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■春進(7)

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話を現在(2024)に戻す。
 
高千穂峰に登った翌日29日(祝)、礼音は山村たちと別れ、宮下さんと再合流。この日は霧島神宮5社(霧島神宮、霧島東神社、東霧島神社、霧島岑神社、狭野神社)を回った。何だか凄い道だった。
 
ここで、東霧島神社は「つまきりしまじんじゃ」と読む。霧島東神社は普通に「きりしまひがしじんじゃ」である。天逆鉾の場所は霧島東神社の飛び地境内。この霧島東神社の通常境内からは美しいマール“御池(みいけ)”の姿も見下ろせる。
 

(2008.10撮影)
 
霧島神宮では千里さんの知り合いらしい、女性の神職さんに御祈祷をしてもらった。なんか凄く清らかな声の人で、心が洗われるようだった。
 
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そして夕方、千里さんたちと別れ、宮崎空港に回送してもらった honda-jetgoldで熊谷に戻った。密度の濃い4日間であった。
 

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礼音は東京に戻ると、4月30日、休んだ26日分のレポートを学校に提出した。これで26日は出席したのと同等にみなしてもらえる。
 
(マドカが授業でやった範囲を教えてくれたので、旅館や飛行機の中で書いていた)
 

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霊界探訪取材班では今回、千里・明恵ともうひとり誰が行くか議論したものの、4日間にもなるので、その間ママが居ないと未来が寂しがる(邦生が大変だ)ということで、希望が行くことにした。
 
(ガイド&ガードとして千里は必要。登山に慣れた明恵も必要だが、千里は撮影ができないので、もうひとりサブ撮影者が必要)
 

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30日、5月1-2日、礼音は、普段通り、昼間は学校に行き、夕方からはテレビ局などでお仕事をした。
 
“きらら”として出ている番組→最初から最後まで女性衣裳
“煌”として出ている番組→最初は男性衣裳で出て行くが高確率で、途中で女装させられる。
 
学校に居る間は女子制服を着ているが、テレビ局に向かう宮下さんや今川ようこなどの車の中で男子制服に着替える。男子制服のまま女性用楽屋に入り、衣裳に着替える。仕事が終わった後は再度男子制服に着替えてから帰宅する。
 
だから朝寮を出る時は女子制服だが、帰宅時は男子制服である!
 
今川ようこは
「無駄な着替えしてる気がする。女子制服のままテレビ局にはいったらダメなの?」
と訊いたが
「必ず男子制服で出入りしなさいというのがコスモス社長の指示なんですよ」
と答えておいた。
 
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「だけどぼくが男子制服着て女性用楽屋に入っても警備員さん何も言わないよね」
 
「そりゃ煌ちゃんは男物の服着てても女の子にしか見えないから注意するわけない」
 
「うーん・・・」
 
楽屋では下着姿にもなるが、きららのパンティに膨らみが無いので
「きららちゃん、ちんちん取ってもらったの?」
と訊いてきた女性タレントさんもいたが
「付いてますけど、ぼくの小さいから目立たないんですよ。小さいからぼく小便器も使えないんですよね」
と答えた。
「そりゃ、女の子が小便器なんか使うわけ無いね」
 
ゆりこ副社長のイメージ戦略通り?
 
「おっぱいも割りとあるね」
「去年までA70着けてたんですが、このブラ小さすぎると言われてB70に替えたんですよ」
「さすがにAは小さすぎる。Cでもいいと思う」
「Cは勘弁してください」
 
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5月3日(祝)は、ネットライブをおこなった。30人ほどの信濃町ガールズを従えて、越谷の白鳩ホールで2時間熱唱したが、物凄い声援だった。背景に北岳、阿寒、恐山、立山、白山、富士山、出羽、阿蘇など色々な山の景色が映されていた。
 
ガールズたちの衣裳も白いセーラー服(白山など)、赤いセーラー服(阿寒など)、緑のセーラー服(阿蘇など)、山ガール(但しミニスカ)など、色々変わった。
 
伴奏はシャイニーにヨーホーズのメンバーも加わってやってくれた。
 
幕間ではよへほ節保存会の女子高生が6人来て踊ってくれたが信濃町ガールズたちも全員浴衣を着てよへほ節を踊った。
 
(よへほとの関わりは、最初は山本マネージャーの「煌に恥ずかしい格好させちゃろ」という悪戯心から始まったのだが)
 
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チケットを買って視聴してくれた人は20万人もいたらしい。全国ドームツアーとかしたような動員数である。恐ろしい数字だなと思った。
 

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5月初め、水泳の日本代表の内、短距離陣は長野県で高地トレーニングをおこなった。その後、長距離陣と一緒にヨーロッパに移動し、グラナダ・マルセイユ・パリに分かれて、オリンピック(7月)の直前合宿にはいった。青葉は、むろん紗織を連れて行ったが、みんなから「可愛い〜!」と言われ、アイドルと化していた。紗織も愛想を振りまいていた。
 
(青葉は練習中・競技中の子供のお世話係として、布恋を連れていった。千里が現地で雇っているフランス人メイドさんたちも手伝ってくれる。布恋には1年前からフランス語の勉強をしてもらっている)
 
ヨーロッパへ移動する飛行機の中で青葉はみんなに言った。
「グラナダ・マルセイユ・パリの家の中は蛇口をひねると“軟水”が出ますし、プールの水も軟水ですが、家を一歩出るとヨーロッパは“硬水”の世界です。水を飲むとお腹を壊しますので、ご注意ください」
「フランス人も水が飲めないからワインを飲むんだよね」
「そそ。だから子供でもワインを飲みます」
「日本みたいに軟水の豊かな国とは違うからね」
 
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「グラナダ・マルセイユ・パリの家は日本仕様のコンセントで100V 50Hzです。東日本仕様ですね。でも選手村に行くとコンセントの形から違いますし200Vなのでご注意ください。周波数は50Hzです」
「色々ハードルがある」
 
「ティッシュ、筆記具、タオル・ハンカチ、電源の変換アダプタ、日本仕様の乾電池、生理用ナプキンなどの雑貨、カップ麺やおやつなどはある程度用意していますので、各家のメイドなどに尋ねてください。メイド達は英語も分かります」
「その英語も話せなかったりして」
「勉強しましょう」
 
水連の人から、必要なものはスタッフで調達するから不要不急の外出はしないようにという注意があった。
 
『北陸霊界探訪』では金沢ドイルは3〜7月はお休みである。
 
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和栄のバス会社では5月にはいると、能登半島南部まではツアーが再開された。それで、渚ドライブウェーとか、気多大社(けたたいしゃ)・コスモアイルなどにはお客さんを案内した。4月から研修していたマリノちゃんは正社員になって実戦投入された。この1ヶ月で字もかなり改善された。かな文字がきれいになった効果が大きい。本人が感動していた。
 

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5月の連休明け、珠洲市では奈那の家が本格再建された。
 
九重たちのやり方
(1) どこか(どこ?)で、基礎のコンクリートを作る。固まるまで一週間待つ。
(2) 暫定的に建っている2DKをちょいとどける。
(3) 基礎を運んで来て、ちょいと置く。ダンパーも敷く。
(4) その上にユニット工法で3LDKの家を造る。
(5) 2DKの荷物をこちらに移動する。
(6) 配線・配管などを調整する。
 
それで現地作業2日程度で家が建て直された。
 
奈那の家が終わったら、同様の手法で氷見の日和の実家も再建した。どちらも材料は能登産“あて”である。費用は奈那の家が360万円、日和の実家が320万円だったが、九重は日和に
「仮家の代金で120万もらってるから、それ引いて200万でいい」
と言った。
 
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何でその分引くのかはよく分からなかったが、日和は言われるまま200万だけ払った。
 
九重達は夏頃まで、主として珠洲市内で仮家設置や本格再建の仕事をたくさんした。材料は主として国産杉や輸入SPFである。SPFはシロアリに弱いので薬剤をたっぷり注入した。(俊美の家や実家もこの処理をしている。また重要な部分にはシロアリに強い木材を使用している。奈那の家や日和の実家の仮家はすぐ建て直すつもりだったから処理してない)
 
また千里の指示で全ての家にダンパーを無料で入れた。また千里の指示で初期の頃設置した全ての仮家にもダンパーを無料で挿入した。
 
奈那の家・日和の実家については
「ダンパーは無料サービスになったから」
と言ってその分を返金した。
 
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連休明け、邦生は融資課長から声を掛けられた。
 
「ねえ、吉田さん、赤ちゃん産んだんだっけ?」
「妻が産みました」
「ああ、吉田さんはレスビアンだったっけ」
「レスビアンだと夫婦で分担して産めるからいいね」
 
うーん。真珠から次はくーにん産んでねと言われないか不安ではある。
 
「でも赤ちゃんできたのなら、子育てするのに家建てない?」
「何か金沢に家建てたら即富山に転勤させられそうな気がします」
「君はよく企業のロジックが分かってる」
 
やはりそうか。どっちみち一度は本店(富山市)に行かされそうな気はしている。
 
「いい物件があるんだよ」
と課長は言った。
 
「ひとつは津幡町で40坪800万円」
「安いですね」
「前の持ち主は奧さんが発狂して癌で亡くなった」
「ほお」
 
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「こういうのもある。福岡町で50坪900万円」
「へー」
「持ち主は議員さんだったんだけど、汚職で捕まった。息子は薬やってホステスと無理心中して、コンビニに車で突っ込んだ」
「無理心中してからコンビニに突撃したんですか」
「あ、逆だったかも」
「普通死んだ人は車運転できませんよ」
「じゃコンビニが先だったかも知れん」
 
「あと一つは金沢市内で60坪1000万円」
「今度は何があるんですか」
「君勘がいいね」
 
どうも不良物件を押しつけようという気のようだ。
 
「持ち主は会社経営者だったけど、倒産して拳銃で自殺した。スミスアンドワトソンのM29とか言ったかな」
「スミス・アンド・ウェッソンですね。M29は.44(フォーティーフォー)マグナムが発射できる大型拳銃ですよ」
「あ、詳しい?」
「詳しくはないけど、M29くらいは知ってますよ。ダーティーハリーが使った拳銃ですね」
「へー」
「至近距離で撃てばヒグマでも倒せる凄い銃です」
「ヒグマでも死ぬんだったら人間に撃ち込めば間違い無く死ねるだろうね」
「そうでしょうね。よくそんなのが手に入ったものだと思いますが」
「ある所にはあるんだろうね。どれか買わない?」
 
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邦生はその3件の取り敢えず地図・図面と写真をもらった。それで真珠に相談したが真珠は
「ろくでもない物件ばかりだ」
と言った。
「津幡町のと福岡町のは絶対やめといたほうがいい」
「へー」
 
真珠は千里さんに相談した。千里さんも真珠と同じ意見だった。
「津幡のと福岡のはこの写真見ただけで分かる。霊道が通っているから、どうにも改善のしようが無い」
「金沢のはどうですか?」
「見に行ってみよう」
 
それで3人で行ってみた。
「青葉に見せたらやめとけって言うね」
「難しいですか」
「人間には無理。神様にお願いして浄化してもらう」
「へー」
「それと浄化すると副作用で今建っている家はバラバラになる」
「それは構いません。この家そもそも変ですよ。火を点けて燃やしてしまいたい気分」
「うん。まこちゃんの感覚が正しい。この家は悪い設計の見本」
 
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しかしそれで邦生はこの(幽霊付き?)家付き土地を買ったのである。価格は1000万だったが
「不良物件の処分なんでしょ?安くしてくださいよ」
と言って値切り、850万円で契約した。そして霊界探訪取材班に取材させた上で、千里さんに浄化を依頼した。作業する神様のご都合のいい時を待ち、5月中旬にやってもらった。
 
邦生と真珠も同席したが、禍々しい雰囲気が消え、とても清浄になった。建っていた家は千里さんが言った通りバラバラになった。廃材は清川さんたちが処分してくれた。
 
そして真珠はそこに新しい家を建ててくれるよう千里さんに依頼した。
 
「どのくらいの広さにする?」
「子供はこの後、ぼくとくーにんが1人ずつ産めば3人になるから、基本は4LDKで」
 
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ぼくもやはり産むのか?と邦生は思う。
 
「それと女の子はピアノ弾くと思うからリビングの隣にピアノ室を」
「OKOK」
それで、建築士の資格を持つ、追風さんに来てもらい、設計図を作ってもらった。北陸の家では一般的な、外から直接入れる応接室をリビングの外側に設定する。素材は飛騨杉(一部“あて”)を使ってもらうことにした。
 

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「でもくにちゃんが産む子供のタネはどうする?サカタのタネとかで買ってくる?」
「明恵と同じジョークを」
「あはは。ありがちなジョークだね」
「千里さん。ぼくの精子採取できませんか?」
と真珠は言った。
 
「できるけど、わざわざタネの採取とかせずに、くにちゃんのヴァギナの中に膣内射精すればいいじゃん。私がくにちゃんの卵巣を再起動してあげるから、明後日くらいまでのうちに生セックスすれば、くにちゃん妊娠するよ」
「ちょっと待って。心の準備が」
「どちらが産むかはもう少し考えたいので、精液の採取だけしてもらえませんか。くーにんも」
「OKOK」
 
それで千里は真珠と邦生をいったん男の子に変え、射精させた。真珠は
「5年ぶりだけと、できるかなあ」
と言いながらも射精できた。
 
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(明恵と真珠は2019.8.4“暴走中”の千里1により性転換させられた)
 
そして真珠は邦生に
「最後の射精だからぼくがやってあげるよ」
と言った。
「最後なの〜?」
「この後ちんちん無くなるからね」
「無くなっちゃうの〜?」
それで真珠の手で射精させられた。真珠はその後フェラもしてあげた。
 
精液を冷凍保存する。そして再度ふたりを女に変えた。真珠は授乳中なので、ちゃんとお乳も出るようにした。
 
邦生の保存精液は結婚記念日に作ったのと合わせて2個になる。
 

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しかしどさくさまぎれに邦生の身体は完全な女に変えられてしまった!
 
「えーん。ちんちんが無くなった」
「別に何にも使ってなかったし無くてもいいじゃん」
 
邦生はおしっこは2年ほど前から、女の子の位置から出るようになっている。つまりペニスの尿道は使用されてなかった。セックスもいつも真珠が邦生のヴァギナに入れていた。邦生は2年前からペニス以外ほぼ女だった。それが完全な女になっただけである。
 
「それに出産する時に先生や助産師さんにちんちん見られたら恥ずかしいよ」
「やはりぼくが産むの?」
「未来が1歳になった時にじゃんけんで」
 
じゃんけんは真珠が絶対的に強い!
 
なお千里さんは
「すぐ妊娠しないのなら半月後から生理が始まるから、くにちゃん頑張ってね」
と言った。真珠は楽しそうに
「しあわせ素肌はクーニン用にするね」
と言って邦生用のナプキンを買ってきた。真珠はボディフィットを使用している。
 
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5月12日(日)、由美や緩菜の幼稚園で運動会がおこなわれたので、貴司・千里・桃香はお弁当をたくさん作って見に行った。早月や京平も一緒に見に行った。
 
この日は樹音の中学でも体育祭があった。樹音は徒競走の200mを女子と走り6人中5位だった。女子の集団演技でフォークダンスもした。またチアもした。なおお弁当は篠田姉妹が用意して持って来てくれた。お稲荷さんばかりだったが!(厚揚げもあった!)
 

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5月19日(日)、京平や早月の小学校で運動会がおこなわれたので、貴司・千里・桃香はお弁当をたくさん作って見に行った。お稲荷さん、玉子焼き、ウィンナー、鶏の唐揚げなどがどっさりはいっている。
 
この日は礼音や三国舜の高校でも体育祭が行われた。礼音は徒競走では200mを女子と一緒に走ったが、長距離の“男子”3000mに出て陸上部の人、サッカー部の人に次いで3位だった。校長先生から賞状をもらったが
「男子と走って3位って凄いね」
と言われた。
 
また1年女子の集団演技で、マスゲームをした。
 

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