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第4節・勝手に遭遇
翌日の10時、木咲雅海が永田先生の家を訪問すると、自分の高校の制服を着た女の子が出迎えてくれた。
「おはよう。木咲雅海さん?」
「はい。先生が急用で出かけちゃったのよ。12時くらいには戻るから待っててって」
「分かりました」
といって中に入ると、居間に案内されて、その女の子がお茶を入れてくれた。
「ここのお菓子も摘んでてって言われたの。食べちゃお」
「あ、はい・・・・僕とと同じ学校の生徒さん?」
「うん、3年生の山原真沙弥」
「わ!僕と同じ、マサミさんなんだ」
「そうなのよ。今日、もう一人来るはずなんだけど、今日先生のうちに来る生徒は3人ともマサミなんだな」
「へー」
「3人とも戸籍上は男の子だよ」
「え?じゃ、あなたも」
「うん。私はもう性転換手術済みだけどね」
「わあ、すごい」
「それでさ、先生からことづかったんだ。これに着換えてみない?って勧めてみてって」
「これは・・・・・」
「うちの学校の女子制服。おまけで、ブラウスと女の子の下着もあるよ」
「わあ・・・」
「ね、着てごらんよ。そんな学生服とか脱いでさ」
「うん」
「私と君、同類だから、私が見てても恥ずかしくないよね」
「はい」
木咲雅海はそう良いながらも少し恥ずかしそうな表情で、学生服とズボンを脱ぎ、ワイシャツも脱ぎ、シャツとブリーフも脱いでから、パンティを穿き、ブラジャーを付ける。
「へー。ブラジャーを後ろ手で付けられるって、ふだんから付けてるね?」
「へへへ。お姉ちゃんのブラを勝手に付けたりしてました」
「なるほどね。パンティ穿く時も、おちんちんを後ろにやったし」
「はい」
「足のムダ毛は処理済みだし」
「だって美しくないですから」
「だよね」
「先輩は足の毛はどうしてるんですか?」
「レーザー脱毛済み」
「進んでますね。私週に2回くらいお風呂場で剃ってるんです」
ブラウスを着て、女子制服の上下を着る。
「わあ、立派な女子高生じゃん」
「ちょっと恥ずかしい」
「似合ってるよ。そちらの鏡を見てごらんよ」
木咲雅海は姿見を見て、自分でも少しうっとりしているようだ。
「私、女の子になりたくなっちゃった」
「可愛い女の子になれると思うよ」
まだ姿見をのぞいている。いろいろポーズを取ったりしている。
「携帯持ってたら、写真撮ってあげようか?」
「ほんと?お願いしちゃおうかな」
山原真沙弥は木咲雅海の携帯を受け取ると、壁を背景に何枚か写真を撮ってあげた。
そんなことをしている内に玄関でピンポーンという音。ふたりで出て行くと杉中昌美が来たところであった。先生が急用で出ていることを告げ、居間に連れて行って、山原真沙弥がお茶を入れてあげる。そして一緒におやつを摘んだ。
「ということでマサミちゃんが3人揃ったのよね」と山原真沙弥。
「紛らわしいから、ニックネームで呼ぼうよ」と杉中昌美。
「じゃ自己申告。私はマヤ」と山原真沙弥。
「じゃ、私はスギ」と杉中昌美。
「じゃ、私はマリリン」と木咲雅海。
「何それ?」
「子供のころ、そう呼ばれてたから」
「やっばり半ば女の子扱いだったのね」
「私たちって、みんなそうだよね」
「でもマヤさんもスギさんも、女の子にしか見えませんね」
「マリリンもそうしてると女の子にしか見えないよ」
「みんな声が女の子なのは、変声期前?」
「私は去勢しちゃったから、もう声変わりはしない」
「私は性転換手術済みだから、当然もう声変わりしない」
「わあ、いいなあ。私も声変わりしたりする前に取っちゃいたい」
「うん、取った方がいいよ。いつまでも、あんなもの付けてちゃいけないよ」
「あれ?マヤさん、性転換済みなんだ」とスギ。
「そうだよ。去年の12月31日に完全な女の子になった」とマヤ。
「じゃ、セックスさせてー」
「ええ、なんでそうなるの?」とマリリンは言ったが、マヤはあっさり
「いいよ」
と言った。
ふたりが裸になる。マリリンは呆気にとられていた。
マヤの裸体は美しい。完璧な女の子のフォルムだ。おっぱいも大きいし、お股には何もよけいなものが付いていない。スギの裸体は男の子の身体だが、ムダ毛は無いし、ウェストラインのくびれは、かなりキュッとしていて、ふつうの女の子並みだ。むろんマヤのウェストのくびれも大きい。
ふたりはキスすると絡み合って横になり、しばらく愛撫していたが、やがてスギがマヤにインサートした風であった。こんなものを見るのは初めてなので、マリリンは半ば呆然として、でもドキドキしながら見ていた。やがてフィニッシュしたようだった。
「気持ち良かった」とスギ。
「私もー。久々だったし。セックスはやっぱり快感」とマヤ。
「どうして、いきなりセックスできちゃうんですか?」とマリリン。
「うん。一目惚れ」
「私も一目惚れ」
「それでもセックスって・・・」
「だって私は去勢済みで妊娠させる能力無いし」とスギ。
「私は卵巣も子宮も無いから妊娠する能力無いし」とマヤ。
「いちばん安全なセックスだよね」とふたり。
「すごい理由」
「マリリンにもセックスさせてあげようか?」とマヤ。
「え・・・でも」
「遠慮しなくてもいいよ。セックス気持ちいいよ。私妊娠しないから
避妊しなくてもいいし」
「ごめんなさい。私の立たないんです」
「あら、もう立たないようにしちゃったの?」
「いえ、立ったことなくて」
「見せて」
「はい」
マリリンはパンティを下げ、スカートをめくって、おちんちんを見せる。マヤが触っている。
「うーん。。。。」
「え?」
マヤはいきなりマリリンのおちんちんを咥えてしまった。
その時、スギが後ろからマリリンを抱きしめるようにして、胸に手をやると触り始めた。
「あ・・・」
マリリンはふたりから同時に責められて、頭がおかしくなりそうだった。そして・・・・
「わーい、立った立った」とマヤが喜んでいる。
マリリンのおちんちんは確かに大きくなっていた。
「こんな感覚初めて・・・」とマリリン。
「じゃ、入れてみようよ」とマヤが言うと、大きくなったマリリンのおちんちんを自分のに入れてしまった。
「えー!?」
その時、マリリンはスギが何か四角い小さなシート状のものをバッグから取り出すのを見た。
「あ、ちゃんと持ってるんだ」とマヤ。
「これはこういうことするため」と言って、それを手でちぎって開封すると、何かビニールのかたまりのようなものを取り出す。そして自分のおちんちんにかぶせてしまった。
「もしかしてコンドーム?」
「そうだよ。初めて?見たのは」
「はい」
「じゃ、入れちゃうよ」
「え?え?え?」
スギは自分のおちんちんをマリリンの後ろの方に入れてしまった。マリリンは声も出せない感じだった。
「スギ、それ1枚ちょうだい」とマヤ。
「うん」
といって、もう1枚バッグから取り出してマヤに渡すと、マヤはそれを開封して自分の指に填めてしまった。
「いいよね?」とスギに尋ねる。
「いいよ」
とスギが答えると、マヤはスギの後ろの方にそれを入れる。
マリリンのおちんちんはマヤのヴァギナに入っている。マヤは指をスギの後ろに入れている。そしてスギのおちんちんはマリリンの後ろに入っている。
3人は巴の状態で絡み合ったまま、お互いに刺激し続けた。やがてみんな放心状態になって、動きが止まった。
「へー。じゃ、おちんちんが大きくならないのがマリリンの悩みだったんだ」
「うん。でも大きくなってびっくりした」
「じゃ、立ったの初体験でセックス初体験か」とマヤ。
「入れるほうも入れられる方もね」とスギ。
「どちらが気持ち良かった?入れるほうと入れられる方と」とマヤ。
「えっと・・・・入れられる方かな」
「じゃ、女の子になっちゃった方が良いかもね」とマヤ。
「マリリンは女の子でいいと思うよ」とスギ。
「私みたいな身体になれるよ。手術すれば」とマヤ。
「私も早く手術したーい。マヤいいなあ」とスギ。
「なんかちょっと羨ましい気分です。マヤさんの身体見たら」とマリリン。
「女の子になりたかったんでしょ?」
「はい。でも女の子の服、全然持ってなくて」
「それは少しずつ買いそろえていけばいいと思うよ。お小遣いとかで」
「おふたりとも女性ホルモン飲んでるんですか?」
「飲んでる」とマヤ。
「飲み始めるつもり。実はもう買ってる」とスギ。
「マリリンに分けてあげてもいいけど、継続的に飲んでくんだったら、やはり自分でバイトして買ったほうがいいと思うよ」
「はい。バイト探してみます」
「ただし女性ホルモン飲み始めたら、もうおちんちん立たなくなるからね」とマヤ。「私もひょっとしたら男の子としてセックスできたのは今日が最後かも」とスギ。
「一度立ったの経験したからもう立たなくなっていいです。これまでも立ったこと無かったんだし」とマリリン。
「じゃ、今日のが最初で最後の想い出だね」とマヤ。