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■振袖モデルの日々(5)

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(C)Eriko Kawaguchi 2016-01-01
 
タクシーの中で玲花が母に電話して、急に休んだ人がいて、そのカバーのためバイトの作業時間が延び遅くなるということを連絡した。母は鈴佳が玲花と同じ所でバイトすることになったというのは聞いているものの、多分それが「女の子モデル」のお仕事だなんて思ってもいないだろう。バレたらやばいかな、と鈴佳は少しドキドキしながら思っていた。
 
やがてタクシーが着いたところは貸衣装屋さんである。ここで今年の新作の振袖を着て写真を撮るのだという。
 
鈴佳は振袖の写真を撮るのだから、今着ているポロシャツやジーンズを脱いで振袖を着ればいいのだろうと思っていたのだが、そんな単純なことではないことを知る。
 
当然ポロシャツやジーンズは脱いで下着姿になる。
 
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しかしその上に肌襦袢というものを着て、長襦袢というものを着て、その上に振袖と帯だと説明される。
 
和服ってそんなに大変なの!?
 
「あんた胸無いね」
と着付けをしてくれる人から言われる。
 
すると隣で着付けしてもらっている玲花が
「この子、建前は中1だけど、本当はまだ小学6年生で胸が未発達なんですよ」
と言ってくれる。
 
「ああ、小学生なら仕方ないか」
「すみませーん」
「いや。和服は胸が無い方が着せ易い」
「え?そうなんですか?」
「うん。だからお姉ちゃんみたいに胸が大きいと、その胸の膨らみを消すように細工しないといけない」
「へー!」
 
「でもあんたもきっと来年中学生になったら胸膨らみ出すだろうし、お姉ちゃんがあれだけ大きいから、あんたもきっと大きくなるよ」
などと着付けしてくれる人は笑顔で言う。
 
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胸が大きくなる!? えーっと僕、胸が膨らむんだっけ?? 鈴佳はしばし頭の中が混乱した。
 

実際玲花の方はたくさんタオルを巻かれたりして、胸の膨らみやウェストのくびれが目立たないようにしていく。一方の鈴佳の方はそもそも胸も膨らんでないし、ウェストもくびれてないので、修正をほとんどしないまま肌襦袢の装着に進んだ。
 
「あんたほんとに和服が着せ易い」
と言われる。これって褒められてるんだっけ??
 
肌襦袢のあとは長襦袢になる。肌襦袢は白い服でいかにも下着という感じであったが、長襦袢はピンクの服で、これ自体が着物のようである。
 
それから振袖を着せられるが着付けする人もけっこう大変そうで途中で何度もやり直している感じであった。何とか着せ終わった所で帯をしめる。これがけっこうきつい感じであった。
 
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「緩く締めると、ほどけちゃうから強く締めるけどごめんね」
などと言っていた。
 
髪のアレンジはどうするのかな?と思っていたら、これはウィッグをつけさせられた。その上で軽く整えて、カンザシなどを刺す。
 
もっとも鈴佳は日本髪のウィッグでカンザシだったが、玲花はボブの髪でカチューシャをつけていた。
 
それで撮影用のスタジオに入り、写真を撮られる。いろいろなポーズ・表情を注文され、それをしたところで写真を何枚も撮影する。
 
振袖を着るのに30分くらい掛かったのだが、この写真撮影で20分ほど掛かった。
 

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一通り撮影が終わるとお着替えである。
 
長襦袢まではそのままなので、帯をほどき振袖を脱いだ上で、次の振袖を着てまた別の帯をする。この変更に15分ほど掛かる。そしてまた撮影で20分掛かる。
 
この日は玲花と鈴佳は結局各々6枚の振袖を着て撮影をした。
 
「今日の撮影はこれで終わりです。お疲れ様でした」
「お疲れ様でした。ありがとうございました」
 
ということで脱ぐが、この脱ぐのにも結構かかり、終わってから石原さんと一緒にタクシーで水戸駅まで戻って来たのはもう21時前である。結局5時間ほど拘束されたことになる。
 
「ごめーん。ちょっと思っていたのより時間が掛かった。これ今日の御礼ね」
と言って封筒を各々渡される。
 
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中を見ると1万円札が入っているので、鈴佳は思わず笑顔になった。
 
「本当は振袖のモデルは単価が安いんだけど、今回は急に頼んだから色をつけておいた」
と石原さんは言っている。
 
「ありがとうございます」
 
「もし少し単価安くてもいいなら、またやってくれないかなあ。この時期振袖モデルの仕事はたくさんあるんだよ」
 
「ああ、いいですよ」
と玲花が何だか気軽に返事する。
 
「じゃまた姉妹で頼むよ」
「はい」
と玲花と鈴佳は一緒に返事した。
 
しかし鈴佳はそんなに女の子モデルしていたら、その内男の子だということがバレないだろうかとドキドキした。
 
「でも戦車ギャルの方とはぶつかりませんか?」
「うん。大丈夫。あちらは次は1月の撮影だから。振袖モデルの方は逆に年内ばかりなんだよ」
 
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「なるほどですね」
 

実際石原さんからはその週の半ばにも連絡があり、今度の土日2日間頼むと言われた。報酬は10時から18時まで、8時間拘束で1日12000円ということであった。戦車ギャルの方は時給2000円もらえるのに対してこちらは1500円ということのようなので確かに単価は安い。しかし中高生にとっては、魅力的な金額なので、玲花が鈴佳に相談もしないまま「行きます」と返事をしていた。
 
そして金曜日の晩のことである。
 
「あんたさ、先週は最初のうちは良かったけど、最後の方ではけっこうガードルでの締め付けが崩れてきて、注意してみると、お股に何かあるのが分かるような状態になっていた」
 
と玲花は鈴佳に言った。
 
「僕も実は気になってた。これトイレに行って直してこれないかなと思ったんだけど、次から次へと着せられてトイレ行く暇も無くて」
 
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「こないだは4時間だったけど、今度は8時間だからね。まあトイレくらいは行かせてもらえるだろうけど、あれきちんと整えるの時間かかるでしょ?」
「うん。こないだ3〜4分掛かったね」
 
「トイレであまり長く入っているとよくないしさ。あれ崩れないように細工しようよ」
「細工って、何するの?」
 
「まあいちばん簡単なのは、お股にある突起物を全部撤去してしまうことなんだけどね」
「え〜!?」
「タマタマを取る手術は5分くらいで終わる簡単な手術らしいよ。おちんちんを切る手術も単純に外に出ている部分を切るだけなら30分くらいで終わるんだって」
 
「手術して取っちゃうの〜?」
「取っちゃえば、スッキリしたお股になるよ。どう?」
「そんな、取りたくないよぉ」
「あんた、おちんちんとかタマタマとか要るんだっけ?」
「要る!」
「無くたって別に困らないのに」
「お姉ちゃんは無くてもいいかも知れないけど、僕は要るよぉ」
 
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「仕方ないなあ。じゃ切らずに隠すか」
「隠すって?」
「切ったりしないから、ちょっとあんたのおちんちんとタマタマを私に預けてよ」
「預けるって?」
「うまく処理してあげるから」
「切らないならいいよ」
 

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それで鈴佳は姉に言われるままにズボンとパンツを脱ぎ、横になる。そして足を広げて、あの付近をよく見えるようにした。お姉ちゃんにこんなの見せるなんて恥ずかしい!!
 
姉は鈴佳のおちんちんとタマタマをいじって、どうも体内に押し込もうとしている感じであった。しかしそんなところを人に触られたら、健全な中学生男子としては立ってしまう!
 
「ちょっと。大きくしたらできないじゃん。大きくしないでよ」
「触られたら大きくなるよぉ」
 
「困ったな。やはり切り落とすしかないか」
「それは勘弁して」
 
それで姉は少し考えたようだが、やがて言った。
 
「あんたさ。ちょっとトイレに行って一度出しておいでよ」
「え〜〜!?」
「あんた、液は出るよね?」
「あ、うん」
「あれ出しちゃったら、しばらくは大きくならないでしょ?」
「うん。次大きくするには30分くらいかかる」
 
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「じゃ行っておいで」
「ひぇー」
 
それで鈴佳はトイレに行って、おちんちんをいじった。さっき姉にいじられて少し変な気分になっていたおかげで5分ほどで出るに至った。ていねいに拭き取ってからパンツとズボンを穿き部屋に戻る。
 
「ああ、スッキリした顔してる」
「顔で分かるの?」
「分かるよ。はいあそこ出して寝て」
「うん」
 
それで姉はまたあのあたりをたくさん触るが、今度は大きくなったりはしなかった。ちょっと痛いけど。どうもセロテープか何かを貼られたりしている。そしてやがて何か冷たい感触がある。何かを塗られているようだ。何を塗られているんだろう?
 
「できたよ。見てごらん」
と姉が言うので起き上がって見る。
 
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鈴佳は息を呑んだ。
 
「うっそー。無くなってる」
「体内に全部折りたたんだんだよ」
 
そう言われて鈴佳は自分のお股に触ってみて、取り敢えず体内におちんちんが存在することは確認できてホッとする。タマタマの感触が分からないが、別に痛みとかは無いので無事なのだろう。さすがにタマタマを除去されたりしたら激しい痛みがあるはずだ。
 
「でもこれ、まるで女の子のお股みたいに見える」
「そうそう。触らない限りは分からないよね。これ接着剤で留めているから、2〜3日は外れないらしいよ」
 
「へー。だったら、このまま日曜日まで持つのか」
「たぶん持つと思う」
 
しかし鈴佳は急に不安になった。
 
「これ、おしっこはどうすればいいの?」
「2〜3日我慢すればいいんじゃない?」
「無理だよ!」
「冗談、冗談。おしっこは座ればちゃんとできるんだよ。トイレに行ってきてみてごらん」
 
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それで鈴佳はいったんパンツとズボンを穿いてトイレに行き、座ってみる。それでおそるおそるおしっこをしてみると、おしっこはちゃんと出てきた。
 
が、後ろに飛ぶ!
 
こんな方向に飛んで便器を汚さない??と思ったものの、便器の外には行かないし、むろんお尻なども濡らさない。ちゃんと後方下方に飛んでいるようである。しかし、こんな方角におしっこが飛ぶというのは今までにない感覚で、出終わるまで、かなり不安があった。
 
これたぶん拭かないといけないよね?と思い、トイレットペーパーを少し取って拭くが、後ろに向けてわずかに露出しているおちんちんの先だけでなく、その周囲の皮膚までかなり濡れていることに驚く。
 
これたぶん女の子がおしっこした後の濡れかたに似てるんじゃないかな、という気がした。たぶん女の子ってこんなにたくさん濡れるから、ちゃんと拭かないといけないんだ。
 
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鈴佳は初めて「拭く」意味が分かった気がした。
 

部屋に戻り、ちゃんとおしっこできたことを報告する。
 
「良かった、良かった。まあそれで、こんなパンティ穿いてみない?」
と言って姉は何だか凄くレースのたくさんあるパンティを見せる。
 
「それ凄いハイレッグだね」
「そうそう。しかも前の布は7割くらいがレース」
「それだとこぼれちゃう・・・あっ」
「そうそう。今の鈴佳は、こぼれるものが無いから穿けるはず」
 
それで渡されたパンティをおそるおそる穿いてみる。
 
何だかきれいに穿けて拍子抜けする。前布には何も支える力は無い。今まではふつうにビキニのパンティを穿くとおちんちんとタマタマの重量がパンティに掛かり、どうしても膨らんでいた。ところが今はお股に突出物が存在しないので、何もパンティに重量を掛けるものもなく、こんな頼りない前布でも問題が起きないのである。
 
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「これちょっといいかも」
「うふふ。鈴佳(すずよし)、だいぶ女の子下着にハマって来てるでしょ」
「えーっと・・・」
「もう、あんたのこと鈴佳(すずか)って呼んであげようか」
「ちょっと待って」
 

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