【ジョイの診察室・新婚夫婦】(1)
カインドリー・ジョイはその日最初の患者を診察室に入れた。
28歳くらいの男性である。この病院に男性の患者というのは珍しい。
「どうなさいました?」
「私は3年前にとても美しい女性と知り合い恋をしてこのたび結婚したのですが、結婚して初めて彼女が実は肉体的には男性であったことを知りました。結婚前はどうしてもセックスを嫌がっていたので、結婚まで大事にしておきたいのかなと思っていたのですが。。。とはいっても私は妻のことが好きなので、別れるのは嫌だし、でも私は同性愛の趣味もないので男性の身体の妻とはセックスしたくないのです。わたしはどうしたら良いのでしょう」
「そうですね。でしたら、奥さんを本当の女性にしてあげましょう」
「そんなことができるんですか?」
「簡単な手術で女性に変えることができます」
「もしかしてチンコ切るんですか?」
「もちろんおちんちんは取りますし、タマタマも取りますし、ちゃんとヴァギナも作りますよ」
「ヴァギナができるんですか!」
「ヴァギナがあれば、奥さんとセックスできますよね」
「できます!」
「だったら、今度奥さんを連れていらしてください」
それで次回その男性は奥さんを連れて来院した。物凄い美人で、ジョイはこんな人が男に生まれてきたのは絶対何かの間違いだと思った。彼女は女性になる手術を受けることに合意したので、即手術をおこなった。
全身麻酔を掛け、醜い男性器を全て除去。代わりに美しい女性器を形成してあげた。
手術後の股間を見た本人も夫もいたく感激し、これでセックスできるねと喜んでいた。ふたりはその後、仲睦まじくやっていますといって毎年クリスマス・カードを送って来てくれる。
【ジョイの診察室・新婚夫婦】(1)