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■ジョイの診察室・美人コンテスト(1)
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カインドリー・ジョイはその日最初の患者を診察室に入れた。
「こんにちは。今年もお世話になります」
と顔見知りの学校の先生は言った。
「ああ、今年もその時期になったんですね」
「はい、この子が今年の我が校の美人コンテストの優勝者なんです」
その子は可愛いセーラー服を身につけ、少しはにかんだ様子であった。
「それで、あなた女の子になってもいいのね?」
とジョイは念のため彼に確認する。
「はい、せっかく女の子になる権利を獲得したから、女の子になりたいです」
この学校は男子校の中高一貫校なのだが、毎年中等部3年生の男子生徒を対象に女装美人コンテストをやっている。その優勝者は女の子になって、同系列の女子校の中間一貫校の高等部に進学する権利を得られるのである。性転換して女子高生になるかどうかは、本人の任意であるが、実際にはこれまでの優勝者は全員女子高生になる権利を行使している。
「じゃ性転換手術をしますよ。手術してしまったら、もう男の子には戻れませんよ」
「はい、それでいいです。女の子になる手術してください」
本人も同意しているので、すぐに手術室に運び込み、麻酔を掛けて性転換手術をしてあげた。それで女装の似合うセーラー服の美少年は、そのセーラー服を本当に自分の制服として着ることになる美少女に生まれ変わった。
手術が終わった後、自分のお股を見た元少年の少女は
「わあ、これ素敵ですねー」
と感動していたようである。
そして退院すると、同系列の女子校に転校し、とりあえず中等部3年の女子中学生となる。そして4月には、高等部に進学して素敵な女子高校生になった。
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ジョイの診察室・美人コンテスト(1)