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■夏の日の想い出・あの衝撃の日(8)

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「私、ハンバーガー食べたい」
などと政子が言い出すので、ボクたちはホテルを出て近くにあるマクドナルドに行く。てりやきバーガーを取り敢えず5個注文してテーブルに行く。政子は楽しそうにおしゃべりしながら、バーガーを食べる。ボクはそれを見ながらポテトを食べる。
 
政子がふつうの感じでこんなにおしゃべりする姿を見たのは、今回の騒動が起きる前以来、1月半ぶりのことだ。そしてボクはそういう楽しそうな政子の姿を見て、こちらも楽しくなってきた。
 
コンビニに寄って偶然置いてあった可愛いレターパッドと大量のおやつを調達してから部屋に戻る。
 
そして政子は「書くぞー」と言って、赤い旋風を取り出すと、レターパッドに向かって詩を書き始めた。ボクはその姿を微笑ましく眺めていた。
 
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ボクたちはその夜もたくさん愛し合った。政子は自分を3回逝かせることを要求していたが、ボクはたくさん刺激して何度も何度も逝かせてあげた。そして逝くたびに政子は詩をひとつ書いた。
 
「ねえ、入れてもいいよ」
「それはしない。それするとボクたちの関係を壊すから」
 
「だってもう壊したんじゃないの?」
「また作り始めたんだよ。だから御守りルールも復活」
「ちぇっ」
 
「でも今日は約束だから、たっぷり逝かせてあげる」
「冬は逝ってないの?」
「内緒」
 
「冬って、女の子みたいに、射精しなくても逝ってるからなあ」
「ふふふ。ボクにコンちゃんは実用上不要かもね」
「ってことはもしかして入れても妊娠の心配無かったりして?」
「ああ。もうボク精子無いよ」
「へ?」
 
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「ボク、夢精がある度に精子の量とか活動性とか顕微鏡チェックしてたんだけどね」
「ふーん」
「10月以降の夢精ではもう精子は認められない」
「じゃもう赤ちゃん作れないの?」
「そうなの。私、赤ちゃん産めない身体なの。ごめんね」
「ほんっとにケイって嘘つきだ」
「ふふふ。ずっとタックしっぱなしだったからそのせいだと思うんだけどね。ま、タックやめたら復活するかもね」
 
「いっそもうすぐに性転換する?」
「ボクお父ちゃんと高校卒業するまでは性転換しないって約束しちゃった」
「内緒にしとけばバレないって。女装生活がバレなかったんだから」
「そうかもねー。でも入院でバレるよ。最低一週間は入院するし」
「冬なら性転換手術した翌日にはマラソン走れると思う」
「そんな人がいたらお化けだよ!」
 
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「でも昨日も今夜も私たち、おちんちん使わずにHしてるし。冬が女の子の身体になってしまってもいいのかもね」
「そもそもマーサってレズだから、こういうHの方が燃えるのでは?」
 
実際政子はこんな会話をしながらもずっとボクのブレストフォームの乳首をいじっている。
 
「そうかも知れん。ああ、でもまた詩が浮かんでくる」
 
政子はそうしてしばしばプレイや会話を中断すると、たくさん、たくさん詩を書いた。そんなボクたちの夜は午前5時頃まで続いた。
 
「ね。ローズ+リリーで動いてた時期は毎日女の子でないといけなかったからずっとタックしてたんだろうけど、これからは週に2回くらいタック休みの日を作らない?」
「ふーん」
 
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「そしたら精子、復活するかもよ」
「復活させた方がいい?」
「私、冬の赤ちゃん産みたい」
「でもボク心情的に男性としてはセックスしたくない」
「夢精はするんでしょ? その精子取っておいて人工授精でもいいよ」
「人工授精なら、まあいいか。じゃ、タックお休みの日作るかなぁ」
 
実際、政子の言った通り「タック休日」(実際には体育の授業が無い日)を作ると、ボクの精子は夏頃に復活した。
 

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いつの間にかぐっすり寝ていた。起きたら7時だった。
 
ボクたちはキスをして顔を洗い服を着て、一緒に朝ご飯を食べに行った。
 
「わあ、なんか美味しい。ビジネスホテルのアバウトなバイキングとは違うね」
「まあ、あれも悪くないけどね」
 
食で満足すると政子はご機嫌になるが、この1ヶ月はその食で満足すること自体もできなかったのだろう。
 
この朝御飯の席で政子は赤鉛筆を持って何かしていた。
 
「何書いてるの?」
「和泉ちゃんの詩がさあ、気にくわないから添削してやった」
「えーーー!?」
 
見ると、水色のラブレターの詩を書き出したものに、政子は赤鉛筆で校正を入れていた。
 
「できたー。かなり良い詩になったぞ」
「そ、そう?」
「ねぇ、冬、これを初音ミクに歌わせてよ」
「初音ミクに歌わせて何するつもりさ?」
 
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翌日『水色のラブレター、校正してみた』という初音ミクの歌が youtube にアップされたが「これ、いいかも?」というコメントが多数付く。
 
すると一週間後には『遙かな夢、校正してみた』という鏡音リンの歌が youtubeにアップされ、こちらも「あ、確かに良くなってる」というコメントが付く。
 
すると一週間後に『水色のラブレター』の人が今度は『優視線、校正してやった』
というのを掲載し、そしてそのまた一週間後には『遙かな夢』の掲載者が『涙の影、校正してやった』というのをアップする。
 
このあたりまで来た時点で、ネットでは
「ね、これってひょっとして本人たち同士でやりあってるのでは?」
という噂が広がる。
 
校正された詩の品質があまりにも高かったので、素人がやっているとは思えなかったのである。
 
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このバトルは更に
『恋のクッキーハート、校正したぞ。早く次の発表しろ』
『せつなくて、校正したぞ。だったらさっさと復帰しろ』
 
という応答まで行ったところで終了した。実際お互いネタが尽きたのもあったし、町添さんから「そろそろやめようか」というお達しが、双方に来たこともあった。
 
しかしファンは楽しんだようであったし「マリ健在」というのをみんなが感じ取ってくれた出来事であった。
 

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ホテル日航に泊まった朝、ボクたちは朝食後制服に着替えてから、また秋月さんに迎えに来てもらい、それぞれの家に帰還することにする。
 
「ね、琴絵から、そろそろおふたりさん学校に戻ってこない? って電話があったんだけど」
とボクは言ってみた。
 
「そうだなあ。明日から出て行こうかな」
「じゃボクも出て行くよ」
と言って、ボクは政子にキスをする。
 
「秋月さん、お時間使って申し訳ないのですが、**市の**スタジオまで行ってもらえますか?」
 
「へ?何をするの?」
「音源制作です」
「えーーー!?」
 
このスタジオには、知り合いのエンジニア山鹿さん(麻布さんの同僚だった人)が勤めていて、ボクは先週の内に「もしかしたら行けないかも知れないけど、その場合も規定の料金は払います」と言って予約を入れておいたのである。
 
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休日なので低料金で短時間小スタジオを借りられる下のフロアには人が多かったが、ボクたち3人は山鹿さんに案内されて最上階のコントロールルーム付きの広いプロ用スタジオに入った。山鹿さんと秋月さんは面識があるようであった。
 
「何するの?」
と政子も訊く。
 
「少し歌いたくなったでしょ?マリ」
「ちょっとね」
 
「だから歌おう」
と言って、ボクが出したのは『長い道』と『カチューシャ』の譜面である。
 
「秋月さん、★★レコードで既存音源を使った編集CDを出したいって言ってましたよね。私たちこの2曲、12月のロシアフェアで歌ったから、その時の録音があったということにしてくれません? 私たちと秋月さんと町添さんだけの秘密」
「分かった」
 
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「マリが、町添さんにおごってもらったホテル代代わりに少し仕事したいと言うから」
「どう考えても、この音源の値段の方がホテル代より遥かに高いですよ」
と秋月さんは笑顔で言った。
 
「ああ、ホテル代の分か。じゃ、私頑張って歌うよ。御飯も美味しかったし」
と政子は言う。
 
そしてボクたちは、ボクがあらかじめ用意していたMIDI演奏に合わせてその2曲を吹き込んだのである。最初マリに心の準備をさせることを兼ねてスタジオに置かれたスタインウェイのピアノでボクが演奏したものを録り、そのあと、ふたりの歌唱を録った。
 
この2曲の音源は、その夏に発売されたローズ+リリーの『ベストアルバム』に収録されることになる。特に『長い道』はタイトル曲になった。
 
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2曲歌っても政子はまだ歌い足りないような顔をしていた。そこでボクたちは更に『あの街角で』を歌った。この時点ではほとぼりが冷めた頃に発売できないかなと思っていたのだが、結局、2012年のアルバム『Wake up』に『あの街角で2008』の名前で収録されることになる。ボクと政子が各々の父との約束を守っていたら絶対に存在しないはずの音源であったが、ボクたちは「2008年に練習で歌っていた音源が発見された」ということにした。
 

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スタジオの後、帰宅する。まずは協力してくれることになっていた紗恵に連絡して彼女の家まで行き、ピックアップしてから政子の家に行く。紗恵と政子のふたりで政子の家に入っていくが、張っている記者さんたちも、基本的に出てくる人に注意を払っているので入って行く人はあまり見ていない。
 
そして出てくる時は紗恵と詩津紅の2人であった。
「ほんとにありがとう」
と言ってボクは詩津紅をハグしたが、紗恵は
「冬ちゃんと詩津紅って、時々ハグしてるの見かけたけど、恋愛関係じゃなかったのね」
などと言う。
 
「私たちは女の子同士の感覚しかないよ」
とボクが笑って言うと、
「なんか、そうしてる姿見てて、男の子には見えないもんね〜」
と感心したように言っていた。
 
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「じゃ、明日からふたりとも学校に出てくるのね?」と紗恵。
「うん。政子がやっとその気になってくれたからね。記者の数も減ってるみたいだし、学校に迷惑掛けることもないかと」
 
「学校に押し寄せて来た記者、最初すごかったね〜」と詩津紅。
「すぐ警備会社の人が校門に立つようになったね」と紗恵。
「わあ、迷惑掛けたなあ」とボク。
 
「あ、そうそう」と詩津紅が思い出したように言う。
「ん?」
「冬さ、学校では、性転換手術を受けるために休んでいるということになってるみたいだから」
「えーーー!?」
「年内にタイに渡って手術を受けて1月中は静養しているらしいという噂が」
「きゃー」
 
「だから、明日は女子制服で出てきなよ」
「うーん・・・」
 
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ふたりを自宅まで送っていってから、ボクは自分の自宅近くで降ろしてもらう。
 
そして記者さんたちが張っている中、堂々とひとりで家に行き、呼び鈴を鳴らして入れてもらう。若葉とタッチしてからハグしあった。
 
「そうやって並んでると双子みたい」
などと母が笑顔で言う。ふたりで◎◎女子高の制服を着て並んでいるところをボクの携帯と若葉の携帯で撮してもらった。
 
「私は冬の裏工作係だからね」
などと若葉は言う。
 
「若葉ちゃんから色々聞いたけど、お前もう近い内に性転換するんだって?」
「へ?」
「もう病院にも行って予約も入れてるなんて。お父さんに内緒でも私には一言言ってくれてもいいのに」
「あ。いや病院には行ったけどまだ予約まではしてないよ」
 
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「あらそうなの?でも若葉ちゃんから手術の方法とか聞いたけど、ちゃんと濡れるヴァギナとか性感のあるクリトリスもできるし、女として結婚もできるのね。あんた今でも女に見えるし、あんたがそうしたいなら、それもいいかもね」
と母がしんみりした表情で言う。
 
「身体を女の子に直してから、学校に復帰するの?」
「あ、いや。手術はもう少し後にしようかな。学校には明日から行くよ」
「あら」
 
若葉が笑っている。姉もチャットをしながら笑っている。
 
「でも女子の制服を作らなきゃいけないでしょ? あんた夏服は持ってるけど冬服はまだ作ってなかったから」と母。
「えっと・・・男子の制服で出て行くよ」
「なんで〜?」
「なんでと言われても、どうしよう?」
 
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とボクは、若葉に「説得されすぎ」ている母に戸惑ったのであった。
 
 
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■夏の日の想い出・あの衝撃の日(8)

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