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■△・男はやめて女になります(8)

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雅希は出演者用のマンションではなく、ホテル昭和の方に泊まっているので、自分の部屋に行き、少し早いけど寝ようかなと思った。それでシャワーを浴びようと思い、服を脱いでお風呂場に行き、香りの良い桧製の浴槽の中に入ってシャワーを出す。
 
身体全体にシャワーを当てる。顔に当て、耳の後ろを洗い、喉の付近を洗い、豊かなバストを洗い、やがてお股を洗う。雅希には割れ目ちゃんがあり、その割れ目ちゃんの中にちんちんが収まっているので、割れ目ちゃんを開き、その中のおちんちんを取り出してその先の皮がかぶっている部分をめくって洗う必要がある。雅希は、大陰唇と小陰唇の間にも、ちんちんの先の所にも垢がたまりやすい面倒な身体である。
 
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ところがちんちんを取り出そうとした時・・・・
 
「え!?」
 
ちんちんを外に出そうとした指が空振りしてしまったのである。
 
何で?
 
と思って割れ目ちゃんをよくよく開いてそこを見る。
 
「嘘!?無くなってる!」
 
そこには中学生の時に唐突に生えて来て、ずっと雅希を10年以上悩ませてきたおちんちんが見当たらないのである。
 
「何で無いの〜〜!?」
 
雅希は思わず声を出してしまった。
 

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指で割れ目ちゃんの中を触ってみると、前の方に凄く感じやすい部分がある。これクリちゃんみたい。その少し奥に何か小さな穴っぽいものがある。尿道口のようだ。そして割れ目ちゃんのいちばん奥には穴がある。これは普通にヴァギナである。
 
「なんかまるで女の子の身体みたいなんだけど?」
と雅希は困惑した。
 
どうしてこういうことになっちゃったんだろう?雅希はこれまでもヴァギナはあったし、セックスで女役をする時はそこに早紀のちんちんを受け入れていた。
 
クリちゃんと尿道口は小学生の時まではあったのだが、中学生の時、そのクリちゃんが急に大きくなり始め尿道口を飲み込むようにして、ちんちんに変化してしまった。更に割れ目ちゃんの後方、膣よりは少し前付近の陰裂左右の皮膚が膨らんでその内部に卵形のものが左右1個ずつあるのを感じるようになった(それについて雅希は考えないことにしているが、男の子の睾丸みたいなものかもという気はしている)。
 
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だから、雅希はクリちゃんが無くなりちんちんができたことになる(早紀によると「5α還元酵素欠損症」という病気らしく、わりと時々あるものらしい)のだが、今の身体はその変化する前の普通の女の子だった時代のものと同じ感じだ。割れ目ちゃん後方にあった筈の玉のようなものも見当たらない。
 
雅希はシャワーのことも忘れてしばし呆然としていた。
 

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トントンという音がする。
 
更にスマホも鳴る。雅希は取り敢えずバスタオルで身体を拭き、浴室を出てスマホを見た。早紀からだ!
 
「はい」
「ボク。今、部屋の外にいるんだけど、入れてくれない?」
 
雅希は本当に救われた気がした。自分1人ではどうしていいか分からない。でも早紀って“超能力者”(と雅希は解釈している)みたいだから、きっと何とかしてくれる。
 
それでバスタオルを身体に巻いただけの状態でドアを開けた。早紀は中に入ってくると、雅希を抱きしめてキスしてくれた。
 
それだけで物凄く落ち着いた。
 

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「まあちゃん、身体に異変が起きてない?」
「どうして分かったの?実は、おちんちんが無くなって、まるで女の子みたいな身体になっちゃったの」
 
「まあちゃんに何かあった気がしたから来てみた」
「ありがとう!凄い勘がいいね。私、どうしようかと思った」
 
それで早紀は
 
「どうする?ちんちん欲しいなら、まあちゃんを男の子に戻してあげるけど」
「そんなことできるの!?」
「ボクが自分の身体を男に変えたり女に変えたりしてるの、いつも見てるくせに」
「あれって他の人にも適用できるの?自分だけじゃなくて」
 
「そうだけど」
「・・・・」
「どうしたの?」
「だったら、私、女の子の身体にして欲しかったよぉ」
「女の子になりたかったの?」
「私が男になりたいみたいにみえた?」
「ちんちんで結構遊んでるし、男でいたのかと思ってた」
「男なんて嫌だったよぉ。女の子に戻れるなら戻りたかった」
「ごめん。誤解してた」
 
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早紀はわりと他人の気持ちを理解できない所がある気はしていた。ちょっとサイコパスっぽい所もある。でも早紀は自分には優しくしてくれるから好きだ。
 
「だったら女の子になれて嬉しい?」
「嬉しい!女の子になれて、凄く嬉しい」
「だったら、今の身体のままでいい?」
「うん。これでいい」
 
「なーんだ。心配して損した。じゃボク帰るね」
「ちょっと待って。私を抱いていってよぉ」
「いいけど」
 

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それで早紀は男の子になって雅希を抱いてくれた。物凄く気持ちいい気がした。これまでで最も気持ちいいセックスだったかも知れない。
 
「私をこれまでみたいな身体にもできるの?」
「完全に同じにはできないけど、似た感じにはできるよ。まず、まあちゃんをいったん男の子に変えて、その後女に戻す途中で止めると、ちんちんもヴァギナもある状態になる」
 
「あ、それが早紀のふつうの状態か」
「そうそう。男女まじりあってるのがわりと快適だから、よくその状態にしてる」
「でも早紀って、完全な女の子になってることも多いよね」
「まあ気分次第だね。ちんちん要らない気分の時も多い」
「私ちんちん要らない!」
「でも結構遊んでたじゃん」
「ちんちんで遊ぶのは気持ちいいし、射精の快感もいいけど、やはり私は女の子の身体でいたいよ」
「これからは普通の女の子として生きていこう」
「そうする。生理も来るよね?」
「来ると思うよ」
「だったら早紀の赤ちゃんも産んであげるね」
「ボクがパパになるのか・・・・」
「早紀、ママになりたい?」
「悩みはある」
 
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小空と小歌は自分のことママと呼ぶけどね。結局自分も千里ちゃんと同様に父親と母親の両方になる運命なのかも知れない。
 
(早紀は自分を父親とする子供がもう既に存在していることを知らない)
 
「でもなんで私、完全な女の子に戻ることができたんだろう?」
「気にしなくていいよ。まあちゃんがこの身体で満足しているのなら、それでいいじゃん」
「うん。気にしないことにする」
 
雅希は幸せな気分で一夜を過ごした。
 
そしてこの後、城崎綾香の演技はとても安定して「城崎さん成長したね」
とプロデューサーから言われるようになる。
 

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8月5日月曜日。この日からMM化学では、給与もボーナスも払わない会社に抗議して、労働組合がストを開始した。組合員でない貴司はおかげで、何とか業務を止めまいと奔走することになる。美映には
「今日は帰られないかも」
と電話し、結局夜中の1時すぎまで仕事をした。
 
会社を出るも、当然電車など無い。どこかカプセルホテルにでも泊まろうかなと思って流しのタクシーをつかまえようと歩道の端に立って車道を眺めていたらトントンと肩を叩かれる。
 
「千里!?」
「貴司どうしたの?」
 
「仕事で遅くなったけど、姫路に帰る電車はないし、カプセルホテルにでも泊まろうかと思ってた」
「ああ。だったら私と一緒に泊まろうよ」
 
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貴司はゴクリと唾を飲み込んだ。
 
「いいの?」
「遠慮する仲じゃないじゃん」
 
それで千里はちょうど来たタクシーを呼び止めると
「帝国ホテル大阪まで」
と言った。
 
「大阪帝国ホテルじゃないんだ?」
「貴司とデートするのに、ビジネスホテルには行かないよ」
 
そうかな。わりと一緒にビジネスホテルに泊まっているけどと貴司は思ったか気にしないことにした。
 
タクシーは帝国ホテル大阪の玄関前に停まる。ドアマンがドアを開けてくれる。
 
「手続きは私がするね」
と言って千里はフロントでチェックインをした。
 
ホテルマンが2人を案内してエレベータで21階まで上がった。それで案内された部屋は豪華なスイートである。
 
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「なんかこの部屋凄いんだけど」
「デートだもん。豪華な部屋でいいじゃん」
「うん。でも高くなかった?」
「気にしない気にしない。私のおごり」
「ありがとう。ところで・・・その、ボクのおちんちん返してくれないかな?」
 
「ああ。ちょっと待って」
 
それで千里は貴司の手を握った。
 
「男に戻ったと思うけど」
 
貴司はおそるおそる股間に手をやる。
 
最初、ちんちんが取れてしまった気がしたのでギョッとするが、それは普段接着している偽男性器だった。その下に本物の男性器があるのを確認して嬉しくなる。
 
「ありがとう!男に戻れた」
「よかったね。お風呂入っておいてよ」
「千里が先に入って」
「じゃ先にもらうね」
 
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それで千里は浴室に行き、シャワーを浴びてきたようだ。バスタオルだけ巻いた状態で出てくる。
 
「待ってるよ」
と言ってダブルベッドに潜り込んだ。貴司は急いで浴室に行くと、さっと汗を流し、バスタオルで適当に身体の水分を拭き取って、ベッドに急行する。
 
「していいよね?」
「いつでもしていいんだよ。私の旦那様」
「うん」
 
それで貴司は千里が寝ているベッドの中に自分も潜り込むと、千里を抱いて、あっという間に逝ってしまった。
 
そしてそのまま幸せそうな顔で眠ってしまった。
 
「細川さんって、本当に忙しい人だなあ。この精液念のため冷凍しておこっと」
と小さな声で呟くと“千里”はベッドを抜け出し、貴司の棒にかぶせてある避妊具をはがすと、スポイトで中にある精液を吸い上げ、アンプルに移した。
 
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そして貴司に“タッチ”してから部屋を出た。
 

実をいうと、長瀞駅で雅希が千里1と接触した時、千里1を監視している《たいちゃん》は、それを《きーちゃん》に連絡し、それで千里2と3もそのことを知ることになったものの、性転換させてしまった相手が相手だけに悩んだ。
 
2番と3番は直接電話で会談し、素直に虚空(丸山アイ)に話して謝るしかないという結論に達した。それで2番が代表して丸山アイに電話して謝った。
 
「だったら雅希、今頃は驚愕しているだろうなあ」
「本当にごめん」
「いいよいいよ。1番さんはまだ完全じゃないんだもん」
「1番の暴走は停まると思う?」
「ボクの予想では今年の秋くらいには停まると思う。取り敢えずあの子、四国のお遍路に行かせなよ」
「そうしようかと話し合っていた所」
「雅希はボクがフォローしておくから」
「ごめんね」
 
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それで性転換して困惑しているだろう雅希の宿所に、早紀は《しーちゃん》に転送してもらって訪問したのである。この時点で、さすがの早紀にも、性転換して雅希が男になったのか女になったのかは判断がつかなかった。しかし部屋に入って抱きしめてみたら女の身体になっていたので、今までの雅希の身体はやはり男だったんだなと認識した(実際ちんちんが生えて来てから生理が来なくなったと言っていたし)。
 
それで雅希と話し合ってみると、雅希は女の身体になれて嬉しいと言うので、そのままの性別にしておくことにした。それでその夜は一緒に寝たが、雅希は本当に幸せそうだった。女になりたいならそう言えばいつでも女の子に変えてあげたのに、何で今まで言わなかったんだろうと早紀は思った。
 
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しかしムカついた。
 
それで早紀は、自分の大事なパートナーを性転換させられた腹いせに、千里の大事なパートナーも性転換させちゃれと思ったのである。それで眷属を大阪に行かせてチャンスを狙っていたら、貴司が残業で遅くなって会社から出て来たので、自身で千里に変装してこれをキャッチし、ホテルに誘ったのである。
 

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翌8月6日朝、貴司は爽快に目が覚めた。千里を探すが居ない。浴室にも居ない。帰ったのかな?それともコンビニにでも行っているのだろうかと思ったが、取り敢えずトイレに行くことにした。
 
いつもの習慣(貴司は2018.3.18に千里(千里3)から男性器を取り上げられて以来、ずっと座っておしっこをしている)で、便器に座るが、おしっこの出方が“ちんちんが無い”状態の出方である。
 
ああ、また取り上げられちゃったか。まあいいか。千里とする時は戻してくれるだろうしと思って達観する。その時ふと手が自分の“バスト”に触れた。
 
「え!?」
 
胸に触るとそこには豊かなバストがある。
 
「なんでこんなに胸があるの〜〜?千里、これ困るよぉ」
と貴司は情けない声を出した。
 
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貴司はまだ半月後に自分の身体に起きて、その後28日おきに起きるようになる事象のことを知らない。
 
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△・男はやめて女になります(8)

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