■夏の日の想い出・ある所に(2)

[*前p 0目次 8時間索引 #次p]
1  2  3  4  5  6  7  8  9 10 11 12 
前頁次頁時間索引目次

↓↑BottomTop

タイトル曲はアクア作品にしては珍しい洋楽カバーだが、これはこの日シングルと同時に発売されたアクア9枚目の写真集『砂の城』に合わせたものだったからである。数百年の生命を持つブロンズの彫刻の次は、数時間という儚い命の砂の造形というアイデアは昨年『ブロンズの森』を撮った時からあったものの、砂の造形はあまりにも壊れやすすぎて、いかにして壊れるまでの短時間の間に撮影するかという技術的な問題があった。
 
千里は私有地内に体育館を建て、中に砂場を作って雨風から守り、そこに人海戦術で、一晩で多数の砂の城を作り、ほんの3時間ほどの間に多数の写真を撮った。それがどうしてもうまく行かなかった場合の保険として、別の体育館の砂場で、砂とニカワを混ぜたものでも多数の造形をし(これは一週間で作った)、ここでも撮影をしている。撮影が終わった後は小学生達を入れて、城を壊す様子まで撮影した。また写真集と同時発売のビデオDVDには撮影中に“メンテ班”が壊れた砂の像を補修している様子も映っている。撮影後に葉月がアクアを砂の城の上に倒したりする所まで映っている。
 
↓↑BottomTop

撮影に掛かった費用は多分“鏡迷宮”に次ぐ大規模なものとなった。しかも撮影環境は消えてしまう。アクア以外のプロジェクトではあり得ないお金の使い方だ。ただし、撮影に使用した体育館は砂を取り除いて普通の体育館として再整備される。
 

↓↑BottomTop

6月10日の銀の昔話・ミニは『おむすびコロリン』を取り上げた。熊本の“トンカラリン”の映像(地元放送局からの提供)まで流れていた。おじいさんは藤原中臣、隣のおじいさんは山田次郎で、この2人のギャラだけで通常版の「銀の昔話」の予算になった。ネズミのリーダーは藤原さんの絡みで友情出演!(ノーギャラ)の今井葉月である!
 
ミニなのであまり予算が無いがこの役に無名俳優は使いたくないテレビ局側と、葉月に大きな役を経験させておきたい§§ミュージック側との思惑が一致した。
 

↓↑BottomTop

6月14日(水)ラピスラズリ16枚目のシングル『おじいさんの150年時計』が発売された。
 
『おじいさんの150年時計』(Henry Clay Work作曲, 桜坂奈那作詞)
『ゆかいな牧場』(アメリカ民謡 醍醐春海訳詞)
『8時になったら』(花園光紀作詞作曲)
『羽衣伝説』(夢倉香緒梨作詞作曲)
 

↓↑BottomTop

『おじいさんの150年時計』(1Henry Clay Work作詞作曲, 桜坂奈那作詞)
 
曲は有名な『大きな古時計』だが、石川県の女子高生が新たな訳詞を付けて自ら歌い動画サイトにあげていたものを§§ミュージックが許可を取りカバーしたものである。この女子高生が大宮万葉の知り合いであったことから、ラピス用のスコアは大宮万葉から提供された。
 
この歌から、振り子時計が大いに売れ社会現象となったため、この曲はこの俊のRC大賞の特別賞をもらった。流行語大賞にもノミネートされラピスはこの曲を紅白でも歌った。
 

↓↑BottomTop

『ゆかいな牧場(まきば)』(アメリカ民謡 醍醐春海訳詞/Vo.町田朱美)
 
アメリカの曲を取り上げたので、その繋がりで同じくアメリカの曲を選んだ。「イーアイイーアイオー」の掛け声で知られる童謡。多数の人が訳詞を手がけている。またそもそも英語の歌詞自体物凄い数のバリエーションがある。
 
おじいさんの牧場(まきば)で、イーアイイーアイオー
あひるを飼っている。イーアイイーアイオー
こちらでグァッグァッ、あちらでグァッグァッ
どこでもグァッグァッ、グァッグァッグァッグァッ
おじいさんの牧場で、イーアイイーアイオー
 
おじいさんの牧場で、イーアイイーアイオー
雌牛も飼っている、イーアイイーアイオー
こちらでモーモー、あちらでモーモー、どこでもモーモー、
グァッグァッモーモー、グァッグァッモーモー
おじいさんの牧場でイーアイイーアイオー
 
↓↑BottomTop

おじいさんの牧場で、イーアイイーアイオー
豚も飼っている、イーアイイーアイオー
こちらでブーブー、あちらでブーブー、どこでもブーブー、
グァッグァッモーモーブーブー、
グァッグァッモーモーブーブー
おじいさんの牧場でイーアイイーアイオー
 
おじいさんの牧場で、イーアイイーアイオー
鶏も飼っている、イーアイイーアイオー
こちらでコケッコ、あちらでコケッコ、どこでもコケッコ、
グァッグァッモーモーブーブーコケッコ、
グァッグァッモーモーブーブーコケッコ
おじいさんの牧場でイーアイイーアイオー
 

↓↑BottomTop

この後更に動物は馬(ヒヒーン)、羊(メーメー)などと増えて行く。このように後になるほど歌詞が長くなっていくタイプの歌を“積み上げ歌”(Cumulative song) と言う。Old Mcdonald had a farm はその代表的な歌だが、マザーグースなどにもよくあるらしい。フランス民謡の『クラリネットをこわしちゃった』なども最初は
「ドの音が出ない」
だったのが
「ドとレの音が出ない」
「ドとレとミの音が出ない」
とだんだん出ない音が増えていき最後は
「ドとレとミとファとソとラとシの音が出ない」
と全部出なくなっちゃう。
 

↓↑BottomTop

『8時になったら』(花園光紀作詞作曲)
 
“時計”つながりで、花園光紀さんに書いてもらった新曲。8時になったら何か起きることを歌っており、それを期待しているようだが、何が起きるかは歌われていない。ファンの間では「きっとサンタがうちにやってくるんだよ」
などという声もあった。
 
『羽衣伝説』(夢倉香緒梨作詞作曲)
 
昔話シリーズ『天羽衣(あまのはごろも)』の主題歌として制作されたもの。1番はドイツ語で書かれており、放送内でもこちらが流された。これは“天界の言葉で歌う”という設定だったため。2番はそれを日本語に直したものである。ドイツ語については花ちゃんの書いた歌詞をドイツ人の人に校正してもらっているが、あまり直す所は無かったと言っていた。
 
↓↑BottomTop

この歌の最後は「Auf Wiedersehen(オーヴィーダジーエン)」で終わっており、ドラマのラストでも町田朱美は10年一緒に暮らした男にやはり「Auf Wiedersehen」と言っている。これはドラマの字幕では「さようなら」と表示されたが、このセリフはドイツ語の分かる視聴者の間に波紋を呼んだ。
 
この言葉は確かにドイツ語で「さようなら」を意味するが、直訳すると「また会う時まで」という意味であり、羽衣を着た天女はずっと将来、男と再会するつもりなのではと思わせるラストだったのである。この問題についてドラマ制作側は「見る人によって色んな解釈があっていいと思いますよ」とだけコメントした。
 

↓↑BottomTop

6月17日(土)の銀の昔話は『天羽衣(あまのはごろも)』を放送した。
 
天女役には最初ラピスラズリの東雲はるこが想定されていたが、演技力が無さ過ぎて無理という話になり、町田朱美が代わった。羽衣を隠す男は須藤睦夫さん(26)。つまり男が隠すパターンの方である。
 
(この話には羽衣を男が隠すものと老夫婦が隠すものがある)
 
この物語のラストについては前述のごとし。
 

↓↑BottomTop

6月21日(水)、ルビー&パールのシングル『南洋の宝』が発売された。
 
『南洋の宝』(伊勢真珠作詞・大宮万葉作曲)Vo:ルビー
『さざなみ』(水野歌絵作詞・桜蘭有好作曲)Vo:パール
『タヌキのポンポコ・パーティー』(未来居住作詞・愛野礼奈作曲)Vo:夕波もえこ
 
伊勢真珠は大宮万葉の助手で現在妊娠中だが、以前書いた詩作ノートから選んだ作品である。曲を付けたのは3月に出産したLだが、Rが微調整して編曲している。“南洋の宝”とは南洋真珠のことで、MVには大粒の美事な南洋真珠のペンダントが映っている。
 
南洋真珠とは一般には南太平洋などで採れる大粒の真珠で、採れる海域により、白・黒・金色・銀色などのバリエーションがある。
 
↓↑BottomTop

昔は大きいけど品質が悪いと言われたが1970年代に新しい技術が開発され、良質の大粒真珠が作られるようになった。この技術を開発したのは琉球真珠という石垣島の会社である。この会社でも一時期は「無理だ」と言って多くの技術者が辞めたものの、僅かに残った3人の技術者がついに新しい技法を発見したのである。
 
『さざなみ』はこの曲のカップリング曲として制作されたもの。
 
『タヌキのポンポコ・パーティー』は“昔話ミニ”の『むじな』の話で使用される。それで、このドラマでは“泣いている女”を紅型(びんがた)の服を着た夕波もえこが演じている。
 

↓↑BottomTop

6月24日(土)の“銀の昔話・ミニ”は落語でおなしみの『ふぐ鍋』を放送した。
 
出演したのは墓場巡礼の泣原死亡と地獄大佐。他に数人、劇団のメンバーが脇役で出ている。さすがコメディのプロたちだけあって、本筋以外の部分でもたくさん笑わせてくれた。脚本家も「アドリブは自由に」と言っていた。
 
地獄大佐は無観客での演技はしたくないのではということで、最初隣人役には夜野棺桶が予定されていたが、地獄大佐が「本公演以外ならいいよ」と言って、この2人での撮影が実現した。
 
なお、地獄大佐側からの要求で収録は“一発録り”でおこなった。
 
あらすじ
主人公がふぐをもらった。美味しそうだが、当たると怖い。そこで隣人を呼び、ふぐとは言わないまま、少し分け与えた。
 
↓↑BottomTop

隣人は翌日になっても元気でピンピンしている。それを見て、果たして大丈夫だったようだと思い、自分も食べた。食べ終わった頃、隣人が顔を出した。
「美味しい物をありがとうございました。旦那さんもお食べになりましたか?」
「ああ、食べたよ」
「手足がしびれるとかはありませんか?」
「別に大丈夫だよ」
「では私も帰って頂くことにします」
 
(隣人ではなく乞食に食べさせようとするバージョンもある。原作は十返舎一九)
 

↓↑BottomTop

6月25日(日)、ビデオガールコンテストの2次審査がおこなわれた。
 
一次審査合格者の内、期限までに誓約書や生徒手帳のコピーなどを提出した108人が審査対象となる。これを実力が平均するように8グループに分け、各々がwebカメラ付きパソコンの前で、審査員の質問に答えたり、パフォーマンスする。各グループの原則2位までが本戦に進出する。(極めて惜しい場合は3人選んでも良い)
 
本選は7月21-23日に行われる。

↓↑BottomTop

6月28日(水)、薬王みなみ7枚目のシングル『不思議な水』が発売された。
 
『不思議な水』
『夜行列車』
『緑の首飾り』
『若草の少女』
『モンマルトルの風』
 
全曲来月公開予定のアクア映画の曲である。アクアの音源制作が間に合わない可能性がある(というよりその可能性が高い)ので、薬王みなみにも歌わせておいて、間に合わなければそれを使うが最終的にはアクア版で差し替える、ということで歌ってもらったものである。『若草の少女』と『モンマルトルの風』は実は北里ナナのカバーである。但しモンマルトルのほうは若干歌詞が改訂されているらしい。(モンマルトルは単にイメージで付けていたタイトルで今回フランス人に見てもらっておかしな所を変更したらしい。)
 
↓↑BottomTop


7月1日(土)の“銀の昔話・ミニ”は小泉八雲の『むじな』を放送した。
 
主人公を演じたのは岩本卓也、泣いている女は夕波もえこ、ソバ屋は松田理史が演じた。のっぺらぼうは特殊メイクである。表情が使えない中、声だけで演技するのは結構難しいですよ、と松田は言っていた。
 
鈴鹿あまめ(明治の女学生風の衣裳)の解説
「その昔、東京の紀の国坂という所には、むじなが出て人を化かすという噂がありました」
 
主人公が夜道を歩いていたら道端で俯いて泣いている女がいた。
「これこれ君、何を泣いているんだね」
と声を掛けた。すると女は立ち上がって、こちらを向いた。女の顔には目も鼻も口も無かった。
 
主人公は「ぎゃっ」と声をあげて走り逃げる。灯りを見るので駆け寄ると、ソハ屋の屋台だった。その屋台に飛び込む。
 
↓↑BottomTop


↓↑BottomTop

前頁次頁時間索引目次

[*前p 0目次 8時間索引 #次p]
1  2  3  4  5  6  7  8  9 10 11 12 
夏の日の想い出・ある所に(2)