【3人のマサミ】(1)

目次
 
第1節・保健室の放課後 
その生徒は午前中の雨が上がって、午後から日が差し始め虹がきれいに出た日の放課後にやってきた。そしていきなりこんなことを言った。
 
「先生、オナニーの仕方を教えて下さい」
 
たまにこういう男子生徒はいる。性に関して興味津々の年代だから、普通の女先生よりは接しやすい私の所にセクハラ発言をしにくる子たち。そんな子は追い返すに限るので「はい、帰った帰った」と言おうとしてふと押し留まった。
 
そもそも彼の声はハイトーンでまるで女の子の声のようだった。声変わりがまだなのだろうけど、高校生では珍しい。また見た感じが、あどけなさを残す優しい雰囲気で、いつも来るような悪ガキどもとは傾向が違うように感じた。
 
こういう場合、別の可能性がある。
「それ、何かの肝試し?」
 
気の弱い子が誰かに命令されて、あるいは何かの罰ゲームなどで恥ずかしいことを言わされに来ているケース。確かに彼は少しおどおどした雰囲気もあったが、しかし彼はどうもそういうのとも違うような気がした。
 
「いえ、ほんとに知りたいんです」
 
私は彼にちょっと興味を感じた。
「何年何組だっけ?」
「1年7組、木咲雅海(きさきまさみ)です」
「オナニーしたことないの?」
「はい」と言ってうつむく。そのしぐさが何だか可愛い。
 
「でも私は女だから男の子のは教えられないよ。広田先生呼んでこようか」
「いえ、先生の分かる範囲でいいんです。男の先生はまじめに聞いてくれなさそうで」
 
うーん。女先生だってふつう真面目に聞かないぞ、こんなの。
しかし高校生の男の子がオナニーしたことないというのも珍しい。
女の子なら時々いるんだけど。
 
「あのね、男の子のオナニーは、おちんちんを手で握って前後に手を動かして気持ち良くするんだと思うよ。私は自分におちんちん無いからしたことないけどね」
 
「いろいろ本で調べて、そんな感じかなとは思ったんですが、うまく握れないんです」
 
ここに来て私はこの子が性器未発達なのではという考えが浮かんだ。
そうだとしたら確認したほうがいいかも知れない。
ただそれはやはり彼にとって同性の教師に頼んだほうがいい。
 
「あなたのおちんちん、ちょっと見せてくれる?でも同性のほうがいいだろうからやはり広田先生、呼んでくるね」
「それはちょっと。。。。男の人に見られたくなくて」
 
今保健室は彼と私のふたりだけだ。変な誤解が生じかねない状況は避けたい。
そもそも彼が猫をかぶっているだけで、ベッドの方に連れて行ったら、そのままこちらを押し倒したりしないだろうか?私は一瞬そんなことも考えたが、彼の様子を見てそれは有り得ない、と否定した。
 
「じゃ私に見せて。そこのベッドで横になって」
「はい」
 
彼はカーテンの陰のベッドに寝転がると、ズボンを下げ、パンツも下げた。
白いブリーフが可愛い・・・がふと私は疑問を感じた。
 
「ねえ?このブリーフの前の開き、使ってる」
彼は一瞬かぁっと赤くなった。
そして首をふると「使ってません。僕の小さくて、そこから出しておしっこ出来ないんです。
ですから、いつも個室に入ってしてます」
 
なるほど。だから前の開きが乱れてないんだ。
私は彼の性器を観察した。
 
確かに小さい。でも小さくても大きくすればよいはず。
 
「小さいですよね。これあまり男の人に見られたくなくて」
と彼が言う。なるほど、そういう感覚も分からないではない気もする。
女なら『別種族』だから見られてもいいと考えたのか?ただ私はそう考えるには何か引っかかるものがあった。
 
「Hなこと考えたりした時、どのくらい大きくなる?」
「あまりそういうの考えないので」
 
うーん。
「ちょっと触っていい?」
「はい」
 
私はまず睾丸があるかどうか確認した。ある。少し小さい気はするが、問題になるほど小さいとは思えない。次に彼のペニスをいろいろ触ってみた。少し引っ張ってみた感じでは、ちゃんと勃起すれば7-8cmにはなりそうだ。たぶんやり方さえ分かればオナニーもできるようになってそれで逆に性器の発達も促されるのではないか? しかし・・・ 
「私に触られていても大きくならないのね」
「それが分からないんです。大きくなったことってないから」
 
うーん。EDか?しかし立たなくても射精さえ出来れば改善できる筈。
「夢精したことある?って、夢精って分かる?」
「はい。たまにしてます」
「じゃ、オナニーもできるよ。自信を持とう。たぶん自信が付けばふつうに出来るようになる」
 
「きっかけがつかめないとダメですよね。でもそれがつかめなくて」
 
うーん。私は彼を見ながら少し考えた。
ほんとに可愛い子だ。身長も155cmくらいだろうか。顔立ちからして可愛いし、女子の制服を着せたら誰も女としか思わないだろう。
 
と考えた時に、ふとひらめいた。
 
「ねえ、おちんちんあまり大きくならないってことは、これ女の子のクリトリスと同じよ」
「えー?」
「逆に女の子でも2-3cmある大きなクリトリス持っている子もいるよ。
だからさ、これクリトリスと思って女の子式のオナニーしてみない?」
彼は少し戸惑っていたようだったがやがて思い直したように聞いてきた。
「それ、どうやるんですか?」
 
「あのね。女の子はクリトリスに自分の指を当てて、押さえるような感じでぐりぐりと回すように指を動かすんだよ。ちょっとやってみよう」
 
そういうと私は彼の手を取り、ペニスの上に中指を当てさせ、彼の手を持って少し回してあげた。が・・・さすがにこれはクリトリスではないので、こぼれてしまう。
 
「あ、分かった。指3本にしよう」
 
と言って私は彼の人差指・中指・薬指の3本でペニスを押さえさせるとあらためてぐりぐり回してあげる。これならこぼれない! 
「あ、なんか気持ちがいい気がします」
「そう。良かった。じゃ、それを試してみようよ。
ってここではしないでね。ここでそんなことされたら、私がクビになっちゃう。おうちに帰ってから、自分の部屋のお布団の中でやるといいよ。射精した時のためにティッシュも用意していてね」
 
「でも僕は女の子式の方がいいんですね」
「最初だけだと思うよ。それでちゃんと自分でいつでも気持ち良くして射精できるようになれば、自然と君のおちんちんも発達してくると思う。
そしたらいつか普通の男の子式のオナニーもできるようになるって」
「それだったらいいな」
彼は初めて笑顔になった。
 
しかしその笑顔がまた可愛い。女の子の笑みだよ、これ。
 
「先生、ぼくいつも個室に入ってトイレしてるから、みんなから女みたいって言われて、スカート穿いたら?とか性転換したら?とか言われてて」
 
「ああ、そういう人の体を馬鹿にするようなのはよくないな。でもそんなのに負けたらダメよ。君は男の子でいたいんでしょ?」
「・・・・はい」
 
「ん?それともむしろ女の子になりたい?」
「えっと・・・」
 
「ここだけの話。正直に言ってごらん。誰にも話さないから」
 
「女の子になれたら、それもいいな、って気もあります」
 
私はなんか安心したような気持ちになった。
そうよ、やはりこの子はそちらなんだ。
 
私がこの子に関してずっと感じていた違和感の基本はそれだったんだ!性器を男の先生に見られたくないと言ったのも、この子にとっては男の先生のほうが異性であって、私のほうが同性なんだ。
 
「うーん。いいんじゃない?男の子に生まれても女の子になっちゃう子は最近そう珍しくもないよ。自分に正直に生きればいいよ」
 
「そうですか?」
「女装したことある?」
「女の子のクラスメートたちに、着てみてとか言われて女子の制服着せられたりすること、あります」
「その時、どんな感じ?興奮する感じ?落ち着く感じ?」
「なんか自分でも似合ってるような気がして」
 
私はうんうんと頷きながら彼、いや彼女と呼ぶべきか?にアドバイスした。
 
「じゃさ、オナニーする時も、自分が女の子になった気持ちでするといいね」
「というと?」
「これはおちんちんじゃなくてクリトリスなんだ、と思ってもみもみするの」
「えー!?」
「女の子になりたい気持ちがあるなら、おちんちんいじっていると思うよりクリトリスいじってると思った方がたぶんもっと気持ち良くなれるよ」
「・・・・ああ、そうかも」
 
「女の子の服って自分では持ってないの?」
「はい、持ってないです」
「お小遣いでワゴンセールのショーツやブラジャーくらいは買えるでしょう。
そんなの買って来て、それを身につけてオナニーするともっといいかもね」
「それ買いに行くんですか?」
「さすがに制服では変に思われるかも知れないけど、君なら私服でいけば女の子に見えちゃうと思う。だから恥ずかしがることないよ。思い切って買いに行ってごらん」
「・・・・・」
ちょっと迷っているようだ。しかし顔は既にやってみたいという気持ちになっているのを読み取れる。
 
「クリトリスだけじゃなくて、乳首いじったりとかもするといいよ。
もっと女の子の気分になれる。おっぱいがあると思っていじるの」
 
その時彼女は思い切ったようにこんなことを言った。
「先生、ぼく、おちんちん大きくするより、おっぱい大きくしたい」
 
「おっぱいか・・・・・君くらいの年代の女の子に多い悩みだよ、それ」
そう答えると彼はちょっと赤くなった。
「私、君のことは女の子と思うことにしたからね」
「え?はい」
 
「胸の筋肉を発達させた方がいいから腕立て伏せとか毎日やってみよう。
あと牛乳飲んだり、お肉食べたりするのも効果あるよ。あとはお風呂に入った時に、おっぱいの周囲を丸くマッサージするの。それから豆腐とか納豆とか、大豆製品をたくさん食べるのもいいね」
彼女は真剣に聞いている。
「それで大きくなりますか?」
「ある程度はね・・・・でも本格的に大きくしたいなら女性ホルモンを飲まないと難しい」
「薬屋さんとかに売ってますか?」
「売ってない。ただ少し弱い作用のでもよければ、プエラリアとか、エステミックスいうサプリがコンビニとかに売ってるよ。ただこれけっこう高いの。君のお小遣いで買えるかな・・・お母さんとかに相談したほうがいいかも」
「お母さんに・・・・」
 
「どっちみち、どこかの時点で相談したほうがいいと思うな。協力してもらえるようになったら、女の子の服を買ってもらえるかも知れないし、うまくすれば家の中でずっと女の子の格好していられるようになるかも知れないし。男親よりは女親の方が理解してくれるものだよ」
 
「それは時期を見て・・・・・」
そう話す彼女の顔は少し落ちついた感じで晴れやかな笑顔になっていて、最初に保健室に入ってきた時の、迷ったような顔とは全然違っていた。
 
「また来ていろいろ相談していいですか?」
「いつでもおいで。何なら私の自宅に来てもいいよ。住所と電話番号教えてあげる」
「じゃ、今週の土曜日とか行ってもいいですか?」
「うん。いいよ、おいで」
 
彼女はメモを受け取ると、おじぎして出て行った。
 

第2節・また保健室の放課後 
木咲雅海が来た翌日、その日は朝から天気が良かった。こんな日は何となく保健室に来る子も少ないような気がする。少し暇だなと思っていた放課後、その子は入ってくるなり、こういった。
 
「先生、おっぱいどうしたら大きくなるか教えてください」
 
私はため息を付いた。「さあ、帰った、帰った」
 
「えー?ちゃんと教えてよー」
「じゃね。毎日腕立て伏せして、お風呂の中でバストをよく揉んで」
「腕立て伏せ毎日50回してまーす」
「頑張ってるじゃん」
「でも全然大きくならないんだもん」
 
私は再度ため息を付く。
 
「今は成長期だからね。個人差はあるけど、そのうち自然にある程度大きくなるよ」
「でも、私の絶望的にぺったんこなんですよー。9月には修学旅行もあるし、お風呂に入ったとき、恥ずかしいもん」
 
私はこの子、ほんとに発達度が悪いのかもと思った。
 
「じゃ、そのカーテンのかげでちょっと見せてくれる」
「はい」
「名前は?」
「2年8組、杉中昌美です」
「君もマサミか・・・・・」
「何か?」
「いや、なんでもない」
 
彼女をカーテンのかげに連れていく。制服の上を脱ぎ、ブラウスを脱いだ。
これは・・・・・「ブラも外した方が良いですか?」
「うん。念のため」
 
彼女はブラを外した。これはほんとに何も無い胸だ。高2でこの胸というのは明らかに異常だ。これは保健室の取り扱い範囲ではない。
 
「ねえ、君、これ病院に行った方が良い」
「病院って内科ですか?」
「婦人科だね」
「えー?婦人科って赤ちゃん産む時に行くのかと思ってた」
「女の人の身体全般を見てくれるんだよ」
「そうだったのか」
 
「ね、昌美ちゃん、生理はあるよね?」
「まだ来てないです」
 
生理が来てない・・・・いくらなんでも高2で来てないというのはおかしい。
ということはそもそも女性器が未発達なのだろう。あるいは半陰陽ということも考えられる。
 
「昌美ちゃんのお母さんとも一緒にいちど話してみたいな」
「うーん。来てくれるかなあ。。。。お前のことなんか知らんって言われてるし」
「ネグレクトされてるの!?」
「私が勝手に縁切ってるだけだから大丈夫」
「うーん。。。喧嘩中か」
「うん。そんな感じ」
「でもこれ、病院で診察受けて、場合によってはホルモン補充療法とか受けたほうがいいかも」
 
「やっぱりホルモン飲まなきゃいけないかなあ・・・・」
「飲んだ方がいいかもね」
 
「先生、オナニーとかしたら、女性ホルモン分泌されるかなあ」
「ああ、それは効果あると思うよ。いっぱいしていいと思う」
「どんな感じでオナニーするのがいいですか?」
「えっと、女の子のオナニーはいろいろ方法があるけどね。ヴァギナに何か入れたりするのは避けようね」
「はい」
 
「やっぱりクリちゃんを揉むとか、直接クリちゃんに触らなくてもお股に何か当てて動かすとか」
「私、クリちゃんが大きいんですよねー。だからどうもふつうの女の子みたいにできなくて」
「大きい?」
「ええ。ふだんでも3cmくらいあるんです」
「ちょっと見せてくれる?」
 
私はこれは半陰陽なのではないかと思い、思わずそう言った。
 
「はい、いいですよ」
と言って、彼女はベッドに横になると、スカートをめくり、パンティを下げた。
 
私はふっと息をついた。
 
「ね、君」
「はい」
「君ってもしかして男の子?」
「はい。でも睾丸は先月抜いちゃったから、もう男の子じゃないかも」
 
「そりゃ・・・生理来るわけないし、女性ホルモン飲まなきゃ、おっぱいは大きくならないね」
「やっぱりそうか・・・・」
 
「睾丸取るのって、どうやったの?」
「年齢誤魔化して、去勢してくれる病院に行ってきました」
「それ、お母さんは」
「まだ言ってない」
 
「そういうの、親に言ってからしようよ」
「だって許してくれるわけないもん」
「高校生じゃね・・・・」
「でもこれ以上、自分の身体が男性化するの、許せなかったから」
 
「まあ、気持ちは分かるなあ・・・・でも、去勢の手術代とかどうしたの?」
「マクドのバイトして貯めました」
「偉いね。でもバイトはもしかして女の子の格好で?」
「はい。私、女の子の服着たら、女の子にしか見えないから」
 
「確かに。今の今まで、私あなたが男の子だなんて思いもよらなかった。
声も女の子だしね」
「ええ。私、声変わりしなかったんだよね」
 
そういえば木咲雅海も声変わりがまだだった。
 
「その制服は?いつもそれで通学してきてるの?」
「放課後になったら、これに着換えてます。でも、もうこれで通学しちゃおうかなと思ってるんですけど」
「もしその気があるなら、私も一緒に担任の先生とかと話してあげる」
 
「ありがとうございます。ね、先生、今から女性ホルモン飲み始めて、9月の修学旅行までにおっばいどのくらい大きくなると思います?」
「3ヶ月じゃね。あまり期待しないほうがいいけど、少し膨らみ始めるくらいにはなるかもね」
 
「よーし。じゃ、飲んじゃおう」
「待って。飲む分量は分かるの?」
「分かります」
「念のため、飲みたいと思ってる薬、私に見せてくれる?」
「じゃ、今度持ってきます」
「あるいは、私の家に来てもいいけど」
「あ、行きます!保健室より落ち着いて話せる気がするし」
「じゃ、いらっしゃい」
 
「あ、そうそう。女性ホルモンを活性化させるようなオナニーの仕方ってないでしょうか?クリちゃんいじると、男の子の気分になっちゃうから」
「うーん。。。。たしかにそれいじると、男性ホルモンを活性化させそうだよね。
乳首を揉むとかは?」
「あ、そうか!それ頑張ってみます」
「うん」
 
「じゃ、今度の土曜日、お邪魔しますね」
「うん」
 
と答えてから、待てよ、その日は木咲雅海が来るぞと思ったが、杉中昌美が木咲雅海にアドバイスできることもあるような気がした。
 

第3節・更にまた保健室の放課後 
そしてそれは明日、木咲雅海と杉中昌美が来るなと思っていた放課後だった。
その生徒は入ってくるなり言った。
 
「先生〜、オナニーの仕方を教えて下さい」
 
私はまたまたため息をついた。男子生徒でこういうことを言ってくる子は時々いるが、女子では珍しい。
 
「女の子は無理に覚えなくてもいいと思うよ。あれこれやってみて、気持ちよくなれたら、それで正解。やり方自体、いろいろな方法があるからね」
 
「たとえば、ヴァギナにローター入れたり?」
「えっと、君たちの年齢では、そういうことはやめようよ」
「私、処女じゃないから、ヴァギナに物入れるのは平気ですけど」
「処女じゃなくても、あまりお勧めできないなあ」
 
「やっばりクリちゃん刺激するのがいいですか?」
「うん。それがいいかもね」
「先生はクリちゃん派ですか?」
「あ、えっと・・・まあ、そうかな」
 
「こないだ別れた彼氏がGスポット開発しろとか言ってたのはやはり外れかなあ」
「男の子は女の子の身体のこと分からないもの。そういうのに乗せられちゃだめよ」
「ですよねー」
 
「クリちゃんの刺激の仕方って、どういうのが気持ちいいですか?」
「あのね・・・・・君、実際には色々やってない?」
 
「あれこれ試してみたんですけどね〜、なかなか気持ち良くならないのよね」
「うーん。感じ方には個人差もあるしね」
「やっぱり人によって性感帯って違うもの?」
「そりゃそうよ」
 
「私、脳逝きってのがよく分からなくて。クリちゃんとかGスポットとか刺激するのより気持ちいいのかな?」
「ああ、女の子には時々いるよね。Hなこと想像してるだけで逝っちゃうという子」
「想像力だけでほんとに逝けるもの?」
「逝く人はいるみたいよ。でも、たいていはクリちゃん触ったり、直接触らなくても、お股のあたりを何かで刺激したりしてると思う」
「相乗効果か・・・・」
「だね」
 
「でも、先生、こういうことに真面目に答えてくれて嬉しい」
「そう?でもこういうことって、結構10代の頃は悩んだりすることだもんね」
「友だちはなんか恥ずかしがって、よく教えてくれないしなあ」
「まあ、それは仕方ないよ」
 
「私、実は女の子になりたてなんです」
「え!?」
 
「半年前に性転換手術受けて」
「えー!?」
 
「それまで学生服で通学してたのに、突然女子制服で通学するの恥ずかしかったから、この4月からここに転校してきたんですよね。でも去年まで男の子だったことは、誰にも言ってません。先生に初めて打ち明けた」
 
「そうだったの・・・・」
「女の子のことが実はよく分からないことも多くて」
「そうでしょうね」
 
「時々、先生にいろいろ聞いていい?」
「うん。いいよ。何でも聞いてね。私で答えられる範囲のことは答えてあげるから」
「ありがとう」
 
「でもよくあなたの年齢で性転換手術とか受けられたわね」
「アメリカの大学病院でしてもらいました。アメリカは地域によってはゆるい所もあるものだから。現地時間で12月31日の午後、女の子に生まれ変わった」
 
「へー。でもそういう大きな所だと安心でしょうね。費用は親御さんが出してくれたのね」
 
「えへへ。当時のボーイフレンドが出してくれた」
「ちょっと待って。親御さんは?」
「冬休みに渡米して手術終わって帰国してから言ったら、ぶん殴られた」
 
「私が親でも殴るわ、それ」
「まあ、それは覚悟してたんですけどね。だって、親が認めてくれる訳ないと思ったもん。お金も無かったろうし」
「でもそのお金出してくれた彼氏と別れちゃったの?」
 
「はい。で、そのあと作った彼氏ともこないだ別れたところで」
「はあ・・・」
「でも転校して、転校した先の学校で女の子として再スタートするという件は、親も了承してくれたんです」
 
「そう・・・・あなた手術の痕とか痛まない?」
「それは大丈夫みたい。私の身体、けっこう丈夫だから。一応国内のそれ関係の病院で毎月1度診てもらってます」
「うん。それはちゃんと受診したほうがいい」
「ホルモンも手術前は実は個人輸入して飲んでたんだけど、今はそこのお医者さんに処方箋書いてもらって買ってます」
 
「うん、そのほうがいいよ。でもそのホルモン代とかはどうしてたの?」
「バイトして稼いでました。お弁当屋さんとかハンバーガー屋さんとか」
「うん。健全なバイトでよろしい」
 
「援交とかしたら、自分で手術代稼げるかもと思ったことはあったんだけど、見ず知らずの人とセックスするのとか、私抵抗があったから」
「それはやめておきたいね」
 
「私恋多き女なんだけど、ふたまたとか浮気とかはしないポリシーだし」
「まあ、いいことだね」
 
「で、去年付き合ってた彼氏がお金持ちの息子で、手術する気あるならお金出してあげようか?なんて言うから、渡りに船で」
「ああ」
「彼と別れる時、手術代、借用証書を書こうかっていったんだけど、あげたお金だからいいって」
「いい彼氏じゃん」
「ですね。今でも好きかも」
 
「でもそんな素敵な彼氏となぜ別れたの?」
「うん。。。やはり彼、女の子になってしまった私にときめかないと言って」
「ああ、そういうことか」
「彼、男の子の身体の私が好きだったみたい」
「まあ、それは仕方ないね」
「ええ。そういう趣向の人だったらしょうがないなと割り切りました」
「難しいよね、恋愛って」
 
「ほんと。。。。ね、先生、先生ともっとお話したいな。おうちとかに遊びに行ってもいい?」
「うん、いいよ。いつでもおいで」
「じゃ、明日行ってもいいかな」
「明日・・・・」
「都合悪かった?彼氏とデートとか?」
 
「デートじゃないけど、ちょっと他にも2人生徒が来るものだから。でもあなたと話が合うかも」
「あ、私と同じ傾向の子?」
「そうそう」
「じゃ、明日行きます。住所教えて」
「うん。あ、君の名前は?」
「3年9組の山原真沙弥です」
 
「君もマサミさんか!」
「というと?」
「明日来る、他の2人もマサミさんなんだ」
「へー、面白い」
 
彼女は楽しそうな顔で手を振って保健室を出て行った。
 

第4節・勝手に遭遇 
翌日の10時、木咲雅海が永田先生の家を訪問すると、自分の高校の制服を着た女の子が出迎えてくれた。
「おはよう。木咲雅海さん?」
「はい。先生が急用で出かけちゃったのよ。12時くらいには戻るから待っててって」
「分かりました」
といって中に入ると、居間に案内されて、その女の子がお茶を入れてくれた。
 
「ここのお菓子も摘んでてって言われたの。食べちゃお」
「あ、はい・・・・僕とと同じ学校の生徒さん?」
「うん、3年生の山原真沙弥」
「わ!僕と同じ、マサミさんなんだ」
「そうなのよ。今日、もう一人来るはずなんだけど、今日先生のうちに来る生徒は3人ともマサミなんだな」
「へー」
 
「3人とも戸籍上は男の子だよ」
「え?じゃ、あなたも」
「うん。私はもう性転換手術済みだけどね」
「わあ、すごい」
 
「それでさ、先生からことづかったんだ。これに着換えてみない?って勧めてみてって」
「これは・・・・・」
「うちの学校の女子制服。おまけで、ブラウスと女の子の下着もあるよ」
「わあ・・・」
「ね、着てごらんよ。そんな学生服とか脱いでさ」
「うん」
「私と君、同類だから、私が見てても恥ずかしくないよね」
「はい」
 
木咲雅海はそう良いながらも少し恥ずかしそうな表情で、学生服とズボンを脱ぎ、ワイシャツも脱ぎ、シャツとブリーフも脱いでから、パンティを穿き、ブラジャーを付ける。
 
「へー。ブラジャーを後ろ手で付けられるって、ふだんから付けてるね?」
「へへへ。お姉ちゃんのブラを勝手に付けたりしてました」
「なるほどね。パンティ穿く時も、おちんちんを後ろにやったし」
「はい」
 
「足のムダ毛は処理済みだし」
「だって美しくないですから」
「だよね」
「先輩は足の毛はどうしてるんですか?」
「レーザー脱毛済み」
「進んでますね。私週に2回くらいお風呂場で剃ってるんです」
 
ブラウスを着て、女子制服の上下を着る。
 
「わあ、立派な女子高生じゃん」
「ちょっと恥ずかしい」
「似合ってるよ。そちらの鏡を見てごらんよ」
 
木咲雅海は姿見を見て、自分でも少しうっとりしているようだ。
 
「私、女の子になりたくなっちゃった」
「可愛い女の子になれると思うよ」
 
まだ姿見をのぞいている。いろいろポーズを取ったりしている。
 
「携帯持ってたら、写真撮ってあげようか?」
「ほんと?お願いしちゃおうかな」
 
山原真沙弥は木咲雅海の携帯を受け取ると、壁を背景に何枚か写真を撮ってあげた。
 
そんなことをしている内に玄関でピンポーンという音。ふたりで出て行くと杉中昌美が来たところであった。先生が急用で出ていることを告げ、居間に連れて行って、山原真沙弥がお茶を入れてあげる。そして一緒におやつを摘んだ。
 
「ということでマサミちゃんが3人揃ったのよね」と山原真沙弥。
「紛らわしいから、ニックネームで呼ぼうよ」と杉中昌美。
「じゃ自己申告。私はマヤ」と山原真沙弥。
「じゃ、私はスギ」と杉中昌美。
「じゃ、私はマリリン」と木咲雅海。
「何それ?」
「子供のころ、そう呼ばれてたから」
「やっばり半ば女の子扱いだったのね」
「私たちって、みんなそうだよね」
 
「でもマヤさんもスギさんも、女の子にしか見えませんね」
「マリリンもそうしてると女の子にしか見えないよ」
「みんな声が女の子なのは、変声期前?」
「私は去勢しちゃったから、もう声変わりはしない」
「私は性転換手術済みだから、当然もう声変わりしない」
「わあ、いいなあ。私も声変わりしたりする前に取っちゃいたい」
「うん、取った方がいいよ。いつまでも、あんなもの付けてちゃいけないよ」
 
「あれ?マヤさん、性転換済みなんだ」とスギ。
「そうだよ。去年の12月31日に完全な女の子になった」とマヤ。
「じゃ、セックスさせてー」
「ええ、なんでそうなるの?」とマリリンは言ったが、マヤはあっさり「いいよ」
と言った。
 
ふたりが裸になる。マリリンは呆気にとられていた。
マヤの裸体は美しい。完璧な女の子のフォルムだ。おっぱいも大きいし、お股には何もよけいなものが付いていない。スギの裸体は男の子の身体だが、ムダ毛は無いし、ウェストラインのくびれは、かなりキュッとしていて、ふつうの女の子並みだ。むろんマヤのウェストのくびれも大きい。
 
ふたりはキスすると絡み合って横になり、しばらく愛撫していたが、やがてスギがマヤにインサートした風であった。こんなものを見るのは初めてなので、マリリンは半ば呆然として、でもドキドキしながら見ていた。
やがてフィニッシュしたようだった。
 
「気持ち良かった」とスギ。
「私もー。久々だったし。セックスはやっぱり快感」とマヤ。
 
「どうして、いきなりセックスできちゃうんですか?」とマリリン。
 
「うん。一目惚れ」
「私も一目惚れ」
「それでもセックスって・・・」
 
「だって私は去勢済みで妊娠させる能力無いし」とスギ。
「私は卵巣も子宮も無いから妊娠する能力無いし」とマヤ。
「いちばん安全なセックスだよね」とふたり。
「すごい理由」
 
「マリリンにもセックスさせてあげようか?」とマヤ。
「え・・・でも」
「遠慮しなくてもいいよ。セックス気持ちいいよ。私妊娠しないから避妊しなくてもいいし」
「ごめんなさい。私の立たないんです」
 
「あら、もう立たないようにしちゃったの?」
「いえ、立ったことなくて」
「見せて」
「はい」
 
マリリンはパンティを下げ、スカートをめくって、おちんちんを見せる。
マヤが触っている。
「うーん。。。。」
「え?」
マヤはいきなりマリリンのおちんちんを咥えてしまった。
 
その時、スギが後ろからマリリンを抱きしめるようにして、胸に手をやると触り始めた。
「あ・・・」
 
マリリンはふたりから同時に責められて、頭がおかしくなりそうだった。
そして・・・・ 
「わーい、立った立った」とマヤが喜んでいる。
マリリンのおちんちんは確かに大きくなっていた。
「こんな感覚初めて・・・」とマリリン。
 
「じゃ、入れてみようよ」とマヤが言うと、大きくなったマリリンのおちんちんを自分のに入れてしまった。
「えー!?」
 
その時、マリリンはスギが何か四角い小さなシート状のものをバッグから取り出すのを見た。
「あ、ちゃんと持ってるんだ」とマヤ。
「これはこういうことするため」と言って、それを手でちぎって開封すると、何かビニールのかたまりのようなものを取り出す。そして自分のおちんちんにかぶせてしまった。
「もしかしてコンドーム?」
「そうだよ。初めて?見たのは」
「はい」
「じゃ、入れちゃうよ」
「え?え?え?」
 
スギは自分のおちんちんをマリリンの後ろの方に入れてしまった。マリリンは声も出せない感じだった。
 
「スギ、それ1枚ちょうだい」とマヤ。
「うん」
といって、もう1枚バッグから取り出してマヤに渡すと、マヤはそれを開封して自分の指に填めてしまった。
「いいよね?」とスギに尋ねる。
「いいよ」
とスギが答えると、マヤはスギの後ろの方にそれを入れる。
 
マリリンのおちんちんはマヤのヴァギナに入っている。マヤは指をスギの後ろに入れている。そしてスギのおちんちんはマリリンの後ろに入っている。
 
3人は巴の状態で絡み合ったまま、お互いに刺激し続けた。やがてみんな放心状態になって、動きが止まった。
 

「へー。じゃ、おちんちんが大きくならないのがマリリンの悩みだったんだ」
「うん。でも大きくなってびっくりした」
「じゃ、立ったの初体験でセックス初体験か」とマヤ。
「入れるほうも入れられる方もね」とスギ。
 
「どちらが気持ち良かった?入れるほうと入れられる方と」とマヤ。
「えっと・・・・入れられる方かな」
「じゃ、女の子になっちゃった方が良いかもね」とマヤ。
「マリリンは女の子でいいと思うよ」とスギ。
 
「私みたいな身体になれるよ。手術すれば」とマヤ。
「私も早く手術したーい。マヤいいなあ」とスギ。
「なんかちょっと羨ましい気分です。マヤさんの身体見たら」とマリリン。
 
「女の子になりたかったんでしょ?」
「はい。でも女の子の服、全然持ってなくて」
「それは少しずつ買いそろえていけばいいと思うよ。お小遣いとかで」
 
「おふたりとも女性ホルモン飲んでるんですか?」
「飲んでる」とマヤ。
「飲み始めるつもり。実はもう買ってる」とスギ。
 
「マリリンに分けてあげてもいいけど、継続的に飲んでくんだったら、やはり自分でバイトして買ったほうがいいと思うよ」
「はい。バイト探してみます」
 
「ただし女性ホルモン飲み始めたら、もうおちんちん立たなくなるからね」とマヤ。
「私もひょっとしたら男の子としてセックスできたのは今日が最後かも」とスギ。
 
「一度立ったの経験したからもう立たなくなっていいです。これまでも立ったこと無かったんだし」とマリリン。
「じゃ、今日のが最初で最後の想い出だね」とマヤ。
 

第5節・帰宅、そして 
永田が急用を片付けて帰宅した時、3人のマサミはとても仲良さそうに話をしていた。
 
「先生。私、女子制服で通学することにする」とスギ。
「分かった。でもお母さんとも話して一緒に学校に来て」
「うん。そうする」
 
「私もお母さんと話して、女の子の服、少しずつそろえて、まずはプライベートで女の子の格好で過ごせるようにしていきます」とマリリン。
「それがいいね」
「それから女の子の格好でできるバイト探すの」
 
「あれ・・・・木咲さん、『私』って自分のこと言うようになったのね」
「さっき、マヤさんとスギさんから教育されました」
「教育しました」
 
「なんか少し過激な教育の仕方をした感じもするけど」
「女の子3人の秘密です」
「まあいいけどね」
と永田は笑って言う。
 
「先生、私のおちんちん立ったんです」とマリリン。
「それは良かったね」
「でも、もう立たなくていいの。私、女の子になるから」
「そう」
 
「立ったの、想い出にします」
 
「何か3人とも似たような境遇のようだし、お互いに色々相談しあって行くといいかもね」
「はい、私、たくさんふたりに相談することがありそうだから」とマリリン。
「私もお仲間が増えて心強い」とマヤ。
 

その後、杉中昌美は母親を伴って学校に出て来て校長先生とちゃんと話をし、女子の制服で通学することを認められた。ホルモンの摂取も始めたので9月の修学旅行に参加した時には、けっこう胸が膨らんでいた。杉中昌美は下はタックして、他の女子生徒と一緒に女湯に入っていた。
 
木咲雅海はお母さんと話をして、少し女の子の服を買ってもらったと嬉しそうに話していた。学校には相変わらず男子の制服で出て来てはいたが、髪を女子生徒の基準まで伸ばすことを認めてもらった。翌年の修学旅行では、男子と一緒という訳にはいかないということで、女教師の部屋に泊め、お風呂もその部屋に付いている個室バスを利用していた。
 
山原真沙弥は女子大への進学を希望し、入学先の大学と交渉した結果、既に女の子の身体になっているのなら特別に入学を認めるということになって、推薦入試の形で合格した。来年春からは晴れて女子大生になる。20歳になったらすぐ性別を変更するんだと言っていた。
 
杉中昌美も大学生の内に性転換手術を受けて、戸籍の性別も変更したいと言っていた。そしてたぶん、木咲雅海も同じ道を辿るのだろう。
 

3人はその後も仲良くしていて、しばしば「3人だけの睦み事」に興じているようでもあった。杉中昌美のおちんちんは、後に性転換手術を受ける直前までちゃんと立っていたが、木咲雅海のおちんちんは、それ以降1度も立たず、結局あの日に立ったのが人生で唯一の体験になったようであったが、オナニーは女の子式で楽しんでいるようであった。
 
結局、木咲雅海の方が先に性転換手術を受けたので、杉中昌美がふたりのヴァギナに交互にインサートして楽しんだりもしていたようであった。
杉中昌美のおちんちんは、睾丸が無いにもかかわらず、しっかり立っていた。
 
そしてそういう場合、しばしば杉中昌美は山原真沙弥と木咲雅海の両方から同時に後ろに指を入れられたりしていた。
 
「ああ。私おちんちん2本あったら、マヤとマリリンの両方のヴァギナに同時に入れてあげられるのに」
などとスギは言っていた。
「2本欲しい? でも今ある奴も取っちゃうんじゃないの?」
「うん。もう予約入れたから来年取るけどさ。おちんちんも気持ちいいよ」とスギ。
 
「私、一度だけおちんちん使ったセックス経験したけど、そんなに気持ち良い感じはしなかったな」とマリリン。
「私はおちんちんは一度も使ったことないな。性転換前でも男の子としかセックスした経験無いから」などとマヤも言っていた。
 
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