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性転換手術-MTF - SRS-MTF


目次

性転換手術(せいてんかん手術)のMTF(男→女)について。

	

手術技法の歴史

(書きかけ)

膣の作り方

膣前庭拡張法

器具を使ってのあるべき場所を少しずつ長期間かけて引き延ばしてくぼみをつくっていく方法。時間がかかる割に満足する長さの膣を作れない欠点がある。

大腿部皮膚利用法

大腿部の皮膚を四角く採取し、筒状に丸めて使う方法。他の場所に比べれば目立ちにくく軽微ではあるが傷跡を残すことになる問題と、伸縮性が無いので感覚に若干の問題があるようである。

S字結腸利用法

腸のS字結腸という部分を切り取って膣の部位に移植する方法。腸と膣は元々同様の組織で出来ているため伸縮性があり、また分泌液が出るため「濡れた」状態になっているのが利点。ただ分泌液は常に出ているため、常時ナプキンを付けていなければならない問題がある。またどうしても腹部に傷跡を残してしまう。

現在はMTFの性転換手術は陰茎反転法が主流だが、陰茎が長年のホルモン使用により萎縮していてとても使えない場合や、不幸にして陰茎反転法で作った膣が血行不良で壊死を起こしてしまったような場合の二次手術として採用する場合もある。

陰嚢反転法

直腸の上の部分に空間を空けた上で、そこに陰嚢を裏返して押し込んで膣にする方法である。ジョルジュ・ブロー?博士が最初に考案したのはこの方法だった。日本国内でも1960年前後頃まではこの方法が使用されていたようである。

陰嚢は大きな伸縮性があるのでかなり使えるのだが、熱くなると勝手に伸びる性質があり、そのため膣脱?が起きているように見えることがあったらしい。そのため博士はやがて次項の陰茎反転法に切り替えた。

陰茎反転法

直腸の上の部分に空間を空けた上で、陰茎の皮膚を反転して押し込んで膣にする方法である。現在の手術法の主流であり、詳細は次節に述べる。

S字結腸法に比べて、陰嚢反転法も陰茎反転法も手術する範囲(侵襲)が小さいため、手術後の回復が早い利点がある。

また陰茎皮膚も陰嚢皮膚と同様伸縮性に富む上、もともと陰茎であったものを膣に改造するわけだから、ちょうど陰茎が受け入れられるサイズの膣ができるのも便利な所である。

なお陰茎が充分長い人は陰茎皮膚だけで済むが足りない場合は、陰嚢皮膚の一部も併用する。また亀頭は以前は陰茎皮膚に付けたままにして膣最奥部に設置する方法が行われていたが、現在では一部を陰核に再利用して残りは廃棄する方法が主流になっているようである。

なお多くの医師は1度に全ての手術をしてしまうが、陰茎切断・睾丸除去・陰唇形成・膣用の空間作成までを1度目の手術でおこない、陰茎皮膚でつくった膣の埋め込みと陰核形成は一週間後に最初の手術の傷が落ち着いてから行うという医師もいる。この場合、陰茎皮膚と陰核になる予定の亀頭は冷蔵庫の中で保存されている。

尿道粘膜の利用

最近、膣の前壁として尿道粘膜を使用する方法が注目を集めている。これを利用すると、性的に興奮した際に膣が濡れてくれるので、性生活の質がひじょうに高まるのである。ただし、女性の膣ほど濡れるわけではないので、実際の性交の際はローションなどを使用するのが望ましい。

陰茎反転法の概略

陰茎反転法によるMTF性転換手術はだいたい次のような手順で行われる。

あらかじめ出血をおさえるため、生理的食塩水を患部付近に注射しておく。それ以前に陰毛は全て剃って清潔にしておく。手術は全身麻酔で行なう。

まず陰茎根部から陰嚢正中を通り会陰(タマタマとお尻の穴との間)の中心線に沿って皮膚切開を加える。

陰茎皮膚を剥離し、陰茎をひっぱって皮膚をひっくり返す。つまり、おちんちんの裏側を切開して、皮を全部むいてしまう。

次に亀頭海綿体をひっくり返った皮膚側につけたまま冠状溝(亀頭のまわりのくぼみ)の部分から陰茎を分離する。つまり、おちんちんの先っぽと、おちんちん本体とを切り離す。

陰嚢の皮膚を剥離し左右の睾丸を露出、これを引っ張って精索を分離し根部から切断して睾丸を摘出する。つまりタマタマを袋の中から引き出し、すっぱり切ってしまう。取ったタマタマはもちろんゴミ箱にポイ。

次に尿道を陰茎から分離する。これでおちんちんは、皮膚+先っぽ、海綿体、尿道の3つに分離されたことになる。そしてこの陰茎の海綿体を根部にて、ハサミで切断する。おちんちんの本体ともいうべき海綿体はこうしてからだからハサミでチョキンと切り離され、これもゴミ箱の中に捨てられます。

尿道にはふさがらないようブジーを挿入します。

尿道と直腸の間に指(器具を使う人も)を挿入しトンネルを形成する。これがヴァギナの予定地。

陰茎皮膚を下に引っ張って正常の女性の外尿道口の付近に新尿道口を位置付けこの部分を小さく切開、尿道をここに通します。パズルみたいですね。

陰茎の亀頭の一部を背動静脈を付けたまま小さく切り取り、残りの亀頭は切除。こうして、睾丸・海綿体・亀頭の大半がゴミとなってサヨナラです。

尿道は余分な長さは切除して(女の子の尿道は男の子より短いですから)、外尿道口を新設。そして、陰茎皮膚はひっくり返して先に新設したトンネルに押し込みクスコを挿入。陰嚢・会陰の皮膚を縫合し、膣口・大陰唇・小陰唇を形成する。陰嚢は大陰唇の素材になりますが、陰茎の長さが不足する場合は、その一部を補う素材としても利用します。

先に亀頭から分離した小さな組織を小陰唇の上端部のところに接続します。これが陰核になります。この時、最近ではこの陰核の血管と神経を顕微鏡を見ながらきちんとつなぐようにするので、性的に興奮すると充血し、また揉まれると性的快感を感じることのできる陰核が作られるようになっています。

これで陰茎皮膚と陰嚢の再利用による膣と陰核と女性外陰部のできあがりです。

この後膣内にはフラビン液に浸したガーゼを俵状に糸で縛ったものを挿入し手術を終える。

※細かいやり方は先生によって随分違います。以前は亀頭をまるごと残して膣の最奥部におき性交時の性感を確保する手法もありましたが、現在は亀頭は一部を陰核として再利用して残りは廃棄というやり方になっているようです。

※上記では尿道口を正常の女性の位置に再設定していますが、それよりずっと下の位置に設定する先生もいます。その方がおしっこが真下に出て失敗しにくいからという理由だそうです。


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