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■ファロスよさらば-Farewell to Phallus(5)

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(c)Eriko Kawaguchi 2013-02-02
 
意識を回復すると、病室のベッドにいた。まだ麻酔が切れてないみたいで、特に下半身の感覚が無い。医師が来ていろいろ検査をしていたが「順調ですね」
と言われた。やがて麻酔が切れたが、思ったほど痛くもなかったので少しホッとした。
 
手術の翌日、初めて自分の股間を見た。きゃー!女の子の股間になってる!
 
今まであったファロスとサックが無くなり、代わりに縦の割れ目が出来ている。小学6年生のお正月以来、ファロスの付いてない状態を長く経験していたが、その時は真っ平らな股間におしっこの出る穴が開いているだけだったが、女の子の股間は割れ目があって、その中におしっこの出る穴がある。そしてその向こうには新しくマロスが形成されている。現在そのマロスには詰め物がされていた。女性医師が検査に来て、その詰め物を交換して消毒していた。
 
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「一週間後にはシャワーしてもいいようになりますから」
「はい」
「明日までは導尿します。その後はふつうにおしっこできるようになりますが、ファロス切断状態でおしっこするのと同じ要領ですから問題ないですよね?」
「はい、問題無いと思います」
「1ヶ月くらいはおしっこした後、毎回消毒してください」
「はい」
 
一週間後には今度は豊胸手術を受けた。マロプラスティーは思ったより痛くなかったものの、豊胸手術はかなり痛くて、僕は手術のあと3日ほど痛みに耐え続けた。
 
「みなさん、こちらの方を痛がりますね。マロスを作る手術は覚悟を決めて受けるけど、豊胸は軽い気持ちで手術室に行って、激痛と共に戻ってくる感じ」
と担当の看護婦さんが笑顔で言う。
 
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「あはは、まさにそんな感じです」
と僕は答えた。
 
そしてその更に一週間後には喉仏を削る手術を受けた。これは翌日には退院できるということだった。2週間の入院生活で、僕は完全に女の子の身体になってしまった。
 

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退院した後、僕は管理局の女性に伴われて、新しく女性になった人のための学校に入ることになった。宿舎付きで、ここで3ヶ月間、女性としての教育を受けることになる。
 
病院を出る時は、フレアースカートを支給された。病院内では下着は手術後、これまでの前開きのあるブリーフではなく、ファロス切断時に穿いていたのと同様の、前開きの無いショーツを穿いていたが、その上は病院用寝間着だった。退院にともなって普通の服になるので、これまでならズボンだがもう女性の身体になってしまったので、女性だけが穿けるフレアースカートになる。逆にもうズボンを穿くことは一生無いのだろう。
 
フレアースカートは、男性時代にたくさん穿いていたタイトスカートとはまた歩く時の要領が違う。裾がからまりそうで、最初何度か転びそうになった。転ばないように歩くにはテンポを取り、裾が動くのを待ちながら、少し優雅な感じの歩き方をすることになる。ああ。だから女性はみんな優雅な歩き方をしていたのか、と僕は納得がいった。
 
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学校での教育内容は、女性としての話し方、歩き方、行動の仕方などから始まって、女性として必要な教養、社会的なマナー、お化粧の仕方、そしてセックスの仕方なども教えられる。セックスはディルドーを装着した教官相手に実地で練習させられたが、特によく教えられたのは、下手くそな男性とセックスする時に、いかにも気持ち良くなっているかのように「演技」することであった。ああ、自分が男性時代にセックスしていた時も、結構女性側は演技してくれていたのかも知れないな、などとも思ったりした。
 
学校の教育でいちばん苦労したのは発声である。女性らしい声が出るようになるまで最初1ヶ月近く掛かったが、その後も、話し方でかなり注意された。相手が声で男性か女性かを識別する場合、ピッチより響き、そして話し方だということもしつこく教えられる。少々低いピッチであっても、女性的な響きのある声は女性の声に聞こえるし、よく聞くと完全に男声であったとしても、話し方が女の話し方であれば、女性が話しているように思えてしまうのである。
 
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女性として生殖奉仕をする場合に、相手の男性に自分が元男だということを気付かせてはいけないので、この付近は徹底的に鍛えられた。中にはなかなかうまく女性の声が出せなくて、この学校での教育に1年近く掛かる人もいるらしい。僕の場合は、規定の3ヶ月間の課程で、ふつうに女性の声にしか聞こえない声を出すことができるようになり、卒業証書をもらった。
 
そして僕の女性型生殖奉仕の日々が始まった。
 

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初日はイストキャピタルの町に行った。この島に入って来た男性が最初に出る町なので、初心者の男性を捕まえやすい気がした。女になってまだ試運転の感覚なので、セックスに慣れた人より不慣れな人の方が誤魔化しやすい気がした。
 
もっとも今度は「捕まえる」のではなく「捕まえられる」ことが必要である。
 
イストキャピタルの入所案内所から男性たちが出てくるのはだいたい朝の10時頃である。そのくらいの時間に案内所の近くに行き、出口近くにある書店内で待機した。まずはこの島の地図を求めに、この書店に来る人が結構いるのである。
 
やがて10時になり、ポツポツと案内所から男性が出てくる。いきなり電車の駅に行く者もあれば、公園のベンチに座っている女性に声を掛ける者もいる。しかし半分くらいは書店に入ってくる感じだ。書店内には10人くらいの「客待ち」という雰囲気の女性がいる。やがて書店内に入ってきた25〜26歳くらいの男の子が恐る恐るという感じで、私に声を掛けてきた。
 
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「あの、済みません。デートしてもらえますか?」
「うん。いいよ」
と私は笑顔で答えた。彼はホッとしたような顔をしていた。
 
彼がこの島の地理に全く不案内ということだったので、地図付きのガイドブックを勧めた。それから電車の駅に行って定期券を買わせ(私は自分の定期券を支給されている)、いくつかの町に一緒に行って、町の案内をしてあげた。
 
「ハルコさん、親切ですね。助かります。僕、この島のこと全然事前に情報が無くて」
「ふふ。頑張ってね。3年間の生殖奉仕。毎日子供を作ってたら3年間で1000人くらい子供を作ることになるからね」
「ひぇー、なんか信じられない」
 
「実際には精液が薄かったりして、3年間で作れる子供はふつう100人くらいらしいですよ。1000人作れる人はレアだって」
「はあ、それでも100人くらいですか」
「普通は100人も作ったら育てきれないけど、ここで生まれた子供はちゃんと里親が育ててくれるからね」
「実は僕もこの島で生まれたらしいんですよ。全然記憶が無いんですけど」
「まあ、3歳の誕生日に里親に引き渡されるから、3歳以前なんて記憶無いよね」
「ええ」
 
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彼とはサンセットホームでお昼を食べ、賑やかなネオロテルの町でゲームセンターで遊んだりした後、女性になって初めて支給されたトワカフェの町にあるアパートに彼を案内した。自分自身昨日初めてここに入ったばかりなので、まだ生活感のようなものが無いが、彼は若いのであまりそういうのには気付かないだろう。
 
お茶を入れ、彼が買ってくれたケーキを一緒に食べながらおしゃべりをする。それから彼が買ってくれたお弁当をふたりで一緒に食べた。
 
そしてセックスの時間である。女性の身体を使ったセックスは初体験になるが、男性とのセックスは営業マンとしてたくさん経験している。私はうまくやる自信があった。
 
彼の服を優しく脱がせて行く。裸にしてまずはフェラをしてあげた。彼は
「きゃー、そんなのされるの初めて」
などと言っていた。あまり恋愛経験が無かったのかも知れない。
 
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しかし彼の若々しいファロスはとても元気でちょっと羨ましい感じだ。ああ、ほんの4ヶ月前までは自分にもこういうのが付いてたのになと思った。ここまで元気な棒ではなかったけど。
 
彼がフェラだけで逝ってしまったので、自分の口内に射精された精液を採取容器に移した上で、今度は指で彼のを刺激する。このあたりは営業マンとして散々テクを鍛えているので、いざ女になってもかなり行ける。しかし営業マンやってた時は、よく「君は女になったら凄くいい奥さんになれる」なんて言われたものだけど本当に女になってしまうとは思いもよらなかった。
 
やがて彼が回復してきたので、彼のファロスを自分のマロスに導いた。
 
入ってくる。
 
うふふ。ディルドーは学校で随分入れられたけど、本物入れるのは初めて。
 
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でもちょっと気持ちいいじゃん!これ!
 
彼が腰を動かしてピストン運動をする。これはそんなに気持ち良くなかったが私は感じている振りをした。「あん、あん」などと可愛い声も出してみる。
 
そして彼は10分ほどで逝った。結構時間が掛かったのは、彼がまだセックスに不慣れなせいもあるかなという気もした。
 
「ハルコさん、すごくうまい。もうこの島、長いんですか?」
 
射精後の放心状態から回復して、彼が訊く。
「うーん。3年半くらいかな」
「へー。そんなにいたら、やはりうまくなるんですね」
「ミチヒロ君も、初めてにしては上手だったよ。頑張ってね」
「はい。頑張ります。またハルコさんに会いたい。どこに行けば会えます?」
 
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「そうね。今日はたまたまイストキャピタルに来てたんだけど、普段はゴッドフィルドにいることが多いよ」
 
「ゴッドフィルド、ゴッドフィルド、・・・」といって彼は地図を見る。
「ああ、イストキャピタルの隣の駅ですね」
「うんうん」
「じゃ来月またそこに行ってみよう」
 
彼とはその後も時々会った。2〜3ヶ月に1度デートをして楽しんだ。
 

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しかしゴッドフィルドに行くと、どうしても彼女と顔を合わせることになった。
 
「あれ?もしかしてハルキ?」
とユミコから声を掛けられた時、私は逃げたくなったが、がっしりと腕をつかまれてしまった。
 
「うん、まあ」
「あれ?女の子みたいな声。それにフレアースカート! もしかして特別奉仕生?」
 
こくりと頷く。
「わあ、可愛い女の子になれたね。ね、ね、うちのアパートで少し話さない?」
「でも、私もう女の子になっちゃったんだけど」
 
「女の子同士で話すのは別に構わないんだよ。午後からボーイハントに出ればいいよ」
「そうだね」
 
私たちはおやつを買って、ミッドヤードにあるユミコのアパートに行った。
 
3年半前にこの島に来た時、最初の頃ふたりで過ごしたアパートは四畳半の狭い所だったが、今では2DKのアパートに移っている。彼女は既に準娼婦の資格も取得していた。実は準娼婦の資格が取れる1200回目の記念すべきセックスを彼女は私としてくれたのである。そしてそれが私とユミコの最後のセックスにもなっていた。
 
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「しばらく会えないなと思って、本土に帰ったのかなとも思ってたんだけどね」
「女の子になる手術を受けて、それから女の子教育を学校で受けてたんだ」
「へー。もう男の子とセックスした?」
 
「もう20回くらいしたかな。最初は恐る恐るだったけど、大分慣れてきた」
「うんうん。私も初めはセックスなんて大変そうと思ったけど、やってみたら意外に楽で好きになったよ」
「私もこの島に来る前は営業マンで男性とのセックス自体はたくさん経験していたから、この身体になってしまったのは少しショックだったけど、セックス自体は楽しくできてる」
「ああ、そういう経験があるから特別奉仕生に選ばれたのかもね」
 
「この島には特別奉仕生って結構いるのかな?」
「うん。この島の女性人口15万人の内、2割は特別奉仕生だと言われてるよ」
「ひぇー! じゃ、私も男性時代はたくさん特別奉仕生の人とセックスしてるよね?」
「うん、してるはず。特別奉仕生って妊娠の可能性が無いから、精液の採取作業者として優秀なんだよ」
「ああ」
 
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「特別奉仕生にしても、私みたいな天然女性にしても、セックスする時はマロスに精液採取用のゼリーバッグを挿入してるから、それが破れたりしない限り誤って妊娠してしまう可能性はないけど、特別奉仕生の場合は、絶対に妊娠しないからね」
「あはは」
 

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男性時代は1ヶ月以内のデートが禁止されていたので、ユミコとは月に1回しか話せなかったが、女性同士になってしまうと、その禁止規定が無いのでいつでも会えることになった。それで私たちは毎週のように午前中に会っては、ふたりでいろんなことを話していた。
 
彼女は既に通信教育で高校卒業の資格を取っていたので本土に戻れば大学に入ることができる。彼女はあと2年くらいしたら戻ろうかな、などと言っていた。
 
そうして私はこの島で特別奉仕生として、毎日男性とデートしてはセックスして精液を採取していった。ユミコ以外にも何人か、男性時代によくデートしていた女性と友人関係を築くことができた。その中の半分くらいが実は特別奉仕生と知って、私は爆笑した。こういうことは男性にはわざわざ話さないが女性同士では話してもいいのである。
 
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この島にもう10年いるという元特別奉仕生(現在は任意滞在)のミズホさんが、この島に来た男性の行く末を教えてくれた。
 
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