広告:國崎出雲の事情-10-少年サンデーコミックス-ひらかわ-あや
[携帯Top] [文字サイズ]

■クリスマス事件(7)

[*前頁][0目次][#次頁]
1  2  3  4  5  6  7  8 
前頁次頁目次

↓ ↑ Bottom Top

朝7時に朝食が差し入れられた。持って来たのは保健室の先生で、犯人の許可を得て、人質のひとりひとりの様子をチェックした。
 
「この子とこの子、血圧が異様に低いです。解放してあげてください」
と保健室の先生が言うので、犯人はそれを認め、2人解放してくれた。彼女たちは先生と一緒に外に出た。
 
これで人質は18人となる。
 
朝9時。突然教卓の下から武装警官が5人現れた。犯人たちと銃撃戦になる。ちょうど教壇の近くに居たエミカが巻き込まれそうになったのを警官の一人が身を挺してかばう。
 
エミカは別の警官に手を引かれ、廊下の外に押し出された。しかし残った警官は犯人に全員射殺されてしまった。こいつらかなり射撃の訓練を受けてるぞ、とボクは思った。銃の扱い方が素人ではないのだ。おそらく特殊部隊とか狙撃隊とかに居た奴らだとボクは考えた。
 
↓ ↑ Bottom Top

犯人たちは教卓を倒して穴を塞いだ。そして外に居る警官隊に向かって警告した。
 
「またこんなことしようとしたら、次は人質を5人くらい殺すぞ」
 

↓ ↑ Bottom Top

そして犯人は人質の女子生徒たちに言った。
 
「お前ら裸になれ」
 
「裸だったら、逃げにくいだろうからな」
 
それでボクたちはお互いに顔を見合わせながら服を脱いだ。エミカが警官隊のおかげで脱出できたので残る人質は17人である。
 
「パンティとブラジャーは着けててもいいですか?」
とアリナが訊いたが
 
「ブラジャーは外せ。まあパンティは勘弁してやる」
と男は答えた。
 
それでみんなパンティ1枚になった。犯人がトマスに目を付ける。
 
「お前、胸無いな。男じゃないだろうな?」
 
するとトマスは裏声で答える。
「わたし、いつもペチャパイって馬鹿にされてるんです」
 
「あはは、そういう奴もいるだろうな。お前、でも男のパンツみたいなの穿いてるな」
「これフレア・パンティと言うんですよ」
「へー。俺も女の下着はよく分からないや」
 
↓ ↑ Bottom Top

フレア・パンティは他にも数人穿いていたので、それでトマスもそれ以上は疑われずに済んだ。
 

女子生徒たちが裸にされているので、風邪を引かないようにということから暖房が強くされたようだ。しかしそれで男子生徒たちの死臭は増した感じもあり、ボクたちは嫌な気分だった。
 
ひとり本当に気分が悪くなった子がいてアリナとネリカが犯人たちに訴えたので、犯人たちは彼女を解放してくれた。その後、12時にお昼の差し入れ、19時に夕食の差し入れがあり、1人ずつ解放されて人質は14人となった。
 
夜12時頃。突然犯人のひとりが言い出す。
 
「娘どもの裸ずっと見てたら変な気分になった。誰かやらせろ」
 
ボクは隣のアリナに訊いた。
「やらせろってどういう意味?」
「セックスさせろということよ」
「え〜?でもセックスしたら赤ちゃんできるじゃん」
「まあ男はセックスすれば気持ちいいからね」
 
↓ ↑ Bottom Top

犯人はクラス1の美人のサンドラに目を付けた。
 
「お前、可愛いな。ちょっとやらせろよ」
 
サンドラは怯えている。それでアリナが怒ったような顔で立ち上がろうとしたが、ボクは彼女を制して立ち上がった。
 
「すみません。私がセックスに応じます」
 
アリナがびっくりした顔をしている。
 
「へー!」
と言って男はこちらを見る。
 
「私、おっぱい小さいけど、いいですか?」
「まあやらせてくれるのならいいや」
 
「私がおふたりどちらともセックスしますから、他の子は勘弁してやってください」
「ああ、それでいいよ」
 

↓ ↑ Bottom Top

正直、セックスってどうやるのか分からなかったのだが、たぶん寝るんじゃないかなと思い、ボクは教室の真ん中付近の床に寝て、パンティも脱いで完全な裸になった。
 
「お前、まだ毛が生えてないのか?」
 
手術の時に陰毛は剃られているので、ボクは無毛状態である。
 
「私、発達が遅いみたいなんです」
「ああ、だから胸もこんなに男みたいに無いんだな」
 
とそれで男は納得したようである。
 
男はボクの上にかぶさるように乗った。そして両足を広げさせる。そして最初割れ目ちゃんの中に指を入れて、例のクリクリス(だっけ?)の所を揉み始める。あとで聞くと、ここを揉まれると気持ち良くなってヴァニラ(だったっけ?)が濡れるらしい。がボクはまだ神経がブロックされていたようで、快感を感じることはできなかった。しかしそれでも濡れたようである。
 
↓ ↑ Bottom Top

「お、よし。濡れて来たな。入れるぞ」
「どうぞ」
 
それで男はおちんちんを入れて来た。きゃー!?何この感覚。
 
校医の先生にガラスの筒を入れて検診された時の感じに似ているが、入れられたおちんちんは、あれよりもっと太い気がした。男の人のおちんちんってこんなに太くなるんだ?とボクはあらためて思っていた。自分に付いていたおちんちんより大きい気がする。もしかしてボクって元々おちんちん小さかったのかもね〜。
 
男はおちんちんをそこに凄い勢いで出し入れしていたが、やがて突然力が抜けたようになり、体重が掛かった。
 
重い。
 
と思ったのだが、それがどうも男が「出した」結果のようであった。そのまま男はしばらくボクを抱きしめていた。
 
↓ ↑ Bottom Top

「気持ち良かったぞ。ありがとな」
「いえ」
 
それでもうひとりの男に交代し、もうひとりの男もボクのヴァニラ(?)におちんちんを入れて、激しく出し入れした末に「出して」果てた。
 
「ほんと、お前気持ちいいぞ」
などと男は言っていた。ボクは何故か涙が出てきた。ボクは男たちに放置されるようにそのまま床に寝ていたが、アリナが寄ってきて、ボクの涙を拭いてくれた。そして促すようにボクを起こし、パンティを穿かせて、窓際に並ぶ他の女子の所に連れ戻してくれた。
 

↓ ↑ Bottom Top

人質の列の方に戻って少しすると、急におしっこがしたくなった。それでアリナと誘い合って、また教室の後ろの方に行き、一緒におしっこをした。
 
「なんでだろう?ボク11時半頃に行ったばかりだったのに」
とボクが小声で言うと
「たぶんあの付近が押し広げられて膀胱も刺激されたんだよ」
とアリナが答える。
「なるほどー。女の子の身体って繊細なんだね」
「泣いてたね」
「なぜだろう。別にセックスされるの嫌というほどでも無かったのに」
「好きでもない男の人にやられて悲しくない訳が無い」
「そうか。やはり悲しかったから涙が出たのか」
「そうに決まってる。でもハルア頑張ったね」
と言ってアリナはボクの手をそっと撫でてくれた。
 
↓ ↑ Bottom Top

ボクたちがおしっこをしていたら、トマスがイリヤと一緒に来た。トマスがおしっこしている所は犯人たちに見られるとまずいので、ボクたちはトマスを囲むような感じにした。それでトマスはしゃがんでおちんちんもできるだけ目立たないようにしておしっこをしていた。
 
それで4人で人質の列の方に戻ったのだが、犯人のひとりがハッとしたような声を出す。
 
「おいお前」
とトマスに声を掛ける。
 
「はい?」
 
「お前、なんでパンティのそんなところが濡れるんだ?」
 
ボクはトマスを見て、あちゃ〜と思った。
 
ちゃんと拭くことができないので、女の子たちはおしっこした後、パンティが濡れている。しかし濡れるのは女の子の身体の構造上、パンティの下の部分、股布の付近で、その付近が面積的に濡れる。ところがトマスのパンツはもっと上の方、上端付近が小さなスポットで濡れているのである。おちんちんの先がその辺に行くので、男の子の身体の構造上やむを得ない。
 
↓ ↑ Bottom Top

犯人はトマスに近づいて来た。
 
そしてトマスのパンツを触る。
 
「てめー、男じゃねーか」
 
「ごめんなさい」
 
「道理で胸が無かった訳だ」
「男は射殺する。こちらに来い」
 
と言って犯人はトマスを教室の廊下側に引っ張っていく。一昨日の夕方撃たれて死んだ男子たちの死体が折り重なるようになっている。犯人はトマスをそこに立たせて撃とうとした。
 
が、その時もうひとりの犯人が声を掛けた。
 
「待て。こいつ女の振りして生き延びようとした、ふてー奴だ。どうせなら、もっと残酷な殺し方しよう」
 
「どうするんだ?」
「女生徒に撃たせる」
「ああ、なるほど」
「クラスメイトの、しかも女に撃たれて死ぬのは、嫌だし恥だろうからな」
 
↓ ↑ Bottom Top

「でも誰に撃たせる?」
「そうだなあ。おい」
と言って犯人のひとりはボクのところに来た。
 
「お前撃て」
「え〜!?」
「セックスさせてくれた礼にお前に撃たせてやる。ほら来い」
 
と言って犯人はボクを引っ張っていった。
 
「こいつ男の癖に女の振りして、それでお前たち女子生徒の裸をずっと見てたんだぞ。悪い奴だろ?だからお前が処刑してやれ」
 
女子生徒の裸を見てたのはあんたたちがもっと悪質じゃんとボクは内心思った。
 
「そんな、撃てません」
「お前が撃たなかったら、こいつ殺した後、お前とあと2人くらい女生徒も殺すぞ」
 
そう言われてピストルを渡された。
 
ずしりと重い。5連発のリボルバーだ。玉は全弾込めてある。これ射撃の授業でも使ったことのある67型じゃん。これで随分的(まと)を撃ったよなあ、とボクは思った。ふつうの人はこういう銃身の短い銃では10mの距離からは的(まと)自体に当てるのも大変みたいだが、ボクはいつも全弾を的の中心に命中させていた。
 
↓ ↑ Bottom Top

そんなことを考えた瞬間、ボクは自分がすべきことに気付いた。
 
「ちなみにお前も胸無いけど、男じゃないよな?」
「さっきセックスしたじゃないですか!」
「あ、そうか。確かに女だった」
 
「でも銃なんて撃ったことないです」
とボクは言う。
 
男たちは2人ともアイシールドを上げて目の付近を露出している。男のひとりがボクの手を取って説明する。
 
「銃の先をこいつの心臓あたりに向けて、それでこの牽き金を引けばいいから。安全装置は外してある。あ、撃鉄も起こしてやるな。そしたら牽き金引くのにあまり力要らないから」
 
と言って男はピストルの撃鉄を起こした。67型はシングルアクションでもダブルアクションでも撃てる銃である。
 
↓ ↑ Bottom Top

それでボクは
「トマちゃんごめんね」
とトマスに言い、少し「立ち位置」を調整した上で、腕をいっぱい伸ばして、彼に向けてピストルを構えた。トマスはもう諦めの表情になっている。
 
そしてボクは「呼吸」を伺っていた。
 

↓ ↑ Bottom Top

↓ ↑ Bottom Top

前頁次頁目次

[*前頁][0目次][#次頁]
1  2  3  4  5  6  7  8 
■クリスマス事件(7)

広告:とつおん-突然女の子になったので、俺のおっぱい揉んでみませんか-バンブーコミックス