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■神様のお陰・花育て(2)

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翌朝起きて、命(めい)はお股に手をやり、おちんちんが付いているのを確認して、すごく悲しい気分になった。その日また理彩の家に遊びに行き、理彩から「おちんちん、どうなった?」と訊かれる。
「もとにもどっちゃった」と言い、パンツを脱いで見せる。
 
「あぁ。きのうは、おちんちんがなくて、わたしとおなじだったのに」
「うん。ぼくも、おちんちんないほうがいいのになあ」
「はやく、おちんちん、なくなるといいね」
「うん。おちんちん、なくしたーい」
 
その後、理彩は、さすがにまたおちんちんを本物の包丁で切ろうとはしなかったものの、何度かおもちゃの包丁や、ハサミで切るまねをすることはあったし、命(めい)によく「おちんちん、なくなるといいね」と言っていた。また命(めい)も「おちんちん、なくなるといいな」とよく言っていた。
 
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そして理彩は、その内ちゃんとお医者さんになる勉強して、それから命(めい)のおちんちん、あらためて切ってあげたいな、などと思った。
 
しかし、月日がたつにつれ、ふたりは、一度ほんとにおちんちんを切っちゃった、ということ自体を忘れてしまった。
 
命(めい)は小さい頃から、女の子のお股の構造について、ちゃんと知っていたし、割れ目ちゃんの中に、おしっこの出る穴以外に「奥の方の大きな穴」があることも知っていて、その奥の穴に、かなり深いところまで指を入れられることも知っていた。そして、そこに実際に指を入れたことがある記憶だけは残っていた。ただ、指を入れたことがあるのは、きっと理彩についている奥の穴なんだろうと思い込んでいた。
 
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命(めい)が時々、そんなことを言っていたので、理彩は自分でも、その穴に命(めい)から指を入れられたことがあるような気がしていた。しかし実際にはこの時期に、命(めい)が理彩のヴァギナに指を入れたことは無かったのである。
 

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その年の11月15日、命(めい)は赤い女の子の和服を着せられて、神社で七五三のお参りをした。拝殿の前でお賽銭を入れ、鈴を鳴らして拍手を打ち、それで帰ろうとしていたら、宮司の辛島利雄さんがちょうど通り掛かり、
「おや、七五三ですか。祝詞を奏上しますよ、拝殿に上がってください」
などというので、一家3人で中に入る。
 
「宮司さん、しばらく寝ておられたようですが、大丈夫ですか?」と理彩の父。
「ええ。ここ数日は少し調子いいので、七五三だしと思って今日は起きてきました」
 
その時、宮司さんは見た目には元気そうであった。
 
宮司さんが太鼓の前に座って、それを打っていたら、ちょうどそこに理彩の一家も七五三のお参りに来た。理彩も赤い和服を着ている。それでそちらの一家3人も拝殿にあがり、一緒にお祓いを受けることになった。
 
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あらためて太鼓を叩いた上で、宮司さんが祝いの祝詞を奏上する。
「今よりの先、この娘子たち、若竹のすくすく伸びるごとく栄えしめ給い、夜も昼も守り給い幸え給え」
 
などと祝いの言葉の糸が神前に織られていく。
 
理彩の母は「神主さん『娘子たち』って言ったけど、理彩はいいとして命(めい)ちゃんもいいのかな・・・」とはちらっと思ったものの、こんなきれいな女の子の着物を着てるし、まあ「娘子」でいいか、と思い直した。
 
この日の宮司さんは妙に調子良くアドリブっぽい祝詞が、なかなか長く、理彩や命(めい)は途中で足がしびれてくるほどだった。
 
お祓いのあと、拝殿前で記念写真を撮る。両親は理彩と命(めい)を並べて写真を撮ったし、両家6人が並んでいるところを宮司さんが写真に撮ってくれたりもした、
 
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神社の後、理彩の家に6人で行き、両家合同でお祝いの料理を作って食べた。
 
「でも、こうして並んでたら、結婚させたくなっちゃいますね」
どちらからともなく、そんな言葉が出てくる。
「本人たち次第ですけどね」
 
そんなことを言っていたら理彩が
「メイは、わたしのおよめさんになるんだよ」
などと言う。
「あら。命(めい)ちゃんがおよめさんなの?」
命(めい)まで
「ぼくも、リサのおよめさんになりたいの」
などと言っている。
 
「うん。メイは、きっとかわいいおよめさんになるよ」
「そうかもね」
 
「でも、今日の宮司さんの祝詞、ずいぶん長くなかったですか?」と命(めい)の父。
「あ、凄く長かったですね」
「調子良かったのかな?」
「かなり長期間寝てたようですからね。元気になってくれるといいですね」
 
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などと言っていたのだが、その宮司さんは七五三の翌日、また寝込んでしまい、一週間後に亡くなってしまったのであった。理彩たちにあげた祝詞は、宮司さんにとって半年ぶりにあげた祝詞であったようだが、結局それが最後の祝詞になってしまったらしい。
 

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命(めい)が幼稚園に入る時、母は迷った。それまで2年ほど命(めい)には魔除けのため、女の子の服を着せていた。幼稚園に入れるのに、男の子の服に戻すべきだろうか? 命(めい)に女の子の服を着せるといいと勧めてくれた神社の宮司さんは先日亡くなったが、その宮司さんは「小学校に上がるまで」女の子の服を着せておくといい、と言っていた。ただ、宮司さんが幼稚園のことまで考えていたかどうかは定かでない。
 
どうしよう? 宮司を継いだ息子さんに聞いてみようかな・・・とも思ったものの、とりあえず、入る予定の幼稚園に連絡してみた。すると本人も含めて会って話したいということだったので、命(めい)を連れて行ってくることにした。
 
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長い髪を三つ編みにして、お出かけ用の上品なブラウスと膝丈スカートを穿かせ一緒に幼稚園に行く。
 
「可愛いですね! 本当の女の子みたいに見える」などと園長先生から言われる。
「君、こういう服が好き?」
「うん。ズボンよりスカートのほうがすき」
などと女の子っぽい口調で答える命(めい)を見て、
「これなら、他の女の子に混ぜても問題なさそうですね」
などともいう。
 
そして、魔除けで小学校に上がるまでこういう格好をさせておくということで、本人もこういう格好が好きということなら、幼稚園は女の子の制服でいいんじゃないですか? と言われた。
 
そこで、命(めい)の両親は幼稚園までは女の子として通わせることを決め、女の子の制服(ピンクのスモッグと赤いスカート)を注文した。
 
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命(めい)にこういう服を着せるようになる以前、頻繁に原因不明の病気にやられ、命(めい)自身が苦しんでいるのに、お医者さんも対処法が分からず、それをそばで見ていて親も精神的に参っていたこと、そして、女の子の服を着せるようになってからは、そういう病気に掛かるのがほとんど無くなったことは、親としてもトラウマのようになっていたのである。
 
今、女の子の服を着せて過ごしていて、それで命(めい)が健康でいられるならそのままの方がいい、と両親ともに思っていた。
 

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幼稚園に通い出した命(めい)は、ほんとに女の子のように振る舞っていた。また、一緒に通っている理彩が命(めい)を連れて他の女の子たちと遊んでいたのも大きかった。大半の子が、命(めい)を女の子と思い込んでいた感じだったし、命(めい)はトイレもふつうに女の子トイレを使っていた。そもそも命(めい)はおしっこを立ってしたことが無かった。
 
命(めい)の名前シールは他の女の子と同様赤いシールで、下駄箱も女の子たちの並びにあった。また識別用の絵は、男の子たちはカエルさんとかウサギさんとか動物のマークだが、女の子たちは花や果物などのマークで、命(めい)のマークは桃であった。
 
水遊びのある日は、命(めい)はアンダーショーツを穿かされ、タマは体内に押し込んで、棒は下向きに収納して、その上に女の子用の水着を着せたので、外見上、おちんちんが付いているようには見えず、ふつうに女の子の水着姿になっていた。それで、他の女の子たちの中に居ても、全然特別な子のようには見えず、実際問題として幼稚園の先生たちでさえ、しばしば命(めい)が男の子であることを忘れていた。
 
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お遊戯会では、シンデレラの演目だったが、命(めい)はシンデレラのお姉さん役のようだった。ただ、幼稚園のお遊戯会なので、シンデレラが5人、お姉さんは10人、お母さんが4人、などといったマルチキャスト!?である。
 
また、ひな祭りの時は、三人官女(が7人いるが)のひとりになって赤い和服で段に並び、にこやかにしていた。
 

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幼稚園の年中さんの時、命(めい)の両親が、命(めい)と理彩の2人を連れて、近くの温泉に行ったことがあった。男親と女親がいるので、命(めい)は父に連れられて男湯の方に行き、理彩は命(めい)の母に連れられて女湯の方に行った。
 
命(めい)はふだん通り、女の子の服を着ているが、小さい子供だから女の子が男湯の脱衣場にいても別に誰も変には思わない。また、服を脱いでしまうと、身体は男の子なので、埋没してしまい全然問題が無い。
 
命(めい)はそういう微妙な問題のことは思いもよらないまま、単純に大きなお風呂に来て、面白いなと思い、広い湯船につかり、ガラス張りになっている窓から外の景色を眺めて、楽しんでいたりした。命(めい)があんまり長時間入っているので、しびれをきらした父が「先にあがってるぞ」と言って出てしまう。たくさん、おとなはいるし5歳なら溺れることもあるまいから大丈夫だろうということで、放置した。
 
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命(めい)はたっぷり温泉を楽しんでから、あがり、またいつもの女の子の服を身につけてロビーに出た。そこでバッタリと理彩に会った。
 
「きもちいいおふろだったねー」
「うん、わたしもきもちよかった−」
「きのかおりが、きもちよくて。ひのきっていうのかな」
「えー? おとこゆはきのふろ、だったの?」
「あれ? おんなゆはちがうの?」
「こちらはいわのふろ、だったよ」
「えー? いわのふろって、みてみたい」
「わたしも、きのふろ、みてみたい」
 
「ね・・・・ぎゃくにはいっちゃおうか」
「うん。ぼくたちこどもだし、いいよね」
 
などとふたりが「いけない相談」をしていたところに、ちょうど玄関の方からまどかさんがやってきた。
 
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「あ、こんにちは」
とふたりとも挨拶する。まどかさんは、なぜか命(めい)と理彩が一緒に遊んでいる時などに、よく現れていた。
 
「君たち、これからお風呂に入るの?」
「いちどはいったんですけど、おとこゆはきのふろで、おんなゆはいわのふろで、それぞれはんたいがわが、みたいねっていってたところです」
「あぁ。じゃ、君たち、ちょっと男と女を変えてみる?」
とまどかさんは言うと、ニコっとふたりに微笑みかけた。
 
「あ・・・」と言って理彩が自分のお股に手をやると、付いてる!
「え・・・」と言って命(めい)も自分のお股に手をやったら、無くなってる!
 
「これで、ふたりとも反対の風呂に入れるでしょ?」
「わーい、ありがとうございます!」
「君たちがこの温泉を出たら、元の身体に戻るから」
「はい」
 
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命(めい)は久しぶりに女の子になれたので、嬉しくなって、女湯の暖簾をくぐり、女湯の脱衣場に入った。当然のことながら、周囲は女の人ばかりである。見回すと、おっぱいを出して涼んでいる人などもいる。わあ、おっぱいいいなあ・・・・、僕も大きくなったら、おっぱいできるのかな・・・などと思いながら、脱衣かごを取って来て、服を脱ぐ。
 
お股のところには、おちんちんは付いてなくて、割れ目ちゃんがある。やっぱり、これいいよねー、と思いながら、命(めい)は浴室に入った。
 
理彩が言った通り、こちらは岩風呂である。岩を組み合わせて作られた浴槽が、ワイルドな感じで、子供の冒険心を呼び起こす。身体を洗って湯船につかった。お湯が、岩でできた龍の口から出ているので、なんか楽しい感じ。男湯の方の、檜風呂では、竹の樋のようなところからお湯は出ていた。
 
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見ていると、女湯なので、入っている人みんな、おちんちんが無い。理彩と母のお股はいつも見ているが、他の女の人のお股なんて、そうそう見るものではないので、今更ながら命(めい)は「女の人って、みんなおちんちんが付いてないのか・・・・いいなあ」などと考えていた。
 
こちらは側面のガラス窓の展望も、男湯の方とは別の向きなので、さっきとは違った景色を楽しめて、命(めい)は時間の経つのも忘れる感じだった。
 
「どう?こちらの身体の感じは?」
などと、いつの間にか近くに来ていた、まどかが浴槽の中で寄ってきた。
 
「ぼく、このからだすきです」
「ふーん。女の子になりたい?」
「うん。なりたい」
「そのうち、なれるといいね」
 
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「えへ。おおきくなったら、おっぱいもできるかなあ」
「うん。あんたはおっぱい大きくなるよ」
その「ビジョン」は過去に、まどかは見ていたので即答した。
 
「ホント? うれしいなあ。ぼく、リサとけっこんして、およめさんになりたいの」
「おやおや。あんたたち、仲いいもんね」
「そして、あかちゃんうんで、おかあさんになるんだ」
「ふーん。。。お母さんにね。。。。あんたなら、なれるかもね」
 
と、まどかは少し遠い所を見るような目をして言った。そして「あれ?」といった表情をした。その時、まどかが何を「見た」のかは、まどかはそのことを誰にも何も言わなかったので、誰も知らないことである。
 

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