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■夏の日の想い出・小2編(6)

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点数が、小学校低学年の部で、教室の中で3位だったということで、9月に開かれた地区大会にも出ることになった。ちなみに1位は例のYMOを弾いた小学1年生、夢美であった。2位はマイケル・ジャクソンの『スリラー』を弾いた小学3年生だった。
 
教室の発表会は上手い人もいれば、ほんとに初心者という感じの人もいたが、さすがに地区大会となると、上手い人ばかりである。母が同伴してきてくれたが、私は夢美母娘と隣り合う席だった。何となく話している内に、私は発表会の時に感じたわだかまりが解消していくのを感じた。そして一緒に「凄いね」
「格好良い!」などと言いながら他の演奏者さんたちを見ていた。
 
「冬子さんは、1学期までどこか他の教室にいたんですか?」
と夢美のお母さんから訊かれる。
 
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「いえ、この子、姉が弾いてるのを見て自分も真似て弾いてただけで、教室に来たのは初めてなんですよ」
とうちの母が言う。
 
「うっそー! 教室の発表会の時は、さすが2年生、うちの子よりうまいなと思って聴いてたのに。うちの子が1位というのには驚いたんですよ。じゃお姉さんは、かなりの上級者?」
「いえ。去年8級を落としちゃって、今年再挑戦している所で」
 
「だったら、冬子さん、物凄い才能を持ってるんですよ! これからもうちの娘のライバルになりそうだから、よろしくお願いしますね」
 
この時夢美のお母さんが「ライバル」という言葉を使ったので、私はやはりこの子と自分はライバルなんだというのを改めて意識した。
 
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しかし
「あ、うちは夏休み限定コースで出てきていたので」
と母が言う。
 
「えー? もう出てこないんですか?」
と夢美の母。
 
「すみません」
とうちの母。
 
「だったら、12月のクリスマス会だけでも出てきませんか? フリーレッスンコースか何かにでも籍を置いておけば、出られますよ」
と夢美のお母。
 
「ああ、そのくらいならいいかな」
とうちの母も少し考えている風であった。
 
うちの教室から来ている3人はそれぞれ教室の発表会でも弾いた曲を弾いた。私も『エーゲ海の真珠』を弾いたが、リズムパターンとレジストの切り替えを先生がプログラムしてくれていたので、何だか格好いいリズムに乗せて弾けたし音色設定の変更を気にせず弾くことができたので、楽だった。調子に乗って、後半両足弾きでウォーキングベースっぽいものを入れたりした。
 
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凄い拍手をもらってステージから降りたが、先生から
「両足弾きが入るとは思わなかった。あれかなり練習したの?」
と訊かれる。
「いえ、アドリブです」
と答えると
「うっそー!」
と言われる。
 
「私、冬子ちゃんの実力を誤解していたのかも。もっと難しい曲で挑戦させるべきだったかも」
などとも言われる。
 
「お母さん、ぜひ本科に残ってくださいよ」
と母に言っていた。
 

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地区大会はさすがに上手な子ばかりなので、私も夢美も入賞(東海大会進出)はならなかった。成績は参加者30人中の、私が11位、夢美は8位ということだった。(教室の発表会で2位だった子は17位)
 
しかし地区大会まで行ったことで母は私に言った。
 
「取り敢えず年末まで、バレエかエレクトーンか、どちらかだけならやってもいい」
私は迷わず
「エレクトーンを習いたい」
と言った。夢美に負けたままというのが悔しかったからである。
 
それで私は取り敢えずその年の末までエレクトーン教室に通うことを認めてもらった。クラスは小学校高学年の上級者のクラスに移動された。夢美もそのクラスで、私も彼女も、そのクラスで、ほんとに上手な子と一緒にレッスンを受けることができた。
 
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さて、後に形成されたリナ・奈緒・明奈らによる「冬子ちゃん少女生態研究会」
の情報交換で、私が年中さんの夏休み、小学3年生の11月、小学6年の9月と12月に女湯に入ったことは知られてしまっているのだが(それ以外は知られてないというか・・・)、実は小学2年生の時にも一度入っている。それはこんな経緯であった。
 
10月の連休(9日第2土曜,10日体育の日,11日振替休日)に私は母と姉と一緒に遊園地に行ったが、入場口の所でバッタリと夢美と遭遇した。向こうは夢美とお姉さん2人にお母さんという4人連れだった。
 
「三人姉妹なんですか?」
とうちの母が尋ねる。
 
「そうなんですよね〜。ひとりくらい男の子できるかと思ってたんだけど、美事に女の子3人できて、4人目に挑戦するかどうか結構話したんですが、やはり4人も育てる自信が無いというので、夢美で打ち止め」
と夢美の母。
 
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「そちらは女の子2人ですか?」
「ええ。この子を産んだ後、夫の仕事が凄く忙しくなってしまって、子作りする時間もなくなっちゃった感じで」
「ああ、たいへんですね」
 
「でも女の子は、成人式にしても結婚式にしてもお金掛かりそう」
「そうそう。だいたい娘3人いたら破産すると言うから、うちは破産確定です」
「ああ、うちも危ない」
 
ここで母はこちらを「女の子2人」と誤解(?)されているのをそのままにして会話していたのだが、姉はややぼんやりしていて、私が女の子扱いされていることには気付かなかったようであった。
 

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折角遭遇したことだしというので、一緒にあちこち回る。夢美のお姉さんたちがジェットコースターに行くのには、うちの姉も付き合って3人で乗っていた。私も夢美も、ジェットコースターに乗るには、まだ微妙に身長が足りなかった。
 
それで午前中、年上の3人がその手のスリルの大きなアトラクションに乗り、私と夢美がボールハウスや「ふわふわ」など、低年齢の子向けのアトラクションで遊んで、12時半くらいになってからファーストフード中心のカフェテリアに行き、お昼にする。姉はハンバーグーセットを頼み、夢美の姉たちもスパゲティとか唐揚げセットなどを頼む。夢美はハンバーガーとコーラを頼んでいた。私はおにぎりを1個頼んだ。
 
「冬ちゃん、おかずは?」
「おにぎりの中にツナが入っているから」
「それだけじゃお腹空くでしょ?」
「ううん。おにぎり1個も食べたら、お腹いっぱい」
「ダイエットしてんの?」
「ううん」
 
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「ああ、この子はだいたい、こんなものなのよ。御飯も凄く小さい茶碗に半分くらいしか盛らないし」
と姉が言う。
 
「うっそー。信じられない」
「そんなに少食だと、おっぱい大きくならないよ」
「まだ2年生だし」
「冬ちゃん、体重は?」
「19kgかな」
「痩せすぎ〜。もっと御飯食べなきゃダメだよ」
「そうかな」
「取り敢えず、私の唐揚げ1個あげるから食べなさい」
などと夢美のお姉ちゃんに言われて、唐揚げを1個もらった。
 
「ありがとう」
 
「私もこの子にはもっと食べなさいというんですけどねぇ。この子、元々凄く燃費の良い身体みたい」
とうちの母は言う。
「ああ、それでもやはりこの時期はもう少し何とかして食べさせた方がいいですよ。好き嫌いは?」
と夢美の母。
 
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「あまり無いよね?」と母。
「嫌いなのはバナナくらい?」と姉。
「不思議なものが嫌いなのね!」
 
「食べられない訳じゃ無いけど、バナナ食べるとお腹がピーになるから」
と私。
 
「ああ、一種のアレルギーみたいなもの? うちの夢美が梅干し食べさせるとお腹がおかしくなるんですよ」
「梅干し嫌いな子供は多いと思うけど、バナナ嫌いな子供は珍しい」
 

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それでお昼を食べてから、7人でぞろぞろとお化け屋敷とか、ミラーハウスとかに行っていたら、姉が突然座り込む。
 
「どうしたの?」
「ちょっとお腹が・・・」
「あれ? お前お昼は何食べたっけ?」
「ハンバーグとフライドポテト、コーラのセットだけど」
「当たりそうなものが入ってない」
「生理が近いからかも」
「ああ・・・」
「ごめん、ちょっとどこかで休んでる」
と姉は言ったが
 
「いや、むしろ少し早めに切り上げて帰った方がいいのでは?」
と夢美の母。
 
「そうだね。お前、ジェットコースターとかはもう乗ってたし、帰る?」
「うーん。もう少し遊びたいけど」
「無理しない方がいいよ」
「じゃ、やはり連れて帰ることにします」
と母は決断して言った。
 
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その時夢美が
「冬子ちゃんも帰るの?」
と言った。
 
「ああ、うちで預かりましょうか? 私車で来てるから、帰りに自宅まで送り届けますよ」
と夢美の母。
 
「あら、そうですか? じゃお願いしちゃおうかな」
 
ということで、私だけ残り、母と姉は帰ることになった。
 
「すみません、おばさん、お世話になります」
と私が言うと
「へー。ちゃんとご挨拶できるのね、偉い、偉い」
などと言われた。
 

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その後は、ゴンドラに乗って空中散歩を楽しんだり、SLやゴーカートに乗ったり(夢美が下のお姉さんと、私が上のお姉さんと乗った)、低学年の子でも乗れる小さなジェットコースターに乗ったり、ボートに乗ったりして遊んでいた。そして15時半くらいになった時。
 
それまで晴天だったのが、突然雲が出てきて、あら?と思っている内に、いきなり大粒の雨が降ってきた。
 
ちょうど私たちは乗り物に乗って、周回を始めたばかりだったので、ターミナルに戻るまでに、完璧にずぶ濡れになった。
 
雨は止みそうにないので、とりあえずレストランやゲームコーナーなどのある建物の中に避難したが、そこまで行く間にもかなり濡れた。
 
「わあ、どうしよう。これ着替えなきゃ」
というので、私もお金は5000円母から預かっていたので、ショップで着替え用にTシャツを買った。試着室を借りて全員上着を交換する。
 
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「上だけでも着替えれば、だいぷ違うはず」
「でも身体を温めたい気分だよね」
と夢美の上のお姉さん(中学生)が言う。
 
「あ、この遊園地、たしか温泉があったはず」
と言うので、お母さんが近くにあったインフォメーションで尋ねると、入口の場所を教えてくれた。遊園地の入場者なら大人500円、子供200円で入れるということだったので、みんなで一緒に入りに行こうということになった。
 

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それで、夢美たち4人と私の5人で一緒に温泉に行く。入口でチケットを渡し、ロッカーの鍵を続き番号で5つもらった。鍵に付いているタグがオレンジだった。
 
エレベータで温泉のある階まで降りていく。エレベータを降りた所で床に色付きのテープが貼られている。どうも自分が持っているタグの色のテープに沿って歩いて行けば、ロッカーのある所に到達できる仕組みになっているようである。
 
テープは、青・緑・黒・赤・オレンジ・黄色と6色貼ってあったが、途中で青・緑・黒のテープと、赤・オレンジ・黄色のテープが大きく別れている。
 
「ああ、向こうが男湯みたいね」
などと言いながら、私たちはオレンジ色のテープに沿って歩いて行った。
 
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