【ジョイの診察室・おねしょ】(1)
カインドリー・ジョイはその日最初の患者を診察室に入れた。
30歳くらいの女性と小学1-2年生くらいの男の子である。
「どうしましたか?」
と尋ねると母親は
「この子のおちんちんを切ってください」
と言った。
「それはまたどうして?」
「この子、しょっちゅう、おねしょするんです。それで今度おねしょしたら、ちんちん切っちゃうよ、と言っていたんですが、それでも何度も何度もおねしょするから、女の子のパンツ穿かせて、ちんちん切られたら、こういうパンツ穿くことになるんだからねと言ったのですが、それでもおねしょが止まらないんです。それでもう本当に切っちゃうからねと言って連れて来ました」
「君はちんちん切られてもいいの?」
とジョイは男の子に訊いた。
「ぼく、どうしてもおねしょしちゃうから、お母さんとのやくそくだし、きられてもいいです」
と男の子は言った。
「ちんちん無くなっちゃうと、立っておしっこできなくなるよ。女の子みたいに座っておしっこしないといけなくなるよ」
「そのれんしゆうもさせられました。いやだけど、おねしょするぼくがわるいんです。ちんちんきってください」
本人が切っていいというので、ジョイも希望通り切ってあげることにした。
男の子を手術室に運び込む。ズボンを脱がせ、仮面ライダーの絵の、男の子用ブリーフを脱がせる。そして
「本当に切っていいね?」
と再確認してから麻酔を掛ける。
母親にも再確認した上で、可愛いおちんちんを切断した。
排尿の邪魔にならないように睾丸も摘出したので、余計なものが無くなって、陰嚢は身体に密着するようになった。このままだと尿道口が下着にすれて炎症を起こしやすいので、尿道口を保護するため、陰嚢を含む皮膚を縦に折りたたみ、尿道口はその折りたたんだ内側に開口するようにした。切断したおちんちんの先端を小さく切って、尿道口より少し手前に接続した。
意識を回復した所でジョイは(元)男の子に言った。
「じゃ君はおちんちん無くなっちゃったから、女の子用のパンツを穿いてね」
「はい。用意してきました」
と言って、(元)男の子は、プリキュアの絵の可愛い女の子ショーツを穿いた。更にズボンではなくスカートを穿いている。
「あら?スカートを穿くの?」
「はい。この方が、おしっこする時に楽だから」
「そうよね。ちんちんがあった時みたいに、ちんちんだけ出しておしっこするというのができないもんね」
それで母子は帰っていった。
その子はそれ以降、2度とおねしょはしなかったらしい。
【ジョイの診察室・おねしょ】(1)