日本における性転換者は埼玉医科大学が正式に性転換手術を承認した後、急速に増えた。と、同時に低年齢化も進み、1998年頃には18歳から20歳まで即ち未成年の内に性転換を済ませることが標準となってきたが、低年齢化はさらに進み、2000年頃には中学卒業と同時に性転換手術-MTFを受ける子が出現し始めた。しかしながら高校に進学することは難しく、わずかに定時制や通信制に進学する子がいた程度である。海外留学した子もいたらしい。ところが2003年頃からテレビドラマの影響もあり、堂々と性同一性障害を理由に「女の子として受け入れて欲しい」という子が現れ始め、2006年頃現在では全国で20人ほど「性転換女子高生」がいると言われており、この数は今後も増える見込みである。
中学生の時点でカミングアウトが難航していたら、高校の最初の授業の日にカミングアウトする勇気を持つことが望ましい。
中学3年の秋には両親が進学を希望する高校に受け入れを交渉するが、戸上の性別変更が20歳以下では出来ないため、(ごく一部のGID患者への理解が深い学園が見つからない限り)女子校への進学は難しく、男女共学の高校に進学するケースが多い。受け入れが決まると、他の生徒と同時に入学試験を受け、晴れて合格すれば、「女子生徒・学生」として進学することになる。
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