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■桜色の日々・中学3年編(3)

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彼がひどくがっかりしたような顔をする。ふふ。ほんとに男の子が好きなんだ。彼は更にその奥の方まで手を伸ばしてきた。きゃー、ちょっとそこは勘弁して〜、と思っていたのに、彼はその付近を触りまくる。
 
「ねー。指とか入れちゃだめ?」
「だめー。そこは進入禁止」
「うん。分かった」
 
彼はなごり惜しそうにその付近に触っていた。禁止と言っていたのに指の先を少し入れられたので、さすがに抗議した。抗議すると彼も素直に抜いてくれた。彼がそこを触り終えた時、私は手を洗うことを要求した。その付近に触った手で他の所には触られたくない。彼も素直に手を洗ってきてから、また私のおちんちんにたくさん触っていた。
 
そのうち我慢できなくなったようで
「自分で出すから、見ててくれない?」
 
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と言うので見ていてあげる。彼は激しく自分のをつかんで動かし、やがてビュッと液体が飛び出す。わぁ・・・私は自分では射精の経験が無いので、男の子ってこうやって出すのか、と思ってそれを眺めていた。彼はしばらく放心状態だったが、やがて手を拭いてから、また私の身体を弄び始めた。
 
しかしバストには全然触ろうとしない! こういう触られ方はあまり好きじゃないなあ。私、やっぱり同性愛の男の子とはうまくやっていけないかも、などと私は思った。
 
彼とは約束通り1学期末で別れたのだが、デート中にキスしたり、服の上からあの付近に触られることは何度かあったものの、こういう濃厚なことをしたのは、その時一度だけだった。
 

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N高校との接触は結局5月末の水曜日になった。担任が女子制服を着て来てと言うので、その日は母と一緒にセーラー服で学校に出ていき、担任と校長と少し話してから、一緒にN高校に行った。
 
「基本的にはうちの高校では性別が曖昧なことを理由に受入れ拒否したりすることはありません」とN高校の校長は最初に明言してくれた。
 
「ありがとうございます。ただ、私自身の性別意識がまだ少し不安定な所があって、今の中学でもこうやってセーラー服を着ていることもあれば、学生服で出てきてる日もあって」と私は自分の現状を正直に説明する。
「一応、生徒手帳は、セーラー服着て、性別も女で発行してもらっているのですが」と言って、生徒手帳の身分証明欄を提示した。
 
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向こうは校長と生活指導主事・保健主事が面会してくれたが、3人ともその説明に頷いている。
 
「あなた、声が女の子なのね」と保健主事。
「はい。声変わりは来なかったので」
「これから来るということは?」
「無いと思います。もう睾丸も無いので」と私。
「あら、そうなの?」
 
「私、小学校の4年生以降勃起の経験も無いし、夢精も含めて射精の経験が一度も無いんですよね。ずっと女性ホルモンも飲んでいるのでバストも少しできています。今、トップとアンダーの差が9cmくらいあります」と私は更に言う。 
「9cmなら、充分Aカップね」
「はい。クラスにはまだ私よりおっぱい小さい子も居て、私の胸に触って『悔しー』とか言われます」と私は微笑みながら付け足した。
 
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「体育とかは今そちらの中学ではどうしてるんですか?」と生活指導主事。「それもけっこう曖昧ですね」と私は言う。
「ふだん体育の時間は女子と一緒にしていることが多いですけど、男子の方でマラソンとかしている時もありますし、運動会とか球技大会とかでは男子の方に出ることもあります。水泳は女子と一緒です。私、男子用水着は着れないので」 
「Aカップの胸があったら、男子用の水着にはなれないわね」と保健主事。 
「トイレとか更衣室はどうしてますか?」
「私、男子と一緒には着替えられないので、だいたい女子更衣室です。トイレも女子トイレにしか入りません」「ああ、そうでしょうね」
 
結局、N高校側も「制服であれば」男子制服を着ていても女子制服を着ていても構わないと言ってくれた。ただ、できたら男子制服を着ている時は男子に準じて、女子制服を着ている時は女子に準じて行動してもらえたらと言われる。 
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「では、こちらに合格できるように勉強頑張ります」
と私が言い
「あなたがうちに来てくれることを楽しみにしてますよ」
とN高校の校長が言ってくれて、面談は終わった。
 

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N高校からの帰り、校長が私に言った。
 
「吉岡さん、あの場では僕も敢えて言わなかったんだけど、君、しばしば学生服のまま、女子トイレとか女子更衣室使ってるでしょ?」「あ、はい」
「女子トイレや女子更衣室を使うときは、女子制服を着ているようにしない?」
「そうですね。気をつけます」
と私は素直に答えた。
 
学校に戻ってから、それを注意されたことを話していたら、環が
「つまり、ハルは学生服で出てきた日は、体育の時間は、どこかで学生服からセーラー服に着替えて、それから女子更衣室で体操服に着替えればいいんだね」「うむむ。。。そういうことになるのか! でも学生服からセーラー服に着替えるの、どこでしよう? 女子トイレもダメって言われたしなあ」 
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「家でセーラー服着て出てくれば問題なし」と令子。
「うーん・・・・・」
 

3年生の6月には修学旅行もあった。その少し前のこと。
 
「吉岡君」と私は担任から呼ばれた。
「今度の修学旅行なんだけど、君、男子のほうの部屋に入れるべきか、女子のほうの部屋に入れるべきか、悩んでしまったんだけど」 
私がこの時期、ちょっと(恋愛事情で)学生服を着ている率が結構高かったのと、私の身体に一応まだ男性器が付いているので、ふだんの体育の更衣室などまではいいものの、女子生徒と同じ部屋に泊めていいものか、悩んでしまったのだろうと私は想像した。
 
「私はどちらも行けますから、どちらでも大丈夫ですよ」
と私は答えておいた。
 
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それで結局、私は男子の方の班に入れられていた。
 
修学旅行の当日、私は男子制服を着て集合場所に行った。
「なんで、男子制服着てるの?」とクラスメイトから訊かれる。
 
「昨夜徹夜しちゃってさ。どうせ今日は午前中はずっと列車の中だから、寝ていたいのよね。セーラー服で寝てるとアレだし、学生服で寝ちゃう」「でも席は?」
「ああ、男子の方に入れられてるけど、隣は森田君だから大丈夫。話し相手がなくて寂しいだろうけどね」 
そういう訳で、初日午前中、私は列車の中で(乗り換えの時以外)ひたすら寝ていたのである。
 
うちの中学の修学旅行は大阪・京都方面であった。智頭急行のスーパーはくとを使って往復するが、早朝にこちらを出て大阪に着くのはお昼である。初日は大阪に着いてから、まずは大阪城を見て城内でお昼を食べた。
 
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「いつも思うけど、学生服を着ているハルって何か違和感を感じるな」
などとカオリからも言われる。
 
「セーラー服姿の女の子が列車の中で爆睡しているのは絵にならないけど、学生服姿の男の子なら、構わないかなと思って」「いやいや。ハルの場合は学生服を着ても男装している女の子にしか見えない」
と令子。
 
「そうなんですよ、君の隣の女の子、何で学生服着てるの? とか##先生から訊かれたんですよ」と隣の席だった森田君。
「ああ、ふつうにそう思うよね」
 
「でもなんで修学旅行の前日に徹夜なんかするのさ?」
「それが大変だったんだよ。ゲームしてたら、その中のチャットに入ってた女の子が今から自殺するなんて言い出してさ。その場にいた子数人で、悩みだったら聞くよとか、頑張らなくていいから取り敢えず生き延びてみようよとか説得するのに大変で。何とか落ち着かせたところで時計見たら4時半でゲゲっと思った。朝6時集合だしさ。30分だけ寝てから起きてきた」「わあ、お疲れ様」
 
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午後、最初は「未来科学館」という所を見学に行った。様々なハイテク機器やハイテク素材のサンプルが置いてあり「へー」とか「すごー」とか言いながら、みんな見ている。
 
そんな機器の中にプロフィールチェッカーというのがあった。
「この機械はこのゲートを通った人の、年齢・性別を瞬時に判断して、そこのパネルに表示します」と係の人が説明する。
 
「よし、やってみよう」
と言って、みんな通っている。
 
カオリも環もちゃんと「15歳・女」と表示される。令子は「13歳・女」と表示される。
「ああ、きっと、おっぱいの成長度も見てるんだよ」と言った男子は速攻で蹴りを入れられる。それを見て笑いながらゲートを通った荻野君は「21歳・男」と表示される。
 
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「うーん。。。僕、そんなに老けてみえるかなあ」
「荻野、きっと顔判定方式の酒やたばこの自販機使えるぞ」
「ああ、そうかも」
「今度実験してみない?」
「買えたら、謹慎くらっちゃうよ」
 
そんな様子を見ながら、私もゲートを通る。
 
「14歳・女」と表示されてしまった。
 
「おお、すごーい」
「学生服着てるのに!」
 
「これ、どういうポイントで判断してるんですか?」と環が訊く。
「ええっと。超音波で、身体全体の骨格的なものと、顔のパーツの配置などを見て判断しているのですが。。。。。あと年齢に関しては配置以外に眉の形、顔のしわやたるみなども見ています」と、学生服の子に「女性判定」が出たので、係の人も頭を掻いている。 
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「男性が女装していたり、女性が男装していても、顔のパーツの位置関係は誤魔化せないので、だいたい見破るのですけど」などと係の人が言ったら
 
「ああ。やはり!この子、男装女子学生ですから」と環。
「あ、そうだったんですか!」
と係の人はホッとした表情をした。
 

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その日は他に工場の見学などをして、大阪郊外のホテルに宿泊した。
 
ホテルの部屋は4人部屋であった。同室になったのは、森田君・荻野君・伊藤君であった。単純に名簿順に切ると、こうなる訳がないのだが、私と比較的仲の良い男子3人と同じ部屋にしてくれたようであった。
 
その日泊まったホテルは各部屋にお風呂が付いていた。
 
「吉岡、先に入れよ。この3人は誰もお前の入浴をのぞいたりしないし」
と森田君が言ってくれたので、私は
「ありがとう。じゃ、お風呂入って、今日は早く寝ちゃおう」
と言って、お風呂セットを持ち浴室に入った。
 
ユニットバスなので、トイレとバスが一体化している。自分が入浴している間に誰かトイレには入ってくるかも知れないので、下着が見えないように学生服とズボンで下着を包むようにして棚の上に置き、お風呂に入ってカーテンを閉めた。
 
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身体を洗った上でお湯を溜めて少しのんびりしていたら、いつの間にか眠ってしまっていた。やばー、っと思って起き上がり、少し熱いシャワーを身体に掛けて身体の細胞を目覚まさせる。お湯を流し浴槽を軽く洗ってからあがり、バスタオルで身体を拭いて新しい下着(ブラとショーツ)を身に付ける。続けて学生服とズボンを着ようとして。。。。え?と思う。
 
そこにあったのは学生服とズボンではなくセーラー服とスカートであった。 
なんで?
 
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