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■TSBコンテスト(1)

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(c)2002.1.18-2002.2.22 written by Eriko Kawaguchi
 
「TSBコンテストに参加しませんか?」
このお手紙は任意に選んだ人に送っております。
「先着10名」
「面接にて決定します」
「参加報酬600万円、但し説明を受けずに「何をしてもいい」と契約した場合800万円を前金でお支払いします」 
怪しすぎる話しである。「何をしてもいい」というのは、かなり危険なことをすることになるのであろう。
ひょっとしたら命を落とすかも。
 
しかし借金の返済期限は迫っている。来週中に少なくとも50万円が払えないとかなりヤバイ。それこそどこかに送られて臓器を取られて川にポイかも知れない。 
 
雨の降る日だった。彼女と会ったのは。
 
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上司と完璧に衝突し、私はもう明日にも辞表を出さねばならないかも知れないという状況だった。
 
居酒屋で一人で飲んでいた私のそばに彼女はいつの間にか自然に座って、私にお酒を勧めた。
なんとなく彼女にさそわれてホテルへ。
あれ?お勘定どうしたっけ。まぁいいや。
彼女はいきなりフェラチオをしてくれた。ものすごく気持ちが良かった。そのあとお風呂場できれいに洗ってくれて泡の付いたまま今度は手でしてくれる。がそれがすごくうまい。自分でやってもこんなに気持ちよくなったことはない。気持ちよさの果てに私は眠ってしまったようだ。
 
ふと目が覚めた時、彼女はまたフェラチオしてくれていた。
「気持ちいい?」彼女はちょっと口を離してきく。
「うん」私はさすがにこれは「無料」ではないんだろうなということに思い至り始めた。彼女は私の上位になったまま、私のを彼女のにスルスルと入れてしまった。「え?」ここまでもかなりサービスしてもらっている。これで更に本番まで付くとは思ってもみなかった。これは10万くらいとられるかな。ま、いいか。これほどの体験そうそうはできない。私もセックスするのは3年ぶりくらいだった。
 
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その時私は別の感覚にも気づいた。「え!?」 
彼女は自分の指を私の後ろに入れてきたのである。こんなことされるのは初めてだ。そこを使ったことはなかったので恥ずかしくもありちょっと抵抗しようとしたが彼女は巧かった。完璧に入れられ私はいまだかって味わったことのない不思議な感覚に支配された。私の脳味噌は完璧に溶けてしまった。
 
私はまた眠ってしまったようだ。からだがだるい。何かされている。と思って頭を少し目覚めさせると、どうやら彼女が手で刺激しているようだ。
「さすがにもうたたないわね」
「ごめん」
「ううん。だってあなた今夜5回もいったから。二十....八くらい?」
「二十九」
「結婚は?」
「してない」
「予定は?」
「ないよ。相手もいない」
「ふーん」
「ところで、気を悪くしたらごめん。いくらか払うのかな...」
彼女はしばらく考えていたようだったが、突然吹き出してしまった。
 
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「違うわよ。大丈夫、私の好きでやってるんだから」
「あ、ごめんね」
「いいのよ。その代わりといっては何だけど、あなたコンテストのモデルになる気ない?」「モデルって、ヘアカットか何か?」
「ああ、似たようなものね。ただし切るのはヘアじゃないわ。おちんちん」
「え?」
「性転換コンテスト, Trans Sexual Beauty Contest」
「ええ!?」
 
私はあまりにも意外な言葉を聞いたために、なんと言っていいか分からないうちに彼女はどんどん説明をしていった。
 
なんでも世界中の性転換の名医が集まって、その腕を競う性転換コンテストというのが開かれているらしい。毎年1回で今年は8回目。その手術のモデルを募集しているという。
 
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「そんなの、おかまバーに行けばニューハーフさんとかがたくさんいるのでは」
「ううん。コンテストのモデルとしては完璧な男性の身体を持った人でないと困るのよ。ニューハーフさんたちは既に身体をいろいろいじってるから」「最高の医師たちだからレベルは高いし、完璧に美しい女体が得られるわ。もちろん戸籍上の性別も修正できるし。コンテストの主催者で就職先も紹介するし」「就職先ってゲイバーとか?」
「ううん。だいたい一流企業の秘書とかが多いよ。特殊な技能を持っている人はその技能を生かす仕事を紹介するし」 
なんだか彼女−いつまでも「彼女」では可哀想だ。玲子といった−の話を聞いている内、私はそんなのもいいかもなぁ、と思えてきてしまった。 
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30年近く男として生きてきたから、残りの人生は女でもいいかも知れないという気になってくる。
一流企業の女秘書。自分がそんなものになれるとは夢にも思っていなかった。どうせ明日には失業する身である。玲子の説得があまりにも巧かったせいだろうか。私はつい「いいかも」と言ってしまった。
 
二週間後、私はアメリカに行く飛行機に乗っていた。
 
会社には辞表を郵送した。3日後口座に退職金らしきお金が振り込まれていた。しかしそのお金は借金の返済ですぐに消えてしまった。
あちこちに合計で1500万円くらい借金がある。額は毎年増えていっていた。なんとしなければと思っていたが給料は一定額。ボーナスも期待できない。更にここ1年ほど不況のため給与がカットされていた。
退職したことで収入が途絶えると返済が滞る。滞るとかなりまずいと思われる所も借入先にはあった。下手するとコンクリ詰めで東京湾に沈められるかな.....それともバラされて臓器移植用にされるだろうか。
どっちみち命はなさそうな気がした。
 
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その件を玲子に言うと、借りているお金を全部書き出せというので書き出したところ彼女が全部返済してしまった。総額は1627万8437円であった。
「モデル料が800万円なの」
このコンテストのモデルはだいたい普通に男として生活している人が多い。そこでそういう人に男をやめる決断をしてもらうにはそのくらいは払う必要があるらしい。「残り827万8437円。金利5%であなたに貸しますから毎月返せる分だけ返してください」玲子は言った。
 
しかしこれで私はもうこのモデルになるしかなくなったのである。
臓器に分解されてしまうよりは、ちんちんくらいなくなってもいいだろう。また玲子は毎日のように女であることがいかにいいことか私に語った。ほとんど私は洗脳されてしまったようなものである。
 
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アメリカにつくと私は病院に入院させられ毎日なにやら分からない色々な検査をされた。性器の状態もずいぶん調べられて写真も撮られた。きちんとセックスできるか調べる必要があるといわれて、私は玲子と医師たちが見ている前でセックスもした。また心理的なテストもされたが、これは日本語の分かる医師がしてくれた。検査は1ヶ月以上続いた。
 
それからいよいよ性転換のプロセスが始まることになり、私は何やら契約書にサインさせられた。これで私はもう女になることが確定してしまった。今までは一応男の服を着ていたのだが、その日から女の服に変更された。
 
はじめのうちは女物のパンツなど履くたびにチンチンがたってしまってどうしようもなかった。体毛やヒゲは間をあけて全部で20回くらいの施術で全部永久脱毛させられた。それから女性ホルモンの注射を毎週受けた。受けた日はそのあとずっと気分が良くなかったがそれで正常らしい。そのホルモンの効果は如実にあらわれた。3ヶ月もするうちに私の胸は少女のように膨らみ始めた。チンチンは毎日オナニーすることを命じられていた。これは膣の材料に使うので小さくなっては困るのだとか。次第にたちにくくなってくるちんちんを私は毎日がんばってもんでいた。時々玲子がセックスの相手をしてくれた。なおのどぼけはホルモンを打ち始めてから1ヶ月後くらいに手術して削られた。
 
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その間また私は女性としての教養その他を身につけさせられてた。料理も裁縫もしたことがないというと、毎日やらされた。また女性らしい声の出し方の特訓を受け、お化粧の仕方、女性らしい動作のしかた、などを訓練させられ、またピアノ、バレエ、フラワーアレンジメント、ベビーシッティングなどの教育を受けた。このため私の日々のスケジュールは完璧に詰まっていた。
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