■春閼伽(12)

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9月23日(土)。
 
俊夫は朝からパンストを履き、ブラウスを着て姉に買ってもらった
ライトグレイのレディススーツを着た。先日母が入れてくれたドレッサーを使ってお化粧をする。お化粧は実は8月に入った頃から興味を覚えて練習していたので一通りできる。ファンデは初期の段階ではダイソーの100円のリキッドファンデを使っていたのだが、次長に言われてからマックスファクターのコンパクトを買ってみたら夏暑いので汗を掻いても崩れにくいのですごーいと思っていた。口紅は大和(だいわ:金沢市内のデパート)で買ったエスティローダーである。アイカラー・マスカラ・チークはカネボウ(2006以降花王の子会社)である。
 
先日母に買ってもらった女物のバッグにスマホと財布とメモ帳、ハンカチ・ポケットティッシュ、化粧ポーチを入れて持ち、パンプスを履いてお出かけする。レディススーツで会社に出るというのはドキドキするが、9月に入ってからは大学にもスカートで行っているしスカート外出自体には慣れているので勇気を出して出て行った。
 
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会社に行くとエントランスで課長に会ったので会釈したが、課長さんは微笑んでいたから、いいのだろう。
 
受付する。名簿には“岡安俊美”と書かれていた。そこに9:50という時刻のスタンプが押された。
 
先日の研修では青いマークの入った臨時カードを渡されたが、今回は赤いラインの入った臨時カードを渡された。これを持ってないとオフィス・女子トイレ・女子更衣室・給湯室に入れないと言っていた。(やはりOLになったね)
 
オフィスに行く。次長さんに挨拶するが、次長さんは笑顔で頷いていた。
 
俊夫(俊美?)が行った時、新人っぽい女性が既に3人来ていたが全員スーツである。やはりぼくもスーツでよかったみたいと思った。新人女性はその後3人来た。俊美を入れて7人のようである。その他に次長さんと先輩の女子が2人来ていた。
 
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携帯の時代で固定電話にみんな慣れていないので、保留や転送の仕方を実習した。転送という“概念”自体知らなかった子もいた。
 
またお客様がいらしたら、誰でもいいから出て行き応対する。必要なら応接室に通しお茶を出すなどの手順が説明される。但し通す必要の無い人もあることが注意される。
 
・押し売り
・強盗?
・無関係の人!
 
判断に迷ったら先輩や上司に相談するよう言われた。
 
またコピー、FAX、個人情報保護スタンプ、シュレッダーなどの使い方も説明された。
 
また守秘義務やセキュリティについてはあらためて注意された。
 
「昔『重役秘書リナ』って漫画で女子社員が社内のデータベースで男子社員の情報を勝手に見ているなんてのが出てきたけど、今の時代には決して許されないこと。即懲戒解雇」
と次長さんは言っていた。一時期はビジネスレディのお手本などと言われた漫画だが、今の時代とは合わない内容も多い。
 
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通勤服に付いては今日みんなが着ているもので良いと言われた。良くないものの例として
 
・リラコとか甚兵衛とか
・極端に短い丈の物(立った時膝が隠れる程度が理想)
・スニーカーやスポーツシューズ
・ジーンズやTシャツなど、スウェットなど
・水着とかヌードとか
・その他非常識なもの
 
といったものが挙げられたが最後のほうはみんな笑っていた。
「ヌードで出勤しようとしたら途中でお巡りさんに捕まりますね」
「さすがにそれを試みた人はまだ居ない」
 
またパンツルックは禁止はしないが、できたらスカートにしてほしいと言っていた(キュロットはOK)。
 
またロザリオ・数珠などの宗教的なものも勤務中は遠慮して欲しいと言っていた。
 
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「男性用スーツとかはNGですか?」
と長石かすみちゃんが訊いた。
「着たいの?」
「どうなのかなあと思って」
「その服装でお客様を訪問できるかというのが基準になるからね。FTMさんとかで見た目が男に見える人なら個別審査で」
「かすみちゃんは男には見えないからNGだな」
「だいたい立っておしっこできないのでは」
「うーん。したこと無いなあ」
 
なおFTMさんは通常男子トイレを使うが生理の処理のため女子トイレを使う場合もあるので許容してあげてほしいと言っていた。MTFさんは男子トイレには用事が無いはずなので女子トイレのみになるという。現在MTF,MTX,FTM.FTXさんは合わせて10人ほど居るらしい。MTX,FTXって何だろう?でもそういう多様性を許容しているのはいい会社だなあと思った。
 
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なおかすみちゃんは女子制服でボトムをスラックスにしたいと言って認められ入社までに用意してもらえるようになったようである。元々あまりスカートが好きでなかったらしい。中高時代も制服以外にはスカートを持ってなかったと言っていた。
 

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勤務時の服装は制服を著てもビジネススーツでも良いということだった。特に外周りの多い人はスーツを着て勤務する人が多いという話である。入社日までに女子更衣室に全員のロッカーを用意してくれると言っていた。
 
お化粧についても今日のメイクはみんなOKと言っていた。
 
また伝線したストッキングをそのままにしてるのは、みっともないのでいつも予備を置いていたほうがいいとも言っていた。
 
「女だけ面倒臭いよね」
「でもストッキングって昔は男の履くものだったらしいよ」
「へー」
「それをエリザベス1世が愛用したんで女性の間にも普及したんだって」
「ほほお」
「昔はガーターベルトで吊ってたけど、20世紀半ばにミニスカが流行してガーターベルトが見えちゃうからパンティストッキングが発明された」
「結構新しいものなんですね」
 
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元々はパンティの代わりに穿くものとして発明されたが、日本では
パンティに重ね穿きするのが主流となり独自の文化を形成した。
 
またストッキングが登場した頃の16世紀ヨーロッパでは男性はショートパンツやショートスカートを穿いていた(女性はロングスカート)。
 

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電話操作の実習をしていた時呼び出し音が鳴るので実習だろうと思い、俊美は受話器を取り「はい、**情報サービスでございます」と言ったら向こうは英語で「I am Jan McBay of Sacramento Digital Information. Is there Mr. Sasaki?」と言った。俊美は「Wait a moment, please」と言って電話を保留にし、「サクラメント・デジタル・インフォメーションのマクベイさんからミスター・ササキにお電話なのですが、どうしましょうか?」と訊いた。
「内線で303を呼んで」
それで内線を呼ぶ。女性が出て
「はい。常務秘書です」
と言われるので、佐々木さんって常務か!と思った。
「サクラメント・デジタル・インフォメーションのマクベイさんから常務に4番にお電話です」
「分かりました。こちらで取ります」
「お願いします」
それで、常務室で取ってくれたようである。
 
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「英語の電話に英語で応対凄い!」
「Wait a momentしか言ってないよぉ」
「よし。英語の電話があったら俊美ちゃんに回そう」
「え〜?」
 
そんなに自信無いよう!ぼく英検2級しか持ってないし。
(いや2級なら日常会話程度はできるはず)
 
しかしこの事件で次長の期待は大いに高まったのである。英会話能力以上に俊美が慌てず冷静に対処したのが評価された。(さすがスポーツマン)
 

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一通りの説明が終わった後、ケーキ屋さんに行き次長のおごりで、みんなケーキセットを食べた。今日はなんだか楽しい会合だった。
 
しかし俊美の性別に疑問を持った人は誰も居なかったようである!
 
結果的には俊美は来春からは普通のOLになることになったような
気がする!(よかったね)
 

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9月23日(土・祝)、休日なので、和栄はバス会社に行って、卒論の構想を練りつつ、ガイドブックを読んで勉強していたのだが、お昼を食べてから一息付いた時、課長が焦った顔でガイド室に入ってきた。
「あ、ガイドは間島君だけか」
「何か?」
「竹田君がガイド中に腹痛を起こして午後のご案内ができそうにないんだよ」
「ありゃ」
「間島君悪いけど、代わってくれない?」
「え〜?」
「分かる所だけ案内して後は歌でも歌ってればいいから」
「それでいいんですか〜?」
 

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それで和栄はまだ充分ガイド内容を覚えてないのに急遽実戦に投入されてしまったのである。幸いにも金沢市内の名所案内で元々よく知っているところばかりだったので、ガイドブックより詳しく案内することができて、運転手さんから褒められた。半分は度胸で案内していた。珠姫のご成婚の年数が出て来なかったので「江戸時代の初期に」と言っちゃったけど、堂々と言い切れば忘れたなんてバレない!
 
新潟からの老人団体だったが、夕方は市内の温泉でお客さんとお風呂にも一緒にはいって「ガイドさん、やはり若い子はスタイルいいね」とか言われてしまった。
 
「ガイドさん何歳?」
「22です。まだ学校出たばかりで不慣れで済みません」
「いや、よく知ってるなあと思った」
「それに私男ですし」
「ちんちん付いてないじゃん」
「今日は急に呼び出されたんでうっかり家に忘れてきたんです」
「お茶目な人だ」
「玄関にちんちんが落ちてたりして」
「ゴミと間違って捨てちゃったりして」
「無くなったら諦めてお嫁さんになればいいよ」
「あんたみたいな美人ならお嫁さんにしたい男の人も多いよ」
「そうかな?お嫁さんになっちゃおうかな」
「いいと思うよー」
 
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金沢から新潟への帰りは歌を歌って行ったが、山口百恵とかが受けていた。『秋桜』とか『いい日旅立ち』とか歌った。「松田聖子歌えない?」とリクエストされたので『赤いスイートピー』とか『SWEET MEMORIES』とか歌うと喜んでいた。80年代が分かるみたいと思ったので『恋人よ』(1980)とか『ルビーの指環』(1981)とか『常夏娘』(1985)『SKIP BEAT』(1986)とか歌ったら結構反応が良かった。もちろん「すけべーすけべーすけべーすけべー」と歌った。ついでに「ベージュのコートなんてありふれすぎだよね」などと歌詞にツッコミしていた。
 
「安易に『捨ててくれ』と言ってるけど、最近じゃゴミも簡単に捨てられないよね」
「ルビーの指輪って燃えないゴミ?」
 
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「ルビーって何月の誕生石だっけ?」
「7月ですよー」
 
「私指輪とかもらえなかったー」
「昔はそんなものでしょう」
「私はレストランで食事しただけ」
「かえって今風かもですよ。バブルの頃は豪華結婚式って流行りましたけどね」
 
「でもルビーならどこか買い取りしてくれる所もあるんじゃない?」
という意見もあったが和栄は言った。
「昔はそれもできたけど、今は物凄く精密な合成ルビー、合成サファイアがあって、専門家にも見分けきれないから難しいと思いますよ」
と言った。
「そういう精密な合成は作るのにもお金がかかりますけどね」
「ああ。そうでしょうね」
「アクアちゃんが先日公開された映画で着けていたグリーンサファイア、作るのに数千万円掛かったらしいですよ」
「合成で数千万?」
「大粒でしたし。それに天然石では完全に同じ色の石を2つそろえられないから合成したそうです。合成なら同じ成分で合成すれば同じ色になるから」
「なるほどー」
 
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「アクアちゃんの映画だからそこまでお金掛けるんだろね」
「ええ。普通の女優さんの映画ならプラスチックで誤魔化しますよ」
「庶民は婚約指輪もプラスチックで誤魔化されたりして」
「素人には見分けられなかったりして」
「宝石店に一緒に行って目の前で買うのでないと信用できませんね」
「プラスチックは酷いにしてもレッドスピネルなんかルビーとよく似てるから素人には区別付きませんよ」
「ああ、似た宝石もあるよね」
 

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そして和栄は10月からお給料をもらえる予定が9月から頂けることになった。健康保険証と年金手帳も発行してもらった。どちらも性別は女になっていた。親からもらっている健康保険証は母に返却して被扶養者の削除手続きをしてもらった。また授業料も分納の申請は通っていたのだが、9月中に全額納入できた。これで論文さえ書き上げて審査に通れば卒業できる。
 

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9月25日(月)、俊美は今日はプールに行く日なので、お昼に女体化してもらった。学食でお昼を食べた後、ダイソーに行って筆記具と乾電池を買った。市民プールに行こうとダイソー前のバス停でバスを待っていたら
「もしかして岡安さん?」
と声を掛けられて相手を見てギョッとする。
「佐原さん・・・・」
 
高校の時卓球部で一緒たった女子であった。
「恥ずかしい・・・・」
「ううん。凄く可愛いよ」
「そ、そうかな?」
「やはりそちらに行っちゃったのね」
「えっと・・・」
「高校の頃から割りと女の子らしかったもんね」
「そうだっけ?」
「大会の受付で『女子はこちらに並んで』とか言われてたし」
「そんなこと言われたことあった気もする」
「男子トイレに入ろうとして叱られてた」
「あれは困った」
「校門の所の服装チェックで何ふざけて男子制服とか着てる?ちゃんと女子制服着なさいって叱られてた」
「ほんとに女子制服着てこようかと思った」
「着れば良かったのに」
 
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「ちょっとごめん」
と言って佐原さんは俊美の胸に触った。
「やはりね」
と言って彼女は頷いていた。
 
「そういえばユメちゃん結婚したよ」
「そう・・・」
 
俊夫が高校時代、友だち以上恋人未満の関係にあった子である。彼女とは手を握ってほんの100mほどの道を歩いたのが唯一の想い出で告白もできなかった。
 
「相手はもちろん女の子」
「へ?」
「彼女はビアンだからね」
「え〜!?」
「俊ちゃんとの関係については『あれだけ女の子らしかったら守備範囲なんだろう』ってみんな言ってた」
「あははは」
 
もしかして彼女が一度もバレンタインくれなかったのは、ぼくが“女の子”だったからだったりして?バレンタインって“男の子”にあげるものだもん!
 
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「これからどこか行く所だった?」
「ちょっとプールに。あ、お茶でも飲もうか」
「うん。それもいいね」
 
というので、その後彼女とはスタバに行き、コーヒーを飲みながら30分くらい話した。
 
「どんな水着使ってるの?」
などと訊かれたので、この子なら今更だろうと思い見せた。
「凄ーい。もう“その水着を着られる身体”なんだ?でも胸がそれだけあったら男子水着は着けられないよね」
「男子更衣室への入室を禁止された」
「当然じゃん」
 

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9月27日(水)、千里の娘・夕月の1歳の誕生日なので浦和の家ではお誕生会をした。青葉は千里と話し合い、一升餅を贈った。
 
※千里の子供たち(遺伝子上の両親のみを記す)
 
2009.03.27 義浜愛 (千里×小登愛)
2015.06.28 篠田京平 (貴司×千里)
2017.05.10 高園早月 (千里×桃香)
2018.08.23 細川緩菜 (信次×千里)
2019.01.04 川島由美 (信次×桃香/千里の養女)
2022.09.27 細川夕月 (貴司×千里)
 
愛以外が浦和の家に住む。6人の内、千里を遺伝子的母とする子供は3人、遺伝子的父とする子供は2人。緩菜が女の子になってしまったので、男の子は京平のみ。また4人が人工授精または体外授精で、自然妊娠は緩菜と夕月だけである。
 
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なお、谷山小空(2012.4.15生)は桃香に膣内射精した時に千里の身体に付いていたのが早紀(丸山アイ)の睾丸なので、千里の子供ではなく早紀の子供。この睾丸はタイでの性転換手術の際に廃棄された。千里の睾丸は武矢に付いている。
 

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9月28日、俊夫はまたおりものが多くナプキンを着けた。おりものには血も混じっていた。それで俊夫はダイアリーに赤い丸のシールを貼った。
 

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9月29日(金)の「霊界探訪」では、八尾“風の盆”のレポート、人形美術館1周年のレポート、能登各地でカッパが目撃されたという話、その証言のレポート、8月の小浜でのラピスやアクアのライブのレポート、などをした。
 
また定点観測で、菓子神社、ムーラン七尾、津幡プライベートプール、墓場巡礼の練習風景、などがレポートされる。
 
墓場劇団は昔は小学校の体育館を借りて練習・公演をしていて舞台の広さは間口12m, 奥行き5m程度だった。しかし昨年秋に死国巡礼を加えて上演した『クラインの墓穴』では役者の数に対して舞台が狭すぎて出演者同士の衝突が多発した。それで使い始めた火牛アリーナのステージは18m×11m (10間×6間)あるので、今年初めに歌音が津幡町内に14間四方(196坪=約650m2)の土地を買い、そこに倉庫を建てて稽古場とした。大道具・衣装置き場も兼ねる。事務局も兼ねていて黒衣魔女が電話番をしている。それで2月以降の練習風景レポートはそこからしている。
 
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男女別の更衣室も設置しているが、歌音と安里愛(アリア)は「女役だから」と言われて女子更衣室に入れられている。でも次男の合掌は女役なのに男子更衣室である!(見た目問題は大きい)
 

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津幡のプールでは金沢市出身の田村真美(高1)が“2028ロサンゼルス五輪の星”として紹介され
「凄い先輩達ばかりですが頑張ります」
と言って手を振っていた。
 
彼女は今年のインターハイ800mで優勝した。日本水泳連盟は彼女の津幡組への参加を歓迎している。更に銀メダルを取った広島の井上道代(高2)もそちらに入れてくれないかと打診してきたので、枠は空けておくと回答している。それで彼女が石川か富山に留学してくる可能性もある。
 
(ジャネ・筒石が引退して枠が2つ空いていた。そのひとつを真美が使っている。月見里姉の枠はハネがもらってハネは常時練習できるようになった。ハネの弟の椎良は姉たちが休んでいる時間帯に泳いだり、端の0レーンを使っている。毎日夕方の3000m競泳では金色千里(オーロラ)は青葉のレーンを使う)
 
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長距離選手の練習環境は少ない。どこもプールは混雑するため長時間レーンを独占してしまう長距離選手は練習ができない。それで多江も仙台からわざわざ津幡にやってきた(コロナで向こうのプールが全く使えなくなった問題もあった)。津幡はいちはやく厚生労働省の基準をクリアした。むしろ「ここまでやってるのか」と感心された(呆れられた)。
 
 
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