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■寒竹(1)

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(C)Eriko Kawaguchi 2011-06-17
 
それは青葉が小学6年生の6月に修学旅行に行った時から物語は始まる。
 
青葉は修学旅行に参加する費用も無いからパス、などと周囲に言っていたのだがそれを聞きつけた祖母が学校に直接参加費用を払いに行ってくれた。おかげで、青葉はみんなと一緒に旅行に参加できることになった。祖母は青葉に前日お小遣いも渡してくれた。
 
青葉たちの学校の修学旅行の行き先は仙台である。仙台の旅館に1泊し、仙台市内の数ヶ所のほか、松島付近を見て帰ってくるコースであった。旅館は数人ずつ小部屋に泊まるのだが、青葉の扱いに関して担任の教師は少しだけ悩んだ。さすがに男子と同じ部屋には泊められない。といって・・・と考えていたところでいつも一緒にいる、早紀・咲良と同じ部屋なら問題ないのでは、ということを思い付いた。
 
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念のため、早紀と咲良の母に電話して青葉と同じ部屋でよいかと聞いたら、その3人でしばしばお泊まりしてますし、青葉のことは女の子としか思ってませんからという返事であった。それで、早紀・咲良・青葉の仲良し3人組で、そのまま1部屋という割り当てになった。
 
またお風呂については、青葉は男湯にも女湯にも入れられないと教師は思った。(実際にはこの頃既に、青葉は何度か女湯に入ったことがあったのだが、まさか青葉がそんなことをしているとは知らなかった。その件について青葉は早紀たちにも言ってなかった。青葉のバストが発達途上だったのでまだ言えなかったのである。青葉がバストを公開したのは中学進学後で、中1になってから、青葉は何度か早紀や椿妃と一緒に温泉の女湯に入っている)
 
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ちょうど別のクラスの女子で、4月に交通事故に遭って怪我していて入浴介助が必要な子がいたので、その子のために女教師が泊まる部屋を浴室付きの部屋にして、そこで入浴させることを計画していたので、青葉にもその部屋の浴室で入浴してもらえば、一石二鳥ということになった。その件、青葉本人にも確認して了承を得た。
 
1日目は朝8時に学校を出発して、国道45号線を南下。石巻から牡鹿半島に寄り鮎川から連絡船の臨時便を出してもらって金華山に行く。鮎川に戻って昼食を取ると、仙台市内に移動。午後は市内の名所を5ヶ所ほど駆け足で見学して郊外の旅館に入った。
 
仙台市内に入ってから最初に行ったのが青葉城、その次が青葉神社だったので青葉はクラスメイトたちから「青葉のためのコースだね」などと言われた。青葉は「記念に何か買わないの?」などと言われるので「じゃ」といって青葉神社の御守りを買い求めた。ここは伊達政宗公を祭る神社である。
 
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そのあと仙台市科学館、笹かまぼこの工場などを見学する。旅館についてから少し休んでいたらお土産コーナーに誘われた。早紀がお菓子など買っていたのでつられて青葉もチョコレートの小さな包みを買った。
 
「でも、青葉ともいっしょに大浴場に行きたかったなあ」などと部屋の方に戻りながら早紀は言う。早紀は今、咲良と一緒に大浴場に行ってきたところである。
「あはは。学校の行事じゃなかったら、女湯に突撃したかも知れないけど」
「あはは、それは逮捕されるよ」
「私、中学の修学旅行では早紀たちと一緒にお風呂入れるようになっていたいな」
「ふーん。入れるといいね」
青葉って、それまでに性転換しちゃうということかしら?などと早紀は思う。ただ早紀はこの頃から実は青葉は既に性転換しているのでは?という軽い疑惑を感じていた。まさかね・・・とは思っていたのだが。
 
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「じゃ、私は秋野先生の部屋に行ってお風呂入ってくるね」
「行ってらっしゃーい」
 
青葉が先生の部屋に行くと、まだ先生が1組の蒔枝さんといっしょに入浴している最中であった。少し待つとふたりがあがってくる。
「お疲れ様でした」
「お待たせ。青葉ちゃん、どうぞ」
「じゃ頂いてきます」
 
青葉は浴室に入ると浴槽にお湯を貯めながら、上着とスカートを脱ぎ、ブラを外しパンティを脱いで服をまとめる。自分のバストを洗面台の所の鏡に映してみた。よしよし。順調に育ってるな。。。と思う。まだ「おっぱい」と言えるサイズではないけど、「胸が膨らんでいる」とは充分言えるサイズだ。自分もやっと「女の子」への道を歩み出せた、という気がした。
 
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この浴室は浴槽外で掛け湯ができるようになっているので、身体に少しお湯を掛け、おまたや足の指などもきれいに洗う。それから浴槽に身体を沈めた。丁寧にバストマッサージとツボ押しをする。これを始めた頃は、何もない平坦な胸をひたすら刺激していて少し虚しいような気持ちになったものであるが、こうバストが発達してくると、けっこうな楽しみになってきていた。
 
その後身体と髪を洗ってから、今日は少し疲れたかなと思って足のツボを押さえたあと、また浴槽に入ろうと思った時であった。
 
いきなり浴室のドアが開いて、秋野先生が入ってこようとしていた。
「あ、ごめん」と言って先生はドアを閉める。
「ごめんねー。静かだから浴槽内にいるかなと思って。さっき洗面台のところにブラシ忘れた気がして」
「ブラシありますよ」と言って青葉はそれを取ると、ドアを少し開けて差し出し秋野に渡した。
「ありがとう」といって先生はブラシを受け取る。青葉は浴槽に入った。
 
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先生はブラシを受け取りながら思っていた。今、青葉ちゃんの裸見ちゃったけど・・・・おっぱい少しあった気がした。それに・・・おまたに何も無かったような気がしたんだけど・・・・気のせいかしら???
 
そういう訳で秋野先生は青葉のことを知っている人で青葉の「女の子仕様」の裸体を見た記念すべき?第1号になったのだが、そういう貴重な!?体験をしたのだとは、秋野先生は知るよしもなかった。
 

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翌日の朝、青葉は4時に目が覚めてしまった。いつも朝4時に起きて家の裏手の山道を1時間ほど走り、そのあと防空壕跡で瞑想するのが習慣になっているので今日もそのサイクルで起きてしまったのである。
 
うーん。やはり走らないと変な感じだし。と思い、走りやすい服に着替えて、旅館の外に出た。よし、30分でいいから走ってこようと思い、道に迷わないよう通りをまっすぐ走っていく。15分走ってから戻ればいいと考える。青葉は時計はなくてもそのくらいの時間はかなり正確に頭の中で計測できた。
 
早朝の町並みはさすがに人がいない。15分走ったところで踵を返し、旅館の方に向かって走る。やはり朝走るのは気持ちいいなあ、などと考えたりしている内にすぐ旅館に着いてしまった。中に入り、部屋に戻ろうとしていたら、仲居さんに声を掛けられた。
「おはようございます」
「あ、おはようございます」
「早朝から散歩ですか?」
「いえ、毎朝ジョギングの習慣があるのでちょっと走ってきました」
「わあ、すごい。あ、汗掻いたでしょう?お風呂早朝も入れますから、どうぞ」
などと言われる。
あ、確かに汗は流したい。でも・・・・と思ったが、早朝なら人も少ないだろう。こんな時間に起きてる生徒もまだいないだろうしと思い、青葉はいったん部屋に戻ると着替えを持って大浴場の方へ行った。
 
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そっと女湯をのぞく。実は青葉は連休に祖母に連れられて温泉に行った時にも似たような状況で早朝の女湯に入ったのだが、あの時は自分を知る人が誰もいなかった。今日は知っている子や先生などと遭遇するとやばい。しかし朝5時前では誰も入っていないようだ。
 
安心して脱衣場に入り、服を脱いだ。浴室に入り、掛け湯をし身体を少し洗ったあと、大きな浴槽に身を沈めると、すごく気持ちいい感じだ。しばらくつかっていた時、脱衣場のほうで音がする。きゃー、うちの生徒や先生ではありませんようにと祈る。
 
果たして入ってきたのは、おばあちゃんの2人連れであった。
「あら、修学旅行の生徒さん?」
「はい、おはようございます」
「早起きでいいわね」
「ちょっと早朝ジョギングしてきたので、汗を流しに来ました」
「あらあ、若い子はほんとに元気ね」
 
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なんとなくそのおばあちゃんたちと世間話をすることになってしまった。都会に出ている息子や孫のことなどまで色々話す。青葉は笑顔で相槌を打っていた。
「でもあなた、この年になるとなかなか身体が言うこときかなくてね」
「どこか悪いところでもありますか?」
「私はこの左手がね、なかなか力がはいらないのよ」
「ちょっと見せてください」
「はいな」
 
青葉は、おばあさんのひとり、竹子さんという人の左手に触った。気の流れをチェックする。
「ああ、この手首が曲がらないんですよね」
「あら、よく分かるわね」
「ちょっと待ってて」
青葉は竹子の左手首の上に自分の左手をかざすと、ゆっくりと手を動かしてその部分の気の流れを調整した。うーん。これはこうなってから10年ちかくたってるなと思う。ふつうのヒーリングでは短時間には治せない。ちょっとあれを使うか。。。。。
 
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青葉は目をつぶって集中し、深い所から『奥の手』の道具のひとつを取り出した。それを使って・・・・一気に気を流す!
「あ・・」
その瞬間、竹子が声をあげた。
「ちょっと変わったでしょ?」
と青葉がニコリと笑って言った。
「ええ、なんか感覚が違う! あらぁ、少し動くわ」
「これ、気功なんです。その部分で気がよどんでいたのを通しましたから、後はここの温泉で、ゆっくりと暖めてください。もう少し良くなるはずですよ」
「ありがとう。こんなに手首が動くの、もう何年ぶりかしら」
と竹子は喜んでいる。
 
「じゃ、私はそろそろ部屋に戻ります」といって青葉は浴室を出て、脱衣場にストックされている旅館備え付けのバスタオルで身体を拭くと、新しいブラとパンティを身につけ、今日のお洋服のオレンジのワンピースを着て部屋に戻った。早紀たちはまだ寝ていた。
 
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早紀と咲良は6時半頃に起き出したが、青葉はそれまでの間、ずっと瞑想をしていた。心を三千世界に飛ばしていると、これがまた快感なのである。ふたりが起き出した気配で瞑想を中断する。朝7時から御飯なので、それまでおしゃべりを楽しんだ。
 
御飯を終えてから出発準備をし、ロビーにいた時、青葉は声を掛けられた。
「あ、いたいた、さっきの生徒さん」
「あ。その後どうですか?」
「とっても調子いいわあ。もう感激。それでこれお礼にあげようと思って」
と竹子は小さな箱を差し出す。
「今、そこの売店で買ったばかりなんだけどね。遠刈田(とおがった)のこけし」
「遠刈田?」
「こけしというと鳴子が有名なんだけどね。ここのは鳴子より古いのよ。鳴子のより胴が細くて、ダイエットしている感じかしら」
「へー、面白そう」
 
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青葉は、こけしは欲しい気がしていたのだが、なにせ修学旅行のお小遣いはそう多くないので、予算の範囲で買えるものには、青葉が欲しいと思うようなものが無かったのであった。
「こけし欲しかったから嬉しいです。ありがとうございます」
とお礼を言った。
 
「何・何?青葉、あのおばあさんにヒーリングでもしてあげたの?」と早紀が訊く。
「うん。さっきお風呂で・・あ」
「何?どこでだと?」
「あはは、今のは聞かなかったことにして」
 
その後すぐに集合になったこともあり、早紀もこの件は追求しなかった。
 

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