■春迷(6)
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9月23-24日、出羽に行った翌週には北海道の大雪山に行った。
金曜日学校が終わってから車で郷愁飛行場に行き、山本・山村マネージャー、小木カメラマンと一緒に旭川空港まで飛び、その日は旭川市内のホテルに泊まった。そして翌日、〒〒テレビの取材班と合流してから、ロープーウェイで旭岳に登った。鏡池その他で撮影した。『大雪を大切に』という次の次の次?くらいのシングル企画である。まだ曲もできていない。
「詩を書いてみて」と山本さんから言われて書いたが「うーん」と悩んでいたので、採用されないかも!
ここはロープーウェイだけかな?楽だったな、と思っていたら、山村に拉致されて、金庫岩の所までいき、それを背景に記念写真を撮った。立花先生と一緒に追いかけてきた希望さんも撮影していた。ついでに、ニセ金庫岩にも行った。
「昔ニセ金庫岩を金庫岩と誤認して遭難した人が居たんだよ。こちらを行くと急斜面を経て断崖絶壁に出る。急斜面は傾斜がきつくてとても戻れない」
山村が指差す方向はロープが張られ行けないようになっている。事故があったので、行けないようにしたのだろう。
「怖い所があるんですね。でもさっき見た金庫岩とは全然形が違いますよ」
「昔は情報が少ないからな」
」
これで終わりかと思ったら、日曜日は裏側に回り込んで黒岳にもロープーウェイで登った。でも層雲峡の景色や銀河流星の滝とかで感心していた。山本さんが居るので、温泉にも入っていこうと言われたらどうしよう?と思ったが
「温泉まで入る時間が無くて残念」
などと言って日曜の夕方には熊谷に帰着した。今回は両方ともロープーウェイだけで、“登山”は無かった。でもオーリンの趣味?で土日の2日間は女性化された!(それでお風呂に入る訳にはいかなかった)月曜日の夕方にやっと男の子に戻してもらった。それで月曜日の柔道はサユリと組んだ。
そしてまた別の番組で女装させられた!
「なんでだろ?今日の君には男の服を着せるのは犯罪だという気がする」
(凄くいい勘してると思う)
それでスリムなドレスを着せられたが、ますます色っぽさが強調される。視聴者からも「煌ちゃん細ーい」「セクシー」「俺道を誤りそう」という声。
「まるでおっぱいあるみたいだ」
「上げ底です」
(衣裳さんからパッドを渡されたが、彼は実はそれを入れずに生胸で出た。巨乳になりすぎるからである/木内飛鳥に触られて「まるで本物みたい」と言われた)
「君は“立山きらめきこ”だ」
「なんか不自然な名前」
「シャイニーと呼んであげよう」
「あまりの色っぽさに思わずプロポーズしたくなった」
「俺は押し倒したくなった」
ストロング小島がジョークで?押し倒したらBPOから「女子中学生を押し倒すとは言語道断」と言われて、テレビ局の社長が謝罪した。煌と小島も和解の記者会見を開いた。記者会見に同席した司会者のアスパラカスは「ちょっとあの衣裳はセクシーすぎたな」と言って次回はシスターみたいな服を着せられた!
(視聴者からは「ミッションの生徒みたいで可愛い」と言われた。ついでに都内のミッションスクールから入学案内が送られてきた!)
そして煌は日曜あたりからPMSっぽいものがあったので念のためナプキンを着けておいたら9月26日(火)に生理が来たので「なんで〜?」と思うことになる。
(きっと、9月12日に女体だったので排卵が起きたせい)
川崎ゆりこは8月下旬に出産して、本来は11月下旬まで産休だが、コスモス(の夫?)が10月上旬に臨月に入ったので、ゆりこは10月上旬から、しばしばテレビ局などに姿を見せ始めた。花ちゃんと連絡を取り、特に薬王みなみ・立山煌の収録現場には良く出て来ていた。
この頃から立山煌は良く女装させられていたが、意見を求められたゆりこは
「女装なんて若い内しかできないから、今の内にどんどん体験させればいいですよ。西宮ネオンも最初の頃は良く女装してましたよ」
と言っていた。ゆりこの肯定発言で、煌はますます女装させられることになる。
「薬王みなみちゃんも女装していいよ」
「あ、楽しそうですね」
10-11月の立山煌(広中礼音)のスケジュール
10月14-15日(土日)阿蘇
11月19日(日)男子アイドル運動会
11月23日(祝)出雲
11月25-26日(土日)博多・大阪
10月10日(火)の朝、礼音の部屋に出て来たオーリンは
「作業のために必要だから」
と言って、また彼を女体に変えてしまった。(きっと排卵を起こさせるため)
「夜には男の娘に戻すから」
と言っていたが、信用出来んなと思った。でも今回はちゃんと夜仕事が終わって寮に帰ってきたところで男に戻った。
でもこの日は学校で女子が5人も抱き付いてきたし、テレビの番組でまたもや女装させられた。
「あんたこのまま毎回女の子の格好で出演してよ」
「いやです」
「あんたの専用コーナー作ってあげるからさ」
「視聴率落ちますよ」
「いや視聴率は上がると思う」
(煌ちゃんの可愛い姿見たいという視聴者の声が圧倒的)
10月13日(金)、立山煌の写真集が発売された。5月に行った三方五湖(みかたごこ)、7月に行った白山(はくさん)、8月に行った富士山などの写真が含まれている。ついでに1枚だけセーラー服写真(撮影場所は早朝の東京駅)を入れておいたら、これがとても好評であった。
「次は全編女装で」
なとという声まであった。
「煌ちゃん、次は全部女装で行く?」
と山本さんが訊く。
「勘弁してください」
「じゃ次は中学最後の写真集だからセーラー服写真2枚で」
「え〜!?」
「今回東京駅で撮影したから次は新大阪駅と博多駅で」
「それってセーラー服着て博多まで行くってことですか?」
また今回の写真集のタイトルも議論を呼んだ。
『山がある』
というのが、“山girl”ではと言われたのだが、煌はブログで「『山が有る』です。ぼくはガールではありません」と述べた。
「煌ちゃんはボーイだけど、キャサリンはガールだよね」
(この時点では煌の女性名はまだ乱立状態)
この写真集は2刷以降では『山が有る』と改訂された。でも初刷本がメルカリなどで倍の値段で取引されていた。
10月14-15日(土日)、立山煌は阿蘇に行って来た。「あっそー。阿蘇なの?」という企画である。
山本マネージャー、カメラマンの小木さんと一緒に郷愁飛行場から熊本空港まで飛び、大観峰とか阿蘇五山とか見てきた。この撮影には和服の雅・熊本店副店長の麻生広海さんにも同行してもらった。「麻生さんと阿蘇に行った」という企画に変更する可能性もある。
帰りがけに小さな山(米塚)を見る。
「きれいな山だね」
「そうですね(登れと言われないかとドキドキしている)」
「登りたいけど現在は立入禁止なんだよね」
「残念ですね(良かったぁ)」
「これはスコリア丘ですかね」
と小木。
「そうですよ。美しいですね」
と麻生。
それでここは米塚を背景に記念写真だけ撮った。
その日は熊本市内のホテルに泊まる。(温泉に泊まろうとか言われたらどうしようと思った:一応ペニスは戻りバストは消失しているが、睾丸と陰嚢が無い)
翌日は熊本城なども見た。ついでに山鹿の灯籠娘のコスプレもさせられた。よへほ節を教えられて踊る所も動画撮影された:凄い上手いと指導してくれた地元の人に褒められたが、実は前夜にオーリンが指導してくれたのである。
その後、熊谷に帰還した。
10月24日、礼音(立山煌)は4度目の生理になった。不安を感じた礼音は立花笛吹先生に相談。卵巣の機能を停止してもらった。そのついでに睾丸も戻してもらい、彼は3ヶ月半ぶりに睾丸のある状態に復帰した。
しかしテレビ番組で女装させられる頻度は増え、バラエティだけでなく、クイズ番組とか歌謡番組でも女装させられた、純白のドレスで『白山にたくさんできた』を歌ったの(20人の白いセーラー服の信濃町ガールズと出演)とかは「美しかった」という声が物凄かった。スイスっぽいドレスを着た女性をフィーチャーした『おおブレネリ』の替え歌まで動画サイトに掲載された。
おお、きらめき、あなたのおうちはどこ?
私のおうちはとやまなのよ
深い山の奥にあるの(5つの谷(たに)の間にあるの)
ヤッホー・デデレコデン、ヤッホ・デテレコデン。
(伍箇谷間(ごかやま)という地名を説明している。北陸では“谷”の字は“や”と読むことが多い。近年は“五箇山”と書かれるが、本来誤記だったのが定着したもの)
“デデレコデン”は彼の出身地・南砺市の民謡『コキリコ節』のハヤシ言葉。コキリコはロックに編曲されたりもして元々西洋音楽と相性が良い。
コスモス(の夫?)が出産間近なので、川崎ゆりこは11月3日から事務所に出社するようになった。ゆりこはマネージャーの大部屋のヘッドデスクの所に座り、社長室には、引き続き千里とケイが交替で詰めている。
ウィンターカップの富山県予選は10月28日(土)から始まった。H南高校はシードされているので最初の週は試合が無かった。キャプテンの夏生と顧問の春貴だけが開会式に出席した。オーダーは次のように登録した。
4 山口夏生(3) 154 SF
5 竹田松夜(3) 155 PF
6 原田河世(2) 165 C
7 綾野美奈子(2) 158 SG
8 鶴野五月(2) 152 PG
9 砂井梨央(3) 163 C
10 菓子弥生(3) 161 SF
11 山口一恵(3) 158 PG
12 津田秋奈(2) 162 SF
13.水森彩(1)161 SG
14.中沢優(1)162 PG
15.間鳥雅(1)165 PF
16.琵琶恵美(1) 167 PF
17.金子百合(1) 169 C
18.藤永弘絵(2) 154 SF
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** 高田晃(2) 167 manager
** 竹下叶(1) 152 trainer
** 吉川日和(2) 148 assistant coach
例によって高田晃は登録上はマネージャーだが、実際はアシスタントコーチ兼任である。日和はマネージャーにするにはミスが多すぎるので晃に両方兼任してもらう。日和をアシスタントコーチ登録しているのは単にベンチに座らせる名目である(E級コーチの資格は持っている)。トレーナーは天然女性でないと色々不都合なので叶にやってもらう。
11月4日に行われた3回戦は控え組中心のオーダーで運用したが快勝した。本来のマネージャーである弘絵も2ゴール(4点)決めた。
準々決勝にはレギュラー組を使ったが40点差で快勝した。相手チームが「レギュラーは強すぎる」と言っていた。
11日に行われた準決勝では黒部市の高校と対戦したが、20点差で勝った。準決勝のもうひとつの試合は高岡C高校と富山B高校だったが、富山B高校が僅差で勝った。それで決勝戦の相手は富山B高校と決まった。
そして12日の決勝戦は16点差で勝った。危なげない試合運びだった。それでH南高校はウィンターカップへの初出場を決めたのである。
今回3回戦の後は回転焼きを食べた。準々決勝の後はフルーツパフェで、準決勝の後はお寿司、決勝の後は焼肉にした。
「やはり大会のラストは焼肉ですよね」
まあいいけどね。
東京遠征になるが、さいたま市郊外に宿舎付きの体育館を千里さんが持っているということだったので、そこを借りることにした。千葉にもあるらしいが、そちらは北海道の千里さんの知り合いの高校が使うらしい。
「あちこちにあるんですね」
「私は体育館作るのが趣味ですから」
青葉が“体育館作りたい病”だと言ってたな、と春貴は思った。料理・洗濯係として、今回は1年生のお母さんやお姉さんが10人くらい行ってくれることになった(観光目的も兼ねている気がする)。
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