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■春七(1)
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彪志（月子）は伏木の青葉宅から帰る途中、10月11日に郷愁飛行場で仮眠している最中、変な夢を見て、突然身体が女の身体に変化してしまった。そして10/25 11/22 12/21 1/22 に生理が来た。女の身体になっているのでお股には陰裂があり、その奥にヴァギナがあって、生理はそこから出て来た。前回の生理が1/22 だから次の生理は2/19頃と思われた。
一方で彪志は2月4日に採精する夢を見て起きて見ても実際男性器があって射精した形跡があった。採精（射精）は 2/8 2/12 にもおこなった。次は16日に採精すると言われた。
月子の身体は男性器は復活したものの、バストが有り、体型も女性体型だった。女性体型だから普通の男性用スーツやワイシャツが着られない。それで2月13-16日は千里さんに買ってもらった女性体型用の男性スーツを着て会社に出た。スーツの下はブラウスである。水川には非難されたが！
彼のトイレ使用について水川は他の社員に説明した。
「本人の強い希望に基づき、男性用トイレの使用を許可しています。ただし生理の時は普通に女子トイレを使います」
ほぼFTM扱いである（実際FTMである気がする）。なお、15-16日の県庁・市役所巡りでは「ややこしいから」女子トイレを使ってと言われ、月子も素直にそうした。彼は男性用スーツを着ても女にしか見えないので女子トイレに居て咎められることはない。（男子トイレに入ると叱られる）
16日は市役所巡りのあとウィングライナーの東西線を往復して来て疲れたなあと思いながら自分の部屋で資料を書いていたが、また書いている内に眠ってしまう。夢？に例の白衣の女性が出てくる。
「彪志さん、採精しましょう」
と言われて容器を渡される。個室に入り自慰して精液を出す。個室を出て女性に容器を渡す。顕微鏡でチェックしている。
「ＯＫですね」
「よかった」
「これで４回採取しましたからもう充分でしょう」
「ですかね」
「これで採精は終わります」
「はい」
ここまではよかったのだか、そのあと女性はとんでもないことを言った。
「採精が終わったから陰茎と睾丸も不要ですね。それ付いてたら邪魔でしょ」
「いえ、邪魔なことはありません」
「もう用済みだし取り外しておきますよ」
「え〜〜！？」
女性はそれで彪志のペニスを掴むと、ぐいっと・・・引き抜いちゃった！
うっそー！？
引き抜かれた跡はまた女のように陰裂ができていた。
そんなぁ。
「これでＯＫですね。ではまた」
と女性はいった。そこで目が覚めた。
身体をチェックする。
果たしてお股には陰裂があり、ペニスも睾丸も無かった。
えーん！
男に戻してよー！
しかし月子は「別の問題」を認識した。
下腹部に痛みを感じる。これは“あれ”だ、月子はすぐナプキンを着けた。
そして生理は予定より１日早く2月18日に来た。18-19は土日だったが、20日の月曜日は会社の女子トイレでナプキンを交換することになった。月子は男性用スーツのまま女子トイレに入り、交換をした。中で遭遇した女性の同僚は笑顔で特に何も言われなかった（余計怖い気もする）。
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