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■ファロスよさらば-Farewell to Phallus(4)

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彼女はここに来て半年ちょっとだと言った。こんな可愛い子が毎晩様々な男に抱かれていると思うと、ちょっと不憫にも思えてくる。といっても今夜自分もこの子を抱くのだ。セックスはしたことにして実際はしないという訳にはいかない。セックスの様子はきちんと記録されることになっている。自分にもこの子にもセックスをする義務がある。
 
「君ゴッドフィルドには良く来るの?」
「うん。ここにはたくさん本があって勉強できるから。通信講座で高校の勉強もしてるんだよ。本土に戻ったら大学に行くつもり」
「それは偉いね」
 
彼女とはこの島の様々な町の話もした。
 
「へー、ハルキさん、今日来たばかりというのに、よくこの島のこと知ってるね」
「うん。実は仕事でよく一緒になってたメーカーの営業マンさんがこの島で4年間生殖奉仕したんだよ。それで色々話を聞いてたんだ」
「わあ。この島で生殖奉仕して、本土に帰ってからきちんと仕事している男性って偉いなあ」
「うん。仕事に就かずにぼーとして過ごす人が多いとは聞く。自殺者も多いし。そもそも帰ってこない人も多いしね」
「そうそう。帰還率は5%くらいと聞くからね」
「その人たちって・・・・どうなったの?」
 
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「その話はできないよ。検閲されてるから」
「そっか」
 
この島では至る所に監視カメラやマイクがあり、全ての会話は記録されコンピュータで分析され、危険な会話をすると憲兵に連行される。
 
その子とは結局お昼をはさんで午後3時くらいまでおしゃべりをしてから彼女の家に一緒に行った。彼女の家はミッドヤードの町にあった。駅から歩いて10分ほどの所にある小さな4畳半のアパートが彼女の家だった。
 
「狭い所で御免ね〜」
「いや、全然気にしない」
「職位ランクが上がれば、もっといい家を提供してもらえるらしいけど、来て半年でまだ10代だと、こんなものなのよ」
「ああ、女の子も大変だね。でも僕もまだ二等兵だし」
「ふふ。頑張ってセックスしてれば少しずつランクが上がるよ」
 
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そうなのだ。この島に来た男性は最初二等兵の階級が当たられるが、セックスを重ねることで次第にランクが上がっていく。3年間まじめに奉仕を続けると上等兵から軍曹くらいにはなれるし、更に延長奉仕を続けて少尉くらいまでなる人もあるらしい。
 
僕たちはキスして、それからお布団に入った。布団の中で彼女の服を脱がせていく。
 
「ハルキ、何だかうまい」
「僕は優秀な営業マンだったから。でも男性相手のセックスばかりだから、女性とセックスするのは、大学の時以来、もう8年ぶりだよ」
「ああ、その頃、彼女がいたんだ?」
「うん」
 
最初にクンニをしてあげた。彼女が「気持ちいい!」と声を出す。キスをしてバストを揉む。彼女はどんどん興奮してきている。
 
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「私・・・ここに来て初めてだよ。こんなに気持ち良くなれたの」
「良かったね。入れていい?」
「うん。入れて」
 
僕は大きく硬くなった自分のファロスを彼女のマロスに、ゆっくりと挿入した。ああ、この感覚! 大学生時代にアキコと経験してから8年ぶりに味わう快感だ。なんて素晴らしいんだろう! 男で良かった、と僕は真剣に思った。
 
インサートした後は彼女のリードがうまかった。ファロスを使ったセックスに慣れていない僕をうまく励まして腰を動かさせ、5分くらいの快絶な感覚の後に射精させた。僕たちはそのまま抱き合って余韻を楽しんだ。
 

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ユミコとは「またデートしたいね」と言って、キスして別れた。一度デートした女性と1ヶ月以内に再度デートすることは禁止されている。1ヶ月たってからまたゴッドフィルドの書店街でユミコを探してみようと僕は思った。
 
その日以来、僕は毎日町で女性をゲットしては、デートしてその女性の家に行き、セックスを楽しんだ。
 
最初は女性をゲットするのに時間が掛かっていたものの、そのうちフリーの女性を見分ける勘のようなものが出来てきて、高確率で早い時間帯に女性をゲットできるようになっていった。ユミコとはよくデートした。彼女も毎月1度僕とデートするのを楽しみにしてくれている気もした。
 
僕は毎日違う町で女性をゲットした。それぞれの町にいる女性に傾向があるような気もしてきた。
 
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ネオロテルは世俗的な町でセックスの上手な女性が多い。中には準娼婦の資格を持っている人もいた。サザンバード島に4年以上滞在し1200回以上男性とセックス奉仕をした40歳未満の女性は技術認定試験を受けて準娼婦の資格を取ることができる。準娼婦は大学の性学部で4年間学び国家試験にパスして娼婦資格を取った人ほどの報酬を得ることはできないものの職業としてセックスをして報酬を得ることができる。娼婦を買うには1回10万ほど払う必要があるが、準娼婦であれば3万くらいで買えるので、実は準娼婦の人気は高いし、会社勤めしながら週末は準娼婦として仕事をする人もいる。会社勤めしても月6〜7万くらいしかもらえないのに、準娼婦で男とセックスすれば1回2万(3万の内1万は税金として国に収める)の収入が得られるのは魅力的だ。
 
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むろんサザンバード島にいる限り、準娼婦の人とセックスしても料金を払う必要は無い。普通に食事を提供し、800サークル程度のお小遣いをあげるだけだ。準娼婦の資格を取った後もこの島にいるのは、更に技術を磨きたいためとも聞く。実際彼女たちの技巧は凄かったし、自分ももし本土に復帰してからまた営業マンをする時はこういうテクを使ってみよう、などと思うものもあった。
 
ニガバレーは庶民的な町なので、そこにいる女性もわりと「ふつう」の人が多い。ここには週に1度は来て、そういう「ふつう」の女性とおしゃべりを楽しみセックスを味わった。ふつうの女性なのに、この島に来たという人の中には借金を清算するためという人も多い。この国では破産した女性はこの島で2年以上のセックス奉仕とその後2回以上の妊娠奉仕をする必要がある。また、破産しなくてもこの島に来れば1年につき300万サークル借金が減算してもらえる(国が債権者に支払う)ので、それで借金を返す人もいる。
 
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またアルジャンシエジュはおしゃれな町なので、女性もおしゃれな人が多い。何だか高そうな服を着ている人も随分いる。この島に居る男性に買ってもらえる服であんなのは無理だろうから、本土からの持ち込みなのだろう。レストランも高い所が多いので、僕は年に数回しかアルジャンシエジュでは女性をゲットしなかった。1回のデートで2万飛んだりしていた。
 
僕のお気に入りはやはり最初に行ったゴッドフィルドと、あとはニガバレーや、別の意味で素朴な女性が多いアップヤードなどであった。アップヤードには肌の白い女性が多い。あの町は東北地方出身の人が多いという話で、日照時間の少ない所で育ったので肌が白いのだという。東北地方独特の短文を多用した話し方をする人も多かった。寒い地方は口を開ける時間を短くするため短文で話をするという説もある。
 
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僕の母も東北地方のオータムフィルド州の出身だ。オータムフィルドは昔から美人の産地として知られていて、僕もその遺伝子を引き継いでいるせいか美男子だと随分言われた。母はオータムフィルドで高校時代に州の美人コンテストに入賞したこともあるらしい。
 
しかし毎日セックスする生活も良いものだという気がした。最初僕は自分にファロスがずっと付いたままだと、もうオナニーしまくりの生活になるのではという気もしていたのだが、セックスを毎日違う女性としていると、それだけで充分満足してしまい、わざわざオナニーまでする気にならない。そもそも、男性には家が無く、毎日女性の家に泊まるから、オナニーする場所も無い。
 
そんな生活を続けて3年たった時、僕は島の管理局から呼び出しを受け、イストキャピタルの管理センターに出頭した。
 
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「ハルキ軍曹、3年間の生殖奉仕お疲れ様でした。あなたの精子はとても元気なのでこの3年間に妊娠奉仕の女性に毎回受精を試み、合計1024回の妊娠成功。既に742人の子供が生まれています。男女比は男の子305人と女の子437人です。あなたの精子は女の子が生まれやすいようですね」
 
ひぇー、自分の子供がそんなに出来ているというのはちょっと気持ち悪いくらいだ。
 
「これで規定の生殖奉仕は一応終了したのですが、あなたの場合、とても優秀なので、特別奉仕生に選ばれました。これはとても名誉なことですよ」
「はあ・・・、やはりまだ本土に帰られる訳ではないのですね?」
「まあ、そう言わずにお願いしますよ」
「断ることはできないんですよね?」
 
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「断る場合は、素材奉仕をして頂きます」
「なんですか?それ」
「あなたの肉体を化学的に分解し、主として農業の肥料として再利用します」
「は?」
「人間の身体には貴重なリン分が含まれるのですよ。体重60kgの男性にはリンが600gほど含まれていますから」
 
「ちょっと待って下さい。化学的に分解されたら死ぬのでは?」
「分解する前に麻酔を掛けますから、苦痛は無いですよ。ファロス切断より、ずっと楽です」
「嫌です。まだ死にたくないです」
「では、特別奉仕をして頂きます。年間1000人ほどが素材奉仕を選択なさるんですけどね」
「まあ、こういう生活してたら、死んでもいいかという気分になる人もあるのでしょうね」
 
「では特別奉仕を選択しますか?」
「やります」
 
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「では特別奉仕の内容を説明します。これまであなたは男性として毎日性行為をして射精し、精液を提供して来られたのですが、特別奉仕生になる場合、今度は女性として性行為をして、男性に射精させ、その精液を採取して妊娠センターに届けてもらいます」
「へ?」
 
「そのためには、男性と性行為ができるように女性の身体になってもらいます」
「えーーー!?」
 
「嫌ですか?」
「あのぉ・・・女性の身体になって、後で男の身体に戻れるんでしょうか?」
 
「それは無理です。女性の身体にするため、基本的には3つの手術を行います。ひとつは喉仏の除去、それからバストを膨らませる手術、それからマロスを作る手術。バストを膨らませるのは、大胸筋下に人工脂肪のバッグを挿入するので、これはちょっと痛いのを我慢するだけですが、マロスを作るには素材として、あなたのファロスを利用します。ファロスは身体から出っ張った器官、マロスは体内に引っ込んでいる器官なので、ファロスの中身を取り出して裏返しにして体内に押し込んでマロスにするのです。ですからマロスを作るとファロスは無くなり、後で元に戻すことはできなくなります」
 
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「ちょっと待って、考えさせて」
「嫌でしたら、素材奉仕を選択しますか?」
「嫌〜!まだ死にたくない」
「だったら、マロプラスティー手術を受けて頂きます」
「いつですか?」
「今からです。マロプラスティーは体力回復に1週間ほど掛かるので、その後、豊胸手術をし、その更に1週間後に喉仏を取る手術をします」
 
「ひぇー」
「その間、入院して頂きますが、入院中に体毛の永久脱毛をしますので」
「確かに、女の子で、すね毛があったりしたら気持ち悪いね」
「すね毛、ヒゲ、それから脇毛なども脱毛します」
「はあ」
 
「では病院に行きましょう」
「待って。その前にせめて・・・・」
「せめて?」
「一度オナニーさせて」
「いいですよ。そういう人はよくいます。そちらの処置室の中でしてきて下さい」
 
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僕はクラクラとする思いのまま、処置室に入りカーテンを閉めた。ここはこの島に来た時、ファロスの接合をしてもらった部屋だ。この島を出る時はここで切断するんだろうなと思ったものの、切断ではなく消滅ということになるようだ。
 
僕は突然やってきたファロスとのお別れに心を整理できないまま、久しぶりのオナニーをむさぼった。ファロスの先から精液が放出される。この精液で僕はこの3年間に1000人の子供を作ったらしい。しかしその精液の放出もこれが最後だ。
 
僕は射精したまましばらく放心状態にあったが、管理官の女性がカーテンを開けて
 
「終わりましたか?」
と訊く。
「はい、終わりました」
と答えると、すぐにブリーフを穿くように言われ、僕は下着を整えズボンを穿いて、その女性に従った。
 
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病院では簡単な検査を受けたあと病室に案内される。明日の手術に備えて絶食ということで、食事も水も取ることができない。その代わりに点滴をされる。
 
夕方くらいに看護婦さんが来て、剃毛をしてくれた。可愛い看護婦さんだ。昨日までならデートに誘いたかった所だが、もう女の子とデートすることもできないし、自分のファロスを女の子にインサートすることもできなくなる。僕はちょっと悲しくなってきた。
 
手術は翌日の午前中に行われた。手術前に「ほんとに手術していいですね?」
と女性医師から訊かれたが、断れば肉体を解体されてしまうのだから同意するしか無い。「はい、お願いします」と言うと、全身麻酔を打たれた。
 
 
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■ファロスよさらば-Farewell to Phallus(4)

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