■夏の日の想い出・ある所に(4)
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7月26日(水)、白鳥リズムのシングル『ミュージック』が発売された。前作『スポーツ』同様、CDタイトルの『ミュージック』という名前の曲が含まれていない。楽曲はバックバンド白雪1200kmのメンバーにひとつずつ歌詞を書いてもらい、それに岡原加奈(松本花子)が曲を付けたものである。
『背中でギター』(五和真希作詞・岡原加奈作曲)
『寝転がってピアノ』(四谷恵美作詞・岡原加奈作曲)
『足でベース』(三嶋道代作詞・岡原加奈作曲)
『指でドラムス』(二見睦子作詞・岡原加奈作曲)
『逆立ちしてサックス』(十勝萌子作詞・岡原加奈作曲)
『背中でギター』(五和真希作詞・岡原加奈作曲)
リズムがギターの“背中弾き”をしている。昔見たバンドのライブでギタリストがやっているのを見て「かっこえー」と思って練習していたらしい。リズムは身体が柔らかいので、こういうこともできる。
『寝転がってピアノ』(四谷恵美作詞・岡原加奈作曲)
寝てキーボードを弾くのは行儀が悪いだけで、技術的にはそんなに難しくはない。但し弾いているのは電子ピアノである。アコスティックピアノは寝ていると力(ちから)が入らないので演奏は困難である。
『足でベース』(三嶋道代作詞・岡原加奈作曲)
これはエレクトーンのペダル鍵盤でベースを弾いている。リズムは両足弾きができるので、ウォーキングベースなども、してみせている。
『指でドラムス』(二見睦子作詞・岡原加奈作曲)
これはMIDIパッドを指で弾いてドラムス音を出している。
『逆立ちしてサックス』(十勝萌子作詞・岡原加奈作曲)
これは正確には“逆さ吊り”でサックスを吹いている。ワイヤーで逆さ吊りしてもらい、その状態での演奏である。頭に血が上ることを除けば、普通にサックスが吹ける人にはできるワザである。以前イベントで安原祥子がやっていたので、自分も機会があったらやってみようと思っていたらしい。
しかし今回5種類の楽器を演奏したことになり、音楽能力の高さも証明した。
7月28日(金・さだん)、建設中だった二子玉川の新・男子寮が竣工した。寮生達には8月中くらいの移動をお願いした。
7月29日(土)、“銀の昔話ミニ”では『三枚の御札』を放送した。
主な配役
小坊主:常滑真音
山姥:秋風コスモス
和尚:木崎望夢
便所の神:川内みねか
猫:水谷康恵
語り手:水谷雪花
あらすじ
小僧さんがお使いで山に行きますが、和尚さんは念のためにと言って御札を三枚渡しました。
小僧は山で迷ってしまいますが、そこにお婆さんが出てきます。
「君こんな山の中でどうしたんだい?」
「迷ってしまって」
「今日は遅い。うちに泊まっていきなさい」
と言うので、泊めてもらうことにしました。小僧さんが夜中寝ていると何か音がします。何だろうと廊下に出てみるとお婆さんが包丁を研いでいるのでした。
「うまそうな坊主だ。煮て食おうか焼いて食おうか」
などと言っています。
「大変だ!ここは山姥の家だったのか!逃げなくちゃ」
でも小僧さんは山姥に見付かってしまいます。
「こら、どこに行く?」
「ちょっと便所に」
「便所なら仕方無い。早くしろよ」
と言って便所に行かせてくれました。
便所に入ると小僧さんに便所の神様が言いました。
「窓から逃げなさい。ここはぼくが時間を稼いでおくから」
「ありがとうございます」
と言って小僧さんは窓から逃げ出しました。山姥が便所の外で越を掛けます。
「まだかい?」
便所の神様が代わりに返事します。
「まだまだ」
山姥と便所の神様は何度もやりとりをしていましたが、そのうち山姥はもう待てなくなります。
「まだかぁ?」
と言って便所の戸を無理矢理開けてしまいました。すると小僧は居ません。
「おのれ、逃げたかぁ」
と言って山姥は追いかけていきます。
小僧さんは道はわかりませんでしたが、御札たちが案内してくれます。またお寺で和尚さんが鐘を撞いていてくれたので、その音を頼りに走りました。
山姥が迫ってくるので、小僧さんは1枚目の御札を投げました。するとそこに大きな湖が出現しました。しかし山姥は
「なんのこれしき」
と言って湖の水をぐぐっと全部飲んでしまいました。そして追いかけて来ます。小僧さんは2枚目の御札を投げました。するとそこに大きな火が現れました。しかし山姥は「ふん」と言うと、さっき飲んだ水を全部吐き出して火を消してしまいました。そして追いかけてきます。小僧さんはとうとう3枚目の御札を投げました。すると大きな山が出現しました。
しかし山姥は
「この程度」
と言うと大きく息を吸い込み、ふーっと息を吹いて山を吹き飛ばしてしまいました。
(この山姥、ゴジラより強い気がします)
それで山姥は追いかけてきますが、あやうく小僧さんはお寺の中に逃げ込みました。
山姥が激しく山門を叩きます。
「くぉーら、小僧を出せ」
和尚が出ていきます。
「なんじゃお前は?」
「小僧を出せ。あれはわしの獲物じゃ」
「その前に術比べをせんか?」
と言うと和尚は印を結び
「オン・バサラ・タラマ・キリーク・ソワカ」
と唱えました。すると和尚の姿は、高さ4丈(約12m)ほどの千手観音様になりました。山姥はびっくりしました。何か手がいっぱいあって強そうです。しかも大きいし。
「なーに、大きさなら、わしだって負けん」
と言って山姥は高さ6丈(約18m)ほどのうわばみに変身しました。
(「今回CGすげー」「CG制作で予算の大半使ってないか?」などと言われた)
和尚が感心したように言います。
「ほほお。なかなかやるな。しかし小さなネズミとかには化けられまい」
すると山姥は
「そのくらい簡単なことよ」
と言って3寸(約9cm)ほどのネズミに変身しました。するとそこにお寺で飼っている猫が飛び付き、捕まえて食べてしまいました。
(豆に変身させて和尚が食べちゃうパターン、虫に変身させて踏み潰すパターンもある)
このドラマは6月下旬に撮影した。コスモスは妊娠6ヶ月の大きなお腹を抱えてスタジオに出て行き、山姥を熱演した。
「そんなに大きなお腹で大丈夫ですかぁ?」
という声はあったが
「産むのは夫だから私は平気」
といつものジョーク(だよね?)を言っていた。
7月29日(土)〜8月11日(金)には、あけぼのテレビで多数のアーティストがネットライブをおこなった。ライブは1日4回で、あけぼのTV玉虫ホール(10:00), 郷愁村の平安ハウス(13:00)、越谷の白鳩ホール(16:00)、江東区の深川アリーナ(19:00)が使われた。
ハイライト・セブンスターズ、UFO、スパイスミッション、富士川32、XETIMA, など多数の大物ミュージシャンがネットライブに登場した。
8月、政子はアクアに電話を掛けた。
「ねえ。私家を建て直したいんだけど、どこか仕事の速い工務店知らない?」
「ああ、知り合いの工務店の人を行かせますよ」
それで九重とお目付役の青池が小平市の政子の家に行ったのである。
政子はこの5月に貴昭と事実婚した(入籍・挙式は2025.09)ので、家が手狭になったので建て直すことにしたのである。新しい家のプランは、政子の両親、親友の古城風花・佐野敏春、そして貴昭と九重・青池の話し合いにより決められた。
(政子はこういう打合せでは役に立たない。冬子は無茶苦茶忙しい)
この家に住む子供は予定を含めて8人、おとなが6人で、そのほかに頻繁に訪れる子供が10人くらい(風花にもよく分からない)居るので、子供たちの居室、プレイルームを確保し、お手伝いの人たちの居室、また音楽練習室などまで入れて、地上3階・地下2階の家のプランが完成した。
住人:政子・冬子・政子の両親、松山貴昭(貴子)、木原正望
政子の子供:あやめ・大輝(大奈)・かえで・来年生まれる予定の子(博史)
冬子の子供:予定
大輔の子供:夏絵
貴昭の子供:紗緒里・安貴穂
(冬子の子供もできるというのは千里の予言)
通いのヘルパーなど11人
育児担当3人、調理担当2人、掃除担当1人
政子のマネージャー役の詩津紅(または妹の妃美貴)
ローズ+リリーのマネージャー3人
よく来る子:麻央の子供3人、萌依の子供4人、亮平の子供1人、リンナの子供1人。
他にも何人か遊びに来る。
千里の子供も来るが、これがまた人数がよく分からない。千里の浦和の家にはこちらから行くこともあるが、あちらの家には桃香の子供が来ていることもあり、これが桃香本人にも人数がよく分からないようである。
子供はたくさん来るから、プレイルームと、男の子部屋・女の子部屋を作ることにした。但し訳が分からないので男の子でもスカートを穿いている時は女の子扱いする。
「かんなちゃーん、おうちかえるから、ちんちんかえして」
「OKOK。また今度女の子にしてあげるね」
「うん。またおねがーい」
「ずっとおんなのこにしといてあげようか」
「ちんちんなくしたら、おかあさんにしかられるから」
「じゃしょうがないね」
どういう遊びしてるんだ?こいつら??(大奈は最近ずっと女の子のままらしい。政子から「ちんちん無くなって良かったね」と言われているようだ)
男の子部屋は作る必要無かったかも?
千里の家では御飯のあげ忘れを防ぐため、チェックシートを使っていたので、こちらの家でも導入した。あやめなどのように自己主張の強い子は大丈夫だが、気の弱い子は御飯を食べ損ねる危険がある。実際要領の悪い大奈などは
「え〜!?ようかんがあったの?あたし食べてない」
などと言ってたりする!
「施工期間は1年くらいですかね?」
と政子の父は訊いたが
「いえ、1ヶ月で建てますよ」
と九重は答えた。
「え〜!?」
工事の間、荷物は隣地の空き地に建てた倉庫に置いておくことにし、人間は恵比寿のケイのマンション、東大和市のケイの両親の家、八王寺のアクアの家などに退避していた。広くて遊び場所が多いので、子供たちにはアクアの家が人気だった。でもアクアのマネージャーの竜崎さんが目を回していた。アクアの家ではおキツネさんの子供たちも大勢出てきて、遊んでくれていた。広いので、鬼ごっこなども、し甲斐があったようである。但し地下のプールには危険だから行かないように言ってある。
8月5日(土)、“銀の昔話”は2時間半スペシャルで、ビンゴアキ主演『鏡の国のアリス』を放送した。チェシャ猫を大内小猫、ハンプティダンブティを揚浜フラフラ、赤の女王と白の女王をケイナとマリナ、トゥイードルダムとトゥイードルディーを実際の双子の鈴鹿美里など、豪華脇役陣であった。
8月9日(水)、アクア33枚目のシングル『愛の塩/風の翼』が発売された。
『愛の塩』(甲斐流星作詞・ケイ作曲)
『与論の太陽』(柴田邦江作詞・大宮万葉作曲)
『風の翼』(立花笛吹作詞作曲)
『愛の塩』(甲斐流星作詞・ケイ作曲)
この曲は19日放送予定のアクア主演の「銀の昔話」で使用される。
『与論の太陽』(柴田邦江作詞・大宮万葉作曲)
アクアが出演する太陽光パネルのCMに使用される。最初は『フロリダの太陽』というタイトルだったが、外国の地名は何かの事情で使えなくなる可能性があるとして、日本国内の地名に変更しようということになった。“日本のフロリダ”を名乗る所はいくつもあるが、どれもイメージが違いすぎて、結局ケイが与論島を提案してそれが採用された。
『風の翼』(立花笛吹作詞作曲)
最初に『愛の塩』のカップリング曲として用意されていた曲である。『フロリダの太陽』が割り込んできて曲順としては3番目に回されてしまった。
8月12日(土)、“銀の昔話ミニ”は怪談『開けるな』(作者不明)を放送した。出演は墓場巡礼のメンツである。これは実は『ふぐ鍋』に続けて撮影した。
語り手:境界迷子
3人の男、一郎・二郎・三郎(死神大鎌・極楽昇天・夜野棺桶)が各々のガールフレンドA子・B子・C子(成仏霊子・草場影見・黒衣魔女)と一緒に山に遊びに行った。6人は1日たっぷり遊んだが、夕方になるので、そろそろ山荘に帰ろうという話が出る。しかし二郎は
「もう少し遊んでいく。先に帰っててくれ」
と言うので、三郎が女の子3人をガードして山荘に帰った。夕ご飯も作り
「あの2人まだ遊んでるのかね」
と言っていたら、ドアを叩く音がある。B子が開けると二郎だった。
「あなただけ?一郎さんは?」
「それが一郎の奴崖から落ちたんだ。死んだかもしれん」
「えー!?」
とA子が泣きそうな顔になる。
三郎は言った。
「もう遅いし暗い。明日警察に連絡して捜索してもらおう」
それで5人で話していた時、またドアを叩く音がする。声がする。
「俺だ。開けてくれ」
一郎の声である。
すると二郎が言った。
「開けるな。それはきっと一郎の幽霊だ」
しかしA子は立って行きドアを開けた。果たしてそこには一郎の姿があり、A子を抱き締めた。一郎は言った。
「大変だ。二郎の奴が崖から落ちたんだ。死んだかもしれん」
え?と思ってA子はB子のほうを見た。そのそばには誰も居なかった。
[*前p 0目次 8時間索引 #次p]
夏の日の想い出・ある所に(4)