■夏の日の想い出・人物小辞典(1)

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(c)Eriko Kawaguchi 2012-02-24
 
■唐本冬子(旧名:冬彦,芸名:ケイ) 
 
歌手・作曲家。UTP専務。
1991年10月8日午前11時2分、岐阜県高山市生れ。△△△大学英文科に進学。大学1年の時に去勢と豊胸をし、大学2年の春に性転換。秋に戸籍上も女性になる。 
この物語の主人公。一人称は高校時代までは「ボク」、卒業後は「私」。この物語は基本的にケイの一人称で語られる。
マリとはビアン関係、正望は将来の夫、あやめは実の娘であり戸籍上は養女。恋愛はバイではあるが、男性に対しても女性に対しても受け身の愛になりがち。 
高2の夏に女装でマリと組み「ローズ+リリー」という歌手デュオとしてデビュー。実は男の子であることを隠していた上に歌手活動をしていることを親に隠していた。それがバレたことを契機にケイとマリが親の承諾無しでこういう活動をしていたことが問題になり、活動休止に追い込まれる。 
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大学1年の夏に活動再開。男性3人と組んで「ローズクォーツ」というバンドで活動する一方、ローズ+リリーの方も音源制作の活動を続ける。 
 

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★夜須譜津子 
 
ベストアルバム『ローズ+リリーの長い道』のディレクターおよび編曲者としてクレジットされた名前で、実はケイの変名。Sudo Fuyuko のアナグラムであり、須藤美智子のアレンジをベースに、冬子が再アレンジしたという意味。親から歌手活動を禁止されていた時期だったので、親にバレないように使った意味もあったのだが、熱心なファンがアナグラムであることを発見し、ネットで拡散したので、後にラジオ放送で、その事実を認めた。
 

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★ケイの女装歴 
 
「公式見解」では高2の夏からということになっているが、実際には中1の12月から絵里花の家でしばしば女装させられていた。ただし絵里花の家で初めて女装した時、自分で後ろ手でブラのホックを留めた所を目撃されており、それ以前にもかなり女装体験があるのではと、当時を知る友人から疑われている。高校受験は女装で試験場に行っており、高校時代も模試を受けるのにしばしば女装で行っていて、女装の時の方が男装の時よりずっと高い点数を出していた。また作曲は最低でも下着女装はしていないと出来ないとのこと。ローズ+リリー以前の女装外出歴で本人が絵里花または政子に認めているのは下記の11回である。 
 
・中3の5月に絵里花の家から帰る時。Sと遭遇して占いをする。 
・高校受験 
・中学の卒業式の翌日、中学の女子制服を着てSと会う。 
・高1の夏休み、書道部のキャンプ。 
・高1の夏休みの模試。 
・高1のクリスマスでパーティーに行き、晃子の代役で歌を歌う。 
・高2のゴールデンウィークの模試。 
・高2のゴールデンウィークに遊園地に行った時。 
・高2の6月に政子と映画を見に行った時。 
・高2の6月に晃子と一緒にステージに立った時、及びその事前打ち合わせ。 

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★ケイが持つ女子制服 
・中学の女子制服。中3の11月に絵里花からもらう。実は高校受験にも使った。 
・「女子高生風の服」と呼んでいるもの。高1の1月に自費購入。模試を受ける時などに使用。大学の事前面接にもこれで行く。 
・高校の女子制服。高3の卒業式前日に仁恵からもらう。卒業式で着用。 

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★ケイの声域 
大学3年春の時点で、アルトボイスではF3〜C5, ソプラノボイスではC4〜C6で両方合わせるとF3〜C6の2オクターブ半の声域になる。これが「公式見解」の声域だが、実はその下に「バリトンボイス」があって、それも入れると実はG#2〜C6の3オクターブ半の声域がある。しかしバリトンボイスはふだんは封印。 
 
G#2---Bari---F3---Alto---C4---(Alto/Sop)---C5---Sop---C6 
 
ちなみにテノールの「High-C」はC5, ソプラノの「High-F」はF6。
 
なお、ケイは絶対音感を持たないが代わりに非常に精密な相対音感を持っており、それで逆に、西洋音程でも各種の民謡音程でも歌いこなすことができる。絶対音感があると、それが邪魔して西洋音程以外で歌うのが苦手な人もしばしばいる。また、ケイはマリの表現では「頭の中にオーケストラを持っている」ので、楽器無しで楽曲をスコア譜に編曲することができる。但し絶対音感無しで書いているので、時々音を勘違いして書いていて、後でmidiに打ち込む段階で直すこともよくあるらしい。
 
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■中田政子(芸名:マリ) 
 
歌手・作詞家。UTP常務。
1991年6月17日午前11時18分 長崎県諫早市生れ。△△△大学英文科に進学。 
ケイのパートナー。ケイとはビアン関係であり、楽曲の共同制作者。
あやめは冷凍保存していたケイの精子を使って産んだ娘。他に父親が異なる3人の子供を産む。
 
本人はバイと主張しているが、どちらかというとビアン寄りで男性との関係はあまり長続きしない傾向がある。花見と3年続いたのは例外的だが、たぶん「お預け」を食わされたままの花見が何とか落とそうと熱心だったため。花見の前の彼氏とは挿入こそしていないもののかなり濃厚なことをしていた。花見は最初から急ぎすぎたので「ボタンの掛け違い」が生じてしまった。 
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高2の夏にケイと組んで「ローズ+リリー」という歌手デュオとしてデビュー。高2の春に父親がタイに転勤になったものの受検勉強に専念したいと言って日本に留まっていたのに、歌手をしていたことがバレて活動休止に追い込まれる。大学1年の夏に音源制作に参加するだけという形で芸能界に復帰。大学4年生の頃から限定的にライブ活動に復帰、大学卒業とともに完全復活。
 

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■須藤美智子(ペンネーム&旧芸名:はらちえみ) 
 
ローズ+リリーとローズクォーツのプロデューサー。UTPの設立者・社長。 
10代の頃、多人数のアイドルグループ「サンデーシスターズ」に所属。その後、ホテルのラウンジでピアノの弾き語りをしたり、アイドルユニットのプロデュースをしたりしていた。△△社のスタッフをしていた時に冬彦と政子に遭遇。ローズ+リリーとしてふたりを売り出す。契約の不備を指摘され責任を取って△△社を退職。1年半にわたって冬彦たちとの接触を禁止される。自粛期間にUTP社を設立。ローズ+リリーとの再契約に成功。ローズクォーツ、スターキッズ、など多くのアーティストを世に出す。△△社とは友好関係を保つ。
 
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■唐本あやめ 
 
2019年2月3日生まれ。
マリは実母。ケイは遺伝子上の父かつ養母。マリのことは「お母ちゃん」、ケイのことは「ママ」と呼ぶ。正望とは遺伝子上も法的にも親子関係は無いが「パパ」と呼んでいる(正望の健康保険の被扶養者にはなっている)。なお、もうひとり「お父ちゃん」と呼ぶ人物については後に書く予定。 
中学生になるのと同時に歌手・ソングライターとしてデビューする。
デビュー当初は「アイリス」の名前を使い、親がマリ&ケイであることを1年間隠し通した。カムアウト後は、歌手名「アイリス」、作詞作曲者名は「唐本あやめ」と使い分けるようになった。
 
ケイによれば「不思議な力を持っている」。実は自分が生まれる前から自分の存在をケイとマリに度々示唆していた。 
 
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・高2の6月にマリは高校生の出産を描いた映画をケイと一緒に見た直後、「A Young Mainden」という曲を作る。3つの単語の最初の音をつなぐと「アヤメ」になっている。 
・大学1年の夏にケイが3歳のアヤメと彼女を連れたケイ自身の幻影を見る。 
・大学2年の3月に宮崎に行った時、公園に季節外れのアヤメの花が1輪咲いていた。 
・マリは妊娠初期に菖蒲がたくさん咲いている池のそばを散歩している夢を見て、この子の名前を「あやめ」にしようと決めた。
 

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■木原正望 
 
ケイの将来の夫。高校3年の時の同級生。弁護士志望。
一橋大学法学部に進学。
あやめが「パパ」と呼んで慕う人物。
 

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■上島雷太 
 
作詞作曲家。元々は活動停止中のワンティスというバンドの第1KBで作曲担当。奥さんは元アイドル歌手の吹風茉莉花(芸名:春風アルト)。ワンティスのメンバーである下川(第2KB), 雨宮(Sax)と親しい。下川は上島作品の編曲を多く手がけている。 
 
★上島ファミリー 
 
上島雷太が曲を提供し、プロデュースしているアーティストたち。
山折大二郎, AYA, 百瀬みゆき など。
 

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■花見啓介 
 
政子の元婚約者。高校の書道部の先輩。政子と冬子を△△社のバイトに誘った人物で、ローズ+リリー誕生のきっかけを作った人物であると同時に、ふたりの正体を雑誌記者に売って、ローズ+リリーが活動停止に追い込まれるきっかけを作った人物でもある。
 
政子が中2の時に知り合い恋人になり、政子が高2の3月に婚約した。しかし4月に政子をレイプしようとし、8月には冬子をレイプしようとし、また他にも恋人を作っていたことがバレて婚約解消。政子と冬子がローズ+リリーとして活動していた時期にバイト先の女性をレイプして訴えられる。半年ほどの間に3回もレイプ事件(内2回は未遂)を起こしたとんでもない奴。示談して告訴を取り下げてもらったものの、示談金の支払いに苦しんでいた時、ローズ+リリーの正体を雑誌記者に売った。その後3年間の失踪生活を送る。
 
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■渡海仁恵 
 
1991年7月18日生まれ。
 
ケイの高1と高3の時の同級生。ケイとマリが「最も仲の良い友人」。
高3の1学期に一度制服を貸して試着させてくれた。また卒業式の前日、予備の制服をくれたので、ケイは卒業式に女子制服を着て出席することができた。千葉大学文学部に進学。
 
大学時代のアパートは琴絵のアパートと近く。仁恵と琴絵がローズ+リリーの「千葉情報」の発信源。子供の頃からエレクトーンを習っていた。
 

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■山城琴絵 
 
ケイの高2の時の同級生。科学部で、ケイたちの書道部と同じ化学実験室でクラブ活動をしていて1年の時からふたりと話していた。ケイとマリの「最大の理解者」。高2の修学旅行では、先生に話を付けてケイを自分達の部屋に泊める。ケイと何度かキスをしており、政子も琴絵と冬子のキスは容認している。千葉大学理学部に進学。 
自他共に認める音痴で、ポピュラー音楽嫌い。コンサートの類にはほとんど行かない。 

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■美咲絵里花 
 
冬の陸上部の1年先輩で副部長。家はケーキ屋さん。高1の頃まで自宅で冬彦に女装をさせていた。中学の制服を冬に譲る。高2の時インターハイで優勝。冬が高2(絵里花が高3)の時に家が引っ越したので、その後は関わりが薄れた。大学卒業後、地方のラジオ局のアナウンサーとなり、ローズ+リリーの番組を担当することになる。 
 

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■前村貞子 
 
冬の中学の陸上部の仲間。同学年。冬が2年の秋で陸上部をやめてしまったため副部長を引き受けることになる。中学時代の冬の最も大事な親友。高校は異なってしまったが、年に数度は会っていた。 
 

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■川口美枝 
 
冬の中学の陸上部の仲間。同学年。高2の春頃までは、絵里花・貞子ともども、冬とけっこう関わりがあった。
 

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■山吹若葉 
 
冬の小学6年の時の同級生。中学の陸上部の仲間。高校入学以前の冬の実態を見ている数少ない人物のひとり。高校時代は水泳部に1年間在籍。高校は冬と異なったが、大学は冬と同じ△△△大学となる。ただし理学部。大学に入ってからメイド喫茶でバイトを始めた。そのメイド喫茶のチーフである工藤和実はMTFで「クロスロード」の物語で冬たちと関わることになる。「トワイライト」の世界と「夏の日の想い出」の世界をつなぐ存在。 
 

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■松山貴昭 
 
政子の高2の時の同級生。修学旅行の時に冬子とキスをした。冬子のことは、その性別は認識した上で女子として扱ってくれていた。阪大に進学。距離は離れたものの、大阪に移動する前に佐野君経由で冬子と携帯のアドレスを交換。時々連絡を取り合っている。 
 

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■佐野敏春 
 
高2,高3の時の冬子の同級生。性別関係無く冬子と付き合ってくれる。冬子がいつもブラを付けていることに最初に気付いた男子クラスメイト。冬子の携帯に古くから登録されている数少ない男性の友人のひとり。最初は慶応大学に進学する、などと聞いていたのだが、入学金の振込期限が3月2日なのを知らなかった、などというあり得ない話で(友人全員から「アホか?」と言われていた)、結局、国立の後期日程で合格していた東工大に進学した。 
 

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■川上青葉 
 
MTFの霊能者。1997年5月22日3時17分埼玉県大宮市生まれ。岩手県大船渡市で育つ。震災で両親・祖父母・姉を一気に失う。ボランティアで被災地を訪れた千葉の大学生、桃香と千里に保護され、現在は桃香の母が後見人となって、富山県高岡市在住。一ノ関在住の鈴江彪志は双方の保護者にも公認された恋人。 
物心付く頃から霊的な力を発達させており「気を操る」達人で、小学5年生の時に自力で睾丸機能を停止させ女性ホルモンを活性化させてバストを発達させ、女性型の体型に自らを変化させていった。中2の時ついに睾丸が自然消滅。 
4オクターブの声域を持ち、中学のコーラス部で活躍する。冬子とはお互いに発声法や歌い方で教え合っている。冬子のヒーリングをして体内のシステムを女性型に調整した。
 
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本来は別のシリーズの主人公であるが、こちらへは度々カメオ出演。 
 

■その他特に特記すべき人 
 
▲唐本萌依 冬子の姉 
▲直哉 政子の恋人。大学2年の9月頃から2月頃まで付き合う。 
 

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