などとよく聞かれた。悪のりして、一度ライブハウスに出演していた時にステージ上でキスしてみせたことがあったが、当然、須藤さんに叱られた。しかしあちこちのブログに「ローズ+リリーは和製t.A.T.u.か?」なんて感じの記事を書かれたりして、またまた話題が広がった。その日は特にt.A.T.u.のヒット曲「Я сошла с ума (ヤーサスラスウマー,All the things She said)」を(ロシア語歌詞で)歌っていたから、なおさらであった。
最後に「長い道」と題した曲を歌った。これは日本では一般に「悲しき天使」の邦題で知られているが「悲しき天使」はメリー・ホプキンが歌った英語版「Those Were the Days」の邦訳題である。ボクたちが歌ったのはその元歌の「Дорогой длинною(ダローガイドゥリンナユ)」を日本語に訳詞したもので「長い道」というのも「ダローガイドゥリンナユ」の直訳である。なお、この曲のロシア語歌詞は、日本ではロイヤルナイツなどが歌っている。
曲がよく知られているものばかりだったので、場はとても盛り上がった。須藤さんは、これライブハウスとかでまたやりたいね、などと言ったが、このロシアフェアへの出演が、ローズ+リリーの最後のライブステージになってしまった。