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■女子高校生・夏の夜(6)

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2日目7月25日は3-6回戦が行われた。今日もH大姫路は清香だけで勝ち上がった。双葉と千里は「今日も楽でいいね〜」と言い合った。
 
この日はお昼は昨日とは違う店のラーメン、晩は串カツ屋さんに行った。
「これは新しいパターンだ」
「というかここ美味しい」
「お味噌汁が凄い美味しい」
「ここ高いからあまりあんたたちを連れてきたくなかったけどね」
 
でも高いだけあって凄く美味しかった。上品なお店だった。確かにここでがつかつ食べられると財布が辛いかも。でも普通のコースで結構な量があった。
 
この日は双葉と一緒に“ふくや”の辛子明太子を買って帰り、ホテルの部屋でサトウの御飯を戻して、それに載せて双葉・千里・清香の3人で食べた。さすがに昨日・一昨日の、お好み焼き・ちゃんこの後ではこれは入らなかった(昨年はご飯まで入らず明太子のみで食べている)。
 
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茶碗はカップ麺の容器を使った。つまり前哨戦としてカップ麺を食べている。
 

最終日7月26日は準々決勝以降が行われる。準々決勝は大分の高校とで清香だけで勝ったが大将との対戦では清香が2本取れず1本勝ちになった。
 
「お疲れ様」
「2本目取れなくて悔しい」
「でも勝てたんだから」
 

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準決勝は福岡の高校だったが、清香が相手先鋒に1-0で負けてしまう。
「え〜」
「ごめーん」
 
その後、清香を倒した向こうの先鋒はこちらの香織・光・双葉まで倒すが(香織と光には2-0勝ち、双葉には2-1勝ち)、千里が彼女を1-0で倒し、千里が相手の残り全員を(2-0で)倒して決勝進出である。
 
「やはりみんな強い順に並べてるみたいね」
「うん。先鋒が一番強かった」
「うちは大将格が2人いるから何とかなるな」
「いやこういう学校は他にもあると思う」
「今の相手、大将もかなり強かった。先鋒の次に強い人を大将に置いたのだと思う」
「あと先鋒に置かれた大将格が無茶苦茶強いとどうにもならん」
 

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決勝戦は佐賀の高校である。清香は相手先鋒に1-0で勝った後、次鋒・中堅・副将まで倒したが、相手大将に2-1で敗れた。
 
「きゃー」
 
そのあと、向こうの大将はこちらの香織・光・双葉と倒す。千里は1-1で延長戦になったがここで敗れた。
 
「ごめーん」
 
それで今年は玉竜旗は準優勝だったのである。
 
「惜しかった」
「また頑張ろう」
 

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「佐賀の女は強いな」
「佐賀とか長崎とか西九州はそもそも女が強い地域」
「へー」
「九州男児とかいうし九州って男が強いのかと思った」
「それは南九州だね」
「ほほお」
「佐賀県は女社長の比率が全国4位」
「おぉ」
 
(徳島・沖縄・青森に次ぐ)
 

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すぐ表彰式が始まるかと思ったのだが、「ちょっと待ってて」と言われて1時間ほど待たされた。
「どうも参加資格があったのかというので揉めてるみたい」
「転校生ですかね」
[留年してたとか]
 
転校生は半年間は大会に参加できない。また留年した場合、参加できるのは各学年で1度のみである。また年齢の制限を超えて参加資格を失う場合もある。
 
「男だったりして」
「まさか」
 
清香が
「今凄く冗談言いたい」
と言ったが
「表彰式が更に遅れるからやめなさい」
と言っておいた。過去に清香はそれで表彰式を1時間遅らせた前科がある、清香が
「自分は元男だった」
などと言えばかなりの人が信じる。
 

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結局問題になった選手の参加資格には問題無かったということになり表彰式が行われた。清香が2位の賞状を受け取った。
 
一行は夕方の新幹線で姫路に戻り、千里の家で合宿の続きをした。インターハイは8月1-3日に行われる。この日は男子が女子と入れ替わりに博多入りをした。男子の玉竜旗は27-29日に行われる。ただし男子でも玉竜旗に出ないメンバーは合宿を続けていて掃除や買い出しなどの雑用をしてくれた。彼らは香織に勝てないので練習相手にはならない:男子は玉竜旗メンバーを除くと女子のトップ5より遙かに弱い。ただ武原や西山などの練習相手を務めている子は数人居た。
 
なお合宿中の食事は千里が関西組の女子(男の娘を含む)を5人動員して作らせている。この男の娘は秋湖という子であるが千里が
「完全な女の子にしてあげようか」
と言ったら
「もうしばらくは男の娘を楽しみたい」
と言うのでそのままにしている。彼女のペニスはもう勃起も射精もしないらしいが、女の子になった状態を妄想し、ちんちんで女の子オナニーするのが楽しいらしい、でもいづれは女になりたいから10年後くらいに頼むと言っていた。また千里(金色を含む)による性転換は無痛だが、それを掛ける前に部分麻酔をした上で包丁かはさみでペニスを切り落とされたいらしい。変な趣味の子もいるもんだと千里は思った。
 
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8月1-3日には佐賀市の佐賀県立体育館でインターハイが行われた。H大姫路の女子は30日まで合宿をして、31日に新幹線で佐賀県の鳥栖(とす)まで行き、長崎本線の特急に乗り継いで佐賀市に入った。男子のほうは29日まで玉竜旗をしていた(結果はベスト4)ので、30日に高速バスで佐賀市に移動した。
 
女子が到着した31日の晩は焼き肉を食べた。でも清香はそのあとコンビニでおにぎりとお惣菜パンを10個くらい買ってきて食べていた。
 

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初日は男女個人戦の1〜4回戦が行われた。千里・清香・公世は勝ち上がったが、山崎君は4回戦で敗れてベスト16で終わった。
 
この日のお昼は主宰者からお弁当をもらって食べた後、例によって会場の外でラーメンを食べた。ただし山崎君は「お腹いっぱい」と言ってお弁当だけで辞めた。(「食べないから負けるんだ」などと清香に言われていたが、関係ないと思う)
 
晩はホテルのレストランで焼き肉を食べた。
 
また双葉が“けえらん”を買ってきていたので3人でシェアして食べた。博多の鶏卵素麺と名前が似ているがそれとは全く違い、お餅の一種である。佐賀県では丸ぼおろ・黒棒と並ぶ庶民的なお菓子である。
 
佐賀には他に小城羊羹・佐賀錦、唐津の松露饅頭、また“いっこうこう”(漢字の表記は一口香・逸口香など)などもあり和菓子王国である(和菓子屋さんではなくスーパーで売られているようなお菓子が結構多い)。中国系の菓子文化や長崎の南蛮菓子の影響も受けている。
 
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2日目は団体戦の予選リーグが行われる。全国47都道府県の代表に開催地・佐賀からもう1チーム加わり48チームで3校ずつの総当たり戦が行われる。兵庫県代表のH大姫路は富山代表、愛知代表とであった。愛知代表は強くて香織と光が1-0, 2-1で敗れ、双葉まで引き分けてしまったが、千里と清香が0-2で勝ったので本数の差で勝ち上がれた。愛知のチームは
「大将が2人いるとは凄い学校だ」
とこちらを評していた。
 
男子の方は3チームとも1勝1敗という混戦になったが公世が決定戦に勝って勝ち上がった。でも「なんであのチーム女子が混じってるんだ?」などと言われていた。公世・春恵と山崎君は女子にみえる。特に公世と山崎君は女子にしか見えない。福田君も白い道着を着けているから5人中4人が白だし。この4人は全員声も女の子の声である。一応剣道協会の会員証を確認されていた(生徒手帳だと公世と春恵はやばかった)
 
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この日もお昼は主宰者からお弁当をもらって食べた後、例によって会場の外でラーメンを食べた。山崎君は昨日あんなことを言われたので今日は彼もラーメンを食べていた。
 

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晩は今日もホテルのレストランで焼き肉を食べた。
 
また双葉が今日は“黒棒”を買ってきていたので3人でシェアして食べた。
 
「こんなんならいくらでも入る。もっと食べたい」
と清香が言っていたので千里はアイリスに買ってこさせた。すると清香は5袋も空けて双葉がさすがに呆れていた。千里と双葉は“いっこうこう”1袋をシェアして食べた。
 
“いっこうこう”は清香にも1個あげたが「微妙だ」と言っていた。“いっこうこう”は癖があるのであまり好きではないという人もある。“まあるぼおろ”の方が万人向きである。
 

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最終日は個人戦の準々決勝以上と団体戦の決勝トーナメントが行なわれる。
 
午前中は個人戦の準々決勝以上が行われた。千里も清香も準々決勝は勝ったが、準決勝で敗れて今年も3位であった。千里に勝ったのは3月の選抜で優勝したチームの大将だった人で、この人が優勝した。
 
男子では公世も準決勝で敗れて3位だった。
 
この日もお昼は主宰者からお弁当をもらって食べた後、会場の外でラーメンを食べた。
 

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午後からは団体戦の決勝トーナメントが行なわれる。
 
1回戦は群馬代表とである。先鋒の香織は負けたが、その後の光・双葉・千里が勝って大将戦はせずに勝ち上がる。清香が不満そうである。
 
準々決勝では福岡代表とであった。香織と光はどちらも接戦だったが1-0で敗れた。しかし双葉・千里・清香で勝って勝ち上がった。
 
準決勝は先日の玉竜旗で優勝した佐賀の高校とであった。香織と光が敗れ、双葉が引き分けて、千里と清香が勝ち、決定戦が行われる。清香はこれに延長までもつれたが勝つことが出来て、決勝進出である。
 
しかし決勝・茨城代表との試合では香織・光・双葉と負けてしまったので、H大姫路は準優勝に終わった。
 

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表彰式では千里・清香・公世が個人戦3位の賞状を受け取り、団体戦の方では主将の清香が準優勝の盾、副主将の千里が2位の賞状を受け取った。男子の方も公世が男子団体3位の賞状を受け取った。
 
また副賞として有田焼の湯飲み(深川製磁)を頂いた。これは団体戦2位以上のチーム全員に頂いたようである。それで補欠として登録していた武原さんと西山さんも頂いたし、顧問の鐘丘先生とマネージャーの知代ちゃんも頂いた。知代ちゃんは
「試合にも出てないのにもうけ、もうけ」
と言っていた。
 
「男子チームのマネージャーじゃなくて女子チームのマネージャーで良かったね」
「全く!」
 
知代ちゃんは1年生で光と香織の次くらいに強い。三段も持っている。千里たちが卒業すると再来年は選手になる可能性もある(来年もっと強い子が入ってくるかもしれないが)。
 
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男子チームのマネージャーは茂美ちゃんという子だが、彼女は剣道をしない。純粋に剣道男子に憧れてマネージャーになった。それでも日々の練習ではジョギング・体操・素振りまでは参加している。人数の都合で切り返しまで参加することもある。一応初段は取った。また顧問の先生は彼女に審判の勉強をさせている。
 

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