月24日(月)に臨時休業しておこなった)。テーブルの数もぐっと減らして、青葉通り店同様透明ビニールによる仕切りを作った。若林店のメイドは3月上旬からプラスチックスタイルに進化した。
 
おかげで4月末時点では若林も青葉通りも感染者は出ていない。ふつうのインフルエンザの罹患者が2人出て、この人たちには治るまで休んでもらった(休業中も給料は普段と同額を出す)。
 
更に若林店には、ドライブスルーを設置した。千里が所有する“若林植物公園”の駐車場(450台駐車可能)が偶然にも若林店に隣接しているので、そこで順番に待ってもらい、待ってもらっている間にオーダーしてもらって、渡し口でどんどん渡していく。支払いは例によって原則としてスマホ決済である。予約しておいて、駐車場まで来たら連絡してもらい、そこにメイドが商品を持っていくパターンも採用した。(スマホ決済の端末を搭載したスクーターを使用)
 
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(実を言うと、一部千里が所有する“端切れ”の土地と和実が所有する土地を等価交換して、クレールの駐車場と公園の駐車場が直接つながるようにした)
 
ちなみにフルフェイスヘルメットをしてスクーターに乗るのはむしろ適法なので“プラスチックスタイル”のメイド衣装のままスクーターに乗るのは全く問題が無い!
 
このやり方は広い駐車場が確保できるから成立した方式だが、結果的に若林店の売上はコロナ騒動の前の倍になった!
 

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(地下通路には)
強制換気なので常に微風が吹いている。
 
(女子寮の地下)
コーヒーメーカーと自販機を置いたランチルーム・エアロバイクなどを置いたウェルネスルーム(どちらも作るには作ったがコロナ問題を考慮して閉鎖)、
 

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■吉田の新人研修
春牛(19)
http://femine.net/m/read.php/aoba/aoba9_95.htm
 
本来は8人入る部屋に布団の距離を開けて敷いて3人だけ泊めるようにしているらしい。夜間も窓は開放である!(閉めるの禁止)
 
(研修は講師1人と研修生3人の最大4人で、吉田は結局伊川さんたちと一緒である。講習室も窓とドアを開放している)
 
いったん渡した制服は(感染症予防の問題もあり)返却されても廃棄になるということだったので、何ならもらっておく?と言われて伊川さんも「折角だからもらっておきなよ」と唆したのでもらってしまったのである。
 

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■美映のストレス生活
春牛(14)
http://femine.net/m/read.php/aoba/aoba9_90.htm
 
(チームは結局このインフル騒動の後、活動休止になってしまう)
 
春牛(20)
http://femine.net/m/read.php/aoba/aoba9_96.htm
 
(もっともコロナ禍のせいでチームは3月以降活動を休止した)
 
■小林芳雄・北里ナナの発売記者会見
 
春牛(20)
http://femine.net/m/read.php/aoba/aoba9_96.htm
 
2020年5月13日(水)“小林芳雄”の初ミニアルバムと北里ナナの6枚目のシングルが同時発売され、§§スタジオからのライブネット中継で発売記者会見が行われた。
 
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記者たちも各々自社の適当な部屋でZoomを使って§§スタジオとつながり、質問などができるようにしている。司会役は元★★レコード技術部の技師で現在はサマーガールズ出版に所属している則竹である。システムに強い人ということでコスモス社長から指名されて司会をすることになった。彼は3月の復興イベントのネット中継でもシステムの管理者として参加している。
 

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青葉物語・コロナ関連変更(3)

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