■夏の日の想い出・ある所に(3)
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「み、見た」
「何を見なすったんで?」
「女だ。女を見たんだ」
「女ってどんな女ですか」
「何と言ったらいいのだろう。あんな恐ろしいものは見たことが無かった」
「へー、その女というのは、こういう顔でしたかい?」
振り向いたソバ屋の顔にも目鼻口が無かった。主人公は気を失った。
鈴鹿あまめの解説
「このそば屋の主人が着ていた服ですが、実はたぬきの毛で織った生地で作られていました。たぬきの毛はカシミヤにも似ていて良い生地になるのだそうです」
あまめと岩本卓也の対談
「ところで、のっぺらぼうって口も無いのにどうやってしゃべるんですかね?」
「謎ですね。腹話術?」
「あれは口を少し開けておかないといけないんですよ。だからパパ・ママみたいな口を閉じる音が出せない」
(それで腹話術師は「お父さん・お母さん」みたいに別の言葉で言い換える)
「だったら、テレパシーとか?」
7月5日(水)、月城たみよ3枚目のシングル『カッパの数え歌』が発売された。網引き→田んぼと来た第3弾は河童に行った。
『カッパの数え歌』(古式帰蝶作詞・牟田愛良作曲)
『牧場の日々』(古式花音作詞・牟田愛良作曲)
『小鳥のささやき』(弐輪恋娘作詞・北沢晶菜作曲)
『カッパの数え歌』(古式帰蝶作詞・牟田愛良作曲)
1−1番美人で、仲の良い広瀬みづほが笑顔で手を振っている。たみよ自身は美人とか可愛いとか言われるより「男らしい」とか「かっこいい」と言われるほうが好きである。FTMというほどではないが「ちんちん欲しー」と良く言っている。祖父母の住む甑島で網引きに参加した時は「充分戦力になる」と言われて嬉しがっていたらしい。叔父さんとかからは「のりちゃん男になってもいいよ」「嫁さん紹介してやろうか」と言われたとか。
2−ふたりで相撲、地元中学の同級生男子!と相撲を取っている映像が映っている。たみよのファンは女の子が多いので「おお力強い」と好評であった。リズムなんかと同様に「お嫁さんになりたい」というファンメールも多い。
3−水が好き、4尻子玉、と続いて行く。9は「きゅうり好き」と言ってキュウリをぼりぼりかじっている。地元のJAからきゅうりがどっさり送られてきたとか!
『牧場の日々』(古式花音作詞・牟田愛良作曲)
牛を飼っている農家の1日を歌っている。たみよが乳搾りしている様子などもMVには映っている。今回は地元で一週間ほど色々な場面を撮影している。
『小鳥のささやき』(弐輪恋娘作詞・北沢晶菜作曲)
たみよ自身のフルートをフィーチャーした可愛い曲。東京のテレビ局ではこれをたくさん流してもらった。間奏にたみよのフルート演奏がはいっている。たみよが(実質)所有するプラチナフルート“葉二つ”を使用している。テレビ局とかに行く時は警備員に付き添ってもらっている。
7月8日(土)の“銀の昔話”は『3匹の子豚』を放送した。子豚の兄弟をUFOの3人が演じ、オオカミはケイナ、子豚たちのお母さんはマリナであった。
なお木の家は、吹き飛ばすのではなく、叩き潰したことにした。日本人の感覚では木の家は充分丈夫なので、オオカミが吹き飛ばすというのが不自然に感じられるからである。煉瓦の家が発達した中部ヨーロッパとは感覚が違う。(ヨーロッパでも北欧は木の家が多い)
7月12日(水)、常滑真音22枚目のシングル『マネリザ』が発売された。
『マネリザ』(未来居住作詞・福沢聖子作曲)
『明日に向かって走れ』(スクーターのCM/弐輪恋娘作詞・福沢聖子作曲)
『猫の手お貸しします』(黒猫運輸/弐輪恋娘作詞・岡原加奈作曲)
『出雲いづこ』(山陰の観光CM/水野歌絵作詞・琴沢幸穂作曲)
『サルビア街道』(ドラマ主題歌/加糖珈琲作詞・醍醐春海作曲)
『3分休憩』(お菓子屋さんCM/スイスイ作詞・夢倉香緒梨作曲)
『三枚の御札』(未来居住作詞・夢倉香緒梨作曲)
『マネリザ』(未来居住作詞・福沢聖子作曲)
今回はモナリザの真似である。舞音とスイスイの3人が各々モナリザに扮している。今回は服はモナリザと同様のものを着ているが、小道具のようなものが使えず、表情だけでモナリザを真似るので、
「今まででいちばん難しいコスプレでした」
と3人は言っていた。
『明日に向かって走れ』(弐輪恋娘作詞・福沢聖子作曲)
定番となつているスクーターのCMである。今回は北海道で早朝にロケしている。プロデューサー兼任で付いて行った弐輪恋娘こと海浜ひまわりは自らリハーサル役をして「早朝走るのは気持ちいいね」とか言っていた。普段はマネージャーの悠木恵美がリハーサル役を務める。(舞音は寝ている)
『猫の手お貸しします』(弐輪恋娘作詞・岡原加奈作曲)
これも定番の黒猫運輸さんのCMである。今回白猫に扮して2tトラックを運転したのは作詞者の海浜ひまわりである。舞音も免許は取ったがコスモスのお許しが出なかった。
『出雲いづこ』(水野歌絵作詞・琴沢幸穂作曲)
山陰の観光CMである。コロナの終息宣言が出たので、この手の仕事もはいり始めた。出雲大社内を歩く舞音とスイスイ、だいこく様と因幡の白兎とワニに扮した3人などの映像が入っている。
『サルビア街道』(ドラマ主題歌/加糖珈琲作詞・醍醐春海作曲)
ドラマの主題歌である。主な出演者の中に歌の歌える人がいなかったので頼まれた。ついでにちょい役で1シーン出てひとことしゃべってきた。それなのに大きく名前が出ていたのでびっくりした。(友情出演:つまりノーギャラ!)
『3分休憩』(お菓子屋さんCM/スイスイ作詞・夢倉香緒梨作曲)
これまでに何度かCMを撮った和菓子屋さんのCMである。“3分”というのに合わせてワルツで作られている。
『三枚の御札』(未来居住作詞・夢倉香緒梨作曲)
昔話シリーズの主題歌
この日は同時に舞音withスイスイ名義でアルバム『こどものうた・なつのうた』も発売された。『こどものうた』シリーズ第三弾である。30曲ほどが含まれる。
『ちゃつみ』
『かもめの水兵さん』
『とんでったバナナ』
『アイスクリームの歌』
『お化けなんてないさ』
『かたつむり』
『雨』(雨が降ります雨が降る)
『あめふり』(あめあめふれふれ)
『雨降りお月さん』
『ウミ』(海は広いな大きいな)
『ツッピンとびうお』
『たなばたさま』
『花火』(どんと鳴った花火だ。きれいだな)
『ほたるこい』
『きらきら星』
『ピクニック』(丘を越え行こうよ)
『ふじの山』
『フニクリフニクラ』
『山賊の歌』
『月の沙漠』
『おたまじゃくしはかえるのこ』
『森へ行きましょう娘さん』
『おお牧場はみどり』
『おおブレネリ』
『可愛いあの子』(ノーナ・マニサバ・ヤンプーニャン)
『サモア島の歌』
『ぶんぶんぶん』
『山の音楽家』
『夕焼け小焼け』
『山のワルツ』(素敵な山の幼稚園)
『赤鬼と青鬼のタンゴ』
Service Disk
『夏の思い出』
『夏は来ぬ』
『われは海の子』
『海』(松原遠く消ゆる所)
『浜辺の歌』
『椰子の実』
『パプリカ』
『故郷』
前作から時間が空いたのは実は選曲に難航したからである。小さい子供向けの歌だけでは少なすぎて、中学生くらい向けの歌も混じってしまった。この分は最終的に“サービス・ディスク”として分離した。
7月15日(土)の“銀の昔話・ミニ”は、また落語ネタで『お菊の皿』を放送した。
最初に解説役の元原ユミ(マミの妹)が久留米絣(くるめがすり)の和服で登場して背景を説明する。
「青山主膳のお屋敷で働いていたお菊さんは家宝の10枚セットの皿を1枚割ってしまったことから、殿様の怒りを買い、手討ちにされる、つまり殺されて、古井戸に投げ込まれてしまいました。それ以来、その井戸にはお菊さんの幽霊が現れ、1枚、2枚、と皿の数を数え、9枚まで数えて『1枚足りない』と恨めしそうに言うのだそうです。世間ではこのお菊さんの幽霊を見に行く人たちが出ました」
揚浜フラフラ軍団演じる町人たちが噂話をしている。
「お菊さんの幽霊が出て皿を数えるんだって」
とニセクイーン東(女に見えるが本当の性別は誰も知らない。(*3))。
「へー、何か怖そうだなあ」
と漕麻央奴(こぐまお・やっこ)。
「見に行ってみようぜ」
と健康バッド。
「そんなの見て祟られないかい?」
と漕麻央奴。
(*3) 彼女の本当の性別を知っているのは多分フラフラだけだが、フラフラは東をほぼ男扱いして結構ハードなこともやらせている。更に
「ちゃんとやらないとチンコ切るぞ」
とかも言っている。但し、夜は必ずマネージャーとかに送らせている。また遠征の時はいつも別室である。風呂付きの個室に泊めて大浴場とかに行かなくてよいようにしている。
声は女性の声に聞こえるが「両声類の性転換者なのでは」と思っている軍団メンバーも多い。テレビ局は女性に準じて扱い、下着姿などは映さない。トイレも女子トイレを使って下さいと言っている。ちなみに“ニセクイーン”(faux Queen)という言葉は本来はドラッグクイーンみたいなパフォーマンスをする女性のことである。
今回は町娘風の黄八丈を着ての演技。
「お菊さんは9枚まで数えるけど、最後まで聞いたらいけないらしい。だから7枚くらいまで数えたところで逃げ出すんだよ」
とニセクイーン東。
「なるほどー」
それで6人ほどで見に行く。(健康バッド・ニセクイーン東・漕麻央奴・ローカル竹田・魔暗胡瓜(まあきゅうり)・安泥腐愚 )
青山家の屋敷で待っていると、やがて何個かの人魂と共に、お菊の幽霊(木田いなほ)が現れ、皿を数え始める。7枚まで数えたところで4人は逃げるが、健康バッドとニセクイーン東の2人は恐怖の余り腰が抜けて逃げられなかった。やばい、9枚目を聞いてしまう。死んじゃうと思ったのだが・・・
お菊さんは9枚まで行くと、更に「10枚、11枚、・・・」と数え続ける。
ニセクイーン東が訊いた。
「ちょっと待って。なんであんたそんなに数え続けるの?」
お菊の幽霊は答えた。
「はい。明日はお休みにしますので今日は明日の分まで18枚数えます」
このオチのセリフをまじめな顔で言い切った木田いなほ(21)は、牡丹燈籠で失敗して下げた評価を名誉挽回することができた。(さすがに2度失敗したらもう使ってもらえなかったと思う)
7月19日(水)、北里ナナ13枚目のシングル『風と鳥の歌』が発売された。
アクア版『少年探偵団』が終わり、北里ナナの出番も終わってしまったが、今年も紅白に呼ばれた場合に備えての楽曲である。
アクアファン以上に存在するナナのファンが買うので発売と同時にミリオン達成。13枚目のミリオンとなる。またランキングのデイリー及びウィークリーのトップも獲得した。
『風と鳥の歌』(南国花野子作詞・大宮万葉作曲)
『秘密の入江』(国立カナン作詞・鴨乃清見作曲)
『モンマルトルの風(改訂版)』
モンマルトルの風は以前出した曲だが、今回アクア映画に使うことになり、フランス人の人に見てもらって変な所を改訂したもの。
「なんかナナちゃんのほうがアクアよりいい歌もらってない?」
「うん。こちらのほうが品質高い」
「アクアの歌もかなりの高品質なんだけど」
「初期の頃はナナの歌はデチューンされてたけど、最近はこちらのほうがレベル高くなった」
「それにしてもナナちゃんいろっぽい」
「女盛りだもんな」
「もう男役は無理だな」
「来年からはもう女優1本だよ」
「今回の映画の中でもう男は廃業してたし」
7月21-23日、今年のビデオガール・コンテストの本戦が郷愁村の§§ミュージック分室で行われた。二次予選を突破した全国の20人が飛行機などで集められた。今年は本戦に進出したのは全員地方信濃町ガールズであった。
もはやビデオガールコンテストは不要では?昇格試験に1本化していいのではという意見もあったが、逆に地方ガールズになるための登竜門になっているのではないかということから、コスモス・ゆりこまで入れたビデオ会議で来年以降も存続させることが決まった。何しろどんな田舎からでも参加できる芸能オーディションは他に無い。しかも音楽能力最優先のオーディションもこれだけなのである。多くのオーディションの基準は不明確である。歌が上手いわけでもなく美人というわけでもない子が選ばれている。もはやあみだくじで決めてるのではと思いたくなるほどである。
今年はみんな優秀で、2020年頃までの基準では優勝争いしてそうな子ばかりだったが、下記8名の入賞を決めた。
1.荒木翔代(中1)
2.野村友美(中1)
3.上森由梨(中2)
4.石田紡希(中1)
5.森中樹音(小6)
6.岡林果林(小6)
7.里田芽糸(中1)
8.片山浩美(中2)
5位の森中さんは審査中に男の子であることが判明したが、そのまま審査して5位入賞とした。最近の男の娘は完璧すぎる!
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夏の日の想い出・ある所に(3)