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■春遊(4)
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目次]
今年も出店はたくさん出ていた。一時期はかなり衰退していたが、千里や桜組などの努力でかなり復興してきた。
千里が指導している剣道部員の高校生2名に模範試合をさせ、その後彼女らに審判をしてもらって小学生剣道大会をする。優勝者には、いつものように特製の木刀を贈呈する。和弥の字で「令和六年・留萌三泊P神社」という金墨の文字が入っている(常弥はさすがに目が衰えている)。北海道産の白樺の木で作られたものである。
そのあと、千里による宝剣クトネシリカを使った剣舞が行われた。
午後からは留萌オロロン太鼓、札幌と滝川のダンスグループの演技、の後、近隣で活動するバンドの演奏が5件あった。
日曜日は神輿(みこし)が今日は御旅所を出発してから町内を練り歩き本社に戻る。昼間は民謡大会、オロロン太鼓の演奏、留萌浄瑠璃、そしてまた、昨日に続いて5つのバンドの演奏があった。
児童会が主催したビンゴ大会も盛り上がった。
これはビンゴになった人が前に出てきて箱の中のボールを引く。ボールに書かれた番号で景品がもらえる。景品には“たわし”とか“鉛筆”とかから“TDRのチケット”までいろいろある。
夕方、最後はソーラン節が奉納される。唄い手が10人ほど拝殿に並び歌う。参拝者が歌いながら踊り、境内は熱狂となった。
ソーラン節のあとは、神輿(みこし)を船に乗せ和弥と星月も一緒に沖合に出る。そして日没と同時に和弥が神上げの祝詞を奏上して祭りは終わった。
(ソーラン節→中学生巫女:珠の舞い→木遣り歌→神輿船出・神上げ神事)
今年もこの神上げの様子がテレビカメラで撮影され、境内に設置した映写スクリーンにプロジェクターで映された。またスクリーンには昨日朝の神降ろしの様子や神輿運行、オロロン太鼓、浄瑠璃、お神楽などの映像も映された。
今年も札幌で旅行会社が募集したバスツアー(留萌の秘祭とオロロンクルーズ) の人たちが50人ほど来ていて、オロロン太鼓、留萌浄瑠璃、バンド演奏、ビンゴ大会、ソーラン節と楽しんでくれた。お祭り終了後はヘリンボーン・リゾートホテルで食事を取ってからクルーズにも参加する人はクルーザーに乗せた。
和弥・まゆりと子供たちは、月曜日(“海の日”の祝日)に千里の飛行機で姫路飛行場に戻った。
礼音は7月19日(金)が終業式だった。夕方、山村マネージャーと一緒に熊谷から花巻空港に飛び、盛岡市内で一泊した。翌朝、南田兄弟、〒〒テレビ取材班(千里・明恵・希望)と合流する。結局高千穂峰に登った時と同じメンツである。
盛岡市内から車で30分ちょっと走り、岩手山(2038m)の登山口である、馬返しキャンプ場(一合目)にはいる。ここでトイレにも行き、装備を確認して、登り始める。2時間ほど登って4合目の新道・旧道分岐点に来る。眺望は旧道のほうが素晴らしいらしいが、安全度の高い新道を進む。
2時間ほど登って八合目の避難小屋に到達する。ここで休憩、軽食を取り、軽く体操して、山頂を目指す。不動平避難小屋で小休憩してから、1時間ほどで山頂に到達した。
「ここはどういうダジャレにするんですか?」
「岩手山を祝ってよ、だな」
「こうちゃんセンス悪いよ」
「千里の案は?」
「岩手山っていいわ!」
「俺のと大差無ぇじゃないか」
山頂に30分ほど滞在してから八合目の避難小屋に戻り、ここで一泊してから下山した。盛岡市内で千里さんお勧めの“チャグチャグ馬コ”人形を売っている店に寄り1個求めた。それから仙台に移動し仙台市内のホテルに泊まり翌日“日本一低い山”日和山(ひよりやま 3m)に登った!そのあと東京に戻ることにした。
さて§§ミュージックのタレントは新幹線を利用する場合は感染予防のため人の少ないグリーン席以上に乗る。煌が山村と一緒にグランクラスに乗っていたら、近くの席にビンゴアキちゃんが乗っていた。
「きららちゃん、奇遇。ぜひ一緒に来て欲しい」
と言われる。それで山村マネージャー同意のもとで行ってみると、お料理教室の番組であった。充分なギャラは出すからぜひ出てほしいと言われる。ビンゴアキちゃんからのお誘いでは簡単には断れないので、山村がその場でゆりこに電話してOKを取り、出演することを決めた。
更に誰か(できたら若い女性タレントを)連れてこないといけないという。それで『ホワイトアスパラカス』で共演した村雨のぼりちゃんにお願いできないかということになり、ゆりこから彼女の事務所に連絡してOKを取る。それで、きららがのぼりに電話して勧誘するシーンも撮影された。一方新幹線の中でビンゴアキがきららを勧誘するシーンも彼女のマネージャーにより撮影されていた。
ビンゴアキ自身大物女優さんに誘われて出演したものの、アキ本人が多忙で誰かを勧誘する時間が取れず、どうしよう?と困っていたらしい。
煌は新幹線には、イージーパンツで乗っていた。ワンピースにしなくて良かった!
しかしそれできららちゃんがエプロン姿で料理番組に出るというのが実現したのである。視聴率はかなり高かったらしい。きららが作ったのはオムライスで
「難しいのに」
「きららちゃん料理うまいんだね」
という声があがっていた。試食したビンゴアキとブリックリンも「美味い!」と言っていた。
(お嫁さんポイント上昇?)
ちなみに翌週村雨のぼりはクリームシチューを作ろうとして失敗して鍋をこがしてしまったが、きららがリカバーしてあげた。
きららはスープの大半を別の鍋に移し、生煮えだったお肉はオーブンに掛けて完全に火を通した。
「何とかなったね」
「母がよくこうやってリカバーしてたんです」
「つまりきららの母ちゃんもよく失敗してたのか」
「料理なんて失敗をどうカバーするかが勝負ですよ」
「それって人生全般に言えるな」
「刺身食べようと思ったのにうっかり豚肉買ってきたらどうする?」
「今日は取り敢えず生姜焼きにでもして明日お魚を買ってきます」
「よし。村雨のぼりは来週も調理しよう」
「え〜?」
しかし翌週は焼きそばを上手に作ることができた。毒見係!として呼び出された内野音子(うちのねこ)も「美味しいよ」と言っていた。
(実は前日に上手な人に付いて練習した)
礼音は東北遠征から戻るとバイクの免許(普通二輪)を取得するため自動車学校にはいった。約2週間で取得できる見込みである。(実はバイクの教習を想定してパンツを穿いていた)
パリ・オリンピックは7月26日(金)に開幕した。青葉は
「開会式は私が代表で出てくるから。君たちは練習してるといいよ」
と多江とリルに言ってひとりで出て来た。実際に開会式に出たのは子供を産んだLで、競技に出場予定のRは開会式の間はオランダの千里の別荘で泳いでいた。
7月29日(月)、11:00(現地時刻)から、女子400m個人メドレーの予選が行われ、津幡組は全員参加した。(日本時間は+7時間。この場合は同日18時)
3人とも決勝に進出した。
そして20時(現地時刻)から決勝が行われる。結果は1位青葉、3位金堂、5位リルだった。青葉は日本新記録も出した。
この種目の日本記録は長らく金堂が維持していたが、一時期青葉が奪取した。しかし青葉の妊娠・産休中に金堂が奪回していた。それをまた青葉が抜き返した。
青葉と多江は表彰台の1番高い所と向かって右側に立ち、金メダルと銅メダルを掛けてもらった。そしてハグしあった。リルとも握手した。
翌日7月30日11:51、女子1500m自由形の予選が行われた。3人とも決勝に進出した。
そして次の日の21:13、決勝が行われた。
結果は1位青葉、3位リル、4位多江だった。青葉はこの種目でも日本新記録を出した。
青葉とリルは表彰台で金メダルと銅メダルを掛けてもらいハグした。そして多江とも握手した。
8月1日は津幡組の競技は無かった。そして8月2日、まず11:17から女子200m個人メドレーの予選が行われ、多江も九州の高校生・山部さんも準決勝に進出した。
そしてそのすぐ後、11:40から女子800m自由形の予選が行われた。多江は20分くらいしか休めなかったが元気に泳いで、青葉・リルとともに決勝に進出した。他国のアナウンサーが「カナドウ、よくやりますね」と言っていた。
この日21:31から女子200m個人メドレーの準決勝が行われ、多江は決勝に進んだが、山部さんはここで脱落した。
翌日8月3日(土)、まず21:08、女子200m個人メドレーの決勝が行われ、多江は銀メダルを獲得した。日本新記録も出した。
そして直後、21:28から女子800m自由形の決勝が行われた。多江は全く休めないままの連続競技となったが若さで頑張った。日本のアナウンサーも外国のアナウンサーも「カナドウ驚異的な体力」と言っていた。
結果。
1位青葉、2位リル、3位多江
日本選手がメダルを独占した。青葉はこの種目でも日本新記録を出した。2023年の世界水泳で“泳ぎすぎ”をやらかしたものの出した日本記録を自ら破った!
(2022世界水泳の800mで既に規定回数往復したことに気付かず、更に泳ごうとした。本人は stop!stop!と言われて停められたのでターン不正だったかと焦った!が、まともにゴールしてたらもっといい記録が出てたのにと言われた)
日本選手の表彰台独占は翌日の日本のテレビでも新聞でも大きく報道された。
そして青葉は金メダルを3枚掛けて、紗織を抱いて記者会見し、この五輪で金メダルを3枚取ったのを花道に競技から引退することを表明した。早く発表しないと、ぜひロスまでとか言われてはたまらん!
なお、日本政府から、国民栄誉賞をあげたいという打診があったが辞退した。そんなの私の“ガラ”じゃない!代わりに日本水連の会長に電話して、若手育成の基金に1億円寄付したいと言い、受諾してもらったので、即1億円振り込んだ。会長はこちらがまだ外国にいるのにと驚いていた。
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春遊(4)