広告:ここはグリーン・ウッド (第5巻) (白泉社文庫)
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■女子高校生・3年の春(2)

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まゆりと子供たちは14日(月)に退院した。子供たちは2つのクーハンに入れて、和弥と光子が持った。車はウィングロードにベビーシートを2つ取り付けて運んだ。
 
千里はベビー服をプレゼントした。
「助かる。お洋服はいくらあってもいい」
とまゆりは言っていた。
 

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なお和弥は当面姫路で暮らすことにし、住民票も姫路に移した。結婚して9ヶ月目にしてやっとふたりの住民票がひとつになった。ふたりは戸籍は留萌に置いており、星弥と月弥も本籍地は留萌になる。
 

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4月8日、コンビニエンスストア大手ファミリーマートとファストフードチェーンサブウェイが合弁店舗展開を開始。
 
サブウェイとは地下鉄という意味ではなく、サブマリン(潜水艦)の形のサンドイッチを客の好み(your way)にアレンジします、という意味である。ちなみにサブウェイはマクドナルドなどと同様“パン抜き”というオーダーが可能である。
 
(筆者が20代の頃、同僚の男性にパンが食べたいと言われ、サブウェイに連れて行ったら“こんなんじゃなくて、もっとちゃんとしたの”と言われた。“ちゃんとしたパン”ってどんなのだろう?(*2))
 
(*2) 筆者が30代の頃ドラッグストアに居たら70歳くらいの女性に「ここ牛乳は無いのかな」と訊かれたので、牛乳の並んでいるところを教えてあげたら「こんなんじゃなくてもっとちゃんとしたの」と言われたことがある。そこにはイオンブランドの牛乳とかローカルなメーカーの牛乳とかが並んでいた。どうも世間には“ちゃんとしたの”という基準が存在するようだが、貧乏人の筆者には分からない。
 
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ちなみに年収3000万円の親友はマクドナルドやジョナサンが大好きである。
4月、万桜配下のスーパー・プリンセスは和歌山県を地盤とするスーパー・プリンスと業務提携をした。新聞が「王子さまとお姫様の結婚」などと報じていた。こちらの倍の資本金、倍の店舗数のスーパーなので向こうに飲み込まれないかという不安はあったのだが、千里の易卦は地天泰であったのでゴーサインを出した。この易卦は女(地)が男(天)の上に乗っているので、ひょっとしたらこちらが向こうを飲み込むことになるかもという気もしたのだが、そこまでは言わなかった。
 

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この業務提携では次のようなことが行われた。
・ポイントカードの相互利用
・プリンスの電子マネーをこちらでも使えるようにする。
・こちらのお魚や牛肉を向こうに流す。
・向こうのジャム・缶詰・パスタ・輸入食品などをこちらに流す。
・共通デザインのレジ袋(バイオマス素材)を使用する。
 
電子マネーを使えるようにするため、プリンスで使っているのと同じ仕様のレジをプリンセス全店に導入したので、プリンセスはその内プリンスに吸収されるのではと思った人はかなりあったようである。
 
しかし結果的に全てのレジでクレカやPASMOも使えるようになり、お客さんには好評だった。特に若い人に喜ばれた。この手のシステムを単独で導入するには莫大なコストが掛かるが既にあるものを導入することで、ほぼ機械代だけで導入できたことになる。
 
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H大姫路では4月8日が始業式で春休みの間にあった大会の顕彰も行われた。剣道部は女子の選抜と魁星旗(かいせいき)の優勝、男子の両大会3位が顕彰された。女子の代表5人に学校から“H大姫路・敢闘賞”という賞状を校長から渡された。
 
4月9日には実力テストがおこなわれ、その結果で授業を受けるクラスが振り分けられる。千里は学年8位で1組、公世も1組だった。双葉が2組(特進B)にあがってきた。清香は3組のままだが、総合コース内での順位が前学期の30位から15位にあげた。清香は英語の点数がとてもよくなっているが、順位には影響しない数学も全滅状態から“正解の所もある”状態に進化し、いづれも先生に褒められていた。
 
剣道部では男子も福田君が5組、春恵が4組で
「剣道部はみんな勉強もできる。文武両道だね」
と教務主任が言っていた。
 
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なお9組は2年生の1年間にも特待生を外されそのまま退学した子が出て現在19名まで減っている。1年生の初めには33名だった。
 

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玲羅はS高校に入り新しい?生活を始めた。
 
玲羅(本人)の1日
 
6:00 目を覚ます(r家)。布団の中でラジオの英語講座を聴く
7:00 朝食。
7:30 rが作ってくれたお弁当を持ってバス停に行きバスに乗る
8:10 登校
(学校の授業を受ける)
15:00 授業終了
(吹奏楽部に顔を出す)
18:30 帰宅(rの家)
19:00 夕食
(主としてベネッセでお勉強)
0:00-2:00 (オーリタから主として数学や化学を習う)
2:00 就寝(洋画の音声を聴きながら寝る)
 
玲羅はせっかく青にテニスシューズを買ってもらったのに、実はテニス部の練習にはあまり出てない。吹奏楽部でフルートやクラリネット属、サックス・ファミリーなどを吹いていた。曲によってはバスーンにコール・アングレ、またユーフォを吹いたこともある(赤の姉にもらったB♭クラリネット・アルトサックス以外は学校の備品。マウスピースの類いだけ自前で用意した)。
 
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玲羅は結局村山家にはほぼ帰宅しなくなった。最大の理由は父と話したくないからである。父はお金も無いのにお酒を飲んで説教ばかりする。
 
更に御飯(朝食・夕食)ももらえない(これが第2の理由)。母は晩はだいたい8時頃帰宅してカップ麺などを食べている。朝は7時過ぎに起きてきて何も食べずに慌ただしく出勤して行く。
 
村山家にはエアコンも入ってないし、家の中にほこりが多いし、お風呂も使えない日が多いし。お風呂自体が石炭で焚く旧式でシャワーも無いしまた脱衣場が無いから風呂上がりをしばしば父の目に曝すことになる。
 
母の「早よ寝ろ」攻撃にも参っている。両親が点けているテレビも変なドラマや詰まらないバラエティとか演歌とかで聴きたくない。また両親が頻繁に喧嘩するのも不快である。父はすぐ物を投げるので玲羅はお気に入りのコップとか割られて悲しかった。
 
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玲羅(コピー)“ライラ”の行動
 
17:00 P神社に顔を出す。
20:00 村山家に帰宅
22:00 就寝
7:00 起床
7:30 登校?
 
昼間のライラは多分ロゼの家に居る。
 
ライラは金曜日にはロゼ家からカレーを出前バッグに入れた鍋で村山家に持ち帰り父に食べさせる。
 
母は最近ほとんど御飯を作らなくなったので、父に朝御飯を食べさせているのはライラである。炊飯器をセットしておき、朝7時に炊き上がる。ロースターで魚を焼いて、インスタント味噌汁と一緒に出す。晩御飯は父は文句言いながらカップ麺を食べている。ライラが暖めたレトルトのハンバーグとか冷凍のコロッケや餃子、魚の缶詰などを食べていることもある。
 
買物はマミ(サハリンの妹)がしてくれている。母は玲羅が買い物していると思っているようだが、お金はくれない。むろんマミのお買い物でお金を実際に出しているのは千里である。ただ母は月に1度くらいジャスコでカップ麺の箱買いをしてくる。缶詰も多数買ってくる。母がたまに残業せずに早く帰って来た日はスーパーのお惣菜が出ることもある。お酒は母が月に1度のジャスコでの買物の時に一升瓶を買ってくるが、買わなきゃいいのにと玲羅は思う。父は自販機でビールを買うお金も持っていない。(高校の講師の給与も福居さんからの報酬も口座振り込みだが父はATMの使い方を知らない!)
 
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(家庭が完全に崩壊している気がする。千里の中学時代も半分崩壊していたが、千里が居なくなって完全に崩壊した)
 

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また玲羅は自分の携帯の料金を自分の口座から引き落とすように変更手続きした。これまでは母の口座からの引落しだったのだが、母の口座はしばしば残高不足で引き落とせず、結果的によく停められて困っていたのである。赤の千里姉から毎月2万送ってもらえることになったし、毎月神社からも2万ほどもらうので、自分の口座から払うことにした。でもそれで払えるようにするのに使い過ぎないように気を付けた。きっとそれが赤の姉の目的(自己管理能力を付けること)。
 

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4月12日 - 北関東自動車道笠間西IC - 桜川筑西IC間開通。
 

H大姫路の女子剣道部顧問・鐘丘先生は言った。
「みんなに嬉しいニュースと悲しいニュースがある」
「よくアメリカンジョークとかにあるバターンですね」
 
「まず嬉しいニュース。全中で準優勝した子がうちに入る」
 
「それ悲しいニュースだぁ。そんな強い子がきたら私レギュラーから落ちちゃう」
と新2年生の香織。
「自分が落ちると決めちゃダメだよ。その子に勝てばいいんだから」
と双葉が言う。
 
光は何も言わないが厳しい表情である、香織と同様の危機感を感じているのだろう。
 
「もうひとつのニュースは何ですか?」
と知代が質問する。知代はどっちみちレギュラーには入れないから気楽である。彼女は並みの学校なら副将かひょっとしたら大将をしてもおかしくない。強い所にいるからレギュラーを取れないが毎日強い人とやれるから楽しいと言っている。
 
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「悲しいニュース。全中で優勝した子がW学院に入る」
「おぉ」
「E高校が3位になる日が来るかも」
「あり得るね。うちも引き締めていかないと」
 

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この全中2位だった子は花田大と言った。
 
「はなだ・・・めぐみちゃん?」
「いえ。ひろしです」
「男の子みたいな名前ね」
「上に2人姉が居たんですが、どちらも1歳までに死んだんです。それで男の名前付けると育つと言われて男名前付けられたんです」
「ああ、そういうの時々聞くね」
「お陰で男と間違えられるのはしょっちゅうです」
「だろうね」
「性転換したの?とかもよく訊かれるし」
「ああ」
「大会で男子の部に入れられてたことも何度もあります」
「大変ネ」
「そのまま男子の部に出たこともありますよ」
「かなり上まで行ったでしょ」
「ベスト4まで行った所で同じ学校の男子と当たって『この子女子です』と言われて」
「ああ」
「そこで判定負けの扱いになりましたけど3位の賞状もらいました」
「凄い凄い」
「だから男子の部3位の賞状持ってます」
「宝物だな」
「はい」
 
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英語の先生は言った。
「日本語でコンと略すものには実に様々なものがある。どんなものがあるかな、加藤」
 
加藤瑞代が立ち上がって答える。
「リモコン、リモート・コントロール」
 
野球のノーコンとかもコントロールである。
 
(死語だがバスコン(夫婦の避妊のこと)とかもコントロール)
 
「エアコン、エア・コンディショニング」
「そうそう。エアコンはコントロールではなくコンディショニングなんだよね。これ時々勘違いしている人が居る」
「ロリコン、ロリータ・コンプレックス」
「ブラコン、ブラック・コンテンポラリー」
 
ブラコンてブラザーコンプレックスじゃないの〜?
 
「シスコン、システムコンポーネント」
 
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シスター・コンプレックスじゃないの〜?
 
「合コン、合同コンパニー」
「ダイコン、大阪コンベンション」
 
それって何〜?(SF大会のことです。念のため)
 
「ゼネコン、ジェネラル・コントラクター」
「そうそう。これもコンストラクター、建築会社と思っている人が多いけどそうではなくコントラクター、請負業者なんだよね」
 
「チャイコン、チャイコフスキー・コンクールまたはチャイコフスキー・コンツェルト」
 
ああ、メンデルスゾーンのコンツェルト(協奏曲)はメンコンと言うよね。
 
「パソコン、パーソナル・コンピューター」
「ミスコン、ミス・コンテスト」
「インコン、ホテルのインター・コンチネンタル」
「後は生コン、生コンクリートくらいしか思いつきません」
「まあだいたい出尽くしたかな」
 
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「俺こないだダンコンって男の身体に付いてるやつかと思ったらダンスコンパだと言われた」
「まあ同音異義語は多い」
「あんたは根本を切断するほうの断根したほうがいいかもね。煩悩が少しは減るよ」
「えぐいこと言うな」
「でも煩悩を無くすために去勢する修行者は昔から居た」
「性犯罪者は去勢すべきという議論もあるね」
「何か話が変な方向に」
 
「しかしダンスコンパは普通はダンパと略す」
「それをダンコンと略したのが根本的な原因だな」
「ダンパってダンスコンパだっけ?ダンスパーティーかと思った」
「そっちでもいい気がする」
「行動も目的も同じだな」
「男だけのダンスパーティーとかは」
「それはあまりにも不毛すぎる」
「シンデレラのダンスパーティーが男限定だったら大変だな」
「それは同人誌向き」
 
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「ダンパーと言えば地震の揺れを建物に伝えないために建物の下に入れるゴム」
「まあ同音異義語は多い」
「自動車の振動抑えるのもダンパーと言うね」
 

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4月16日、4代目南極観測船しらせの命名式および進水式挙行(2009年5月20日就役)。
 
歴代の南極観測船
1.宗谷
2.富士
3.しらせ
4.しらせ
 
富士がしばしば氷のために航行不能になり外国の原子力砕氷艦に助けられたので、日本も次は原子力でという声もあったが、日本では原子力に対する否定的世論も強く、原子力船“むつ”の失敗もあり、結局原子力砕氷艦は実現していない。
 

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H大姫路の女子剣道部では春の大会に出る代表を決める選考会を実施した。最初に鐘丘先生が女子部員全員と対戦して次の代表候補を指名した。
 
3年生:双葉・千里・清香
2年生:香織・光・知代
1年生:大・志織・春佳
 
この9人で総当たりの3本勝負(2本取ったら勝ち)をしたのである。
 
トップになったのは、千里と清香で2人とも7勝1分である。
次が双葉で6勝2敗である。この3人の実力が抜きん出ていることを示している。大が「強ぇ〜」と感動しているようだった。
 
そして4位が4勝3敗1分の香織と光だった。つまり大は香織・光の双方に負けた。それで春の大会のオーダーは、香織・光・双葉・千里・清香と決まった。結局これまでと同じだが、香織がこれまでいつも負けていた光と引き分けになったのは大きい。光が凄い悔しそうだった。
 
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大は代表にはなれなかったものの
「強い先輩がたくさん居る」
と嬉しそうだった。大は3勝5敗であった。つまり代表になった5人にだけ負けて、2年の知代を含む他全員に勝った。インターハイ予選がある6月にはまた分からない。
 
先生も香織と光が全中2位の大に勝ったのには驚いた。やはり毎日千里・清香と対戦しているから物凄く強くなっているのだろう。
 
 

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4月19-20日、剣道の兵庫県・春の大会が行われた。女子のオーダーは上述の通りこのようである。
 
女子
先鋒:春風香織(2年)
次鋒:最上光(2年)
中堅:島根双葉(3年)
副将:村山千里(3年)
大将:木里清香(3年)
 
男子
先鋒:栗原洋介(1年)
次鋒:山崎一(2年)
中堅:谷口春恵(3年)
副将:福田一鉄(3年)
大将:工藤公世(3年)
 
栗原君は全中でベスト8まで行った子で山崎君とイーブンの闘いをしていた。
 

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「何でここの男子剣道部には女子が混じってるんですか」
と栗原君は尋ねた。
「元は男子だったけど女子に変わったんだよ」
「女から男に変わった人はすぐ男子の部に出れるけど、男から女に変わった人は最低3年経たないと女子の部には出れないんだよ」
「ああ、それはすぐ認めるべきでは無いでしょうね。でも随分性別変わった人多いんですね」
「女子に負けた男子は男子のシンボルを取って女子になることが推奨されている」
「その場合の性別を変えるための病院代は学校から出るから」
「君も工藤さんに負けたから男を辞めて女子になる治療を受けるの推奨」
「え〜、でも工藤先輩女子とはいっても無茶苦茶強いじゃないですか。誰も勝てませんよ」
 
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「まあ女になる治療を受けるかどうかは本人の任意だけどね」
「僕は希望しません。女にはなりたくないです。男辞めたくないですー」
「だったら工藤さんに勝てるよう頑張ろう」
「頑張ります」
 
それで彼はちんちんを無くしたくないので稽古に励んでいるようである。
 

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女子高校生・3年の春(2)

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