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■夏の日の想い出・そして誰も居なくなった(2)

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2014年の夏。KARIONは7月下旬から8月上旬に掛けて『動物たちの舞踏会』というミニアルパムを制作した後、下旬から9月上旬に掛けて全国10箇所のアリーナ・ツアーを敢行した。
 
チケット発売総数は79,000枚であるが、春のKARIONのホールツアーは全国20ヶ所68,000枚が発売当日に売り切れている。今回はそもそも実はローズ+リリーのツアーがキャンセルになり、その会場を横流ししたものなので、レコード会社としても、売り切れなくても巨額のキャンセル料を払うよりマシくらいの気持ちもあったようだが、実際には発売日の翌朝までに売り切れてしまった。最後の方は「どこでもいいから残っている会場のを」と言って買い求める人も多かったらしい。
 
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初日は8月16日(土)、東京国際パティオである。
 
今回のツアーは1万人クラスの会場が多いのだが、ここは5000人の会場である。これは万一売り切れなかった場合に、空席のある会場で始めるのは嫌なので、初日の会場は確実に売り切れるキャパで始めようという戦略だったのだが、売り切れないかもというのは今回は杞憂であった。もっとも小風や畠山社長は「来年は無理だろうな」と言っていた。
 
KARIONのコンサートは毎回様々なテーマで舞台をデザインしているが、今回は動物園である。このツアーの途中で発売されることになっているミニアルバムのタイトルに掛けている。
 
背景にまるで幼稚園のお遊戯会でもやるかのように、キリンさん、ゾウさん、ライオンさん、パンダさん、熊さん、カバさん、フラミンゴにペンギンなど多数の動物の絵が描かれている。ステージ上に檻があって虎が歩いているが、これは実は実際の虎を撮影したホログラフィである。遠目には本当に虎が居るかのように見えたであろう。
 
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トラベリング・ベルズのメンバーも動物の衣装を着ている。ギターのTAKAOさんが犬、サックスのSHINさんは猿、ベースのHARUさんがイノシシ、ドラムスのDAIさんがウサギ、トランペットのMINOさんはタヌキ。サポートで入ってくれているキーボードの美野里は豹(ひょう)、ヴァイオリンの夢美が馬、グロッケンの敏が牛、フルートの風花がヒツジ、そしてコーラスのVoice of Heartの4人はアユが孔雀、エビが鶴、キスが白鳥、タラが鷲、と鳥系で統一している。
 
そしてKARIONの4人はシマウマの衣装で出て行く。縞の色がひとりずつ違っていて、和泉は赤と白、私はピンクとレモンイエロー、美空は青と白、小風は黄色と黒である。
 

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「こんにちは、KARIONです」
と4人で一緒に元気よく挨拶して、まずはミニアルバムの中の曲から『ZOOっと愛して』を演奏する。
 
拍手をもらった後で
「念のため」
と言ってステージ上の檻の中にいる虎はホログラフィであることを説明しておく。
 
「でも最近のホログラフィって凄いよね。こないだEliseさんと街で会ったから、ちょっとお茶でもと言って、スタバに入っておしゃべりしてたんだけど、よく見たらホログラフィだったんだよ」
と美空が言ったが
 
「いや。それはさすがにありえん」
と小風の突っ込み。
 
「Eliseさん、まだ赤ちゃんが5ヶ月だから、赤ちゃん置いて1人で街歩いたりはしてないと思う」
と和泉。
 
するとその時、
「きっと福留さんの女装」
という声が客席から掛かり、それを聞いた一部の観客が爆笑していた。例の福留さんのバーチャル女装写真はけっこう話題になったようである。
 
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ライブは続けてミニアルバムの中から『首を長く伸ばして待っているわ』、『踏まれても壊れない愛』を演奏する。
 
『首を長く伸ばして待っているわ』の演奏中、きりんの着ぐるみを着た女性が出てきて、きりんの首の部分を実際に伸ばしたり縮めたりしながらステージを往復した。
 
また『踏まれても壊れない愛』の演奏中は、ステージに筆箱で道を作って、そこをゾウの着ぐるみを着た女性が歩いて行った。筆箱の上を歩いている様子はスタッフがハンディカメラで撮影して会場の壁に設置したスクリーンにも投影して後ろの方で見ている人にも分かるようにした。
 
このパフォーマンスをしてくれたのは、きりん役がマミカ、ゾウ役はテルミといってふたりとも、昔Parking Serviceというアイドルユニットに所属していた子である。和泉がふたりを紹介すると、ふたりを覚えていた人も多かったようで大きな歓声と「マミカちゃーん」「テルミちゃーん」というコールも掛かっていた。
 
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「マミカさん、テルミさん、良かったらひとこと」
と和泉がマイクを向ける。
 
「結婚して引退してたんですけど、離婚したあと、食い扶持に困って最近復帰しました。でも復帰したこと自体、全然報道してもらえなかったんです。宣伝してもいいと言われたんで、良かったら『ケンケンパー』買って下さい。gSongsで2曲入り400円です」
とマミカ。
 
すると
「買うよー」
という声が会場のあちこちから聞こえる。実際、この日の内にこのシングルは800ダウンロードも売れたらしい。
 
「私は引退はしたけど結婚してくれる人がいなくて、ギター抱えてドサまわりの日々です。昨日まで東北方面を回っていたんですけどね。私も宣伝していいと言われたので良かったら『杉の木の愛』買ってください。私のはgSongs, ★★チャンネルで6曲入り1200円です」
とテルミ。
 
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こちらにも
「買うよー」
という声。テルミはParking Service時代にも元々歌唱力に定評があったこともあり、翌日までに2000ダウンロードされたらしい。
 
なお、ふたりは∞∞プロがこの春に設立した子会社で、カムバックアーティストや年齢の高いアーティストを主として扱う事務所@@エンタテーメントに所属している。もっとも現在はこの事務所はほとんどペーパーカンパニーであって、事務処理も全て∞∞プロが代行している。そのうち適当な人材があれば社長に据えてオフィスも分離する方針らしい。
 

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この後、『海を渡りて君の元へ』『スターボウ』『魔法のマーマレード』といった人気曲を歌った後、7月に発売したシングルの曲を歌う。
 
『コーヒーブレイク』『夕映えの街』『恋の足音』である。
 
『コーヒーブレイク』はでは、マミカが巨大なコーヒーカップを持ち、そこにテルミがコーヒーを注いでマミカが飲むというパフォーマンスをする。
 
また『夕映えの街』では伴奏者はお休みにして、PVでやっていたように、和泉がリードギター、小風がリズムギター、美空がベース、私がショルダーキーボードを持って弾き語りをした。
 
そして『恋の足音』ではマミカが男の子に扮して可愛い服を着たテルミがマミカを追いかけるというパフォーマンスをする。後半にはユニフォームを着た男性が出てきてバスケットボールをドリブルする。彼が出てきた時に客席でざわめきが起きたが、元バスケ選手でもある櫛紀香さんである。
 
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この曲のサビにはサックスの二重奏がフィーチャーされており、今回SHINともうひとりは神原さんという人にお願いした。彼女はAYAのバックバンドPolar Starのメンバーだが、Polar Starは今年AYAの事実上の休業のおかげで全く仕事が無いのである。メンバーはスタジオ・ミュージシャンなどをして食いつないでいるが、神原さんは今回の仕事でこちらから提示した報酬の数字を見て「これ今の私の月収2ヶ月分だ!」などと言っていた。
 
曲の後半ではテルミがマミカを追うのをやめて櫛紀香さんの所に行って憧れるように彼のドリブルを見つめるという演出をした。
 
この曲の後は『秋風のサイクリング』『水色のラブレター』『積乱雲』といった少し懐かしい曲を演奏してから、前半最後は『アメノウズメ』で締めた。
 
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『アメノウズメ』はキーボード奏者が最低でも3人必要な曲なので、美野里・風花・夢美の3人で弾いてもらった。美野里の演奏も凄いが夢美も凄いので客席でこの伴奏への歓声があがっていた。
 
「美野里ちゃーん!」「夢美ちゃーん!」というコールも掛かっていた。
 

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幕間のゲストに登場したのはゴールデン・シックスである。
 
まずは1曲『カラオケ天国』を演奏した上でカノンがMCをする。
 
春のローズ+リリーに露出したので結構知名度が上がっており「カノーン」とか「リノーン」と呼ぶ声も聞こえる。ただ今回は6人でやってきている。
 
「ええ、ゴールデン・シックスは現在2人しか居ないんですが、今日は元メンバーが応援に来てくれました」
と言って、カノンが伴奏者を紹介する。
 
「リズムギター・アンナ(鮎奈)、ベース・タイモ(千里)、ドラムス・キョウ(京子)、グロッケンシュピール・ビャク(蓮菜)」
 
「そしてボーカル&キーボードのカノンと」
「ボーカル&リードギターのリノンです」
 
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と名乗った所で拍手がある。
 
「ちなみに、グロッケンを引いているピャクは別名・葵照子、ベースを弾いているタイモは別名・醍醐春海でKARIONさんに楽曲を昔から歌って頂いております。ちなみにKARIONの美空ちゃんがこのバンドの初代ベースなんです」
 
とカノンが言うと、大きなどよめきが起きていた。
 
それで2曲目『Roll over Rose + Lily』を演奏するが、この曲は笑う客と戸惑うような表情をする客が混在する。しかしそこに白いドレスを着た私が登場して、歌っているカノンをキックするかのようなパフォーマンスをすると会場は笑い一色になる。曲の後半は半ばヤケクソで私もマイクを持って一緒に歌った。
 
その後、私は退場して3曲目『ロングシュート』を演奏する。この曲を演奏している間にステージにバスケットのゴールが持ち込まれる。そして曲が終わったところで、バスケのユニフォームを着た櫛紀香が再登場し、ベースを弾いていたタイモ(千里)に速いパスを送る。千里はボールをキャッチすると、そのままシュート。ボールはきれいにゴールに飛び込む。
 
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思わず拍手が起きる。
 
「櫛紀香さんです!」
とカノンが再度紹介すると歓声が上がった。
 

その拍手と歓声の中、ゴールデンシックスは退場する。千里はベースを隣でリズムギターを弾いていたアンナ(鮎奈)に渡して新たに櫛さんからパスされたボールをドリブルする。櫛さんは千里がゴールしたボールをドリブルする。ふたりがドリブルをしている所にDAIさんが登場してふたりのドリブルに合わせてドラムスを打ち始める。更に他のトラベリング・ベルズのメンバーも入ってきて伴奏を始める。そこにKARIONの4人も入って来て『恋のブザービーター』を歌い始める。
 
私はさっき幕間にケイとして登場した時は白いドレスを着ていたのだが、後半では4人各々のイメージカラーの上着とミニスカートである。和泉が赤、私がピンク、小風が黄色で美空が青である。
 
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そして曲の終わりに櫛紀香さんがシュートするも外れる! しかしそれに続けて千里がシュートすると、それはきれいに飛び込む。それで拍手が起きた所で和泉が
 
「櫛紀香さん、そして醍醐春海さんでした!」
と紹介して、2人は拍手の中、お辞儀をして退場した。
 
櫛さんは後で「リハーサルの時はうまく入ったんですけどね」などと言っていた。このパフォーマンスはこのあと毎回やったのだが、櫛さんは5割入れて千里は全部入れた。
 
「醍醐春海すごすぎる」
という声も上がっていたが、美空が苗場フェスティバルで彼女を「元U18日本代表のシューター」と紹介していたことが、その時居た人たちの間からツイートされると
 
「さすが日本代表!」
という声が上がっていた。
 
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「今のA代表のシューター、花園亜津子とどちらが凄いんだろう?」
「いや、高校時代、ふたりは何度も対決して痛み分けだったらしい」
などという噂も流れていた。
 

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後半この後は、これまでのKARIONの人気曲を演奏していく。
 
『星の海』『金色のペンダント』『Snow Squall in Summer』『サダメ』
『白猫のマンボ』『Shipはすぐ来る』 そして『四つの鐘』『歌う花たち』。
 
『歌う花たち』では地元・横浜の高校の合唱部の人たちに出演してもらった(この歌はその後も毎回その地元の高校生に出演をお願いした)。
 
この後、超絶ピアノを含む『優視線』、フルート三重奏を含む『雪のフーガ』、超絶ピアノ・超絶ヴァイオリンを含む『スノーファンタジー』 、サックス三重奏を含む『月に想う』、そして1人で弾いているのに連弾に聞こえるという高難度のピアノ演奏を含む『雪うさぎたち』で盛り上げて締めくくった。
 
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この超絶ピアノは美野里が、超絶ヴァイオリンは夢美が難なく弾いてくれた。夢美は専門はオルガンではあるが、ヴァイオリンもCDを出していいくらいに上手い。
 
フルート三重奏は風花と私と千里の3人で吹いた。またサックスの三重奏はSHINと私と神原さんで演奏した。ちなみに私は生サックスではなくEWI4000Sを使用している。
 
実は先月新製品のEWI5000というのが発売されたのだが、早速買ってきて試奏してみたものの、4000Sより少し軽くなったのはいいのだが、音色が微妙に好みでなかったこと、更に演奏中に音が切れる事故が数回起きたことからライブでの使用に不安を感じ、結局4000Sを今回のツアーでは使用することにした。
 

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■夏の日の想い出・そして誰も居なくなった(2)

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