【私の高校生活】(4)

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(C)Eriko Kawaguchi 1998.3.22
 
●1年生10月
相田さんの台本は10月の頭にできあがり、追加の配役も決めて劇の本格的な練習が始まりました。
 
■幕前■
 
語り手(相田裕子)登場
 
語り手:これはアーデンの森の物語でございます。弟のフレデリックに領地を奪われて追い出されたモンド公爵は何人かの忠実な貴族とともに、森の中に逃れて木々と小川と石や岩、草々と一緒の生活を送っています。モンド公爵の娘ロザリンドはフレデリックの娘シーリアと姉妹のように仲がよかったため、父についていかずにまだお城の中で暮らしていました。そのロザリンドは昨日行われたレスリングの大会で優勝したオーランドに一目惚れしてしまいます。一方のフレデリックはその大会でオーランドが自分のお気に入りのレスラーを敗ったため、少々ご機嫌が悪いようです。
 
(幕が上がる)
 
■第一幕第1場■
 
フレデリックの館の一室の背景。ロザリンド(因幡直美)とシーリア(鈴木絵里)がテーブルに向かい合って椅子に座っている。テーブルの上にはお茶のセットが載っている。
 
※演出(裕子):ここのシーン、オープニングです。劇の第一印象は大事です。ロザリンドは遠くを見つめてぼうっとしている感じでね。好きな男の子のことを夢見るように。
※直美:私、男の子を好きになったことはないですけどぉ
※裕子:その趣味は無いのか。しょうがない。好きな女の子のこと夢見るようにでもいいよ。
 
シーリア :ロザリンドったら、あの人にすっかりイカレちゃったのね。ロザリンド:何だかまるで心臓にトゲが刺さっているみたいだわ。
シーリア :咳をしたら飛び出さないかしら?
ロザリンド:咳をしてあの人が今ここに駆けつけて来てくれるなら、咳をするわ。
シーリア :どうして、突然そんなに夢中になってしまうのかしらね。。。ロザリンド:私の父もモンド公爵もあの人の父ローランドを敬愛していたわ。
 
シーリア :遺伝だっていうの? だったら、私の父フレデリックはそのローランドを嫌っていたから私はオーランドを嫌わないといけないわ。
ロザリンド:お願い、オーランドを嫌ったりしないで。私が好きなんだから、シーリアも好きになってあげて。
 
扉が開く音。フレデリック(福井守)が下手から登場。
 
※裕子:フレデリックはとにかくプンプンご機嫌ななめの様子で。少々オーバーアクションで構わないから。ロザリンドはできのいいOL風。分かるかな?
 
※直美:つまり筋の通らないことには反論する、という雰囲気ね。
※裕子:そうそう。あくまで冷静にね。ロザリンドがエキサイトすると喧嘩になる。ここはあくまでエキサイトしているのはフレデリック一人でいいの。
 
シーリア :お父様、娘の部屋に入る時はノックくらいするものよ。
フレデリック:そんなこと、どうでもよい。私は少々不愉快なのだ。
シーリア :まぁいいわ。私たちお茶を頂いてたの。お父様もいかが?フレデリック:いらん。それよりもロザリンド。今日はお前に言いたいことがある。今日から10日の後、お前の姿がこの城から30キロ以内で見つかったら命はないものと思え。
ロザリンド:まぁ、叔父様。いったい何がございましたのでしょうか? 私が何かいけないことを致しましたか? フレデリック:お前は謀反者だ。
ロザリンド:そのようなことをした覚えはございませんが。
フレデリック:お前はモンドの娘だ。それで十分ではないか。
ロザリンド:まぁ、それは叔父様が3年前に父から領地を取り上げられた時からずっとそうでしたが、なぜ今突然そのようなことをおっしゃるのでしょう?
 
シーリア :お父様、私の言うことも聞いていただけます?
フレデリック:分かっている。シーリア。私はお前がいたからこそ、この女が残ることを許したのだ。そうでなければ3年前に一緒に追放している。しかしもう我慢の限界だ。追放だ。いいかロザリンド、10日だぞ。それより長く留まっていたら、ほんとに死刑にするぞ。
 
フレデリック下手に退場する。
 
※裕子:ここではロザリンドはショックを受けている感じで、シーリアの方は怒りから決然とした態度で、お願いします。
 
シーリア :ああ、なんてことでしょう。ロザリンド。どうしたらいいのでしょう。
ロザリンド:仕方ないわ。どこか新しい天地を求めて出発しましょう。シーリア、今までありがとう。時の車輪が出会う所でいつかまた巡り会いましょう。
 
シーリア :いいえ。そんなの待つ必要はないわ。だってお父様は私を追放なさったのだから。
ロザリンド:まさか!
シーリア :ロザリンド、あなたは愛情が足りないの? あなたと私は一心同体なのよ。分かれ分かれになることは許されないことだわ。お父様は別の世継ぎを探せばいいのよ。だから一緒に考えましょう。どんな方法で逃げ出すか、どこへ行ったらよいか。私を一人にして自分だけで悩んではだめよ。
ロザリンド:まぁ、私たちはどこへいけばいいの?
シーリア :叔父様を訪ねてアーデンの森へ。
ロザリンド:そんな遠いところへ? 女二人で危険じゃないかしら? 強盗などにあったら...
シーリア :こんな格好ではだめね。私、タッチストーンに頼んで安っぽい服を調達してもらいましょう。粗末な身なりをして、お化粧も落としておけばその辺の田舎娘と思って誰も手を出さないと思うの。あなたもそうするといいわ。
ロザリンド:なるほどね。だったら、いっそのこと私男装しちゃおう。私結構背があるからね。男の子に変装できないこともないんじゃないかと思うの。シーリア :面白そうね。で、男になったあなたを何と呼べばいいのかな?ロザリンド:じゃあ、ギリシャ神話に出てくるゼウスに仕える男の子の名前でギャニメーデとでも。あなたのことは何と呼べばいい?
シーリア :じゃ、知らない人という意味でエイリーナとでも。じゃ早速準備に取りかかりましょう。
 
シーリアとロザリンド下手に退場。
 
■第一幕第2場■
 
舞台の照明を落として上手の脇にスポットライト。オーランド(高橋克也)登場。追うようにしてアダム(森田譲二)登場。この間に舞台側ではテーブルと椅子も片づけ、また居間の背景を揚げて、森の背景が見えるようにする。
 
裕子:一方の主役の登場です。張り切ってどうぞ!
 
アダム  :オーランド様! オーランド様! ああ、よかった。お屋敷に入ってはいけません。
オーランド:いったい、どうしたんだ? アダム。
アダム  :オーラン様は昨日レスリング大会でフレデリック様お気に入りのチャールズ殿を負かしてしまいましたでしょう。そもそもフレデリック様はあなた様のお父上をお嫌いでしたので、今度のことでかなりのお腹立ちで、あなた様のお兄様のオリヴァー様を呼びつけて、あなた様を捕らえるように命じられたのでございます。
オーランド:あの野郎ならやりかねんな。しかし一週間や二週間牢屋に入れられるくらい、俺は構わんぞ。
アダム  :いえ、とんでもない。それでは済みません。それを聞いてかねてよりあなた様を憎んでおられますお兄様はこの機会にあなた様を殺そうさなさっています。屋敷の中にはそのために兵士が何人も待っているのでございます。ああ、なんてことなのでしょう。あなた様が亡きお父上にそっくりなばかりに。お父上はほんとうに人々から慕われた方でした。お兄さまにはそういう人望がございません。公爵様が追放されたらすぐにフレデリック様になびいてしまわれましたし。そのためになおいっそう人々の期待があなた様にかかっているのを知って、益々お兄様はあなた様を憎んでおられるのです。
オーランド:俺は別に兄を押しのけて家をつぐつもりはないぞ。そういうことで期待されても困る。しかしおめおめと殺されるのは面白くないな。取り敢えず逃げるか。
アダム  :そうしてくださいまし。このアダム、年寄りではございますが、お供させて頂きますので。
オーランド:うん。頼む。しかしどこへ行くかな。そんなつもりはなかったから、大して金もないしな。
アダム  :取り敢えず、アーデンの森へでも。この近くに潜んでいては、フレデリック様の追っ手に見つかってしまいますから。
オーランド:そうだな。取り敢えず森の中に隠れて、それから行き先を考えるか。
 
オーランドとアダムそのまま退場。
 
■第一幕第3場■
 
舞台の照明を入れる。森の中。上手から男装のロザリンド(因幡直美)とロザリンドに肩を抱かれた田舎娘風のシーリア(鈴木絵里)登場。
 
※直美:肩を抱くの?
※裕子:女の子同士なんだからいいでしょう?
※絵里:さぁさぁ。早くはじめよ。
※裕子:そんなところで顔を赤らめないように。それからこのシーン、コリンに話しかける時は男の子の声がいいんだけどな。
※直美:ごめん。まだ戻らなくて。この声しか出なぁい。
※裕子:戻ったらでいいよ。
 
ロザリンド:さぁ、ついたわよ。アーデンの森よ。
シーリア :やっとついたのね。少し休んでいい? もう歩けない。
ロザリンド:まる1日歩きどうしだったからね。今夜はこの付近で野宿かな。
 
 
二人座り込む。そこへ下手からコリン(田代圭太)とシルヴィアス(山本宏)登場。
 
コリン  :また、お前そんなことするから馬鹿にされるんだぜ。女ってのはいつも夢を見てるんだから。
シルヴィアス:ああ、コリン。僕がどんなに彼女を愛しているのか分かってもらえたら。
コリン  :少しは察しているさ。俺だって若い頃は女に惚れたことはあるからな。
シルヴィアス:いや、察しがつくはずがない。たとえ真夜中に枕を抱きしめてため息をつくような恋をしたことがあったとしても。いや、それでその恋心に浮かされて人から笑われるようなことをしたことがあるかい?
コリン  :何百回となくやったよ。細かいことはもう忘れてしまったが。シルヴィアス:忘れるくらいなら、やはり心底から惚れた訳じゃないのさ。この激しい思いは僕に異常な行動をとらせてしまう。だから今ぼくはあんたを無視して走り去ってしまうんだ。
 
 
シルヴィアス、下手に走り去る。
 
ロザリンド:ああ、何だか可愛そうな男の方。恋に悩む人がここにもいたのね。
シーリア :ごめんなさい。それより疲れてて。
ロザリンド:そうね。私も同感だわ。
 
 
ロザリンド、コリンを呼び止める。
 
ロザリンド:今晩は。ちょっと尋ねたいのだが。
コリン  :今晩は、旦那。なんですかい。
ロザリンド:実は長旅で妹が疲れていて、どこか親切心なりお金でなり、一晩泊めさせてくれて、できれば少し暖かい食事にでもありつけるところがあれば教えてくれないだろうか。
コリン  :おお、それはお気の毒に。しかし私は主人に仕える一介の羊飼いでして、番をしている羊の毛1本でさえ自分の自由にはなりません。それに主人というのがひどいけちんぼで、他人に親切にする心など全く持ち合わせておりませんし。しかもその主人の小屋も羊も牧場も今売りに出されている最中なんですよ。でも、取り敢えず私の羊飼い小屋へおいでなさい。何か少しは残っているかも知れませんし。
ロザリンド:恩に着る。しかし誰が羊や牧場を買い取ることになっているんだい?
コリン  :今の若者ですよ。だが、奴さん。今は物を買う段ではないようで、このままでは私どもはしばらく宙ぶらりんですよ。困ったもので。
ロザリンド:ふーむ。それではどうだろう。筋が通るなら、その羊や牧場、私がお金は出すから、お前さんの手で買い取ってくれないか。
コリン  :それはもちろんできますとも。どうぞいらしてください。すぐ近くですので。条件などお聞きになった上で。こんな田舎が気に入られましたら、私はお二人の忠実な羊飼いになってお仕え致しましょう。ささ、こちらへ。
 
 
 
ロザリンド、シーリアを立たせる。
 
ロザリンド:大丈夫?
シーリア :うん少しは。
 
 
3人、上手へ退場。
 
■第一幕第4場■
 
照明を落とし、下手にスポットライト。フレデリック(福井守)と貴族1(松本栄一)登場。その間に舞台には次の場に出るモンド公爵とジェイキス、貴族2・3が出てきてスタンバイ。
 
フレデリック:そんなことがあるのか? 誰一人娘たちの姿を見てないだと?
 
貴族1 :お姫様付きの侍女たちも夕べ姫様がお休みになったのは見ておりますが、朝になったらもうもぬけの空だったとのことでございます。
フレデリック:それにしても娘二人だけというのはかなり目立つぞ。誰か屋敷内のものが密かに通じて見逃しているに違いないな。
貴族1 :それは分かりませんが。小間使いの話では姫様とお従姉様が例のチャールズを負かした若者のことをほめちぎっていたとかで。きっとあの若者がいっしょなのではないか、と小間使いは申しておりました。
フレデリック:あのローランドの息子か。そういえばあいつも捕えるように命じておいたはずだが...
 
 
そこへオリヴァー(中村和彦)登場。
 
オリヴァー:公爵様。申し訳ございません。弟を捕らえようとしっかり準備しておいたのでございますが、弟のやつもう5日も家に戻ってこないのでございます。
フレデリック:なに?そのようなことを申して、実はどこかにかくまったのではないのか?
オリヴァー:決して。私はあの弟を愛したことなど一度もございません。ああ、私の胸の内をお分かり頂けたら。オーランドは何かにつけ父からも人々からも誉められるやつで、私は幼い頃からずっとオーランドが憎くて憎くてしかたなかったのでございます。どうして私があれをかくまったりするでしょうか?
 
フレデリック:なんだと?ますます不愉快な奴。おぬしはたったいま追放じゃ。どこかへ行ってのたれ死ぬがよい。屋敷も土地も一切没収だ。
オリヴァー:ええ?そんなぁ。。。。
 
 
フレデリック、貴族1とともに退場。オリヴァーも追うようにして退場。
 
■第一幕第5場■
 
照明オン。森の中。中央の木の切り株にモンド公爵(永田毅)が座っている。まわりにジェイキス(沢口利雄)・貴族2(尾崎義幸)・貴族3(木村達郎)が座って食事をしている。
 
モンド公爵:こうしてみると森の中の暮らしというのもいいものだなぁ。かれこれ3年くらいたつだろうか。
ジェイキス:全くでございますな。ここには人と人の神経をすり減らすような腹のさぐりあいというものもございませんし。鳥のさえずりに目を覚まし、川のせせらぎに詩を読み、梢の風に時を知り、夜空の星に抱かれて眠る。これは最高に贅沢な暮らしですよ。
貴族2  :私はここに来てから、今まであちこち体の調子が悪かったのが全部直ってしまいました。食事もほんとにおいしいですし。屋敷にいたころの立派なコックが作ってくれた料理より、ここでこうやってむさぼり食う飯の方が、ずっとおいしい気がします。
貴族3  :まぁ少し足りないとしたら女っけですな。屋敷にいたころは毎晩とっかえひっかえ色々な女を抱いたものですが。
ジェイキス:それでおぬしの奥方はここに来てから生き生きとした様子なのだな?
 
 
一同笑い。そこへ上手からオーランド(高橋克也)剣を抜いて登場。
 
オーランド:ストップ。そこで食べるのをやめろ。
モンド公爵:何事だね。この森は世捨て人の世界。世間とは違って剣などという物騒なものは無しにしてもらいたいものだが。
オーランド:いいから、食い物をよこすんだ。
モンド公爵:盗賊には見えないが。単に腹が減っているだけか? お若いの、人とは力ずくより穏やかに話した方がよいものだぞ。
オーランド:すまん。実は飢え死にしそうなのだ。
モンド公爵:だったら、ここに腰をおろして食べるがよい。少々人数が増えてもかまわんぞ。
オーランド:そうまで優しく? これは大変失礼致しました。この地は全て野蛮な未開の地かと思ってしまいまして。(剣をおさめる)あるいはかつては教会の鐘が鳴り、日曜ごとに礼拝をなさっていた方々なのでしょうか?
モンド公爵:そのような日々もあったのう。聖なる哀れみに心を動かされて涙したこともあるし、善き人のもてなしを受けて暖かい心を感じたこともある。それが分かったら、おぬしもそこに穏やかに腰をおろすがよい。ここにあるものがお前の役に立つなら存分にとれ。
オーランド:なんとありがたいお言葉でしょう。しかし、実は私は哀れな年寄りを一人連れております。八十をすぎているにも関わらず、私のためを思い、弱った足をひきずり一緒についてきてくれたものが今飢えに苦しんでおります。その哀れな子鹿に餌をやるまでは私が先にお食事に手をつける訳には参りません。
モンド公爵:だったら、その年寄りもここに呼んでくるがよい。それまでは我々も食い散らかさずに待っているぞ。
オーランド:ありがとうございます。あなた様に神の祝福がありますように。
 
 
 
オーランド上手に退場。
 
モンド公爵:見るがよい。今もこの世の広大な舞台の上には、様々な人間模様が繰り広げられているのだ。
ジェイキス:そう、この世自体が大きな舞台で、全ての人はそこで色々な役を演じる役者なのです。多くの人は生涯の間に7つの役を演じ分けます。最初は赤ん坊。母親に抱かれてピーピー泣いています。次は学生時代。カバンを抱えて学校に通い、教室でノートにペンを走らせます。第三が恋人時代。大きなため息をついて愛しの人に恋の歌を書き送ります。第四が兵隊時代。名誉欲に取り付かれ喧嘩にあけくれ、世間の思惑ばかり気にしています。第五が裁判官時代。太鼓腹にいかめしい目つきで、もっともらしい格言や月並みの言葉ばかりを並べ立てる。第六はもうろく時代。老眼鏡をかけ腰には古ぼけた巾着をさげ、過去の栄光にしがみついている。そして最後にくるのが忘却の時代。全てのことを忘れて無になる。
 
 
オーランド、アダム(森田譲二)を抱えるようにして上手から再登場。
 
モンド公爵:待っていたぞ。その大事な荷物をおろして、何でも食べさせるがよい。
オーランド:この年寄りに代わり、厚くお礼を申し上げます。
アダム  :そうしてくださいまし。自分でお礼を述べる力もない。
モンド公爵:よく来てくれた。さぁ、どんどん食べてくれ。しばらくは素性は尋ねないことにしよう。煩わしい思いはさせたくないし。
 
 
オーランド、アダムに食事をとってやる。アダム、ゆっくりと少しずつ口にする。
 
モンド公爵:しかし、君はあのローランドによく似ている。その老人にも記憶があるぞ。もし君があのローランドの息子であったら私は大歓迎だ。私はローランドを可愛がっていたモンド公爵だよ。腹が脹れて落ち着いたら色々とつもる話もしたいものだな。
 
 
照明フェイドアウト。幕がおりる。
 
 
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