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■女の子にしてあげる(2)

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それでボクはまたブリーフとズボンを穿き、保健委員のレイカに伴われて教室に戻った。
 
「どうだった?」
と先生から聞かれる。
 
「治療が必要だと言われました。あとで書類を持ってくるそうです」
「うん。じゃ席について。レイカ君もごくろう」
 
それで授業を最後まで受け、ちょうど授業が終わった所に、ヨウコさんが書類を持って来て、担任の先生に渡した。
 
先生は書類を見る。
「ああ、ユウキ、ちんちんを切ることになったんだ?」
と先生が言うと、教室がどよめく。
 
「なんか切れと言われました」
とボクは答える。
 
「じゃ、この手紙をお母さんに渡して明日持ってくること」
「はい」
 
するとクラスの中から声が上がる。
 
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「わあ、おちんちん切って女の子になるの?」
「女の子になるかどうかは親と話して決めてと言われた」
「せっかくだから、女の子にしてもらえばいいじゃん」
「学校で切ってくれるなんて、よかったじゃん」
「おちんちん、いらないよねー」
「あれ自分で病院に行って切ってもらうと高いらしいよね」
「うん。学校で切ってもらえばタダだもんね」
 
「ハルミちゃんは去年切ってもらったんでしょ?」
「うん。私はあまり体力無いのよね。駆けっこもいつもビリだったし。それでこのままなら3級男にしかなれないから、いっそ女の子になった方がいいと夏休み前に言われて。夏休み始まると同時に病院に連れて行かれて、手術されちゃったんだよ。最初はショックで泣いてたけど、もうだいぶ女の子生活になれた」
 
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ハルミちゃんは凄く可愛い女の子だ。彼女が去年まで男の子だったなんて全然知らなかった。
 
「ああ、男子はたいへんだよねー」
「うん。高校卒業した所で検査受けさせられて、1級男か2級男にならないと結婚はできないからね」
「3級男だと、仕事も給料の安い所しかないし」
「女子だと、そんな試験も無いから、結婚さえすればのんびりと暮らせるもん」
「基本的に女子の方が人口少ないから、女子はどんなできの悪い子でもほぼ確実に結婚できるからね」
 
「ユウキも結構男としてはやばかったと思うよ」
「そうそう。ユウキも2級か3級かぎりぎりくらいの線だと思うもん」
 
そういえばボク、あんたそんなだったら3級男だよって随分お母ちゃんから言われてるよなあとボクは思った。
 
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それでボクは家に帰ると、お母ちゃんに
「学校でおちんちん切れって言われた」
と言って学校からの書類を見せた。
 
「あら」
と言ってお母ちゃんはその書類を開けると読み上げた。
 
「尿道の短縮をするため、明日、ユウキ君のおちんちんを切りますので、当日は次の物を用意してきてください。 
 
・カミソリ まだ陰部の発毛がない場合は不要です 
・女児用パンティ おちんちんを切ったあとは男児用のパンツは穿けなくなります。 
・スカート おちんちんを切ったら女児の服装規定になるのでスカートで下校する必要があります。 
・タマ入れ 睾丸を持ち帰る場合は必要です。 
 
あんたおちんちんの付近に毛は生えてたっけ?」
 
「生えてないよ」
「じゃカミソリは不要ね。睾丸も別に持ち帰る必要はないからタマ入れも不要だし。じゃ女の子用パンティとスカートだけ用意すればいいわね」
 
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「やっぱりおちんちん切らないといけないの〜?」
 
「お父ちゃんとも話し合ってたんだよ。ユウキは男になるのは無理そうだから、女の子にしてあげたほうがいいんじゃないかって。だからそろそろおちんちん切ってあげないと、と言ってたのよ。学校で切ってもらえるなら良かったわね」
 
「切った後どういう形にするか決めてと言われたんだけど」
「そりゃ当然本当の女の子にしてもらわなくちゃ」
と言ってお母ちゃんは、
 
《ヌル・股間整形のみ・女性器形成》
 
という選択肢の中のいちばん右側「女性器形成」のところに丸を付けた。
 
「あんたは臓器ストックにちゃんと膣と子宮と卵巣のセットがあるから、そのID番号を書いておくね」
 
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そう言ってお母ちゃんは番号を記入するのと同時に書類に書いてあったURLにアクセスしてID番号を登録しているようである。
 
「ふーん。それって女の子の臓器なの?」
「そうだよ。臓器ストックにはあんたの心臓とか肝臓とか腎臓とかもちゃんと予備が作ってあるんだよ」
「へー」
「おちんちんや睾丸の予備は作ってなかったんだけどね」
「なんで!?」
「睾丸なんて無くなっても困らないだろうし。必要になったら1年待てば作れるし」
 
「うーん。でもボク女の子のお股ってよく分からないや」
「お母ちゃんのを見せてあげるね」
 
それでお母ちゃんはスカートとパンティを脱ぐと、割れ目ちゃんを広げ、中を指さしながら、
 
「これが大陰唇、これが小陰唇、ここにクリトリスがあって、おしっこはその少し下、ここから出てくる。これが膣で赤ちゃんが出てくる所。あんたもここから出てきたんだよ」
 
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と説明した。
 
「ボク、こんな所から出てきたの?」
「出てきた時は小さかったからね。でもこの穴はすごく大きく広がるんだよ」
「へー!」
 
「あんたも本当の女の子になったら赤ちゃん産めるからね」
 
ボクはドキドキした。
 
「赤ちゃん産む時って痛くない?」
「痛いけど、赤ちゃん産まれた時は凄く嬉しいよ」
「ボクに産めるのかなあ」
「あんただったら大丈夫だよ」
 

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それでお母ちゃんは、女の子パンティとスカートを買わなきゃと言ってボクを町に連れ出した。
 
そしてスーパーに行ってボクを女の子の下着コーナーに連れて行く。ブラジャーとか可愛い色のパンティとかが並んでいて、ボクはドキドキした。
 
「この子に合う、下着を買いたいんですけど」
とお母ちゃんが言うと店員さんは
「あら、でもこの子、男の子ですよね?」
と言う。
 
女の子はふつうスカートを穿いている。ズボンを穿いているのはふつう男の子だ。
 
「ええ。でも明日手術を受けて女の子になるんですよ」
「あら、ほんと。良かったわねぇ!あなた顔は可愛いから、きっと素敵な女の子になって、いいお嫁さんになれるわよ」
 
そんなことを言われて、ボクはかぁっと顔が真っ赤になってしまった。
 
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身体のサイズを測られて、あなたは140サイズでいいみたいねと言われた。身長は148cmあるのだけど、身体が細いからと言われた。
 
それで「この中から取り敢えず10枚選んで」と言われたものの、女の子パンティなんて触ったことも無かったから、かなりドキドキした。
 
イチゴ模様のを2枚、ピンクの水玉模様のを2枚、赤のチェックのを2枚、オレンジのボーダーのを2枚、そしてお尻の側に猫のキャラクターが付いているのを2枚選んだ。
 
最初無地のを選ぼうとしたら「せっかく女の子になるんだから、もっと可愛いのを穿かなくちゃ」と言われた。
 
「これまでは男の子だったから、可愛い服とか着せられなかったんですよね〜。女の子になってくれたら、色々着せられて親としても嬉しいですよ」
などとお母ちゃんは言っていた。
 
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また、今はまだ全然胸が無いから不要といえば不要だけど、少し慣れるのにつけるようにしようと言われて、ジュニアブラジャーも買った。こんなのボクがつけるの〜?と思うとドキドキした。
 

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そのあと、上の階の下着以外のふつうの服を売っている所に行く。
 
「まずスカートを選びましょう」
と言われる。やはり店員さんに明日手術して女の子になるんですよと言うと
 
「おめでとう!うちの息子もそろそろおちんちん取ってあげなくちゃと思ってるんですよ」
などと店員さんは言う。
 
「あら、女の子にしてあげるんですか?」
「いやぁねぇ、そんなものぶら下げて。かっこわるーい。取っちゃいなさいよ。おまたがすっきりして動きやすくなるわよ、と唆しているんですけどね。だいぶその気になってきているから『おちんちん取ってもいいよ』と本人が言うまであと少しかな」
などと店員さん。
 
ボクはまだおちんちん取ってもいいって言ってないのに!
 
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それでウェストのサイズを測ってくれて、やはり140サイズでいいですねと言われた。
 
「このウェストなら130でも入りますけど、子供って成長が速いから140でいいと思いますよ」
「特に女の子はこの時期、成長が速いですよね?」
「そうなんですよ。男の子は高校に入ってからでも身長が伸びる子もいるけど女の子はだいたい中学に入る頃までには成長が止まるんですよね〜。だから今の時期って女の子は駆け込み的に身体が発達するんです」
 
それでまた自分で選べと言われて、赤と黒のチェックのスカート、緑と黄色のチェックのスカート、花柄のスカート、薄くて白い布が上にかぶさって二重になっているスカート、そして途中にいくつも継ぎ目があって、まるでバラの花のような感じのスカートを選んだ。
 
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丈はみんな膝より少し下くらいまであるのにしてもらった。
 
「男の子から女の子になってすぐは、やはり短いスカートは恥ずかしがる子が多いんですよ。まずはこのくらいの丈で慣れてから、もっと短いスカートも穿くといいですよ」
などと店員さんは言っていた。
 

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そのあと、上着も見る。
 
「上着って男の子も女の子も同じじゃないの?」
とボクが訊くと
 
「ボタンの付き方が違うのよ」
と言って1枚手に取って見せてくれた。
 
「これが女の子の服のボタン」
「あれ?右側が上になってる」
「そうそう。男の子の服は右前、女の子の服は左前だから」
「へー」
 
「ボタンを停めたり外したりするのに左右の手の使い方が逆になるから今日はこれ帰ってから練習しよう」
「うん」
 
それでこれもまた可愛い感じの服を5着買った。
 

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