【夏の日の想い出・人物小辞典】(1)

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■唐本冬子(旧名:冬彦,芸名:ケイ) 
 
歌手・作曲家。UTP専務。
1991年10月8日午前11時2分、岐阜県高山市生れ。△△△大学英文科に進学。
大学1年の時に去勢と豊胸をし、大学2年の春に性転換。秋に戸籍上も女性になる。
 
この物語の主人公。一人称は高校時代までは「ボク」、卒業後は「私」。
この物語は基本的にケイの一人称で語られる。
マリとはビアン関係、正望は将来の夫、あやめは実の娘であり戸籍上は養女。
恋愛はバイではあるが、男性に対しても女性に対しても受け身の愛になりがち。
 
高2の夏に女装でマリと組み「ローズ+リリー」という歌手デュオとしてデビュー。実は男の子であることを隠していた上に歌手活動をしていることを親に隠していた。それがバレたことを契機にケイとマリが親の承諾無しでこういう活動をしていたことが問題になり、活動休止に追い込まれる。
 
大学1年の夏に活動再開。男性3人と組んで「ローズクォーツ」というバンドで活動する一方、ローズ+リリーの方も音源制作の活動を続ける。
 
 

★夜須譜津子 
 
ベストアルバム『ローズ+リリーの長い道』のディレクターおよび編曲者としてクレジットされた名前で、実はケイの変名。Sudo Fuyuko のアナグラムであり、須藤美智子のアレンジをベースに、冬子が再アレンジしたという意味。
親から歌手活動を禁止されていた時期だったので、親にバレないように使った意味もあったのだが、熱心なファンがアナグラムであることを発見し、ネットで拡散したので、後にラジオ放送で、その事実を認めた。
 

★ケイの女装歴 
 
「公式見解」では高2の夏からということになっているが、実際には中1の12月から絵里花の家でしばしば女装させられていた。ただし絵里花の家で初めて女装した時、自分で後ろ手でブラのホックを留めた所を目撃されており、それ以前にもかなり女装体験があるのではと、当時を知る友人から疑われている。
高校受験は女装で試験場に行っており、高校時代も模試を受けるのにしばしば女装で行っていて、女装の時の方が男装の時よりずっと高い点数を出していた。
また作曲は最低でも下着女装はしていないと出来ないとのこと。ローズ+リリー以前の女装外出歴で本人が絵里花または政子に認めているのは下記の11回である。
 
 
・中3の5月に絵里花の家から帰る時。Sと遭遇して占いをする。
 
・高校受験 
・中学の卒業式の翌日、中学の女子制服を着てSと会う。
 
・高1の夏休み、書道部のキャンプ。
 
・高1の夏休みの模試。
 
・高1のクリスマスでパーティーに行き、晃子の代役で歌を歌う。
 
・高2のゴールデンウィークの模試。
 
・高2のゴールデンウィークに遊園地に行った時。
 
・高2の6月に政子と映画を見に行った時。
 
・高2の6月に晃子と一緒にステージに立った時、及びその事前打ち合わせ。
 

★ケイが持つ女子制服 
・中学の女子制服。中3の11月に絵里花からもらう。実は高校受験にも使った。
 
・「女子高生風の服」と呼んでいるもの。高1の1月に自費購入。模試を受ける時などに使用。大学の事前面接にもこれで行く。
 
・高校の女子制服。高3の卒業式前日に仁恵からもらう。卒業式で着用。
 

★ケイの声域 
大学3年春の時点で、アルトボイスではF3〜C5, ソプラノボイスではC4〜C6で両方合わせるとF3〜C6の2オクターブ半の声域になる。これが「公式見解」の声域だが、実はその下に「バリトンボイス」があって、それも入れると実はG#2〜C6の3オクターブ半の声域がある。しかしバリトンボイスはふだんは封印。
 
 
G#2---Bari---F3---Alto---C4---(Alto/Sop)---C5---Sop---C6 
 
ちなみにテノールの「High-C」はC5, ソプラノの「High-F」はF6。
 
なお、ケイは絶対音感を持たないが代わりに非常に精密な相対音感を持っており、それで逆に、西洋音程でも各種の民謡音程でも歌いこなすことができる。
絶対音感があると、それが邪魔して西洋音程以外で歌うのが苦手な人もしばしばいる。また、ケイはマリの表現では「頭の中にオーケストラを持っている」ので、楽器無しで楽曲をスコア譜に編曲することができる。但し絶対音感無しで書いているので、時々音を勘違いして書いていて、後でmidiに打ち込む段階で直すこともよくあるらしい。
 

■中田政子(芸名:マリ) 
 
歌手・作詞家。UTP常務。
1991年6月17日午前11時18分 長崎県諫早市生れ。△△△大学英文科に進学。
 
ケイのパートナー。ケイとはビアン関係であり、楽曲の共同制作者。
あやめは冷凍保存していたケイの精子を使って産んだ娘。他に父親が異なる3人の子供を産む。
 
本人はバイと主張しているが、どちらかというとビアン寄りで男性との関係はあまり長続きしない傾向がある。花見と3年続いたのは例外的だが、たぶん「お預け」を食わされたままの花見が何とか落とそうと熱心だったため。
花見の前の彼氏とは挿入こそしていないもののかなり濃厚なことをしていた。
花見は最初から急ぎすぎたので「ボタンの掛け違い」が生じてしまった。
 
高2の夏にケイと組んで「ローズ+リリー」という歌手デュオとしてデビュー。
高2の春に父親がタイに転勤になったものの受検勉強に専念したいと言って日本に留まっていたのに、歌手をしていたことがバレて活動休止に追い込まれる。
大学1年の夏に音源制作に参加するだけという形で芸能界に復帰。大学4年生の頃から限定的にライブ活動に復帰、大学卒業とともに完全復活。
 

■須藤美智子(ペンネーム&旧芸名:はらちえみ) 
 
ローズ+リリーとローズクォーツのプロデューサー。UTPの設立者・社長。
 
10代の頃、多人数のアイドルグループ「サンデーシスターズ」に所属。その後、ホテルのラウンジでピアノの弾き語りをしたり、アイドルユニットのプロデュースをしたりしていた。△△社のスタッフをしていた時に冬彦と政子に遭遇。
ローズ+リリーとしてふたりを売り出す。契約の不備を指摘され責任を取って△△社を退職。1年半にわたって冬彦たちとの接触を禁止される。自粛期間にUTP社を設立。ローズ+リリーとの再契約に成功。ローズクォーツ、スターキッズ、など多くのアーティストを世に出す。△△社とは友好関係を保つ。
 

■唐本あやめ 
 
2019年2月3日生まれ。
マリは実母。ケイは遺伝子上の父かつ養母。マリのことは「お母ちゃん」、ケイのことは「ママ」と呼ぶ。正望とは遺伝子上も法的にも親子関係は無いが「パパ」と呼んでいる(正望の健康保険の被扶養者にはなっている)。
なお、もうひとり「お父ちゃん」と呼ぶ人物については後に書く予定。
 
中学生になるのと同時に歌手・ソングライターとしてデビューする。
デビュー当初は「アイリス」の名前を使い、親がマリ&ケイであることを1年間隠し通した。カムアウト後は、歌手名「アイリス」、作詞作曲者名は「唐本あやめ」と使い分けるようになった。
 
ケイによれば「不思議な力を持っている」。実は自分が生まれる前から自分の存在をケイとマリに度々示唆していた。
 
 
・高2の6月にマリは高校生の出産を描いた映画をケイと一緒に見た直後、「A Young Mainden」という曲を作る。3つの単語の最初の音をつなぐと「アヤメ」になっている。
 
・大学1年の夏にケイが3歳のアヤメと彼女を連れたケイ自身の幻影を見る。
 
・大学2年の3月に宮崎に行った時、公園に季節外れのアヤメの花が1輪咲いていた。
 
・マリは妊娠初期に菖蒲がたくさん咲いている池のそばを散歩している夢を見て、この子の名前を「あやめ」にしようと決めた。
 

■木原正望 
 
ケイの将来の夫。高校3年の時の同級生。弁護士志望。
一橋大学法学部に進学。
あやめが「パパ」と呼んで慕う人物。
 

■上島雷太 
 
作詞作曲家。元々は活動停止中のワンティスというバンドの第1KBで作曲担当。
奥さんは元アイドル歌手の吹風茉莉花(芸名:春風アルト)。ワンティスのメンバーである下川(第2KB), 雨村(Sax)と親しい。下川は上島作品の編曲を多く手がけている。
 
 
★上島ファミリー 
 
上島雷太が曲を提供し、プロデュースしているアーティストたち。
山折大二郎, AYA, 百瀬みゆき など。
 

■花見啓介 
 
政子の元婚約者。高校の書道部の先輩。政子と冬子を△△社のバイトに誘った人物で、ローズ+リリー誕生のきっかけを作った人物であると同時に、ふたりの正体を雑誌記者に売って、ローズ+リリーが活動停止に追い込まれるきっかけを作った人物でもある。
 
政子が中2の時に知り合い恋人になり、政子が高2の3月に婚約した。しかし4月に政子をレイプしようとし、8月には冬子をレイプしようとし、また他にも恋人を作っていたことがバレて婚約解消。政子と冬子がローズ+リリーとして活動していた時期にバイト先の女性をレイプして訴えられる。半年ほどの間に3回もレイプ事件(内2回は未遂)を起こしたとんでもない奴。示談して告訴を取り下げてもらったものの、示談金の支払いに苦しんでいた時、ローズ+リリーの正体を雑誌記者に売った。その後3年間の失踪生活を送る。
 

■渡海仁恵 
 
1991年7月18日生まれ。
 
ケイの高1と高3の時の同級生。ケイとマリが「最も仲の良い友人」。
高3の1学期に一度制服を貸して試着させてくれた。また卒業式の前日、予備の制服をくれたので、ケイは卒業式に女子制服を着て出席することができた。千葉大学文学部に進学。
 
大学時代のアパートは琴絵のアパートと近く。仁恵と琴絵がローズ+リリーの「千葉情報」の発信源。子供の頃からエレクトーンを習っていた。
 

■山城琴絵 
 
ケイの高2の時の同級生。科学部で、ケイたちの書道部と同じ化学実験室でクラブ活動をしていて1年の時からふたりと話していた。ケイとマリの「最大の理解者」。
高2の修学旅行では、先生に話を付けてケイを自分達の部屋に泊める。ケイと何度かキスをしており、政子も琴絵と冬子のキスは容認している。千葉大学理学部に進学。
 
自他共に認める音痴で、ポピュラー音楽嫌い。コンサートの類にはほとんど行かない。
 

■美咲絵里花 
 
冬の陸上部の1年先輩で副部長。家はケーキ屋さん。高1の頃まで自宅で冬彦に女装をさせていた。中学の制服を冬に譲る。高2の時インターハイで優勝。
冬が高2(絵里花が高3)の時に家が引っ越したので、その後は関わりが薄れた。
大学卒業後、地方のラジオ局のアナウンサーとなり、ローズ+リリーの番組を担当することになる。
 
 

■前村貞子 
 
冬の中学の陸上部の仲間。同学年。冬が2年の秋で陸上部をやめてしまったため副部長を引き受けることになる。中学時代の冬の最も大事な親友。高校は異なってしまったが、年に数度は会っていた。
 
 

■川口美枝 
 
冬の中学の陸上部の仲間。同学年。高2の春頃までは、絵里花・貞子ともども、冬とけっこう関わりがあった。
 

■山吹若葉 
 
冬の小学6年の時の同級生。中学の陸上部の仲間。高校入学以前の冬の実態を見ている数少ない人物のひとり。高校時代は水泳部に1年間在籍。高校は冬と異なったが、大学は冬と同じ△△△大学となる。ただし理学部。大学に入ってからメイド喫茶でバイトを始めた。そのメイド喫茶のチーフである工藤和実はMTFで「クロスロード」の物語で冬たちと関わることになる。「トワイライト」
の世界と「夏の日の想い出」の世界をつなぐ存在。
 
 

■松山貴昭 
 
政子の高2の時の同級生。修学旅行の時に冬子とキスをした。冬子のことは、その性別は認識した上で女子として扱ってくれていた。阪大に進学。距離は離れたものの、大阪に移動する前に佐野君経由で冬子と携帯のアドレスを交換。時々連絡を取り合っている。
 
 

■佐野敏春 
 
高2,高3の時の冬子の同級生。性別関係無く冬子と付き合ってくれる。冬子がいつもブラを付けていることに最初に気付いた男子クラスメイト。冬子の携帯に古くから登録されている数少ない男性の友人のひとり。最初は慶応大学に進学する、などと聞いていたのだが、入学金の振込期限が3月2日なのを知らなかった、などというあり得ない話で(友人全員から「アホか?」と言われていた)、結局、国立の後期日程で合格していた東工大に進学した。
 
 

■川上青葉 
 
MTFの霊能者。1997年5月22日3時17分埼玉県大宮市生まれ。岩手県大船渡市で育つ。震災で両親・祖父母・姉を一気に失う。ボランティアで被災地を訪れた千葉の大学生、桃香と千里に保護され、現在は桃香の母が後見人となって、富山県高岡市在住。一ノ関在住の鈴江彪志は双方の保護者にも公認された恋人。
 
物心付く頃から霊的な力を発達させており「気を操る」達人で、小学5年生の時に自力で睾丸機能を停止させ女性ホルモンを活性化させてバストを発達させ、女性型の体型に自らを変化させていった。中2の時ついに睾丸が自然消滅。
 
4オクターブの声域を持ち、中学のコーラス部で活躍する。冬子とはお互いに発声法や歌い方で教え合っている。冬子のヒーリングをして体内のシステムを女性型に調整した。
 
本来は別のシリーズの主人公であるが、こちらへは度々カメオ出演。
 
 

■その他特に特記すべき人 
 
▲唐本萌依 冬子の姉 
▲直哉 政子の恋人。大学2年の9月頃から2月頃まで付き合う。
 
 

■UTP(宇都宮プロジェクト)関係者 
 
▲社員 松島花枝,桜川悠子 
 

▲ローズ+リリー(RL, Rose + Lily) 
 
マリとケイのユニット。歌唱デュオとして活動する時はローズ+リリー名義。
楽曲の作詞作曲家としてはマリ&ケイの名義。ふたりはUTPの専務・常務でもある。
なお、ローズ+リリーのリーダーはマリである。
 
高校時代に歌手デュオとしてデビューしたのだが、大学に入った後、2010年以降はどちらかというと、ソングライター・音楽プロデューサーとしての活動の方が大きくなっていく。これはマリがステージに立って歌うことに消極的になってしまったからである。マリのステージへの復活は2012年頃から少しずつ始まり、2014年に完全復活する。但し2018〜2024年は出産のため度々ステージ活動を休養。
 
高校時代のふたりの音楽は、なかなか実らない恋のもどかしさを女の子の立場から歌った曲が多く、そのため、彼女たちのファンは半分以上を中高生女子が占めていた。ふつうなら女性歌手デュオは男性ファンが多く付くのだが、ふたりがマイナーなプロダクションから出たため、イメージ戦略がアバウトで、マリとケイの個性をそのまま出すことができたのが、結果的には人気爆発の要因となった。
 
大学生になってから、歌詞の内容は、やや積極的かつエロティックになってきているが、ふたりの音楽制作技術が向上したこともあり、ファン層は以前のファン層がそのまま持ち上がるだけでなく、中高生から30代まで広い層に支持されるようになってきている。
 
 

★ローズ+リリー制作委員会 
 
ケイが個人的にそう呼んでいるものだが、★★レコードの町添部長、○○プロの浦中部長、△△社の津田社長、UTP社長の須藤美智子、作曲家の上島雷太の5人のこと。ローズ+リリーやローズクォーツのコンセプト・方向性は基本的にこの5人の総意によって決められている(美智子の謹慎中は津田・浦中も遠慮していたので、町添と上島の2人で決めていた)。中心となっているのは町添部長で、部長は##プロの長谷川と並ぶ、マリ&ケイの理解者である。上島は、自分の「ファミリー」の歌手にも、またこの年代の女性デュオにはふつうは渡せないような実験的な曲を渡して、結果的にふたりの可能性を広げている。
 
 
ローズ+リリーの音楽が「突き抜けている」のは、マリのぶっ飛んだセンスに加えて、上島もそういう非常識な曲を渡しているからである。なお、マリが過激な歌詞を書くのにふたりの音楽がパンクやヘビメタなどにならないのはケイがとてもおとなしい、素直な曲を書くからである。ケイの曲は概して耳に残りやすく、つい鼻歌で歌ってしまいがちである。
 
 

▲ローズクォーツ(RQ, Rose Quarts) 
 
ケイをボーカルとするバンド。ケイは結果的にローズクォーツとローズ+リリーを掛け持ちしている。メンバーはマキ(B), サト(Drs,KB), タカ(Gt),ケイ(Vo,KB)。
なお「クォーツ」は「水晶(quartz)」ではなく「4分の1(quart)」の複数形。
ローズクォーツのリーダーは初期の頃、曖昧であった。このネタはその内書く予定。
 
2011年夏からマリがボーカルとして音源制作のみに参加し、また2012年の年初からヤス(KB)が音源制作・ライブでサポートとして入るのが定着し、このふたりは準メンバーに近い存在になっていく。2011年秋から始めたFMの番組でレパートリーが広く何でも演奏できることが広く知られたため、各地のイベントや音楽番組などでの演奏を頼まれたり、歌手のレコーディングに付き合う機会が増え、それがむしろ活動の中心になっていく。
 

▲スターキッズ(SK, Star Kids) 
 
近藤嶺児(Gt)と宝珠七星(Sx,Fl)を中心(共同リーダー)とするバンド。偶然にもローズ+リリーの伴奏を務める機会が多く、結果的に実質的なバックバンド的存在になっていく。CDではインストゥルメンタル曲が多いが、ボーカルが入る場合は、メジャーデビュー以降は宝珠が歌うことが多い。本来のメインボーカルは近藤だった筈である。
 
楽曲はケイがほとんど書いているが(クレジットは作曲:マリ&ケイ)、近藤・宝珠・鷹野の作品もアルバムには含まれる。メンバーは近藤と宝珠の他に、鷹野(B,Vn) 酒向(Drs,Tp) 月丘(KB)。
 

★サポートミュージシャンたち 
 
・小林(Gt) 『その時』と『恋座流星群』の録音に参加 
・松村(Vn) 『After 2 years』『恋座流星群』の録音に参加 
・太田(KB) 『After 2 years』『春を待つ』『RQP1』の録音に参加, 2012年2月のツアーに参加。太田はその後ローズクォーツの準メンバーのようになっていく。
 
 

■△△社 
 
須藤美智子が務めていた音楽制作会社。社長は津田。
 
社員 甲斐涼香,野口美鈴,遠藤,森下など 
 

▲ピューリーズ(ユウ/ミレ/ノコ, Purelies) 
 
△△社の看板アーティスト。ローズ+リリーが突然活動停止した直後、代役を務めたのを機にブレイクした。実質的なプロデューサーは堂崎隼人。リーダーはユウだが、固定のリードボーカルはおらず、曲によってリードボーカルを交替する(リードボーカルがセンターに立つ)スタイルで残りの2人はコーラス。
「purelies」は副詞の「purely(純粋に)」を無理矢理複数形にしたもの。
 
 

▲スリファーズ(春奈/彩夏/千秋, thurifers) 
 
ピューリーズの妹分で、楽曲はマリ&ケイが提供している。リーダーでリードボーカル・ソプラノの春奈はMTFで3オクターブの声域と絶対音感を持つ。小学3年の時から女の子の服を着て学校に出て行くようになり、中学入学と同時に女性ホルモンの摂取を始めたので、声変わりをしていない(というのが公式見解だが、実は小5の時から密かに女性ホルモンを飲んでいた)。ケイは青葉と春奈のことを「現代のカストラート」と呼んでいる。
 
 
残り2人は天然女性だが、彩夏がメゾソプラノ、千秋はアルトで、3人の声が美しいハーモニーになる編曲をしている。「thurifer」とは「香炉を持つ者」
の意味。ピューリーズが「香油」のイメージなので、それを支えている者という意味合いで付けられた。
 
 

▲ELFILIES (エルフィリーズ) 
 
女性4人の歌手ユニット。リーダーはハルカ。ローズ+リリーがメジャーデビューした時のイベントでマリとケイを励ましてくれた。売れない日々が続いていたが△△社に移籍後、初ヒットを記録する。
 

■ケイとマリの高校時代の友人たち 
 
▲谷繁太郎 書道部でケイたちの2つ上。部長を務めた。
 
▲村沢静香 書道部でケイたちの1つ上。部長を務めた。谷繁と恋人になる。
 
▲理桜 ケイの同級生で書道部の部長を務めた。ケイが仁恵・琴絵の次くらいに親しい友人。
 
▲圭子 ケイと同学年。理桜の親友。書道部では理桜と圭子はセットになることが多い。
 
▲翠 書道部でケイたちの1つ下。部長を務めた。
 
▲風花 コーラス部でケイと同学年。部長を務めた。卒業後も色々交流がある。音楽大学に進学。
 
▲秋山紀美香 ケイの高1と高2の時の同級生。早い時期から冬子を女子とみなしていたひとり。
 
 

■ケイとマリの大学時代の友人たち 
 
▲小春 英文科の友人。入学式の日にケイ・マリと意気投合した。長崎県大村市出身。
 
▲南野博美 英文科の友人。大学1年の時にケイ・マリと親しくなった。
 
▲川北礼美 ケイが高3の夏休みに自動車学校に通った時に知り合った友人。ケイたちと一緒に勉強して△△△英文科に進学。
 
 

■★★レコード 
 
ローズ+リリー、ローズクォーツのCDを出しているレコード会社。
 
 
▲町添部長 ローズ+リリーのデビュー以来、マリとケイに目をかけている。
 
▲秋月 ローズ+リリーの初代担当者。女性。高2の10月から高3の3月まで担当した。
 
▲南 ローズ+リリーの2代目担当者,ローズクォーツの初代担当者。男性。2010年6月から2012年3月まで担当。
 
▲氷川 ローズ+リリー,ローズクォーツ,スリファーズの担当者。女性。2012年4月から担当。
 
▲加藤課長 町添部長の部下。秋月たちの上司。
 
▲その他の所属者 高山さん、吾妻さん。
 

■その他アーティストたち 
 
▲リリーフラワーズ 
 
ドタキャンの達人。彼女たちが突然失踪したことから、政子と冬子はその代役としてステージに立ち、ローズ+リリーの活動が始まった。当時の後見人は元フォーク歌手の吉住尚人。
 
 

▲スイート・ヴァニラズ (Sweet Vanillas) 
 
人気ガールズバンド。メンバーはElise,Carol,Susan,Minie,Londa。
マネージャーの河合奈津子(旧芸名:みやえいこ)は須藤美智子と昔同じアイドルグループ「サンデーシスターズ」に居た。スイート・ヴァニラズというバンド名の由来は、名前を考えていた時にバニラ・アイスクリームを食べていたから。またエストニアのガールズバンド「Vanilla Ninja」も意識している。
 

▲スカイヤーズ (Skyers) 
 
若手実力派のバンド。メンバーはPow-eru,BunBun,YamYam,Chou-ya。
Chou-yaはスターキッズの近藤と昔同じバンドにいた。
 
 
バンド名の由来は、名前を考えていた時に、BunBunが福引きを引いたらスカで「スカって嫌だな」と発言したことから「スカイヤ」→「スカイヤーズ」となった。Skyers というスペルはマネージャー兼プロデューサーの飯倉が考えた。
 

▲リュークガールズ (Ryuku Girls) 
 
アイドルグループ。以前はテレビのバラエティなどに出ていたが、現在は埼玉のデパートで定演しているほかは、観光地や温泉街、遊園地などでイベントをこなしている。低予算・低報酬で安定運用中。
 

▲スリーピーマイス (Sleepy Mice) 
 
顔を明かしていない女性歌手トリオ。メンバーはエルシー,レイシー,ティリー。
 
 
「スリーピーマイス」とはネズミの親戚「ヤマネ(眠りネズミ)」の意味で、メンバーの名前は「不思議の国のアリス」に出てくるヤマネが語る物語に出てくる三姉妹の名前から取られている。この三姉妹の名前は作者のルイス・キャロルが憧れていた(リアルの)アリスとその姉妹の名前をベースにしていて、スリーピーマイスのリーダーであるレイシー(Lacie)はアリス(Alice)のアナグラムになっている。
 

▲スーパー・ピンク・シロップ(Super Pink Syrup 略称SPS) 
 
新進のガールズバンド。KBの美優は冬子とエレクトーン教室で一緒のクラスであった。
 
 
名前は実は元々「SPSって格好良くない?」などとメンバー同士で話していて略称を先に決めて、後付けで super pink syrup というのを考えた。
 

▲パラコンズ 
 
大阪を中心に活動している女性歌手デュオ。メンバーは、くっく・のんの。
くっくはケイの「公式見解」では、ケイのファーストキスの相手。
 
 

▲AYA 
 
元々は3人の女性ユニットで、あおい、ゆみ、あすか、の3人のイニシャルを取ってA-Y-Aだったが、あおいとあすかがデビュー直前に辞めてしまい、ゆみだけが残った。当初は「AYAのゆみ」さん、などと呼ばれていたものの「AYA」
がまるでそのまま人名のようなので、いつしか「AYA」さんと呼ばれるようになってしまった。「ゆみちゃん」と呼ぶのは、ケイたちのようにごく親しい人や、かなり熱心なファンに限られる。
 
 

▲晃子 
 
絵里花の高校の先輩で歌手。ケイはローズ+リリーを始める以前に「恵子」の名前で、1度は彼女の代役で、1度は彼女と一緒に、歌謡ショーのステージに立っている。後に引退して北海道旭川市に移住。
 
 

■その他企業名・団体名 
 
○○プロ △△社と友好関係にある大手芸能プロ。浦中部長が実質的な運営者。
 
◇◇テレビ 東京のテレビ局(キー局)。響原部長は上島ファミリーの世話人格。
 
##プロ 長谷川はローズ+リリーの理解者でSPSの担当者。
 
◎◎レコード SPSやELFILIESのCDを出している所。担当は林葉。
 
△△△大学 ケイ、マリ、和実、梓、若葉が通学している大学。多数のキャンバスがあるが、文学部と理学部のキャンパスは、いづれも新宿区にあるらしい。
 
 

 
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