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■機種変更(2)

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こうして私の「極小おちんちん」での生活は始まったが、おちんちんが極小になっていても特に不便を感じることは無かった。また私の基本的な生活はそんなに変わらなかったので少し拍子抜けした気分だった。おちんちんって、別に大きくなくてもいいんだな、と私は思った。
 
トイレで立ってすることができないのでいつも個室を使うことになるが、個室でおしっこをしていると立ったまましている時より、少し休むことができる感じで特に仕事中に行く場合、疲れが取れる気がした。
 
また朝の通勤電車に乗っている時にこれまではその気がないのに唐突に勃起してしまって慌てて鞄などで隠したりしていたようなことが起きずに済むので気楽な感じがした。
 
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オナニーに関してはこれまで通りほぼ毎日していたが、今までよりぐっと気持ちがいいので、もうこのままふつうの男性の形に戻さなくてもいいかなあ、などと思ったりもしていた。女性との通常のセックスはできないが、今のところ恋愛をする予定もないので、そうなった時に戻せばいいかな、などとも考えていた。
 
パンツはすっかり女性用ショーツを常用するようになってしまった。また、オナニーをした後はパンティライナーを付けてショーツに液が付着しないようにしていた。全部拭き取ったつもりでも、1時間くらいしてみると結構な液が割れ目ちゃんの中に付いていて、パンティライナーにも付着しているのである。尿管の途中に残留していた分が出てくるのであろう。
 
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そんな生活を3ヶ月ほど続けた時のことであった。田舎に住む、旅行代理店に務めている妹から、今年の春の旅行ノルマが厳しいので、安い旅行でいいから何か1つ行ってくれない?という話が来た。私はちょうど有給の未消化分が溜まっていたので、木金2日間有休を取り、土日まで掛けて、3泊4日の北海道旅行に行くことにした。
 
コースを見ていたら、3泊のうち2泊が温泉に泊まる。
 
温泉か・・・・・今の自分の身体ではちょっとやばいなと思う。
 
いったんふつうの男性のおちんちんに戻そうか?しかし私はここしばらくこの極小おちんちんでの生活に慣れてしまっていたので、大きなおちんちんを自分に取り付けるのは、面倒な気がしてしまった。それにこの機種変更、1度やると次やるまで最低1ヶ月はあけないといけないことになっている。旅行の間4日間だけならまだ我慢できるかも知れないが、大きなおちんちんで1ヶ月も暮らすのはなんだか嫌だ。
 
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おちんちんの機種変更をやっている会社のサイトで何か使える手がないかなと思って見てみた。その時、この会社では、おちんちんだけでなく、おっぱいの機種変更もしていることが分かった。これだ!
 
おっぱいの機種変更は近くの美容室にその支店が併設されていることを知り、出かけていった。私はふだんプライベートで外出する時も背広が多いのだが、なんとなく背広では美容室にいきにくい気がして、ポロシャツとジーンズを着て、出かけた。靴もスニーカーを履いた。
 
美容室に入ると、受付の人から「はじめてですか?」「ご指名ありますか?」
などと尋ねられる。
「いや、こちらでおっぱいの機種変更ができると聞いたものですから」と言う。
「はい。できますよ。そちらの席でご相談承りますので、しばらくお待ち下さい」
と受付の女の子は言った。
 
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席で待つと、受付の子がお茶を入れてもってきてくれた。美味しいハーブティーだ!
「こちらに、おっぱいのカタログがありますので、お好みのものをお選び下さい」
「はい」
 
おちんちんの機種変更の所にはたくさんのおちんちんの実物が並べられていたが、おっぱいの機種変更の場合はカタログで選ぶ方式のようだ。
「一応バストサイズの確認のため、こちらにAAAカップからJカップまでの見本をご用意しております。この見本はシリコンラバー製ですが、実際にお客様に設置するおっぱいは、シリコンではなく、人工脂肪で構成されていますので、人体には無害ですので、ご安心ください」
 
私はその見本を触らせてもらい、Dカップが快適のような気がしたのでDを選ぶことにした。カタログでは色合いや形などを選ぶ。いろいろな形のものがあるものだ!私は「これか・・・・これか、かな?」などと言ったら「それではシミュレーターで確認しましょう」と言われた。
 
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写真を撮られ、それをモニターに映した状態で、胸のところだけ裸になったかのような感じになり、私が迷っていたふたつの乳房の形をそこに表示する。私はおちんちんもこういうふうに事前にモニターで確認できたら良かったのに、と思った。私はふたつの乳房を見比べて「こちらがいいです」と選んだ。
 
「D73T型ですね。では機種変更しますので、こちらにおいでください」
と言われ、美容室内の奥の部屋に連れて行かれ、ベッドに寝るよう言われた。
「お客様、おっぱいの機種変更は初めてですか?」
「はい。今全然おっぱい自体が無いので」
「あら。では御新規なのですね。ではこちらの『初めてのおっぱい』という小冊子も差し上げますね」
「ありがとうございます」
 
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「機種変更は5分ほどで終わります。痛みなどはありませんのでご安心ください」
「はい」
「では機械を装着します」
私は上半身裸にされ、胸の所になにやら大きな機械を装着された。
「ではスイッチを入れます」
 
なにやらすさまじい音がする。しかし、おちんちんの機種変更をした時と同様に全く痛みなどはない。機械の先?が身体に当たっている感触はあるのだが、単純な圧迫感だけである。
 
やがて機械が静かになった。
「取り外します」
と係の女性が言って取り外すと、そこには豊かなバストができていた。立ち上がって、鏡に映してみる。凄く魅力的なバストだ。いいなあ、これ。
 
「ありがとう。とてもいい感じです」
「よかったですね。毎度ありがとうございました。こちら、このおっぱいの取扱説明書です」
「ありがとう」
 
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「でもお客様、声がけっこう低音ですよね」
「ええ」
「喉の機種変更などいっしょにいかがですか?」
「え?この声、もう少し可愛い声とかになったりする?」
「はい」
「喉の機種変更の場合はデュアルヴォイス方式といいまして、ご本人様の普段の声と、新しい声とを自分で切り替えて出すことができるようになります」
「あ、それは助かります。今の声を完全に変えちゃうと仕事に支障が出るので」
 
「シミュレーターで確認しましょう」
私はパソコンの前に座りマイクを持たされ、いろいろ発音してみた。カタログ番号を画面でプッシュし、いろんな声を出してみる。声は年齢・トーンなどが設定されている。私は20代後半・やや高め・森の妖精風、という声が気に入った。
 
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「それでは喉の機種変更致しますね」
また喉に機械を装着され5分ほど待つ。
 
起き上がって見てみると、まず喉仏が無くなっている!そうか。ここは女性向けの支店なので、用意されている喉も女性の喉なのだ。おそるおそる
「どんな声になったのかな?」
などと発音してみると、きれいな女性の声になっていた。
 
「元の声出すにはどうすればいいんですか?」
「意識の切り替えで出るはずです」
やってみる。
「元の声、こんな感じかな」
あ、出た出た。
「新しい声」
あ、こちらも出る。
 
「ありがとうございます。とってもいい感じです」
「よかったですね。1ヶ月以上のインターバルをあけましたら、またいつでも機種変更できますので、お気軽にこちらにお寄り下さい」
「ありがとう」
 
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「本日は機種変更をご利用いただきましたので、サービスで髪のカットなどもできますが、いかがなさいますか?」
「あ、いいなあ。してもらおうかな」
 
そういうことで部屋から出て、美容室内の椅子に案内される。美容師さんにどんな感じにしますかと聞かれたが、さっぱり分からないので、お任せしますと言う。すると美容師さんはあれこれこちらに聴きながら、かなり可愛い感じの髪型にしてくれた。そんな髪型にされたのは初めてだったので、とても新鮮な気持ちになることができた。
 
Dカップのバスト、可愛い髪型、そして股間の割れ目ちゃん。この身体なら、やはり女の子の服を着ないといけないよなー。
 
私はまたスーパーによると、大きくなったバストを納めるためのブラジャーを数枚と、スカートをとりあえず1着買って帰った。自宅で裸になりブラジャーを着けて見る。わあ、いい感じ!ショーツを穿き、スカートも穿いてみた。スカートなんて穿くのは初めてだ。わあ、ちょっとこれも新鮮な感覚!いいなあ、これ。でも足の毛はきちんと剃らなくちゃね。
 
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鏡に映した自分の姿があまりに魅力的だったので、つい私は欲情してオナニーをしてしまった。出してしまったものを拭き取りながら考える。こんな素敵な肉体を自己所有してていつでも好きにできるんだったら、女性と恋愛する必要無いじゃん! もっとも、この身体では女性と恋愛すること自体が不可能だけどね。
 
取り敢えず外出してみようと思い、私は小型のトートバッグにお財布だけ入れて外に出かけた。靴はまた取り敢えずスニーカーを履いたが、パンプスとかも欲しいなという気がした。またスーパーに行って買って来よう。
 
電車に乗り、町に出る。町中ってなんかあちこちに鏡がある。その鏡に自分の姿が映る。一瞬向こうから女性が歩いて来ているように錯覚することもあった。こんな格好してると、女性にしか見えないよなあ。町を歩いていて何か配っている人から反射的に受け取ってよく見たら、生理用ナプキンだ。わっ。町ではこんなものも配っていたのか。
 
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靴屋さんの方に行こうとしていた時に、ふと化粧品コーナーに目を留めた。あ、そうか。女性はお化粧するんだよな。自分は今何もお化粧とかしていない。いわゆるスッピン状態だ。スカートとか穿いて出歩くんなら、やはりお化粧も覚えないと。しかしお化粧なんて今まで考えたことも無かったから、どんな化粧品があって、どう使うのかもさっぱり分からない。
 
そこで私は靴屋さんでパンプスを買ったあと、本屋さんに行ってお化粧の仕方が分かるような本を探して買った。カフェに入って甘いコーヒーを飲みながらそれを読む。ふーん。とにかくひとそろい買ってみるか。。。。
 
対面で販売している人のところだと、話していてボロが出そうなので、セルフ方式で選べるところでじっくり選んだ。取り敢えず必要そうなもの。。。。。。化粧水、乳液、ファンデーション、口紅、マスカラ、アイシャドウ、アイブロウ、アイライナー、ビューラー、チーク、マニキュア、クレンジング。うーん。こんなものかなあ。取り敢えずと思ったけど、かなりの品数だ。ただ、色合いがどんなの使えばいいのかが分からない。でも取り敢えず使い方を覚えないと。
 
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私は自宅に帰ると取り敢えず解説本を見ながらやってみたが。。。。。うーん。これはひどい! やはりお化粧って今日始めてすぐできるものではないか。かなり練習しないといけないなあ。しかし。。。。これひとりで練習しててできるようになるものか???
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