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■姉弟(しまい)-sisters(2)

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ボクは高校1年の時に何とか症候群とか言われて、毎週注射をするようにお医者さんから言われた。本当は自分でしなければならないのだが、怖いって言ったら姉がしてくれるようになったのである。
 
ボクのおちんちんの痛みがやわらいで来た頃、姉は「そろそろ次していいかな?」
と訊く。ボクが頷くと、姉はその作業を始めた。
 
最初にふたつの睾丸を体内に押し込む。それから、おちんちんを後ろに引っ張り、いったんテープで留める。それから、玉が体内に戻されて中身が空っぽになった陰嚢の皮膚でおちんちんを包むようにしていったんテープで仮留めし、瞬間接着剤で固定する。完全におちんちんを包み終えた時、そこには、男性器が姿を消し、割れ目ちゃんと見まがうばかりの接着筋が出現する。
 
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この疑似割れ目ちゃんはとてもよく出来ていて、かなり至近距離から見ない限り偽物とは分からない。そして、おちんちんの先は割れ目のいちばん奥の所にあるので、座ると先が出てちゃんとおしっこすることが出来る。おしっこは後ろに飛ぶけど。でも女の子のお股に見えちゃう股間で、おしっこも普通に出来ることから、これは長時間このままにして生活することができる。
 
これをタックというのだが、姉はこのタックがとても上手いのである。自分でやると、どうしてもジグザグの割れ目ちゃんになったりするし1〜2時間で外れてしまうのに、姉にしてもらうと、きれいにできるし、何日もそのまま崩れない。高校時代には2ヶ月くらいそのままにしておいたこともあるし、このお股で、女湯に入ってみたこともある。バストは無くても、高校生ならまだ胸の無い子もいるからできた技だ。
 
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高校を卒業し、大学生になってからは、ボクは金曜日に注射をしてもらった後、タックをしてもらい週末はそのまま過ごして月曜日の朝外すようになった。「だって大学のトイレで立って出来ないと不便よね」と姉は笑って言った。そう。タックをしていると、男の子のように立っておしっこをすることはできない。女の子のように座ってするしかないのだ。
 
でも20歳になってからはタックを外すのは火曜の朝にして月曜日までは女の子の股間のまま過ごすようになったし、大学を出て会社勤めになってからは、水曜の朝までそのままにしておくようになった。
 
だからボクは今月曜・火曜は立ってトイレが出来ないから、会社でも個室でトイレをしている。ボクが立ってするのは水曜の朝から金曜の夕方までである。これを更に木曜の朝までにしちゃおうかな、なんてのも最近思うようになってきた。姉は「いっそタックしっぱなしにしちゃう?」などと言ったりもする。
 
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24歳の誕生日。その日は金曜日だったが、姉に会社を休むよう言われ、ボクは朝電話を入れて連絡した。
 
「誕生日プレゼントあげるから、おいで」と姉に言われる。
 
女の子の下着を着け、スカートを穿くように言われたので、コットンのブラ・ショーツのセットを身につけ、ポロシャツにスカートを穿いた。
 
姉は何も説明しなかった。一緒に電車に乗って、とある駅で降りる。姉は予約していた**です、と告げる。少し待って、検査室に通された。血液を採取され、血圧・脈拍なども測られる。お医者さんが聴診器なども当てて、ボクの健康状態なども調べているようだ。
 
「薬を飲んだり注射を打って気分が悪くなったりしたことは?」
「ありません」
「手術を受けたことありますか?」
「中学生の時に盲腸の手術をしました」
「その時、容体が急変したりしたことは?」
「ありません」
 
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診察が終わった後、病室に行かされる。
看護婦さんが「剃毛します」と言ってきたが、ボクのお股を見て
「あら、剃毛済みなのね」
と言って、そのまま帰った。
 
「では今から手術室に行きます」と言われた。
へ?手術??と思い、キョトンとする。
 
「手術しても良いですね?」と訊かれて、ボクは何となく「はい」と答えた。
 
スカートもショーツもブラも、服は全部脱がされ、手術着を着せられ、ストレッチャーに乗せられて手術室に運ばれる。ボクは自分は何の手術を受けるのだろうと疑問に思いながら待った。やがて麻酔が打たれる。
 
「ここ感触ありますか?」
「いいえ」
「では手術を始めます」
 
ジーっという電気メスの音がして、肉の焼ける臭いがする。ボクどこか悪かったっけ?などと思いながら、ボクはBGMを聴いていた。安室奈美恵の『How to be a Girl』が掛かっていた。
 
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「女の子になる方法か。。。。」とボクがつぶやくと先生が
「うん。君、きっと可愛い女の子になれるよ」と言った。
 
やがて、手術が終わり、ボクは病室に戻された。
しばらくして先生が何か生レバーみたいなものを金属製の容器に入れて持ってきた。
「こちらの摘出した睾丸はどうしますか?持って帰られますか?」
 
へ?睾丸?摘出した??
 
のんびりしすぎと言えばしすぎだが、ボクはこの時、初めて自分が睾丸の摘出手術を受けたことに気付いた。
 
「あ、いえ捨てておいてもらえますか?」
となぜかボクは答えた。
 
1時間ほどで退院になる。帰り道、ボクは姉に言った。
 
「プレゼントって・・・・玉を取る手術だったんだ・・・」
「うん。だって、玉要らなかったよね?」
「要らない! 使ってないし。ただ邪魔なだけだった」
「それに、多分もう機能停止してたでしょ?」
「そんな気がする。オナニーして逝っても何も出てこないようになってたもん。手術受けさせてくれてありがとう」
「うん」
「これでタックする時も楽になる?」
「そうだね。体内に押し込まなくても最初から無いからね」
 
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「なんかこのまま性転換手術受けてもいい気がしてきた」
「さすがに性転換手術代までは出してあげられないからね。自分で貯金したお金で手術してね」
「うん、そうする」
とボクは笑顔で答えた。
 

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「でも、玉が無くなったから、もう男の子じゃ無いよね」
「そうだね」
「じゃ、今日からあなたは私の妹、ってことでどう?」
「うん。じゃ妹になる」
「私たち姉妹ね。sister and brother じゃなくて sisters」
「へへ。I am your sister」
「And I am your sister, too. じゃ、女の子ふたりなんだから、晩御飯作るの交代制にしない?」
「あ、うん。でもボク、レパートリーが少なくて」
 
「教えてあげるよ。それから、もう女の子になったんだから、『ボク』はやめて、『私(わたし)』にしよう。友だちの前では、あんた『私(わたし)』って言ってるでしょ?」
「そーだねー。じゃ、私(わたし)、これからはお姉ちゃんの前でも『私(わたし)』
って言うよ」
「よしよし」
 
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去勢してから1ヶ月ほどたったある土曜日。
 
「ね、温泉にでも泊まりがけで行かない?」と姉が言った。
「ああ、たまにはいいよね」と私もいい、一緒に出かける。
 
電車に乗って3時間ほどのところにその温泉はあった。姉が記帳し、料金を払って私たちは部屋に通された。
 
「私の名前、伊布子って記帳したのね」
「だって、あなたはもう女の子でしょ」
「うん。そうだった」
 
「さあ、お風呂入ろう」
「うん」
「でもその前にタックするよ」
「え?なんで?」
「あなた、女の子なのに、まさか男湯に入るつもりじゃないわよね?」
「えー!? だって、タマは取ったけど、おちんちん付いてるのに」
「だから、それをタックしちゃおう」
 
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「そんな、タックしても男なのに女湯に入ったらまずいよー」
「あなたは女でしょ?」
「そ、そうだけど・・・・」
 
「それに、あなた結構おっぱいあるじゃん。それで男湯には入れないよ」
「あ・・・・・」
 
そうなのだ。私のバストは高校2年生の頃から、なぜか少しずつ膨らみ始め、20歳頃まではAカップのブラジャー、昨年くらいまではBカップ、そして今年になってからはCカップのブラジャーを付けている。確かにこれでは男湯に入るのは困難かも知れない。
 
なんかうまく乗せられた気がしたが、姉にタックしてもらい、お股を女性形に偽装した。姉に連れられて一緒に大浴場に向かう。やがて男湯と女湯が左右に別れているところに来た。私はドキドキしたが、姉がニコって笑い、私の手を引いて女湯の暖簾を潜る。
 
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初めて入る女湯の脱衣場。
 
そこにいるのは、みんな女の人ばかりだ。
 
きゃー。逃げ出したい。
 
でも姉は手を離してくれない。
 
「ここの続きのロッカー使おう」
と姉は言って、やっと私の手を離し、自分の服を脱ぎ始めた。私はもう開き直った。ここまで来て、脱がずにうろうろしてたら、それこそ怪しい人だ。
 
自分も服を脱ぐ。カットソーを脱ぎ、スカートを脱ぐ。下着だけになるが、この下着姿を見て、男と思う人はいないだろう。更にブラジャーを脱いで、Cカップのバストが露わになる。更にショーツを脱ぐ。タックしている疑似女性股間がそこにはある。もちろんブラブラするようなものは何も無い。
 
「さ、中に入ろ」と姉は笑顔で言った。
 
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私も微笑んで、タオルとシャンプーセットを持ち、中に入る。まずはシャワーを浴びて、軽くその付近を洗い、浴槽に入った。
 
それであらためて浴室内を見まわすが、女の人ばかりだ。
 
さすが女湯!
 
でも今は自分も女としてここに入っている。
 
あ、でも結構自分も女かも知れないな、という気はする。
 
美容室のカードとか、スーパーのポイントカードとか、そういうのは全部「伊布子」
の名前で作っている。プライベートでは女性の友人ばかり。おちんちんが立たなくなって久しいから、オナニーする時は女の子式に指で押さえてグリグリしている。もうタマも無いから、男性機能は完全に消滅済み。そしてバストはCカップ。
 
会社に背広を着て出て行く時も、ブラは付けているし、下も女物のショーツ。男物の服って、何かの時のために少しだけ取っているだけで、もうタンスの中は女物で占められている。
 
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会社に出て行く時も実は背広の下はワイシャツじゃなくてブラウスだったりする。ネクタイしているから、ボタンの左前・右前は分からない。
 
自分の中で唯一男かもと思えるものって、おちんちんだけだけど、今はそれもタックして外界から姿を消している。
 
あ、やっぱり自分は女でいいのかなあ。
 
湯船に入って、姉といろいろおしゃべりしている内に、私はそんな気がしてきた。
 

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お風呂から上がって少しすると、夕食ができたという案内があったので一緒に食堂に行く。海の幸たっぷりの美味しい夕食であった。
 
食べている時に姉が
「あ、これいいわね」
と言う。
 
テーブルの上に乗っているスタンドに『全身エステ・女性専科』という案内がある。ちょうど通りかかった仲居さんに姉が声を掛けた。
 
「この全身エステ、頼めますか?」
「はい。1階のエステルームでやっております」
「2名お願いしたいんですが」
「2名様ですね。20時半から取れますが」
「じゃ、それでお願いします」
 

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