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■夏の日の想い出・公然の秘密(7)

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ローズ+リリーの2010,2011年の映像は次の5つのライブと2つのスタジオ演奏が中心であった。
 
・2010.2.27 どこかのホールでふたりが歌っている映像(約1時間) 
・2010.5.16 FMの鍋島一周忌特集で、スタジオで生演奏している姿(7曲・約40分) 
・2010.6.24 長岡のライブハウスでカナディアン・ボーイズと一緒に、ふたりが古い洋楽を熱唱している姿(10曲・約1時間) 
・2011.3.9 スタジオでふたりが歌っている映像(約1時間) 
・2011.8.2 KARION金沢公演のゲストコーナーで歌っている映像(3曲) 
・2011.8.13 KARION大阪公演のゲストコーナーで歌っている映像(3曲) 
・2011.9.3 富山市内のホテルでひらかれた歌謡ショーの映像(約1時間 10曲) 
 
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2010.5.16は音自体は放送を録音保存しているファンも多かったが映像は初公開となった。2010.6.24は、このライブの存在に一度KARIONのいづみがFM番組で触れたことがあったので、ごく一部のファンは知っていたが、映像も音源も多分存在しないのではと言われていたので出てきたのは驚かれた。
 
実はその時の様子をたまたまお店のスタッフさんが買ったばかりのビデオカメラのテストを兼ねて撮影していたのが、その人が最近引越の際に荷物を整理していた時に出てきたので寄贈してくれたものである。
 
2011.8.2-13は、MCをしていた小風が「ローズ+リリーの、そっくりさんでゴスロリを着た、ゴース+ロリーです」と紹介して歌わせたものだが、当時から観客の間では、もしかして本物では?という噂があったのを公式に本物であったことを認めたものである。
 
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2011.9.3は「ゴース+ロリー・ショー」と称してチケットを売って公演したもので、宣伝はポスターのみ、チケットは富山市内のプレイガイドでのみ発売したのに1日で売り切れている。KARION金沢公演のゴース+ロリーを見ていた人たちと口コミで知った人たちが、ひょっとしたら本物かもというので買ってくれたのである。当時富山市内の知人に買ってもらい、東京や九州とかからまで来たファンもいた。サイン会までして「Rose + Lily」のサインに酷似した「Goth + Loli」のサインを300枚ほど書いている(後で希少価値が出たようである)。
 
2010.2と2011.3の演奏はファンの間でも全く知られていなかった。
 
この他下記のような短時間の映像が収められていた。
 
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・2010.12.11 ロシアフェアで花村唯香のバックでピアノとヴァイオリンを弾いている姿 
・2010.12.24 ★★レコードの内輪のイベントで、XANFUSと二人羽織している姿 
・2011年とだけ記されたもので、仙台市内の街頭で、ケイがギターを弾きながらふたりで歌っている映像 
・2011.7.20 民謡酒場でケイとマリが『斎太郎節』を歌っている姿。 
・2011.12.10 マキの結婚式でふたりが歌っている映像 
 

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4月13日(日)。私はヴァイオリンケースを持って、**市の市民会館に出かけた。この日行われる、国際***音楽コンクールに出場するためである。
 
昨年11月に、アスカの仕事先確保のため!?ヴァイオリンのコンクールに出場し「上位に入賞してくれ」とアスカからは言われていたのだが、思いがけず優勝してしまった。すると、その主催者さんが、私をこの国際的なコンクールに推薦してくれたのである。
 
私は一応ポプュラーミュージックのミュージシャンとして名前が通っている。そういう私がクラシックのコンクールに出場すると「からかいで出場しているのでは」とか「話題作りでしょ」と言われる可能性がある。
 
それで推薦された以上、辞退したら「やはり本気じゃ無かったんだ」と言われてしまうので、ここは出ざるを得ないところであった。
 
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先日は結構普段着に近い服装に申し訳程度のメイクで出かけたのだが、さすがに今日は黒のビロードのドレスを着ていった。メイクも一応しっかりしている。
 
このコンクールは3日間掛けて行われており、1日目は声楽部門、2日目はピアノ部門が既に行われていた。今日は最終日弦楽器部門である。弦楽器といっても、ほとんどの参加者がヴァイオリンだ。
 
今日の参加者は20名。いづれもどこかのコンクールで優勝した人や、これまでの実績から特に推薦された人たち。多くが音楽大学や音楽系高校の学生さんでホントに私は場違いな気がして、さすがに居心地が悪かった。私の素性に気付いた人もあり、何だか冷たい視線が刺さるが、こういう視線は嫌いではない。むしろ気が引き締まる。
 
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今日の予選では弦楽四重奏をバックに課題として指定された幾つかの協奏曲の中のどれかを演奏することになっている。
 
最初にステージに上がった人は私も名前を知っている。昨年ローズ+リリーの公演に協力してもらった凜藤更紗さんが、ライバルだと言っていた同級生で竹野さんという。実際に演奏している所を生で見たのは初めてだったが、ほんとに凄い演奏だと思った。使っている楽器もG.B.ガダニーニだ。さすがに良い音を出している。いきなりこういう演奏を聴かされると、少なくとも自分が優勝することは無いなと思い、気楽になれる。
 
その後数人演奏した後で、私の番である。私は課題曲の中からモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第二番(K211)を選択していた。これもアスカと一緒に結構弾いた曲である。練習ではピアノ伴奏で弾いていたので弦楽四重奏をバックに弾くというのはちょっと勝手が違う。でも今日私は参加するために来ているので、上位を狙う必要もないし楽に弾こうと思っていた。
 
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私がヴァイオリンを持ってステージに登ると、一瞬ざわめきが起きた。
 
今日はアスカから「リース」してもらっている購入価格6000万円の古楽器《Angela》を持って来ている。この楽器、雰囲気や楽器が持つオーラが有名なグァルネリ・デル・ジェスに似ているので、とんでもない楽器を持ってきたかと思われた気もした。(但しアスカは、どうかしたグァルネリ・デル・ジェスより良く鳴ると言っていた)
 
今日の伴奏をしてくれる弦楽四重奏の人たちは、私の素性は知らない雰囲気でどちらかというと好奇心の入った視線。なんか凄い楽器を持ってきているみたいだけど、お手並み拝見という雰囲気だ。
 
伴奏者とアイコンタクトで、タン・タッカ・タタ♪というリズムで同時に弾き始める。
 
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伴奏者との緊張があったのは最初の1分くらいであった。その後はむしろお互いに視線をやらなくても、空気でタイミングがきれいに合う(こういう「合わせる」
のは私は割と得意)。まずは10分ほどの第一楽章をしっかりと演奏した。
 
その後、すぐに第二楽章に入る。これは7分40秒ほどある。調子良く弾いていたが、途中唐突にちょっとタイミングを変えられた。でも即応して何事も無かったかのように弾き続ける。おそらく伴奏者たちの悪戯であろう。ポップス系のセッションでもたまにあることなので全然気にしない。
 
そして最後は第三楽章。約4分30秒ほど。この楽章は私と第一ヴァイオリンの人が先行して弾きだし、他の人が少し遅れて演奏し始める。細かい音符が多くてたいへんだが、わりとメロディアスで楽しくなる曲だ。モーツァルトらしいよなと思いながら私は演奏した。
 
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全曲弾き終わり、会場から大きな拍手をもらう。最初ステージに上がった時とは空気が違うのを感じた。私は会場の人たちと伴奏者にお辞儀をして下がった。
 

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1人20〜25分くらいの時間が掛かるので20人の演奏に7時間半ほど掛かる。朝9時から始まって最後の人の演奏が終わったのは夕方4時半であった。途中会場を抜けて食事をしてくる人もあるが、私は1度だけトイレで中座した他は食事も取らずにずっと出場者の演奏を聴いていた。みんな本当に上手いので、今日のこの演奏を聴いただけで自分の心の中のヴァイオリン演奏力が進化した気さえした。
 
この大会では上位6名が本当にオーケストラをバックに演奏する2ヶ月後の決勝に出場することになる。審査結果が発表される。
 
1位は先頭で弾いた、更紗のライバル、竹野さんだった。でも「当然」という感じの顔をしている。やはりトップになる人はこうだよなと私は思った。
 
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2位になった人、3位になった人も聴いていてうまいなと思った人だったが、やはり竹野さんの演奏からは1ランク落ちる気がした。おそらく竹野さんはダントツの1位だったであろう。
 
4位、5位と発表が進む。このあたりはやや微妙かなという気もした。ズバ抜けて上手かった訳ではないが、充分上手いレベル。そして静かな気持ちで最後の入賞者の名前が呼ばれるのを待つ。
 
「6位、唐本冬子さん」
というコールがある。
 
私は微笑んでヴァイオリンケースを持ちステージに上がる。そして表彰状を受け取り、主催者代表さんと握手をした。
 
1位の竹野さんから6位の私までステージ上に並び、客席にお辞儀する。暖かい拍手が送られる。
 
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しかし・・・・2ヶ月後の決勝って! スケジュール再調整しなきゃ!!
 

帰ろうとしていたら、初老の男性に呼び止められた。この人はアスカの♪♪大学での指導教官だった人である。
 
「君、蘭若アスカちゃんのお弟子さんだったよね」
「はい、中学の時からご指導を受けていました」
「面倒臭がり屋のアスカちゃんが指導してあげようと思っただけのことあると思った。でもその《デルジェスもどき》の楽器、良く鳴っていたね。本物のデルジェスじゃないかと思いたくなる」
 
「過去に本物として取引されたこともあるらしいです。でもまだ全然この楽器の能力を引き出せてません。この子はアスカさんが弾くと、私が弾くのの20-30倍の力を発揮しますから」
 
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「そりゃ、君がアスカちゃんくらいに鳴らすことができたら、歌手なんか辞めさせて君を強引にクラシック界に引き込みたいよ」
 
まあ頑張ってね、という感じで軽く激励されて別れた。
 

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ヴァイオリン・コンクールの翌週。4月20日(日)。
 
私は都内のホールで「若山冬鶴・名取り披露目演奏会」なるものを開いた。
 
私の従姉兄たちの中で民謡をやっている子はみんな既に若山流の名取りになっている。「大先生」若山鶴乃の孫世代の中では、私が最後に名取りになった。
 
他の従姉兄たちは、現在の「若山流鶴派」の代表である若山鶴音の長女で後継者第一候補である若山鶴朋(埼玉在住の友見:槇原愛の母)の時を除いては、みな数十人の招待客で、あるいは合同でお披露目をしている。
 
しかし、私については「あんた有名人なんだから、こじんまりとしたお披露目は許されない」と言われ、友見の時より凄いんじゃないかという演奏会になった。
 
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母の姉たち(鶴音・鶴風・鶴声・鶴里)が、各地で民謡教室を開いている。そこの主なお弟子さん・生徒さんを招待する。また当然従姉兄たちやその家族も招待する。また、私が実際に小学5年の時から民謡の基礎的なことを教えてくれていた津田アキさんとその教室の主な生徒さん、それから新潟の民謡教室で私に佐渡おけさを指導してくれた先生、岐阜で民謡教室を開いている先輩。
 
更には私の個人的な友人たち、私が楽曲提供している歌手やユニットの人たち、その他交友のあるミュージシャンたち、08年組のメンツ、私が過去に関わってきた芸能事務所の幹部さん、などなど。
 
ということで、定員600人のホールがほぼ満杯になったのであった。
 
私はこの人たちの招待費用(特に遠隔地から来てくれる人の交通費と宿泊費)だけで、2000万円以上払うことになった!
 
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演奏会は司会を政子が買って出てくれて、豪華な振袖を着て楽しそうに司会進行をしてくれた。ただ脱線が酷い。
 
私は最初、伴奏無しで「鶴派流めでた」を唄った。(「めでためでたの若松様よ」
で始まる全国的な祝い歌だが、鶴派の本拠地高山の高山めでたより、富山の福光めでたに近い旋律とテンポ)
 
それから挨拶をして次の曲に行くという時、政子は
「それでは次は『女の子になりたい』です」
 
などと言い出す。
 
「ちがーう!」
「ああ、そうだよね。冬、もう女の子になっちゃったし。じゃ『おっぱい節』」
「もしかして『ホーハイ節』?」
「そうも言うかも知れん」
 
「予定には無かったけど、いいよ。唄うよ」
 
ということで、全然予定と違う形で演奏会は進行する。
 
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伴奏をしてくれるのは、三味線:鶴朋・鶴星・鶴宮、太鼓:若山鶴里、尺八:若山鶴声・鶴歌、胡弓:若山鶴風、お囃子:若山鶴純・鶴鳴・鶴芳、ということで、伯母や従姉たちであるが、リーダー格で胡弓を弾いている鶴風こと風帆伯母が、笑いながらみんなに指示を出していた。客席からも終始笑い声が出ていたが、おかげで楽しい演奏会になったようであった。
 
『キュピパラ・ペポリカ節』も唄ったし(マリのパートを、鶴鳴=明奈が唄ってくれた)、『ピンザンティン踊り』(お玉が出てきた:計画的!)、『イエローサブマリン音頭』に『マテリアルガール音頭』まで唄わされた。
 
実際今日の出席者の半分は民謡にあまり馴染みの無い人たちなので、政子の脱線司会は怪我の功名であった気もする。
 
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演奏会の最後は『越中おわら節』を、私と鶴鳴(明奈)・鶴芳(佳楽)の3人で唄と囃子を回しながら、様々な歌詞で10分くらい唄い続けた。
 
「浮いたか瓢箪、軽そに流れる。行く先ゃ知らねど、幸せをみんなに届けるため」
 
と瓢箪の歌の最後の言葉だけ改変して終了した。
 

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■夏の日の想い出・公然の秘密(7)

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