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■女の子たちの高校入学(4)

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しかし千里にキスしたことで貴司は心のタガが外れてしまったようだ。
 
キスに続いて千里を抱きしめる。抱きしめられたのは5回目くらいかな・・・などと思いながら、千里も貴司を抱き返す。再度キスをされる。千里が少し身体の位置を調整したら、貴司は千里を布団の上に押し倒す形になってしまった。
 
「千里・・・」
「貴司・・・」
「えっと・・・・」
「ふふふ。しちゃおうよ」
と言って千里は布団をめくって、中に入ってしまう。貴司は一瞬迷った感じだが一緒に布団の中に入って掛け布団をふたりの上に掛ける。3年前の晋治との時はここで止まってしまったが、止まらずに先に進んでしまうのが、やはり中学生と高校生の差かな、と千里は思った。
 
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キスし合う。抱きしめ合う。お互いの理性は既に吹き飛んでいる。
 
「千里好きだよ」
「貴司好き」
とお互いに言い合う。
 
貴司が千里の服を脱がせ始める。千里も貴司の服を脱がせる。
 
それはお互いに初めての体験なので時間が掛かったが、やがて2人とも下着だけになってしまった。
 
貴司の手が千里のブラをまさぐる。女の子の下着に触れて貴司は明らかに興奮している。千里が彼のお股に手を伸ばすと、既におちんちんが堅く大きくなっている。すごーい!こんなに大きくなった物を私、受け入れられるかしら?と少しだけ不安になる。
 
貴司が千里のブラのホックを外してしまう。ちょっとだけためらったようだがブラ自体を撤去した。
 
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「千里、おっぱい少しある気がする」
「気のせい」
「舐めて良い?」
「うん」
 
貴司が千里の乳首を舐める。きゃー感じる! いやん。私もう暴走するよぉ。
 
「私も貴司の舐めてあげるね」
と言うと千里は身体を布団の中に潜り込ませ、貴司のおちんちんを両手で捉えた。
 
「え? まさか」
「私これするの初めてだから、痛かったら言ってね」
 
と言って千里は貴司のおちんちんを舐めてあげる。貴司がもだえているのを感じる。気持ち良くしてあげるね。千里はそう思いながら舐める。でも千里は実は自分のおちんちんで気持ち良くなる感覚を知らない。
 
そして・・・・千里が貴司のを口に含んでいた時、突然何かが飛び出してきた。
 
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え?これもしかして射精? きゃー。おちんちんって舐めてても射精するんだ?と千里は凄い発見をした気がしたが、それで驚くのが千里の非常識な所である。
 
千里の口の中に貴司の先から出て来たものが流れ込んでくる。えっとこれどうしたらいいのかなあ、と思ったが、えーい、飲んじゃえと思って、ごっくんと喉の奥に入れてしまう。きゃはは。私、貴司を食べちゃったよ。これ貴司の身体の一部だよね。カニバリズム〜!
 
放出はしばらく続いたが、千里は何度かに分けて飲んでしまう。そして出終わった後のおちんちんの先をまたきれいに舐めてあげた。
 

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「縮んでいく」
「だって出したら縮むよ」
「へー、そうなんだ?」
「千里、ほんとに射精経験が無いんだね?」
「あ、それ私、全然分からない」
 
貴司が今舐められると痛いかもと言うので、代わりに手で弄んであげる。すると気持ち良さそうな表情をしている。へー。男の子って、おちんちんをいじってあげるだけでこんなに気持ち良くなるのかと千里はまた新たな発見をしたように感じていた。
 
その内少しずつ貴司のおちんちんはまた大きく堅くなってくる。
 
「大きくなってきたよ。おちんちんって面白ーい」
などと言うと貴司が何だか苦笑している。
 
「ね、ね、コンドーム付けるのやってみていい?」
「いいけど」
「私、自分のでは練習できないから」
 
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と言うと、千里は自分のバッグの内ポケットから避妊具を取り出し、1枚開封する。
 
「こっちが表かな?」
などと言いながら貴司のおちんちんの先に当てる。
 
「うーん。このあとどうするんだろう?」
「そのまま押せばいいんじゃない?」
「こうかな?」
 
というので何とか装着が完了する。
 
「でもすごーい。おちんちんって、こんなに大きくなるんだね」
と千里が本当に感心した風に言うので、貴司も
 
「千里のも触ってあげようか?」
と言って、千里のお股に手を伸ばす。この時、貴司はもう最後だし千里のペニスに触っても構わない気がしていた。しかし・・・
 
「あ・・・」
「どうしたの?」
「千里、おちんちん、やはり無いの?」
「そんなの無いと思うなあ」
「千里、やはり性転換してたんだ?」
「私は最初から女の子だよ」
「うっそー!?」
 
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千里はしっかりと貴司を抱きしめる。そして身体を密着させる。
 
「入れていいよ」
「えーーー!?」
 
それで千里は貴司のおちんちんを握り、その場所へ誘導した。
「嘘・・・これどこ?」
「ふふふ」
と言っただけで千里は答えない。貴司は恐る恐るそれを入れて来た。きゃー。これ私もけっこう気持ち良いかも。
 
貴司は更に恐る恐るピストン運動を始める。千里はぎゅっと貴司を抱きしめる。貴司が千里の唇を求めるが千里は逃げる。
 
「キスしようよ」
「でも私、このお口で貴司のおちんちん舐めたよ」
「平気だよ」
 
それでキスすると、またまたお互いにHな気分が高まる。さっき一度千里の口の中で出しているので少し時間が掛かったものの、やがて貴司は千里の中で果てた。
 
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貴司がどっと脱力して千里の上に体重を任せる。千里は貴司を抱きしめながら、背中を優しくさすっていた。
 

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「ね、僕、どこに入れたの?」
と貴司が訊く。ふたりは裸のまま、横に並んで寝ていた。
 
「内緒」
「後ろの穴じゃないよね?」
「うん。違うよ。後ろにはあの角度では入らないでしょ」
「うん。そう思った。でも、それならどこ?」
「前の穴だよ」
「千里、やはり前の穴があるの?」
「内緒」
「でも、千里確かにおちんちんが無い」
「ふふふ」
 
「うちの母ちゃんが言ってた。千里、女子の泊まり込み研修会でお風呂とか入ったはずなのにって。おちんちんが無いから、女子と一緒にお風呂に入れるんだ? これやはり、おっぱいもあるみたいだし」
 
「ふふふ。そのあたりも内緒。でも私、貴司の童貞をもらっちゃった」
「千里の処女も僕がもらった」
「じゃ、あいこだね」
 
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「何だか眠くなった」
「一緒に寝ようよ。私も眠たい気がする」
 
それで2人は睡眠の中に落ちていった。
 

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貴司が目を覚ました時、千里は隣に居なかった。
 
「お早う」
と部屋の隅で交換日記を読んでいる千里の姿を認める。
 
「千里、その服は・・・・」
「N高校の制服だけど」
「女子制服作ったの?」
「お友だちのお姉さんが、ここの出身なんだよ。それでもらっちゃった」
「その制服で通学するの?」
「通学したーい」
「通学すればいい」
「ふふ。その内、やっちゃうかもねー。はい、今日の分書いたよ」
 
と言って千里は交換日記を貴司に渡した。ふたりはこの3年間、この交換日記を通して主として交際してきた。この日記も既に3冊目の終わりの方になっている。そしてその交換は明後日で最後だ。最後は千里が入学式の様子を書いて貴司に郵送することにしている。
 
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「ね、4冊目の交換日記を買っちゃわない?」
「でもどうやって交換するの? 日々郵送するのはお金が掛かりすぎるよ」
 
以前一度日記を郵送した時は400円くらい掛かった記憶があった。
 
「ルーズリーフのタイプにするんだよ。それで1枚ずつ郵便で交換」
と貴司。
 
「それなら定型の80円で済むか」
と千里。
 
「メール交換でもいいけど、千里のイラストも楽しいからさ」
「それぞれの字で読むのがいいよねー」
 
「そうだ。ミニレターを使えば60円で済む。あれ25g以内なら紙を同封できるんだよ」
「あ、だったらいっそ直接ミニレターに書けばいいんだよ。それでパンチ穴を開けてファイリング」
「あ、それでもいいか」
 
「そうだねー。まあ恋人でいられるのは明日までだけど、お友だちととして交換日記くらいしてもいいよ」
「よし。じゃミニレターたくさん買って来よう」
「じゃ私もー」
 
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「そうだ、千里その制服着ているところ記念写真」
「うん」
 
それで貴司が持って来ていたコンデジをタイマーモードにして、N高校女子制服の千里と貴司が肩を組んでいるところを写真に納めた。
 

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夕方近くになって、双方のカップルとも居間に出てきた。千里がN高校の女子制服を着ているのを見て、美輪子の彼氏が
 
「へー。N高校なんだ」
と言う。
 
「志望校に千葉大学と書きました」
「おお。それは凄い頑張ってね。N高校は凄い進学校だからね」
と言ってから彼氏は
 
「だけど、美輪子、甥を同居させるとか言ってた気がしたけど、姪御さんだったんだね」
「姪だと言ったら、賢二、その子にちょっかい出したりしないかと思ったからね」
 
「いくら僕でも未成年には手を出さないよー」
「酔ってこの子の前で裸になったりしないでよね」
「僕がそんなことしたことある?」
「やってる。やってる」
「そうだっけ?」
 
「大丈夫です。おちんちんをブラブラさせていたりしたら、チョキンと切り落としますから」
と千里が言うと、彼氏と貴司が一緒に
「こわぁ〜〜」
と言った。
 
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「ゆっくりとお見送りしておいで」
と言って、美輪子叔母さんが駅までの往復タクシー代をくれたので、貴司とふたりで旭川駅まで行った。叔母さんたちもこれから車を使って夜のデートだと言っていた。
 
千里はN高校の女子制服のまま駅まで出て来た。近くのレストランに入って軽食を取りながら、またおしゃべりする。
 
「千里、普通に女子高生だよなあ」
「明日まではね」
「じゃ、明日もそれで少し出歩けばいい」
「うん。そのつもり。明後日以降はとても着られなくなるから」
「五分刈りにしても着ればいい」
「そう思う?」
「思う」
「ほんとに着ちゃおうかなあ」
と千里は本当に悩んでいる風に言った。
 
ふたりでのんびりと会話している内に留萌に帰れる最後の汽車の時刻になる。
 
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「深川まで私も乗っていくよ」
と言って千里は深川までの切符を買い、旭川から深川まで30分、貴司と並んで座席に座った。
 
何となくお互い身体を密着させる。
 
さすがに無言になったが、お互いを愛しむ気持ちは伝わってくる。
 
やがて深川に汽車が着く。留萌行きが出るまで24分の待ち時間がある。ふたりは留萌本線のホームに移動し、そこでたわいもない話をした。やがて発車の時刻になる。貴司が千里を見詰める。
 
そして二人の唇が接触した。
 
たっぷり10秒くらいの接触の後、唇は離れる。微笑みあう。
 
「じゃ、また」
「うん。また」
 
まるで普通の友だち同士のさよならの挨拶のようにふたりは言葉を交わし、貴司は車中の人となった。
 
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貴司の汽車が去りゆくのを千里はずっと見送っていた。
 

11日の午前中。留実子の兄(姉?)の敏数が千里の下宿先の美輪子の家にやってきた。
 
「お友だちのお兄さんとか言ってなかったっけ?」
と美輪子。
 
「はーい。千里ちゃんの友だちの留実子の兄でーす」
と敏数はソプラノボイスで答える。敏数は長い髪をワンレン風にし、作業しやすいように、ジーンズの上下を着ているが、お化粧しているし、明らかにバストがある。
 
「あのぉ、お兄さんの性別は?」
「あら、私が女に見える?」
「女にしか見えません」
「私、男よ。もっとも既に玉は無いけどね」
 
「千里。私、類は友を呼ぶということわざを噛み締めている」
と美輪子は言っていた。
 
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「じゃ、切るよ」
と敏数。
「お願いします」
と千里。
 
「覚悟はいい?」
「覚悟は決めました」
「辞世の句は?」
「死ぬ訳じゃあるまいし!」
 
それで敏数はまず千里の長い髪の根元を大雑把にハサミで切っていく。長い髪が下に敷いている新聞紙の上に落ちていく。千里はちょっと涙を浮かべて、その髪を眺めていた。
 
「この髪、私にちょうだいね」
と敏数。
「ええ。その約束ですから」
 
「私にも何本かちょうだい」
と美輪子が言うので
「だったら何本か」
 
それで美輪子は一束、髪を拾っていた。他の髪は敏数がていねいにまとめて、持参の袋に入れていた。
 
「鏡を見る?」
「できあがってからでいいです」
「了解〜」
 
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それから敏数はバリカンを取り出すと、それで千里の頭を五分刈りにして行った。わあ。バリカンって、やな感じだなあ、と千里は思った。これから高校の3年間、何度もこの感覚を体験しなければならない。
 
 
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女の子たちの高校入学(4)

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