【夏の日の想い出・止まれ進め】(2)
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CDの発売は続く。
放送翌日の8月21日にはアクアのシングルがオンラインストアで公開されたがCDの発売は8月31日になったので、そこでコメントする。
放送翌週、8月24日には坂出モナのシングル『再会』が発売された。下記の4曲入りである。
『再会』
『朝霞』(アクアのカバー)
『八個目の鉢に蜂が来た』
『ぼくお嫁さんになっちゃった』
今回のモナのシングルは代理歌唱を集めたものという感じになった。『再会』は七浜宇菜が歌いたい所だが、彼女は歌が下手なので親友のモナが代わった。『八個目の鉢に蜂が来た』と『ぼくお嫁さんになっちゃった』は弘田ルキアの代理である。ルキアも割と歌うが、今回のドラマでは歌の上手い人の歌がとても多かったので「ぼくの歌だと視聴者がガクッと来るからモナ歌って」と言われて歌ったもの。最後の『朝霞』は放送では使用されなかった。万一アクアの音源制作が放送に間に合わなかった時のために、モナに代理で歌ってもらっていたものである。
同日、キャロル前田とアドベンチャーのアルバム『楽しい鍛冶屋グーグー』が発売された。これまで発表の機会が無かったコミックソング6曲に下記の4曲を加えて10曲入りアルバムにしたものである。
『愛しいかぐやちゃん』
『山の鍛冶屋』(『村の鍛冶屋』の替え歌)
『金銀パールをプレゼント』
『しろがねも、くがねも、たまも、*んだまも』(舞音のカバー)
“鍛冶屋グーグー”はもちろんイングランドの音楽ユニット“カジャグーグー(Kajagoogoo)”を意識したもの。
『しろがねも、くがねも』は舞音版と同じ譜面で演奏しているが、アドベンチャーは元々ポップロック系だし、ボーカルがソプラノの舞音とハイテノールのキャロルでは結構雰囲気が違っている。
なお舞音版で歌詞カードに「めんたま」とあり、実際の舞音の声は「きんたま」に聞こえる部分は、こちらでは歌詞カード・実際の歌ともに“けんだま”になっている。
キャロル曰く
「男の娘は*んたまなんて言っちゃダメよ」
だそうである。彼は時々女言葉になる。
ルキアが半分女の子的な扱いをしてもらえるのに、キャロルはほぼ男扱いされるのは多分本人の人格の問題。彼はきっと性転換手術を受けても男湯に放り込まれる。
(でもキャロル前田とアドベンチャーは★★レコードの付属スタジオに行くと、いつも女性アーティスト専用フロアに案内されている。たぶん女性フロアで何も問題を起こしていない、品行方正なバンドなので、そのままになっているのだろう。彼らはいつもスカートを穿いているし、女顔の人が多いので、世間的には普通に全員女に見える)
8月31日(水) アクア29枚目のシングル『竹取物語』が発売され、即日100万枚を越えて29枚目のミリオンとなった。下記の曲が収録されている。
『菅原の市(すがわらのいち)(スカーバラ・フェア)』イングランド古謡・未来居住超訳版
『ごめんね』水野歌絵作詞・大宮万葉作曲
『朝霞』森之和泉作詞・水沢歌月作曲
『竹取物語』鴨乃清見作詞作曲
『Scarborough Fair (Original English version)』イングランド古謡
今回『ごめんね』『朝霞』『竹取物語』ととても美しい歌の競演になったことも話題になった。大宮万葉(青葉)・水沢歌月(ケイ)・鴨乃清見(千里)と高品質の作品が多い3人の競作である。3曲とも音楽の専門家の評価が高かった。
アクアもハードスケジュールのドラマ撮影の後で、わずか3日で音源制作したとは思えない、ひじょぅにしっかりした歌唱を見せていた。
大宮万葉はアクアのアルバム(8.17発売)に関する作業を終えた後、この曲を書いてくれた(書いたのは青葉L(妊娠しているほう):Rが東京で直接アクアを指導していた時期に、伏木でゆっくりと書いた)。
今回楽曲を練る段階では、夕波もえこが代理歌唱してかなり歌い込んでおり、このシングルには「協力:夕波もえこ」というクレジットも入っていた。
8月31日にはパシフィックのシングル『蓬莱』も発売された。
パシフィック『蓬莱』
『蓬莱』
『スコール』
TKRとの“仮契約”に基づきTKRのプロレーベル“ヴェール・ド・サンドリヨン”からリリースされたが、パシフィックはメジャーなレコード会社からCDを出すのは初めてである。
ただしサンドリヨン(シンデレラ)には維持のための基準があり、年間売上が低いと、その下の“ヴェール・ダルジャン”(銀のハイヒール)に自動降格される。ここの基準にも満たないと最下層の“ヴェール・ブロンズ”(銅のスリッパ)に落とされる。ブロンズにはノルマが無いので年間売上1枚とか2枚でもここの所属を維持することができる。
ブロンズはダウンロード販売のみだが、会費を払うとアルジャンと同等のサービスを受けることができて、CDのリリースができるし、ライブしたいと言ったら手配してくれる。
9月7日(水)には常滑舞音16枚目のシングル(?)『竹の中のかぐやちゃん』が発売された。舞音は8月3日に15枚目のシングルを出したばかりだが、舞音はどんどんシングルを出さないと音源が溜まりすぎるのである。アルバムも出したいのだが、取り敢えずシングルで精一杯である。
下記8曲入り(ほんとにシングルか?)
『竹の中に見ぃ付けた!』未来居住作詞・福沢聖子作曲
『菅原の市(すがわらのいち)(スカーバラ・フェア)』イングランド古謡・未来居住超訳版
『素敵な山の秘密基地』(『山のワルツ』の替え歌)湯山昭作曲・未来居住作詞
『ねずみの火遊び火事の元』未来居住作詞・福沢聖子作曲
『つばめのお宿』(『すずめのお宿』の替え歌)アメリカ民謡・未来居住作詞
『唱歌・ふじの山』巖谷小波作詞・文部省唱歌
『しろがねも、くがねも、たまも、*んたまも』未来居住作詞・福沢聖子作曲
『朝のスクーター、夕方のスクーター』夢倉香緒梨作詞作曲
8曲中6曲が『竹取物語』で使用された曲である。
『菅原の市(スカーバラ・フェア)』はアクアの音源制作が間に合わなかった時のために、舞音版も制作された。アクアは『ごめんね』だけは曲の性質上代理が歌うわけにはいかないので、最低『ごめんね』だけは歌うということで作業を進めた(*2)。結果的にはアクアに予定していた曲は全部アクアが自分で歌った。
(*2) という建前で、実は密かに今井葉月版が製作された。どうしても間に合わない場合は使うつもりだった。アクアのシリアスな代理ができるのは葉月だけである。しかしアクアが間に合ったのでこれはボツとすることにした。
『すずめのお宿』は前述の通り、アメリカ民謡の『Children, Go, To And Fro』を翻訳した幼稚園唱歌『進め進め』に別の歌詞を乗せた替え歌である(進め→雀、というダジャレ)。それに今回未来居住が「つばめ」版の歌詞を乗せた。未来居住(舞音)は替え歌に天才的な才能がある。この歌詞もほぼ即興で歌った。
つばめ、つばめ、お宿はどこだ?
ちゅぴちゅん、ちゅんちゅんちゅん、こちらでござる
たまごを産む時は、尻尾を上げて
七回ぐーるぐる、回って産むよ。
『朝のスクーター、夕方のスクーター』はいつものスクーターのCM曲である。今回の撮影は7月下旬に高知県で行なっている。例によってHonda-Jet
Orangeで前日夕方に現地入りし、早朝撮影してとんぼ返り。
今回リハーサル役はFlower Sunshineの山道秋乃が務めた。現地の天文薄明は3時半、夜明けは4時半頃。午前2時に起こされて撮影現場に行き、空は明るくなってきたもののまだ周囲が暗い中でリハーサルをした彼女は
「マミちゃん、毎回こんなハードな撮影やってるの?」
と悲鳴をあげていた。
(実は18歳未満はこの時間帯に使用できないので高卒で暇そうな人が使われた。舞音本人は光GENJI通達の対象に該当し規制が緩い)
この日は他に、WADOのシングル『荒波を越えて/夢を運ぶ船』も出ている。
収録曲
『荒波を越えて』
『夢を運ぶ船』
『ぼくたち女の子2022』
またこの日、9月7日には『竹取物語』のサウンドトラック(2枚組)も発売された。
9月14日(水)には、ラピスラズリ13枚目のシングル『月よりの使者/伽婢子/まぁるいマール』が発売された。下記5曲入りである。常滑舞音の凄い曲数入り“シングル”があると、5曲入りとかは目立たない。
『プロポーズ・ラプソディ』
『月よりの使者』
『竹取物語』
『伽婢子(おとぎぼうこ)』
『まぁるいマール』
上2曲がドラマ『竹取物語』で使用されたもの。主題歌『竹取物語』は放送ではアクアの音源制作が間に合った(ことにした)のでアクア版が流されたが、もし間に合わなかったらこちらが使用されることになっていた。
『伽婢子(おとぎぼうこ)』は実は9月3日に放送された昔話シリーズ『牡丹灯籠』の主題歌である。『竹取物語』関係の発売ラッシュが続いているので、次の作品とクロスオーバーしてしまった。
『まぁるいマール』は同日発売の写真集『ラピス・イン・オガ“まぁるいマール”』のテーマ曲となっている。これはラピスラズリが6月に男鹿半島で撮影してきた写真をメインとした写真集である。一部スタジオで撮影した写真、ライブの写真なども含まれる。
ちなみに男鹿半島は“おが”半島で秋田県、牡鹿半島は“おじか”半島で宮城県である。古くは男鹿島という独立した島だったが、砂州でつながってしまった陸繋島である(福岡の志賀島(しかのしま)などと同じ)。
“まぁるいマール”というのはその男鹿半島の先端付近に並んでいる3つの湖、一ノ目潟・二ノ目潟・三ノ目潟のことで、火山の水蒸気爆発によって生まれた円形の火口湖のことである。マール (Naar) というのは、ドイツのアイフェル地方の方言で同地方には、こういう円形の湖が多数あり、マールと呼ばれていたことに由来する。宮崎県の霧島東神社近くにある御池(みいけ)なども美しいマールである。実は東北地方にはここの3つ以外にはマールが無く、東北ではとても珍しいものである。
一ノ目潟が長径約600m・二ノ目潟が長径約370mでどちらも“目”のような形をしており、三ノ目潟は直径約350mくらいのほぼ円形である。写真集には展望台でラピスを写した写真の他、この3つの湖の空撮写真も含まれる。
そのほか、孔雀の窟・カンカネ洞・ゴジラ岩などをバックにした写真、ちょぅど見頃だった雲昌寺のあじさいを背景にした写真、男鹿半島なら外せない、なまはげと並んだラピスの写真などが入っている。
9月21日(水) には、薬王みなみ3枚目のシングル『狼煙(のろし)を上げよう/西海の真珠』が発売された。下記5曲入りである。
『狼煙(のろし)をあげよう』蜂矢仁美作詞・鹿賀カノン作曲
『西海の真珠』蜂矢仁美作詞・上杉光世作曲
『姫狩り』加糖珈琲作詞・醍醐春海作曲
『恋する天使』波斯魔琴作詞・蜂矢仁美補作詞・波斯魔琴作曲
『南国讃歌』(with 夕波もえこ) 芦滝峰世作詞・川内峰花作曲
伴奏は“金平糖スペシャル”が務めている。コスモスが音楽の専門家ではなくこういう若い子に伴奏させるのは“若い音”が欲しいからである。正確な伴奏が欲しければMIDIでいいじゃんとコスモスは言う。
今回の伴奏者:
Gt.山鹿クロム B.三陸セレン Dr.花園裕紀 KB.鈴原さくら Vn.早幡そら Fl.月城たみよ Cla.川泉パフェ ASax.広瀬のぞみ Ch.長浜夢夜・月城利海
元々“金平糖”はセレンとクロムを中心とするユニットの名前だが、薬王みなみ自身この金平糖のメンバーとして参加したこともある。その縁で彼らが伴奏をしてくれた。
「あれ?たみよちゃん女子寮に住んでるんだ?性転換手術もう終わってるの?」
と早幡そらが訊く。
「うん。ぼく、去年の夏休みに福岡の病院で手術受けた」
「へー。最近は早く手術する子多いね。でも女の子の声出すのもうまいね」
「ぼく声変わりする前から女性ホルモン飲んでたから」
「すごーい!」
(↑セレン・クロム、たみよの兄・利海以外は信じてる。長身で腕も太い、スポーツ少女の彼女が『ぼく、元・男の子』といえば、多くの人が信じる。のぞみ・パフェ・利海が性転換手術という単語に反応してドキドキしている)
『西海の真珠』と『姫狩り』がドラマで使用された曲である。
『姫狩り』については、ドラマ放送時には最初に
“グーテルバッハ作曲『インドの虎狩り』に加糖珈琲が歌詞を乗せたもの”と表示された直後、その下に
“↑真っ赤な嘘です”と表示された。
グーテルバッハって誰さ?
実際にはこのシングルでクレジットしたように、加糖珈琲作詞・醍醐春海作曲である。“インドの虎狩り”とは宮沢賢治『セロ弾きのゴーシュ』に出てくる架空の曲、作曲者とかは言及されていない。
しかしドラマでそういう悪戯をしていたので、この曲はドラマの放送・再放送より後にリリースする必要があり、結果的に本放送の1ヶ月後のリリースとなった。
『西海の真珠』は薬王みなみの曲ではおなじみ蜂矢仁美さんの詩に松本花子の一部である上杉光世が曲を付けたものである。上杉光世はバラード専門のシステムで、この曲もとても美しいバラードに仕上がっている、肺活量があり歌唱力のある薬王みなみだから歌える曲。ドラマでこの曲を聴いて「これ歌ってるの誰?」と興味を持ち、ファンになった人も多かったようである。
この曲を2023年3月の卒業式で流したりブラスバンド演奏した学校が長崎県には結構あったらしい。編曲許可を求める照会が多数あったので、ブラスバンド譜を(松本花子が!)作成して送付してあげた。小編成用・中編成用、大編成用の楽譜を発売したら100部以上売れて、翌年の吹奏楽の大会で使用した学校もあった。
『恋する天使』は波斯魔琴こと清原空帆が率いるバンド“ホロウズ”が以前発表したものの売れなかった!曲。アクアのアルバム『空の上の天使』を作る時に青葉が「何か新曲書いて」と頼んだ時、既存曲ならいいのあるんだけどと言ったものの「既存曲は困る」と言われて、薬王みなみに回したものである。
空帆は言葉の勘違い・文法間違い・韻の踏みそこないが多いので、蜂矢仁美が詩の校正!をした。それで“波斯魔琴作詞・蜂矢仁美補作詞・波斯魔琴作曲”という複雑なクレジットになった。
この曲の発売後に、空帆自身が元の歌詞(JASRAC管理曲ではない)をネットで公開していたが
「これはひどい」
「波斯さんは多分国語の成績悪かったのでは」
という声が相次いだ!
『南国讃歌』はゴールデンウィークのネットライブの時に、夕波もえことデュエットし、ぜひ音源化をと言われていた曲である。元々はあけぼのテレビの生番組で、薬王みなみと夕波もえこが1行ずつ交替で歌詞を書いたものに花ちゃんが即興で曲を付けエレクトーンで伴奏しながら2人が歌唱したもの。
作詞者名の芦滝峰世(あしだき・みねよ)とは、薬王みなみと夕波もえこの本名の苗字“しのみや”と“いけだ”をミックスしてアナグラムしたものである。
shinomiya + ikeda → ashidaki mineyo (芦滝峰世)
花咲ロンドが2人の苗字をローマ字でホワイトボードに書くと考えるようにしながら15-16秒でこのアナグラムを完成させたので
「ロンドすげー」
と視聴者が歓声を上げていた。
ロンドは
「男の子でもよければ、“箕矢田恵司(みのやだ・けいし)”という簡単なのもあるんだが」
「できたら女の子にしてください」
などと会話しながら、最初に mineyo と書き、続いて ada と書いてから kishi と書き、そこから↑の名前を完成させた。
本来は、即興で歌を作るお遊びだったのだが、あの曲をCMに使いたいという菓子メーカーからの照会があり、慌てて録画を見ながら譜面にまとめ、2人が再度ショートバージョンで歌唱したもの(伴奏:金平糖:セレン・クロム・裕紀)がCMに使用された。CMでの歌唱名義は“みなもえ”になっている。
そして表題曲『狼煙(のろし)をあげよう』はシングルと同時に発売された薬王みなみファースト写真集のタイトルでもあり、そのテーマ曲にもなっている。
写真集の撮影は、6月18-19日に能登半島で大半の写真を撮っている。“狼煙をあげろ”というのは、これからアイドルとして売り出して行くよ!という宣言であるのと同時に、撮影地がS市の狼煙(のろし)であったのも意味している。
狼煙(のろし)にある禄剛埼灯台とそこに至る2本の遊歩道(ここの写真が10ページある)、また恋路海岸・見附島(軍艦島)、千枚田、巌門(能登金剛)・機具(はたぐ)岩、トトロ岩(権現岩)、からす岩・窓岩・ほたて岩、曽木の滝、男女滝(なめたき←誰だ?こんな秘境に連れて行ったのは?)、柳田植物園、蘭の国、日本海倶楽部、UFO型のコスモアイルなどをバックに撮影している。
能登半島のゴジラ岩も写っており、ラピスの写真集にあった男鹿半島のゴジラ岩と、ゴジラ競演になった。
6月19日の地震で崩壊した旧・人形美術館の最後の姿も映っている。撮影したその日に崩壊したので、ほんとに最後である。人形美術館側から再建後の写真が提供されたのもギリギリで写真集に取り込まれた。(副館長さんと大宮万葉が写っている)
また能登空港との往復にはHonda-Jet
Tigerを使ったが、この機体が新しい塗装になって最初のフライトだったので、それを記念してこの機体の絵の原画を描いた夕波もえこと並んで映っている写真もある。もえこはその原画イラストを2枚(左側面用と右側面用;単純な鏡像ではない!)手に持っている。
この写真集はよく売れ、それとともにCDの方も売れる相乗効果ができていった。9月中に70万枚を突破して2枚目のミリオンに到達するかも?という状態であった。
AYSH
4連合(あけぼのテレビ・ЮЮネット・★★チャンネル・ホーライテレビ・ハイネットTV・平平ビデオ・ひなテレビ)は8月下旬にネットライブを行なった。
会場は東京の深川アリーナ(1万席)、越谷の小鳩ホール(2000席)(*3)、あけぼのテレビ第12スタジオ“玉虫ホール”(600席)(*4)を主として使用する。
複数の会場に分散するのは主としてセットの組立て・撤去の作業時間の問題である。全ての会場で、あけぼのテレビのフィードバックシステムが使用できる。
発表されたのはこれらのアーティストである。
深川アリーナ(1万人 19:00-21:00)
8月19日(金)スリルボカン(あけぼのテレビNo.13スタジオ)
8月21日(日)バインディング・スクリュー
8月22日(月)赤いトマト
8月23日(火)富士川32・利根川32
8月24日(水)XETIMA・Yamee
8月25日(木)CCD
26-28日休止
8月29日(月)スパイス・ミッション
8月30日(火)UFO
8月31日(水)ハイライトセブンスターズ
8月20日はアクア主演『竹取物語』がΛΛテレビであるので、こちらは放送休止(つなぐと自動放送されているBチャンネルに飛ばされる)
スリルボカンだけ別会場になったのは、実は彼らがあけぼのテレビからしばらく出入り禁止!になっていたからである。
彼らは春のライブで中継機器を壊し、謝罪したのにゴールデンウィークのライブで再度壊したので、とうとうお出入り禁止になってしまった。何事にも寛容な則竹さんが本気で激怒していた。
ネットテレビは、中継機器を壊されるとその後の中継に支障をきたすので物凄く困る。またあまり量産している機器ではないので再調達にも時間が掛かる。
彼らはアロロとジェッターTVからも昨年お出入り禁止になっており、これで大手・準大手全てから締め出しをくらった。
地上波でも既に多くの局から締め出されており、現在彼らを一応出演させているのは、◇◇テレビのみである。それなのに◇◇テレビ系列の番組『ミュージシャンアルバム』でラピスラズリにセクハラして厳重注意をくらっている。あれはラピス側が謝罪を受け入れたので、一応出禁にはなってない。
「あいつら2〜3回去勢したほうがいい」
と町田朱美が言っていた。
今回は事務所の社長さんが春風アルト社長のところに来て再度謝罪し、一時的に出入り禁止を解くことにした(則竹さんは不満っぽかった)。そのことが伝わるとファンの人たちから、あけぼのテレビにたくさん感謝の手紙が届いた。
今回使用するNo.13スタジオは、元々感染対策で、ステージとその他の部分をポリカーボネイトの板で区切っており、彼らが少々暴れても機器を壊すことはできない。でもちゃんとモニターとスピーカーで観客の姿が見えるし歓声も聞こえる。このことはロックバンドでは欠くべからざる演奏の要素である。誰も居ないスタジオで演奏しているのは練習ではやっても、それは本番ではあり得ない。観客まで含めてロックなのである。
またアルト社長と事務所社長の話し合いで、彼らには3日前から禁酒させることにした。
「酒が入らないと調子出ないです」
「そんなことしてたらサウザンズみたいになるぞ」
(サウザンズも酷い言われよう。彼らも一時期は全ての放送局から出禁にされていた)
メンバーを3日前にスタジオに集め、警備員!10人を入れて監視し、絶対に飲酒させないようにした。
でもお陰で今回はノートラブルで演奏した。
そして、古屋あらたが
「今回はまじめに演奏したね。ご褒美」
と言って、メンバーの手の甲にキスしてあげたら全員感激して泣いていた!
(きっと彼らはこれで古屋あらたの下僕と化した!)
玉虫ホール(600人 16:00-18:00) (*4)
8月19日(金)ローズクォーツ
8月21日(日)ボニアート・アサド
8月22日(月)ファレノプシス
8月23日(火)三つ葉
8月24日(水)KARION
8月25日(木)ゴールデンシックス
3月26日(金)ステラジオ
27-28休止
8月29日(月)倉田ミチコ
8月30日(火)羽田小牧
8月31日(水)ビンゴアキ
小鳩ホール(2000人 13:00-15:00) (*3)
8月19日(金)品川ありさ
8月21日(日)薬王みなみwith信濃町ガールズ
8月22日(月)恋珠ルビー&花貝パール withまろみJunior
8月23日(火)高崎三姉妹
8月24日(水)姫路スピカ
8月25日(木)ラピスラズリ
8月26日(金)白鳥リズム
(27-28中断)
8月29日(月)羽鳥セシル
8月30日(火)常滑舞音
8月31日(水)アクア with MoonRiver
常滑舞音には当然スイスイ(水谷姉妹)とCAT sisters が出演する。
またラピスのライブには甲斐姉妹、リズムのライブには直江姉妹が出る。他に、スピカのライブにバニショコ(ツイストクリーム)、高崎三姉妹のライブにももくり(西浜ももこ・南里くりこ)が出演する。また、品川ありさのライブには七石プリムと麻生ルミナが出る。
そしてアクアのライブにはMoon River を出すことにした。
(*3) 小鳩ホール(約3000席:誰も正確に数えてない!)は普段、1階座席にラブドール・等身大フィギュア・マネキン人形などが多数並んでいるが、今回のライブをするのに、人形たちを小鳩アリーナの方に移動し(後述)、1階席の2000席にモニターとスピーカーを並べた。
この機器は小浜から一時的に?持って来た。中継機器は小鳩アリーナのものが使用できる。
なお、ここは地上に固定座席ホールの小鳩ホール(約3000席)があり、地下に体育館の小鳩アリーナ(観客席5000, ライブでは最大8000)がある。体育館を地下に作ったのは、建蔽率の問題である。地上には他に宿舎、池、花壇、駐車場などがある。マンションの一階には、牛丼屋さん、コンビニ、お菓子ショップ、などがある。
(*4) あけぼのテレビは大田区にあるので、大田区→太田神社→那須与一→玉虫前という連想である。玉虫厨子とは関係ない!
実は“当たる”というので縁起が良いと言って、雨宮先生が命名した。
那須与一が射た的(まと)の扇を持っていた女性が玉虫前(当時19歳:今なら高3)。本人は生きた心地がしなかったと思う(何かの罰?)。彼女の後で出てきた男武者は源氏方に射殺されている(きっと女尊男卑)。
一説では玉虫前は後に那須与一の息子と結婚したともいう。
今回の§§ミュージック関係のバックダンサーは地元の関東以外に、関西・東海・東北・中国・四国のメンバーを動員した。例によって(多くが)1泊2日コースである。
19(金)品川ありさ 関東
21(日)薬王みなみ ┓四国
22(月)ルビ&パール┛
23(火)高崎三姉妹┓関西
24(水)姫路スピカ┛
25(木)ラピスラズリ┓中国
26(金)白鳥リズム ┛
(27-28中断)
29(月)羽鳥セシル┓東海
30(火)常滑舞音_┛
31(水)アクア 関東
東海だけ2泊3日になった。東北の子も含めて、この件は後述。
地方ガールズ動員表
__2021____22
__CD震GWA夏CD震GW夏
北海−−−−−○−○−
東北−○−−○−○−○
関東○−−−−○−−○
北陸−−○−−○−○−
東海○−○−−−○−○
関西○−−−−−○−○
中国−○−○○○−○○
四国−−−−○○−○○
九州○−−−○−−○−
沖縄−−−−○−−○−
コロナが少し落ち着いて来た?として夏には多数のサマフェスが開かれたが、∞∞プロ関係は、鈴木社長・コスモス社長・春吉社長が(別にこの3人で話しあったわけではないのだが)オミクロン株が猛威を振るっている現状を鑑み、サマフェスへのリアル参加は時期尚早であるとしてリアルのフェスには参加しない意向を発表。他の∞∞プロ系列の事務所も大半が参加を見送った。
∞∞プロ系列ではないが、ζζプロ、○○プロなども参加しない意向を示した。この2つのプロダクションは本来積極派だったが、所属タレントに感染者が出たことから慎重に転じた。
そしてサマフェスの代替として今年も“ネットサマーフェスティバル2022”が開かれることになった。参加するネット局で“主宰局”は下記である。
アロロ(AR)
ジェッターTV(JT)
あけぼのテレビ(AK)
今回のフェスはこれらの主宰局から発信される各ステージの映像をこれらと提携している中小ネット局やCATV局のどこからでも視聴できる。だからチケットは全局共通である。もちろんあけぼのテレビの会員がアロロ主宰のライブを見ることも可能である。
提携局
ЮЮネット・★★チャンネル・平平ビデオ・ひなテレビ(AK系)
ホーライTV・ハイネットTV(AR系・AK系)
太陽テレビ・黒潮テレビ(AR系)
その他全国30のCATV.
日程は昨年は8月30-31日(月火)に行なったのだが、今回は大手のアロロとジェッターTVが「絶対落とさない」と断言したので、8月27-28日の土日に実施することになった。昨年は平日だったので「学校や仕事で見られない」という不満が結構あったのである。
(東北・北海道や北陸の一部では8/22から学校が始まっている)
昨年はステージが9つだったが今年は12個の仮想ステージを設定する。このうちの3つが海外ステージである。
桜ステージ(AK:織姫牽牛 2万) ビッグアーティスト専用
桃ステージ(AK:小鳩アリーナ 7000) (*8) ロックバンド/§§ミュージック
いちごステージ(AK:平安ハウス 800) ソロ歌手/フォーク系
すずらんステージ(AK:ドイツ) 現地12-22h 日本19-5h
あじさいステージ(AR:深川アリーナ 1万) 集団アイドル/グループ歌手
たんぽぽステージ(AR:戸川球場)インディーズ
ふたばステージ(AR:スタジオ)ジュニア(22歳以下限定)
バーボン・ステージ(AR:ニューヨーク) 現地:金土11-21h 日本:土日0-10h
椿ステージ(JT:恵比寿ホール400) 演歌歌手
ぶどうステージ(JT:スタジオ) お笑い・スポーツ選手など
にんじんステージ(JT:新宿文化ホール 300) ラビット4/シニアバンド
ばらステージ(JT:ロンドン) 現地13-23h 日本21-7h
土日の日程になったため、ドーム球場が使えずメイン会場は仙台の織姫牽牛・ツインアリーナ(2万人)になった。織姫と牽牛が竣工(2020.8.25)以来初めて2つの体育館を一体化して使用される。(市長さんがわざわざ見に来てくれて広さに驚いていた。市長さんは大物アーティストが大勢来るというので凄く喜んでいた)
また昨年埼玉ドームで行った集団アイドルのイベントは、深川アリーナ(1万)を使用する。織姫牽牛をあけぼのテレビが担当することになったので、こちらはアロロが担当する。フィードバックシステムが使えないが、練習用のシステムを使用して、拍手・手拍子・歓声などをスタッフが手動で発生させるので、昨年の書き割り・自動サイリウムより、かなりマシなハズである。実際昨年はロボット相手に演奏している感じだと不評であった。
区切りが若干変更になっている。またジュニア部門というのが設けられた。これはそのユニットのメインメンバーが全員22歳以下のもの。メインではない伴奏者やダンサーは23歳以上でもよい。
この規定の性格上、ほとんどが女性アイドル歌手になった。羽田小牧は会場に来たら、居るのがほとんど女子なのて、ビンゴアキを捉まえて
「ね、ここまさか女子限定?」
と尋ねて
「小牧ちゃんは女の子に準じてもいいと思うよ」
と言われ
「いやだー!」
と涙!を流していたが
「嘘嘘。10代の男性歌手が少ないからだよ」
と説明されてホッとしていた。
でも青い傘のメンツに強引に女子トイレに連行されそうになり必死で逃げていた。彼は華奢で非力なので、女子複数に身柄を確保?されると抵抗できない。
「何とか女子トイレに連れ込まれずに済んだ」
「小牧ちゃんなら女子トイレに来ても誰も変に思わないのに」
とビンゴアキが言っていた。
ニューヨークからのステージが土曜0hに始まり、ロンドンのステージが月曜朝7時に終了する。金曜の夕方から深夜に掛けてはプレステージ(無料放送)も行われる。
プレステージ-R(AR:深川アリーナ) 金曜18:00-24:00
プレステージ-K(AK:クレール2号館) 金曜18:00-27:00
いづれもセミプロ・アーティストによるものである。アロロとしては実は深川アリーナの“練習システム”の練習をしておきたいのである。仙台クレール2号館はいつもここで演奏しているTKRのアーティストたちが出演する。
今回、郷愁村の平安ハウスが初めて使用されることになった。2つのオペラハウスを合体させ、14mx14mx30m の状態で使用する。こうすると2つのステージを交替で使用できるからである。モニターとスピーカーは小浜のものを持って来て、回転椅子と回転機構はこの話が決まった7月から調達・製作していた。
主催者側はJR東日本と交渉し、この2日間、出演アーティストとバンド・スタッフの輸送のため、新幹線“たにがわ”に貸切り車両を連結してもらうことにした。すると、東京駅から新幹線で1:15, 熊谷から郷愁ライナーで10分の合計1時間半で会場にたどりつくことができる。
主催者側は織姫牽牛に運ぶのにも東北新幹線“やまびこ”に貸切り車両を連結してもらっている。
主催者としては、このネットフェスで絶対に感染者を出さないため、かなりの予算を注ぎ込んでいる。乗車直前に全員の感染検査もおこなう方針である。当日発行の陰性確認スタンプをidカードに押してもらってない人は会場に入れない。
(実際伴奏者やスタッフに陽性の人が20人以上出て排除された。各プロダクションは代替伴奏者の確保に奔走した)
ビッグアーティスト専用の桜ステージ(織姫・牽牛)に登場するアーティストは下記である。
27日(土)
10:00 常滑舞音
13:00 ステラジオ
16:00 ゴールデン・シックス
19:00 アクア
21:00end
28日(日)
10:00 CCD
13:00 バインディング・スクリュー
16:00 スカイロード
19:00 リダンダンシー・リダンジョッシー
22:00 ハイライトセブンスターズ(Headliner)
24:00end
舞音は「嘘!?何かの間違いでは?」と焦っていたが、あれだけ売れていれば選ばれて当然である。CCDは「すげー!」と大喜びしていた。このステージの出場者は選考委員の投票で決められている。
前提として、生演奏できちんと演奏できることがあげられる。基本的にクチパク、当て振り、音源使用は禁止である(チェリーツインのメインボーカルが言語障碍で声が出せないため全休符、のような正当な理由があるものを除く)。また電波放送ではないので法的な規制はないが、犯罪を示唆・教唆するものは困るとステラジオ!には言い、彼女らも自粛すると約束した。
(ステラジオには薬物でトリップしているとしか思えないような異様な歌詞が多い:「ホシは頭が壊れてるんです」とナミ!の弁。ホシは頻繁に薬物の抜き打ち検査をされているがむろん陰性である。薬物検査されているのはマリもだが!マリは“人間界”ではなく“ぽえむの世界”で生きている)
なお、ローズ+リリーはマリの出産とぶつかるので辞退した。
7-12位は同点で決選投票が行われたらしい。(どのアーティストが何位かは発表されない)
「しかし20日が女性で31日が男性ときれいに別れたね」
「意図した訳ではないんだが、2日目をバンド、1日目をソロや少人数ユニットとして並べたらそうなった。女性バンドが短命になりやすいのもあると思う」
「まあリダンリダンは男女混成だけどね」
(↑アクアは当然女性に分類されている。ゴールデンシックスは実質的に、カノン・リノン・美空の3人のユニットとみなされている。実際他の3人は登場の度に違う)
演奏順は選考委員の話し合いで決められている。営業的な観点から各々の日の最後に集客力の高いアーティストを置き、次いで先頭には若いアーティストを置いて、間は“概ね”セールス順だが“似た傾向のアーティストを続けない”ように並べる。
舞音のステージにはもちろんスイスイ(水谷姉妹)と金平糖(セレン・クロム・さくら・裕紀)、およびCAT sistersが入り、2時間のステージの間に舞音自身が15種類、他のメンバーの分も入れると200種類以上のコスプレが披露された。
目で楽しめるショーとなり、大いに盛り上がった。
冒頭は舞音がセーラー服、水谷姉妹がセーラーさんの服を着て『舞音がセーラーさんの真似をした』から始める。鶏さんコスプレで『オールシーズン・コスプレ』を歌って前半を締める。
幕間ゲストは薬王みなみwithまろみJuniorで『無茶言うなよ』と『西海の真珠』を歌った。
このステージに登場した“まろみJunior”は下記のメンツである。これは翌日“ロマン&ポルカ”の伴奏で登場した編成とは少し違う。
Gt.広瀬みづほ B.酒田レモン KB.春野わかな ASax.広瀬のぞみ Dr.早幡そら
舞音の後半ステージは恒例となっている『舞音の招きマネキン』で始めたあと、『沖に娘だ』を演奏した。舞音が乙姫、浦島太郎・次郎・三郎には、水谷姉妹と薬王みなみ!が扮した。そしてラストは『しろがねも、くがねも、たまも、*んたまも』で大爆笑となる。舞音は物凄く乗っていて、客席に向かって煽る。
「ほら、男の子は金玉・金玉、女の子は銀玉・銀玉と歌って!」
(↑「そしたら全員性転換しない?」とツッコミ)
舞音たちがいったん退場した後、早幡そらのポータブル・キーボード(肩から吊ってる)伴奏で酒田レモンと春野わかなが『オブラディ・オブラダ』を歌い、広瀬姉妹がフォークダンスをする。
これで1分つないで舞音が再登場。舞音はエドゥアール・マネの『笛を吹く少年』の衣裳を着ている。そしてサービスステージ(リアルライブのアンコール相当)で『マネがマネのマネをした』 を歌い、招き猫衣裳に5秒で変えて(*5)『とことこ・なめなめ・招き猫』を歌う。この曲は全員猫衣裳(薬王みなみ・まろみJuniorも)で歌って、興奮の中演奏を終了した。
(*5) 前奏の間に着ぐるみを着た。このくらいの早変わりは舞音のいつものワザである。歌舞伎関係者が「舞音ちゃんが男の子だったら“狐忠信”をやらせてみたい」と言ったとか言わなかったとか。
アクアは例によって前半を白い豪華なドレス、後半はメンズスーツを着て歌った。
冒頭はドレス姿で、先日のドラマの主題歌『竹取物語』を歌う。その後北里ナナ名義で出した曲を歌っていく。でも最後はドラマ『竹取物語』より『菅原の市(スカーバラ・フェア)未来居住超訳版』で締めた。
幕間ゲストとしては立山煌が登場し、金平糖の伴奏で『山があるから山ガール』、『阿寒をなめたらあかん』の2曲を歌った。
後半アクアはメンズスーツで登場し、『朝霞』(『竹取物語』より)で始め、ラストは『チェルシカの天使』(『お気に召すまま』より)たった。
金平糖バンドが『唱歌・ふじの山』を自分たちで演奏しながら歌い、その後アクアはサービスステージにセーラー服!(*6) で登場し『スクールガール』、そして『白い恋の物語』(映画『白雪物語』より)を歌って演奏を終了した。
(*6) 本割最後の曲を歌い終えてアクアがメンズスーツ・男性アーティストのメイクで退場してから、サービスステージにアクアがセーラー服・女性のメイクで登場するまで40秒ほどである。その間に服とメイクを男から女に性転換するのはさすがに無理ではないかと言われた。つまり本割最後の曲を歌ったアクアと、サービスステージに出て来たアクアは別人、本割を歌ったのがアクア弟て、セーラー服で出て来たのがアクア姉だろうと多くの人が思った。
28日(日)の桃ステージ(小鳩アリーナ 7000)(*8) は丸ごと§§ミュージックがもらった。今回の出場者は下記である。
_7:00(30)AT sisters♪金平糖(朝日模様)
_7:30(30)ヴァンドール(♪self)
_8:00(30)美崎ジョナ♪出戻組Sp(りんご模様)
_8:30(30)甲斐姉妹&水谷姉妹♪MoonRiver
_9:00(30)立山煌♪Johoos
_9:30(30)西宮ネオン♪Luminaries(青いTシャツ)
10:00(1h)恋珠ルビー&花貝パール♪Pumpkins
11:00(1h)薬王みなみwith信濃町ガールズ♪金平糖(薬壺模様)
12:00(1h)ラピスラズリ♪愛の十字架
13:00(1h)羽鳥セシル♪Sweet Birds
14:00(30)Flower Sunshine♪ColdFly5(オレンジ色衣裳)
14:30(30)桜貝♪ColdFly5(桜色衣裳)
15:00(30)ロマン&ポルカ♪まろみJunior
15:30(30)原町カペラ&花咲ロンド♪出戻組Sp(やぎ模様)
16:00(30)桜野レイアwith ignis-ex
16:30(30)川内峰花♪Luminaries(黄色いTシャツ)
17:00(1h)高崎三姉妹♪ナイスエンジェルズ
18:00(1h)品川ありさ♪フィフティースリー
19:00(1h)姫路スピカ♪乙女地区
20:00(1h)白鳥リズム♪白雪1200km (Headliner)
21:00 end
いくつか臨時(?)編成バンドが入っている。
♪金平糖(薬王みなみ)
Gt.山鹿クロム B.三陸セレン KB.鈴原さくら Dr.花園裕紀
金平糖は元々この4人のユニット名。だから実は臨時編成ではない。
♪まろみJunior(ロマン&ポルカ)
Gt.広瀬みづほ B.酒田レモン KB.春野わかな ASax.広瀬のぞみ Dr.三国舜 Ch.筒木サリナ・水巻イビザ・山口ヨルカ
“まろみ”は本来、常滑舞音・七尾ロマン・薬王みなみのユニット名。Juniorはそれに続きたいと言って広瀬みづほ・春野わかなが酒田レモンを誘って結成したが、今回臨時メンバーも入っている。
♪JoHoos(ヨーホーズ)(立山煌)
Gt.三田雪代 B.太田芳絵 KB.斎藤恵梨香 Dr.直江ヒカル Ch.直江アキラ・長浜夢夜
ヨーホー(Johoo!)とはドイツ語で“ヤッホー”に相当する言葉。女子ガールズたちに大人気の煌なので「伴奏してあげたい」という希望も多かったが、ここは嫉妬されないように年長のメンバーがサポートした
♪Pumpkins(ルビー&パール)
Gt.箱崎マイコ B.鹿野カリナ KB1.豊科リエナ KB2.大仙イリヤ Dr.山本コリン Ch.宮地ライカ・知多めぐみ
ほぼCAT sistersではないかという気もするが、今回はシンデレラのサポートである。
♪出戻組Sp(カペラ&ロンド/美崎ジョナ)
Gt.今川ようこ B.左倉まみ KB.大空由衣子 Dr.早幡そら Ch.ももくり
“出戻組”の3人がドラムスを早幡そらにお願いした(お姉様たちに捕まった)。カペラの伴奏者を探していた時「売れたらいいなシスターズの伴奏は出戻組が」と今川ようこが言ってきたので頼むことにした。
その後、美崎ジョナ(出演させるかどうか最後まで決まらなかった)の伴奏者が居ないと花ちゃんが悩んでいた時に「ジョナちゃんもやってあげますよ」と言うので頼むことにした。美崎ジョナの“ジョナ”はジョナサン(紅玉:こうぎょく。通称“たま”)から来ているので、りんご模様(紅玉の写真を見ながら今川ようこが描いた:りんごの絵というのは実は難しい)のTシャツ、カペラの伴奏ではカペラというのが雌ヤギという意味なのでヤギ模様のTシャツを着る。
でも当日になってTシャツに印刷したのが雄ヤギの絵であることに花ちゃんが気付いた!
ヤギの雌雄はとても見分けにくいが、角が太くて大きいのが雄で、細く小さいのが雌である。あごひげは雄には持つものが多いが雌でも持つものがいる。かなり微妙な個体もいるが、Tシャツの絵は目立つように?立派な角と立派なあごひげが描かれていた。
「まあ雌ヤギのまわりを雄ヤギが取り囲むということで」
「男の娘ヤギだったりして」
♪MoonRiver(甲斐・水谷)
Gt.川泉パフェ B.川泉スピン KB.月城利海 Fl.月城たみよ Dr.夢島きらら Ch.バニショコ
姉妹ユニットのサポートに姉妹の新人メンバーを起用した。月城姉妹と川泉姉妹でMoonRiver。新人ばかりでは荷が重いので、きららにドラムスを打たせた。
このメンツから、きらら・バニショコを除いたメンツで、8月31日のアクアのネットライブにも出ている、
♪Luminaries(西宮ネオン)
Gt.入瀬ホルン B.七石プリム KB.麻生ルミナ Dr.吉田邦生 Fl.田中世梨奈 Cla.上野美津穂 ASax.日高久美子 Ch.入瀬コルネ・夏江フローラ
ネオンのバックは信濃町バンドのピックアップメンバーに伴奏させるつもりだったのだが、花咲ロンドが“光”関連で七石プリムと麻生ルミナを使いたいと言い出した。プリムはわりとリズム感がいいのでベースがドラムス、ルミナは撥弦楽器の経験が無いのでキーボードとした。ギター弾ける子居ないかな?と言ったら、ルミナが「ホルンちゃんギターうまいそうです。それでドラマでも和琴(わごん)弾いてましたよ」と言う。試しに弾かせてみると、わりとうまい。
それでこの3人が確定。ここで川崎ゆりこが「ホルンちゃん入れるならお姉さんのコルネちゃんも入れましょう」と言う。
「30分の演奏のために、わざわざ富山から呼ぶ訳?」
「ついでがあれば」
ということで、北陸組の日高・田中・吉田の3人が“ついでに”呼ばれてしまった。
「吉田さん、ちょっと東京まで来て」
「何の用事ですか」
「いいからいいから。月曜日の出勤には間に合うから」
「本当に〜?」
「東京行くなら、ぼくも行く」
邦生のパートナーの真珠、および友人の明恵が飛行機に同乗してきて、9月2日の青葉の結婚式の件で神社や浦和組の人たち、あけぼのテレビ関係者や花ちゃんなどと打ち合わせたようである。
伴奏のほうは、結果的に吉田がドラムスを打つことになり、かなり本格的なバンドになった。吉田は高校時代の合唱軽音部でドラムスを打っていた。実際ドラムス専門家である桜野レイアの前で打たせてみたら「セミプロは充分に名乗れる」ということだったので、こういう中編成のバンドができた。しかし富山から呼び寄せてネオンの伴奏30分だけというのは、さすがに申し訳無いので、夕方の花ちゃんの伴奏もお願いした。
北陸組は、このように連れてきた。
26日夕方
(明恵)氷見(コルネ)→氷見飛行場
(真珠)金沢(邦生)→氷見飛行場
(日高)津幡(田中)→氷見飛行場
(Do228) 氷見→熊谷(6人)(*7)
コルネたち4人はSCCの車で小鳩シティへ。
真珠と明恵は千里の車で浦和へ。
27日に練習して28日本番。
(*7) 調布は18時まで、能登は19時半までで、どちらも使えなかった。
氷見飛行場も正式オープン前だがテスト飛行名目で飛ばした。
なお日高(ムーラン勤務)は非番だったので、津幡で勤務している田中(〒〒スイミングクラブ勤務)の回収を頼んだ。ついでに田中の自宅に寄り、お母さんから楽器を預かった。
(*8) 小鳩アリーナは固定観客席5000で、ライブで使う場合はアリーナ席を3500席設営して、固定座席の見切り席を除き8000席が作れる。しかし今回は前後にステージを作ったので、ステージを設営した分アリーナ席が減り、また見切り席が増えて7000席になっている。(見切り席を除く)4000席の固定席の内、2000席に小鳩ホールから一時的に外したお人形たちを座らせ、残り2000席にモニターを並べた。またアリーナ席3000席は回転椅子+モニター・スピーカーという仕様にした。
ここを27日にはロックバンドが使用したが
「最初観客が入ってるのかと思ってびっくりした」
とみんな言っていた。
この映像は放送にも流れたが「スタンドに座っているのはマネキンやフィギュアの類いです」という字幕が流れ、普段の小鳩ホールの映像も流されていた。この映像は映画『お気に召すまま』のラストでも流れていたので「あれか!」と思い起こした人も多かった。
27-28日の§§ミュージックのアーティストのダンサーについては、東北の子と東海の子を動員した。東北の子はもう学校が始まっているが、土日だけ出て来てもらった。また月火のライブに出て来てもらうことになっていた東海のメンバーも28日のバックダンスには加わった。
東北のメンバーは27日には地元の仙台で舞音とアクアのバックで踊り、その後仙台空港から郷愁飛行場へ空輸(仙台空港は22時まで使える。織姫は空港にとても近い)。まだ開業前の郷愁ライナーで農大前まで移動してから、大型バスで越谷の小鳩アリーナまで運んだ。
(熊谷駅まで行くと密の空間を経由するので農大前駅の所にバスを待機させておいた)
その日は小鳩シティ内の宿舎に泊め、28日のライブに参加した。一応午後2時であがって空路で仙台に戻った(帰宅できる時刻に引き上げさせた)。
その後は東海の子たちが引き継いだ。
そういう訳で28日のフェスでの舞音のステージでマネキン人形に扮したのは東北の子たちだが、30日の舞音のライブでマネキンになったのは東海の子たちである。
いちごステージ(ソロ歌手・フォークユニット)は、平安ハウスの割り当てになり、ここの、こけら落とし(*9) となった。みんな新幹線と郷愁ライナーのいづれも専用車両でここまで来たが
「郷愁村も近くなったね」
とみんな驚いていた
なお郷愁ライナーは開業前だが、既に免許は発効しているので、臨時列車として運行された。
「座席が野球場の席みたい」
という感想も出ていたが、案内役のスタッフから
「乗客を乗せる度に車庫で毎回消毒するので、消毒しやすい仕様になっております。あまり座り心地がよくなくて申し訳ありません」
と説明があると
「そういうことだったのか!」
「運行の度に消毒って凄っ!」
と驚きの声があがっていた。
平安ハウスも
「外見がクラシカルだねー」
と言われたが、中の音響が素晴らしくいいので
「ここコロナが落ち着いたらリアルでライブに使いたい」
という声もあがっていた。
800人という小規模の会場なので、PA無しで音が隅々まで届いている感じも好評だった。
(*9) “こけら落とし”の“こけら”は“杮”という字である。“柿”(かき)にとても似ているが別の字。標準文字セットにないのでかなで書いた。
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【夏の日の想い出・止まれ進め】(2)