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■夏の日の想い出・ボクたちの秘め事(2)

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取り敢えず、ボクの部屋のほうに一緒に入った。
 
「ほんと今日は疲れた!」
と言って、一緒におにぎりを食べ、スパゲティも分け合って食べた。ひとつの皿からふたりで食べるのはボクたちは平気だ。
 
「昔こんな話をきいたことがあるの」
と言って政子が語り始めた。
 
「ひとりの女の人が占い師のおばあさんの所に来て、自分が彼氏を好きなのかどうかが分からなくなったと言うの。それで占い師のおばあさんはその件について占ったりせずにこう言ったの」
「うん」
 
「彼氏の歯ブラシを使うことができますか?もし使えると思ったらあなたは彼を愛してますって」
「へー」
「その女の人は彼の歯ブラシを使えないと思ったので、自分はもう彼を愛してないんだと気付いたと」
「ふーん」
 
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「私この話聞いた時、そんな他人の歯ブラシなんか使えるわけ無いと思ったんだよね」
「でもボクそれ分かるよ」
「うん。私も今なら分かる。いつもHしている彼の歯ブラシだったら、私平気で使えると思うもん。だって、愛し合ってたら歯ブラシどころか、相手の全てをそのまま受け入れられるもん」
 
「でもさ。それって多分愛しているということの充分条件じゃない気がする」
政子も頷いた。
「これ、必要条件だよね。彼の歯ブラシを使えないというのなら、たぶんもう気持ちは冷めてる。でも、歯ブラシを使えるからといって愛してるとは限らないと思う」
「ボクもそう思う」
 
「こないだ唐突にこれ思い出してさ。私、啓介を愛してたのかなって考えてみたんだけど」
「うん」
「たぶん、愛してたのは最初の頃だけだったかもと思った」
「マーサ、1年生の5月頃にはもう何だか冷めてた感じだったよ」
 
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「そうなのよねー。中学の時は学校も違ってたから、なかなか会えなかったし、テンション高かったんだけど、同じ高校になってみて、毎日会えるようになったら微妙になっちゃった」
「その時点で別れれば良かったのに」
「うん。結局、私惰性で付き合ってたのかも」
「だいたい愛してるのにセックス嫌だとか、それ自体がおかしいよ」
 
「いや、それは啓介でなくてもそうかも」
「基本的に男嫌いなのか・・・・」
「そうかもね。それでさ」
「うん」
「私ね。冬が使った歯ブラシ使える気がするんだよね」
「・・・ボクもマーサが使った歯ブラシ使えるよ、たぶん」
「私たちもしかして恋人?」
「たぶん・・・・恋人以上に心の距離が近いんだと思う。歯ブラシ使えるって、愛してるかより、お互いを許し合ってるってことでしょ?」
 
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「そうか!ああ、なんかそう考えたほうがすっきりする」
 
「ボク、マーサのこと好きだよ。友だちとしてだけど」
「私も冬のこと好き。でも恋人とはちょっと違う感じなんだけどね」
 
「だから、ボクたちは、お互いが大好きな大親友でいいんじゃない?」
「そうだよね」
 
ボクたちは微笑みあって、そして唇にキスした。
 
「唇にキスしたの3回目だね」
「頬とか額とかにはよくキスしてるけどね」
「なぜかその場面を山城さんに目撃される」
「不思議だよね。高確率で目撃されてる気がする」
「きっとボクたちがかなり高頻度でキスしあってると思ってるよ、彼女」
 
「でもさ・・・これからは私たちキスする時は唇を基本にしない?」
「いいよ。そうしよう。やはり唇でキスするのがいちばん気持ちが落ち着く」
「そうなのよ!」
 
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ボクたちはその晩かなり長時間話し込んでいた。ボクたちは勉強もしなければならないので、人心地付いたところで勉強道具を出して、一緒に問題集をしながら、更におしゃべりを続けた。話しているうちに疲れが取れていくのを感じた。
 
「そろそろ寝ようか」と政子はシャーペンを置いて言った。
「うん。おやすみ」とボク。
「ね・・・この部屋で寝ていい?」
「一緒に寝るの?」
「うん。くっついて寝たい。私、寂しがり屋なの」
「前にもいちど一緒に寝たね」
「うん。何も起きなかったけどね」
「そうだね。結果的には」
 
ボクは政子の唇にキスをした。そしてボク達は微笑みあって、勉強道具を片付けると上着を脱ぎ、ホテルのガウンを着て、一緒にベッドの中に入った。
 
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「じゃ、灯りを消すよ」
「うん。おやすみ」
「おやすみ」
 

夜中ふと目を覚ました。またいじられてる!
 
「あれ?起きちゃった?」
「うん。まあ、それだけいじられたらね」
「私も少し寝てたんだけどね。眼を覚まして手を伸ばしたら、そこにこれがあったから」
「まあいいけどね。ボクのはいつでも触っていいよ」
「ほんと?じゃ、たっぷり触っちゃおう。あ、私のも触っていいよ」
「遠慮しとくよ」
 
「遠慮しなくていいのに。そうだ。冬がいつも持ってるそのバッグさ」
「うん」
「何が入ってるの?」
「適当」
「見てもいい?」
「いいけど」
 
政子はボクのを触るのを中断してテーブルのほうに手を伸ばすと、ボクのバッグを開けて中を見始めた。テーブルの灯りを付ける。
 
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「学生証、財布、ティッシュ、目薬、筆入れ、正露丸糖衣、葛根湯、バンドエイド、綿棒、口紅、ファンデ、アイカラー、チーク、アイブロー、アイライナー、ビューラー、毛抜き、手鏡、メモ帳・・・・・なんか雑然と入ってるなあ」
「整理が下手だから」
「お化粧品はまとめて小さいポーチにいれて、バッグインバッグにした方がいいよ」
「ああ、なるほど」
 
「ここのポケットにも何か入ってるのかな」
「あ・・・」
「ん? これは!」
「あぁ!」
 
ボクはそこに避妊具を1枚忍ばせていた。
 
「なあに?いつもこれ持ってるの?」
と政子は楽しそうな声で言った。
「うん。まあ」
「私とこれ使うようなことしたい?」
「いや、そういうわけじゃないんだけど」
「セックスさせてあげようか?冬とならしてもいいよ」
 
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「いや、それはね」
と言ってボクは説明する。
 
「マーサに限らず、ボク友だち女の子ばかりじゃん。2人きりで会ってた時に、何かの間違いでHしようか、みたいな流れになっちゃった時、持ってないとまずいでしょ。だから念のため持ってるだけで、積極的に使いたい訳じゃないよ。これ6月にJUNO見た後、お母ちゃんとその話しててさ、ハプニング的にセックスすることになっちゃった場合に、相手を万が一にも妊娠させたりしないように、ちゃんと持ってなさいって言われて」
 
「ふーん。これ自分で買ったの?」
「うん」
「勇気あるなあ。。私、自分ちに置いてあるのは伯母さんに買ってもらったの」
「そうだったんだ」
 
「で、これ使わない?」と政子はぐいっとボクの前に顔を寄せてきて訊いた。
「使わないよ。ボク、マーサとの関係を大事にしたいから」
 
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「ふふふ。でもこういう流れでも私とセックスしようとしないからこそ、きっと私、冬のこと好きなんだろうな」
「ボクたちって、多分そういう関係なんじゃないかな」
「かもねー」
 

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翌朝、ボクたちが朝食に行くのに一緒に部屋から出ると、ちょうどそこにひとつ向こうの部屋から須藤さんが出て来た。
 
「あ、おはようございます」
「おはよう・・・ね、今、あんたたち一緒の部屋から出てこなかった?」
「ええ。一緒に寝たから」と政子は笑顔で言った。
「そっか・・・・」と須藤さんは考えるように言ったが、その件に関して特に注意などはしなかった。
 
ボクたちは朝食のバイキングに行くと、たっぷり食べながら、来月のツアーのことなどを話していた。
 

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10月下旬の放課後。ボクが図書館の近くの芝生に置かれたペンチで少しぼーっとしていたら、琴絵が寄ってきた。
「冬、最近忙しそうね。政子も」
「あ、うん。ちょっと夏休みから始めたバイトが結構ヘビーで」
とボクはアルトボイスで答えた。最近ボクは琴絵とはいつもこの声で話していた。また、ボクたちは半月くらい前から「冬」「コト」と呼び合うようになっていた。
 
「大丈夫?」
と言いながら琴絵はそばに座る。
 
「うん。体力的に少ししんどいだけで、精神力はむしろ充実している感じだから」
とボクは微笑んで答える。
「だよね。こないだの実力テスト、33位だったっけ?」
「うん。1学期の実力テストでは50位だったから成績上がってる。政子も1学期の実力テストで320位だったのを180位まで上げてた。でもコトも順調に上げて来てるじゃん。前回40位くらいだったの、今回28位でしょ」
 
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「でも次回は冬に抜かれるかも。だけど政子は元が悪すぎたからね。最初△△△を志望校にしたと聞いて、へ?と思ったもん」
「政子はタイに行きたくなくて、日本に残るのにわざと難しい所を志望校にしたんだよ。いっぱい勉強しなくちゃいけないから、日本に残るって言って」
「へー。でも一応頑張ってるんだね」
 
「成績があまり上がらなかったら、タイに召喚されることになってるから」
「じゃ、必死になるわけだ」
「政子って、だいたいいつもボーっとしてるからさ。授業中もしばしば、うわの空みたいだから。というかテストの時にも試験を放置して何か考えてたりしてたって言うし。でもやる気出したら出来る子なんだよ。本人自分は天才だって言うし」
「確かに天才だと言ってるね。でも書道部でも、けっこうどこか遠くを眺めてるよね」
 
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「最近は、夜中によくお互いの携帯に電話掛けて、つないだまま一緒に勉強してるんだよね。ボクたち無料で通話できる設定にしてるから」
「おお、すごい」
「毎日1〜2時間はそうやって、一緒に勉強してるから、お互い励みになってる」
 
「1年生の頃から、冬と政子ってお似合いのカップルだって思ってたよ」
「カップルって・・・・ただの友だちなんだけど」
「へ?恋人じゃないの?」
「そのつもりは無いよ」
「うそー!?ふたり見てると恋人にしか見えないんだけど」
「そうかなぁ・・・・」
 
「そのバイト以外では政子と個人的に会ってないの?」
「こないだは一緒に町に参考書買いに行って、ファーストキッチンでおやつ食べたよ。あと週に1回くらい政子の家に行って、素材の冷凍ストック作ってあげてる。政子にやらせるとジャガイモを冷凍したり、卵を殻のまま冷凍したりして恐ろしいことになるから」
「あ、うちまで行くんだ?」
 
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「うん。政子の料理の腕もだいぶ上がってきたけど、まだまだ知らずにやっちゃう失敗もあるね。調味料の入れ間違いで、この後どうしたらいいか分からない、なんて泣いて電話してきた日は行ってリカバーしてきた。その日は結局向こうに泊まっちゃったけど」
 
「泊まっちゃう?」
「泊まるのは6月頃から何度かしてるよ」
「なんか恋人どころか、もうそれ以上の関係になってない?」
「えー?コトも友だちのうちに泊まったりしない?」
「だって、それは女の子同士だから・・・・あ、そうか!冬も女の子だから、政子とは女の子同士の感覚なのか」
「うん。そうそう。政子の家にいる間はボクだいたい女の子の服着てるしね。町で政子と会って映画見たり買物したりする時も、ボクは女の子の服だよ」
琴絵は頷いた。
 
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「やっと分かった。じゃ、私ふたりの関係を少し勘違いしてたのかなあ・・・・あれ?でもキスとかしてたよね?」
「キスはするよ」
「・・・・ね。泊まる時って、違う部屋だよね?」
「違う部屋、というかボクが居間で寝ることが多いけど、こないだ行った時は一緒に同じベッドで寝たよ。ってか、女の子同士で一緒に寝たりしない?」
 
「ちょっと待て。もう少し考えさせてくれ」
と琴絵は顔をしかめるようにして言った。
 

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